いつかニルヴァーナで

いつかニルヴァーナで

小説・文芸
990円 (税込)

4pt

4.4

あなたは、罪を犯したことがありますか? そして、その罪を今でも後悔していますか? 早坂千弦はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使と名乗るその人物は、千弦が二十七歳で死んだという……『レゾンデートルの祈り』の著者の新たなる地平。人間の罪と死に、深く真摯に向き合った祈りと再生の物語。 今村翔吾さんプロデュース、「秘境の文筆家」(宮崎県椎葉村)プロジェクトから生まれた第一弾、魂がうち震える長篇小説。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    角川春樹事務所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハルキ文庫
  • タイトル
    :
    いつかニルヴァーナで
  • タイトルID
    :
    2175041
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

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いつかニルヴァーナで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死後の世界という重いものの中でも、読む手を止められなかったのは、きっと自分にも通ずるものがあったからなのでしょうか。人は生まれた時からなんならかの罪を犯している。その罪は一体どうなるのか、自分自身で消化できるものなのか、誰かと消化していくものなのか。死ぬ時は誰もわからないから、今を精一杯、でも無理はしないよう大事にしたいことを大事にして生きていこうと心にじんわり広がった一冊でした。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    久し振りに没頭する作品と出会いました。
    高野和明さんの『幽霊人命救助隊』が好きな方は、是非オススメしたい一冊です♪

    ■勝手に予告編
    真っ白な広い空間にぽつりと、仰向けに倒れた男性が一人。

    見知らぬ場所に戸惑い始めた男性の前に、純白の衣をまとった女性が現れる。

    「うわっ……だ、誰……すか」

    女性は、自分が神の使いである神使(シンシ)なる存在であること、これから四十九日の間、男性に修行が課されることを淡々と告げる。

    男性は半信半疑に思う一方で、十分すぎるほどの心当たりがあった。自分はもう、死んでいるのだと…。神使に導かれ、男性は修行への白い扉を開けた。

    「貴方の来世がより良くなることを祈願して。行ってらっしゃい、早坂千弦さん」(p28)


    ■読後の感想
    早坂千弦という一人の男性の死後四十九日を随伴する作品でしたが、描かれているテーマはとても重厚で、多くの人が共感できる内容だと思います。

    フィクションでありながら、どこか現実味を感じさせる世界観が作品に没入しやすいポイントであり、重厚なテーマを個性的で魅力的なキャラクターを置くことで、硬くなりすぎないように工夫されているなと感じます。

    なぜか書店で積極的に売り出していないのが勿体ないのですが、読みやすさもメッセージ性も満足度高い作品だったと私は感じたので、これから人気が出ることを祈願しています(^o^)

    0
    2026年03月01日

    Posted by ブクログ

    あなたは今まで犯した罪を覚えていますか?
    自分だけじゃないと思ってついついやってしまった小さな罪、相手の為と思って優しさのつもりで吐いた嘘、いけないことは重々承知のうえでそうせざるを得ない状況にまで追い込まれて不本意ながら犯した他人には言えないような大きな罪。
    人はときに、つらく苦しい正しさを選ぶなら、仕方なかったんだと楽に感じられる間違いを選んでしまうこともあります。
    そして、それらの積み重ねであなたが来世で生きる世界は地獄だと言われたら、その因果を受け入れられますか。

    道かもしれないし、これから歩むかもしれない道かもしれない。
    他人の罪を知ること、そしてそれを赦すこと、正すことは、今までの自分の罪を振り返り、次の前向きな一歩を踏み出すことに繋がるんだと思いました。
    今、誰かが犯している罪は、今まで自分が歩いてきた
    自省の果てに、必要以上に己を縛り付けている罪悪感から解放される日を信じて。

    表紙がイラストが素敵だなと思って読み始めたら、読後はそのイラスト以上の価値を感じられるのでぜひ皆さん読んでほしいです。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    アイドル、死後の世界、気になる!!くらいの軽い読み始めとは打って変わって、罪とは、生死とは、命とは、なんだろうと考えさせられる作品だった。
    人を殺したから、ものを盗んだから、自ら命を絶ったから。たしかにどれも罪で、疑いようもなかったことのはずなのに、じゃあ環境がかわったら?考え方が変わったら?罪を犯すことで、救われる"なにか"を見出してしまったら?
    今まで自分の中にあった常識や正しいと思うことが、一定の条件が揃ったら覆される可能性もあって、そのとき自分がどう感じてどう動けるのか、そんな自問自答をずっと繰り返しながら読み進められた。

    私はまだ人間界で生きているのに、魂の修行を続けているような、そんな感覚。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    罪の重さ、罪への感情に正解も絶対もないんだなと思った。
    誰もが裁かれない程度の罪を犯したことがあるはず。本来重く裁かれるはずの罪も背景によっては世間的な赦しがあったり、自分が犯した罪に見合わない傲慢な人も、逆に自分を思い詰めすぎる人もいて、それが当然なんだろう。
    もちろん罪は犯さないのが1番だけれども、自分や他人の罪と向き合うことや、その時何を感じるかがどれほど難しいことなのか考えさせられた。

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    個人的にすごく好きな作品だと思いました。
    死んだら天地中界へ、と始まる。ラノベには良くあるけど一般文芸としては珍しい始まり方だなと気になりながら読みはじました。

    主人公の千弦は地獄界から来世を変えるために、魂の修行を行い始める。
    来世を変えるため、だったけれど修行を通して自分の過去や自分の犯した罪に向き合う千弦。
    なんで自分が地獄界なんだよ、と思っていたけれど自分がそこに行くことになった理由に気づいていく。
    物語を通して、どちらかと言えば悲壮感のある内容。けれど、瑠璃香の明るさによって爽やかさが出て読みやすいと感じました。

    そして本作を読んだ多くの人は好きになる場面だと思いますが、p.302で3頭の鹿が千弦に寄ってくる。鹿たちは千弦の家族ではないか?そう言われた千弦の気持ちを思うと胸にぐっとくるものがありました。そうして最後、現れる鴉は千弦の生まれ変わりなのでしょうか。彼は二つあげて畜生道へ、そして鴉になり一頭の鹿に会いにきた。
    最初は家族に会いにきたのかと思ったのですが、この鹿は神使となった瑠璃香なのか?そう考えましたが実際のところはどうなのでしょうか。気になります。
    すごく読みやすいけれど、胸に残る素敵な作品だと思いました。

    0
    2026年04月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラノベっぽいなと思ったら、ラノベ出身の著者だった。
    いや、ラノベ軽く見てるわけではないけど苦笑。
    なんならつい最近、カクヨムで書籍化されてるラノベが思いの外面白くて読破したし。元々ラノベから読書好きになってるし。
    『罪』とはなんぞや?
    本書を読んで思い浮かべたのが先日読んだ『ラブカは静かに弓を持つ/安壇美緒 著』
    『正しい』ことが『正しい』のか?
    ラブカだと優しい人たちが幽霊たちに裁かれまくるんだな。苦笑。
    作中でも言っていたけど、『善』も『悪』も結局は人が作ったルールではないか。
    「時代が違えばきっとこの殺しは仇討ちとして讃えられるべき行為だっただろう」
    だからといって、これが認められることとは言わないが。
    『どうあっても超えてはならない一線』というのがある。
    それが『ルール』だろう。
    ショージのセリフ「誰かが犯そうとしている罪を鏡にして、自分が犯した罪と向き合って、人の罪を阻止するに足る器を持てるように修行してるか?」
    人のふり見て我がふり直せとはよく言ったものだ。
    わざわざ難解な漢字を使っていたり表現使っていたりとラノベだなあ、wと思うところもあったが、すごく救いのある物語だったと思う。
    ぜひ、アニメでも実写でもいいので、映画で観てみたい。

    0
    2026年06月12日

いつかニルヴァーナで の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    角川春樹事務所
  • 掲載誌・レーベル
    :
    ハルキ文庫
  • タイトル
    :
    いつかニルヴァーナで
  • タイトルID
    :
    2175041
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年02月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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