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近い将来、地球温暖化対策で多くの自動車規制が始まる。欧米ではガソリンエンジンの新車販売の禁止、中国は国内の新車販売をすべて環境適応車に変更する。このような世界情勢を前にしても、日本政府は既存産業への配慮と圧力から有効な手立てを打てない。経産省の自動車課に籍を置く瀬戸崎は焦りを募らせる。このままでは、日本の自動車関連就業人口534万人のうち多くが路頭に迷う可能性がある……。時代を予言する作品を数多く刊行してきた著者が、日本経済に警鐘を鳴らす禁断の小説。待望の文庫化!
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Posted by ブクログ
2030年、自動車業界はどうなってるだろう。主人公の経産省官僚はEVに舵を切るべきと主張。 果たして日本はガソリンエンジンを捨てられるか。小説とは言え考えさせられる。
危機に臨んでも今一つ感度が鈍かったり、現状に固執する社会に立ち向かう若手官僚・・という図式は、堺屋太一『油断』を思い出す。
欧州をはじめとする多くの国が、2030年以降に販売される全ての自動車をEV(電気自動車)に置き換えるという方針を打ち出したところから物語は始まる。 コロナ禍を乗り越えた世界で、人類の課題は二酸化炭素排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルである。その鍵となるのが電気自動車(EV)であり、都市のス...続きを読むーパーシティ化である。 ハイブリッド車を含むガソリン車から、モーターのみで駆動するEVに移り変わることによる大規模な自動車産業の方向転換は、自動車関連産業で働く人のみならずガソリンを扱う石油産業など多くの産業に影響を与えることが予想される。 世界の自動車産業がEVへの転換を目指す2030年を節目に、自動車関連だけでなく、あらゆる業界がカーボンニュートラルに向けた取り組みを加速させていく流れになると感じた。 蓄電池と燃料電池の違いすらわからない状態から読みはじめたが、そういった技術的な事もわかりやすく説明してあり読みやすかった。 かつての石炭が環境負荷を理由により環境への影響が少ない石油や化石燃料に置き換わっていったように、新たなエネルギーへの移行が急激に進むという世界的な流れが想像できて勉強になった。
この作者、いつもテーマは面白いし、理系的視点で物語を描くので興味深いんだけど、具体的にどこがどうとは言い難いのだけど、なにか詰めが甘くて突っ込みたくなるんだよねぇ。 この作品もそう。中国の野心と、それに対抗しようとする日本を描いているのだけど、なぜだか中国の動向は全く描かれず、日本の描写だけ。物語...続きを読むとしては、広がりに欠けるんだよねぇ。 物語の結末が、ちょっと乱暴というところは置いておいたとしても、そういう物語の進め方については、もうちょっとどうにかならんのかと思う。
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