寺地はるなの作品一覧
「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「夜更けのおつまみ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「夜更けのおつまみ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
雨が降っている日、なんとなく浮かない気分でいると、薄日が差してきた······。そんな気分になれた一冊でした。
雨がモチーフの本だったら、青や水色の表紙の色を思い浮かべますが、この本の表紙の色はピンク色。傘の花が咲いたかわいい表紙で、この小説にぴったりです。
第一話では「雨が降ったら傘を差せ」という言葉に。第二話では、一人で生きていく秘訣に。第三話では、続けることが必ずしもいいことではないこと、逆に続けることで救われることがあることに共感しました。第四話では苑美の気持ちが手に取るように分かり、泣けました。第五話では、無視する権利に首肯しました。
わかば洋傘店のスノさんと太志くん親子のさり
Posted by ブクログ
洋傘店が舞台なんて読んだ事がなかったし、専門店にも入った事もないので、どんな話かワクワクした。わかば洋傘店には雨傘、日傘はもちろん、レインポンチョや長靴なども扱っている。ガチャガチャもあるなんて楽しそう。
ウチには子供がいないので「みつほとクリームソーダ」のみつほの気持ちがよく分かる。妹に対して“私とあなたの幸せの種類が違うだけ”と思うシーンとか、そうそう!と頷いてしまった。
スノさんが芸人にいった“しんどい時に『やめる』という傘をさすのは、そんなに悪いことやろか。”という言葉も好き。
「ソノミー、テルミー」も違う道を選んだ2人が、それぞれを認めてあっていて素敵な関係だと思う。
大志とスノ
Posted by ブクログ
久々になってしまった、寺地はるな。本作も寺地はるならしい、「普通」じゃないから生きづらい人たちに視線を向けて、それでも幸せに生きようとする姿を描く。
他人の作ったものが食べれない高校生冬真、体重を増やすことに極度の恐怖心を持つ社会人紗里の2人の視点を交互に配置して物語は進行する。冬真の同級生時枝君、その妹の弓歌、紗里がマッチングサイトを通じて出会った水田さん…みんな色々な生きづらさを抱えていても一所懸命生きていて、優しい。
その言動一つ一つが丁寧に思いをもって描かれていて、腑に落ちる。世の中には社会正義の皮をかぶった悪意や偏見や扇動に溢れているけど、そんなものに意識を向けず、自分の大切な人