寺地はるなの作品一覧
「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「わたしたちに翼はいらない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「わたしたちに翼はいらない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
やはり寺地はるなさんの作品好きです。
察するとか気持ちを汲んであげるとか、そういう事はとても大事ですが、私は正直面倒に感じます。言うべきことを言葉で伝えられれば、本来それで十分なはずではないかと。
だけどそれだとまわりに嫌われたり勘違いされてしまう。言える時と言えない時があるし、言ってはいけない時もある。察してあげないといけない時もある。よく分かる。でもその加減が難しいし、自分の判断が正しいのかも全く分からない。
「目の前にあるものは、ちゃんと見えるからいい。見えるものを私は見たい。」という三葉の言葉にとても共感しました。見えないものを大事にするのは、ほんとうに大変だなと思います 。
それで
Posted by ブクログ
寺地さん、初。難しい言い回しはなく、肩が凝らない文体。心のつぶやきがちょっとしたコラムのような感じで読みやすい。たまに特徴のある表現があって、飽きなかった。
重々しくない語り口だけれど、心が刺激されてズシッとくる文章がそれはそれはたくさんあった。私の心の中にもある感覚だなあと頷いたり、わかってはいるけれどできていないことをストレートに言われてグッサリきたり。珍しくいくつもメモっちゃった。
主人公の椿は自分をきちんと持っていて、流されない。思考停止することなく、物事の大事な部分をちゃんと見ることができる。でもそれができるというのは逆に、平均的な人とは少しずれた感覚ってことになるんだろう。
Posted by ブクログ
顔をあげて前を向いてみようかな、一歩踏み出してみようかなって思えるような言葉がたくさん詰め込まれてる、言葉の宝箱?のような…
一生大事に持っていたい、自分にとってお守りのような大切な1冊になりました!
好きなセリフや文章はたくさんあるんですが、いちばん刺さったところはP168の最後から2行、ひとりで生きるのもひとりで死ぬのも、ちっとも不幸なことじゃない。です。
私はひとりが好きなので、特に刺さりました。
小塚さんが叔母さんをかわいそうだって言う人たちに対してちょっともやもやしつつ、いやでも人の幸せに対する考え方はそれぞれだしなあ、とか、私が悩んでも仕方ないんですが…
すごく考えてしまいました