寺地はるなの作品一覧
「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「明日町こんぺいとう商店街」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
ー思いを乗せた舟はガラスの海を渡るー
美しい装丁に心惹かれ、この本を読み始めた。
祖父の四十九日をきっかけにガラス工房を引き継ぐことになった兄の道と妹の羽衣子の10年間の物語。初めは分かり合えなかった2人だったが、ガラス作りやその過程での様々な人との出会いを通じて、次第に相手のことを受け入れられるようになっていく。
作中で道が、「あと最近、自分以外の人間も、それと同じやと思うことにした。そしたら、他人と話すのが嫌じゃなくなった。他人の感情って、天候なんかと同じやなって。ぼくがコントロールできるものではない、という意味では。雨が降ったら傘さすみたいに対処すればええんやと思うようになった」と話す。
Posted by ブクログ
安西の気持ちわかるなぁ。
むしろ安西の方に近いかもしれない。
安西は碧のために頑張っていてもがいていたのに、楽しそうな碧からは『自分のために頑張ってる』って言われたら…ショックかも…
他人の顔色を伺って生きていたし、受け身で自分の居場所を見つけようと動いたことなんてないかも。
例え恋人でも周りの人がうまくいくのが嫌な気持ちはわかる…。
主人公、偉いと思う。
自分だったら多分クロエさんとうまくやれていない。
苦しい経験があるから人のことを考えられるんだね。
引っ越し後の電話の後からラストまで碧の両親が出てこないところが、『親子は他人だ』という考えを表しているように思った。
ここで居場所を見つけ