寺地はるなの作品一覧
「寺地はるな」の「紙魚の手帖」「読楽」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
とても良かったです。
食とセクシャリティに不自由を抱える人たちが関わり合いながら自分の居場所を掴み取っていく物語。
高校生の冬真くんと社会人女性の紗里さんの視点が一編ずつ交互に入れ替わって物語が進みます。
冬真くんたちのお話が好きですが、紗里さんと似た食への不自由を持っている身としては紗里さんに共感しながら読みました。
最後2編は泣きました。
メインの登場人物含めクラスメイトや職場の同僚なども、間違うことはあってもみんな優しくていい人たちです。
自分の正義が誰かを傷つけることもあること。気をつけていても難しいなと思いました。
個人的にはブロマンスが好きなので、そういった目線でも楽
Posted by ブクログ
暗い夜道、その中を歩く人たち。
誰かが一緒だと心強い。
でも、その誰かが増えていくと、
小さな温もりも増えると同時に
小さなモヤモヤも増えていく。
仲間がいてくれることは嬉しい。
でも、その喜びは、いつも仲間と同じ
温度や形ではない。
小さなモヤモヤと、ぶつかりながら
少しずつ逃げずに対峙していく主人公。
相手に投げかけた想いは、
自分の思い通りに返ってくるわけではない。
それでも、出会えたことで
モヤモヤも心強さも、悲しみも喜びも
いろんなものが得られる。
人は出会ったら、別れていく。
かつて、仲間だったみんな、
元気かな。
そんな懐かしく、恋しい気持ちになれた。
後半は、泣きっ
Posted by ブクログ
映画を観たあと、原作も読んだ。
映画はやっぱり景色がきれいだったし、同世代のわたしにとって、家の中の様子や小道具が懐かしかった。
役者さんの丁寧な演技や方言もよかったなあ。
小説では、映画で省略された事情や考えていたことなどが細かいところまで分かったので、読んでよかった。
家族であっても、愛せない、理解できないこともあって当たり前で、それでも、存在を認めてかかわる、そんな形でもいいんだと思うと気持ちが楽になりました。
小説から抜粋
「役に立たないものがごくあたりまえに存在をゆるされる世界は、なんと豊かなのだろう。」
本が大好きなわたしにとって、強く心に響いた。
この平和な世界がこれからも続