タイムマシンに乗れないぼくたち

タイムマシンに乗れないぼくたち

小説・文芸
800円 (税込)

4pt

愛され度200%! 大人気著者初の短篇集

商店街で働く南優香は、いまよりほんの少し愉快に生きるためのライフハックを思いつく。今日から私、殺し屋になる――(「コードネームは保留」)。
博物館の片隅で現実逃避に余念のないサラリーマンと小学生。つい悩みを吐露し合ってしまった二人の本当の願いは……(表題作)。
読むほどに心が楽になる、7つの物語。
解説・森川すいめい

目次
(1)コードネームは保留
(2)タイムマシンに乗れないぼくたち
(3)灯台
(4)夢の女
(5)深く息を吸って、
(6)口笛
(7)対岸の叔父

単行本 2022年2月 文藝春秋刊
文庫版 2025年2月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    タイムマシンに乗れないぼくたち
  • タイトルID
    :
    1787570
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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タイムマシンに乗れないぼくたち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    **コードネームは保留**
    殺し屋になりきって生活することで、日々の寂しさや辛いことから自分を守っている会社員。
    殺し屋なら、ひとりでおにぎりを食べて寂しいなんて思わない。そんな女性が好きになった同僚を想って発した言葉。

    > P42
    でも、好きな人にどうあってほしいか、ということならばすぐに答えられる。
    **「好きな人に、ちょっといい枕で眠ってほしいとよく思います」**
    >

    **タイムマシンに乗れないぼくたち**
    学校、家、友人関係…いろいろなことで悩む小学6年生のボク。博物館で出会ったおじさんとはなし、時間を共有することで少しの安らぎと、勇気をもらう。
    タイムマシンには乗れなくても、恐竜に会いに行けなくても、逃げたり近づいたり、なにもしなかったりできるんだ。

    ●結婚と価値観
    > P64
    違った「のに」結婚して、違った「から」離婚する。
    >

    ●いろいろ、あるよね
    小さいことも、大きいことも、誰にだって「いろいろ」ある。何かイヤなことがあった。もっと人に優しくしたい。相手が嫌だと思ってしまう自分が嫌だ。そんな気持ちがいっぱいになった時、よくわからないままに泣いてしまう。

    ●だいじな人
    > P72
    「ねえ、だいじな人って、たまにやっかいだよね」
    「やっかいで、だいじだ」
    >

    **灯台**
    物言わぬ灯台。近くにいても害はないからなんでも言える、むしろ温かい光で照らしてくれる。本気じゃないから甘い言葉もかけられる。だってその人たちにとって本当に大切な人は他にいるのだから。そこでは本音は押し殺す。

    優しい人。相談しやすい。一緒にいたい。なんでも話せちゃう。
    「ちょうどいい第三者」の間違いじゃないのか

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

    この本の中には7作品ある。家族(家庭)や学校に焦点が当てられている作品が多い気がした。家族や学校に対する不満が書かれた、どうせつまらない終わり方になるだろうと考えていた。しかし、読んでみると、どの作品を読み終わった後も心地が良かった。各作品の長さもちょうど良かった。普段、解説は読まないことが多いが、この作品は解説まで素晴らしかった。

    0
    2026年01月18日

    Posted by ブクログ

    妄想し自分はここに居る誰とも似ていない。同じ属性じゃないと感じ、それに合わせた設定を作って生きていく。
    そんな主人公の孤独や生きにくさを感じ切なくなりました。
    100人に愛されなくてもいい。たった1人理解し合える存在がいることがどれだけ幸せなのか、どれだけ心強い事か気づかせてくれるお話でした。

    SNSで多くの目に晒される今、数で物事を捉えてしまうが、本質を見失ってはいけないと思いました。
    今私を知り私を好きだと思ってくら人をまずは知って大切にしていきたい。

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    2025/07/19
    寺地さんの小説は読んでて心が温かくなるものばかりで、この小説もその一つだと思います。
    7作の短編が収録されていてそれぞれが独立した話で読みやすい内容になっています。
    それぞれに言及はしませんが、設定もそれぞれの作品で異なっていて、その中に特有のユニークさとか人間らしいちょっと難しい部分とか色々な描写が盛り込まれています。
    タイトルの内容は二つ目に収録されている話で出てきますが、どういうことなんだ?と思いながら読むのも面白いのかなと感じました。

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    「店長、フレディマーキュリーさんからお電話です」のセリフにふふっと笑った。
    マレオさんのような生き方がうらやましい。周りに左右されることなく、個を貫くスタイル。きっとストレスとも無縁なんだろう。いや、マレオさんにもマレオさんにしか分からない悩みがあるかもしれないけど。
    ときどき肩の力を抜いていこう…と言い聞かせても、今日も気を遣いまくって疲弊する自分の姿が思い浮かぶ。でもちょっとした合間にこういう本を手に取って深呼吸できたらいいな。
    そういえば寺地はるなさんの本、お初でした!

    0
    2025年07月07日

    Posted by ブクログ

    生きづらさを感じながらも懸命に生きる人たちの物語を描いた短編小説集。

    表題作の中の「だいじな人って、たまにやっかいだよね」という言葉が心に残った。

    「口笛」という作品からは、女のしあわせって何だろうと考える時間をもらった。

    他には「夢の女」も印象に残った。

    0
    2025年06月29日

    Posted by ブクログ

    本の帯にある「さみしさに、ほっとする」というフレーズに惹かれて購入。
    短編集だから毎日少しずつ…と思っていたのに、気づいたら一気読みしていた。

    各短編の書き出し。気になる…と、わくわくした。

    作中には、時々、突如パワーワードが出てきて、クスッと笑わされる感じも好き。

    どのお話も、なんとなく、さみしい。そのさみしさは、決して否定的なさみしさではない。さみしさのなかで、自分を読み解き、受け入れ、他者に優しい人たち。
    集団の暴力性について。人間関係における感情がリアルに丁寧に描いてあるので、そういったシーンを読むと心がきゅっとなった。
    いろんな生き方がある。そのことが粛々と描いてあり、どの生き方も尊い。


    0
    2025年06月03日

    Posted by ブクログ

    登場人物たちの“現実”を思うと、胸が痛くなることもしばしば…
    なんてことなく言った言葉、言われた言葉は簡単に刃にも、縋れるものにもなる。
    寺地はるなさんの物語は、現実を包み隠さずドロドロに澱んだ部分もまっさら真っ白な部分も表現されていて、私もきちんと現実を見ることができている気持ちになる。苦しくもあるけど、読まずにはいられない一冊。

    0
    2025年03月29日

    Posted by ブクログ

    小学校から様々な助けてもらいたい場面がありました。私も彼らは宇宙人なんだ、と思っていたかもしれません。先輩からパンを6個食べさられた時にも、毅然とした態度は全く取れませんでした。助けてくれたのは、自分自身の唯一強靭な消化管でした。

    0
    2025年02月23日

    Posted by ブクログ

    よかったです。
    誰しもが人生で感じたことがあるであろうモヤモヤを言語化してくれているような物語でした。
    最後にほんのり心が温かくなる短編集です。

    0
    2026年05月29日

タイムマシンに乗れないぼくたち の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    タイムマシンに乗れないぼくたち
  • タイトルID
    :
    1787570
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2025年02月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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