大人は泣かないと思っていた

大人は泣かないと思っていた

627円 (税込)

3pt

時田翼32歳、農協勤務。九州の田舎町で、大酒呑みの父と二人で暮らしている。趣味は休日の菓子作りだが、父は「男のくせに」といつも不機嫌だ。そんな翼の日常が、真夜中の庭に現れた“ゆず泥棒”との出会いで動き出し……(「大人は泣かないと思っていた」)。恋愛や結婚、家族の「あるべき形」に傷つけられてきた大人たちが、もう一度、自分の足で歩き出す──色とりどりの涙が織りなす連作短編集。

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大人は泣かないと思っていた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    7編の連作短編は、どれも大きな事件が起こるわけではない。でも、どの登場人物からもそれぞれの心の揺らぎが伝わってきて、誰もが一生懸命いろんなことを考え、悩みながら生きているんだな、と実感させられる。
    周囲の目とか、かくあるべきとされる固定観念とか、生きる中で自分を縛ろうとするものは沢山あるけれど、自分

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれて読みました。
    本当に子供の頃は、大人は当たり前に
    泣かないと思ってました。
    でも、それは勘違いだなと思う
    大人の方が感情的になってしまうことが
    あると思う…
    読んでみて改めて思いました。

    登場人物みんなが豊かな人生を
    歩めますように(*˘ᵕ˘*).。.:*☆

    0
    2025年06月25日

    Posted by ブクログ

    田舎の固定概念に従ってきた人たち、その固定概念に苦しめられてきた人たち、その固定概念を無くそうとする人。それぞれの登場人物が「学び」「気付き」「後悔」を通じて、少しずつ成長していく物語。

    0
    2025年04月24日

    Posted by ブクログ

    この作品は、題名からして前から気になっていた。自身としても小さい頃に周りの大人たちを見ると物怖じせずに悩みなんて一つもないように思えていた。何に対しても完璧にできるんだと思い込んでいた。今回この作品を読んで、大人になっても悩み事はあり試練に立ち向かわないといけないことがあることを思い知らされた。大人

    0
    2025年03月07日

    購入済み

    大好きな作家さんです

    寺地はるなさんの小説が好きでこちらも購入しました。
    全て繋がった物語ですが、短編集のような形になっておりサクサク読み進めることが出来ました。
    たくさんの人の目線で書かれており、それぞれの人生や価値観を考えては泣き、を繰り返していたのでとても読み応えを感じました。
    寺地はるなさんの暖かいお話が大好きで

    0
    2022年02月28日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんは「水を縫う」に続いて2作目でした。不思議な力のあるお話だと感じました。
    登場人物それぞれの人生が何処か力が抜けたような語り口で描かれていますが、ところどころですっと腹落ちして前向きになれるフレーズがあったり、分かってはいるんたけど中々言えないようなフレーズがあったり、自分もこんな考え

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    良かった。
    じれったいけど、当事者はそんなもんかも。
    私から見たら、20代も30代も、同じくらい若いけどね。

    この作家さんの作品の中では、上位な印象だった。
    表現的には中学生でも問題はないけど、主人公の葛藤や心の揺れは理解できないかもね。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    あとがきにも書かれていた通り、寺地はるなさんの視点がフェアであることがとても好み

    女だから〜、男だから〜、というのは全く必要なくて、その人そのものをみて理解することが大切なんだと思う

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの本を読むのは2冊目。
    前回の「水を縫う」でも感じだけど、本作でも登場人物たちが誰も“善悪”で描かれていないことに感心した。
    誰かの生き方を絶賛するでもなく、誰かの価値観を否定するでもなく、「その人はそう生きている」という事実として丁寧に描かれている。

    最初は「嫌な人だな」と思う登場

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    物語に大きな起伏がなくて、ほっこりする話だけれど、主人公の父親が病気になった時とか、所々にグサっと刺さるような場面がありました。

    主人公の男性が穏やかで優しくて、若いけれど達観しているようなところがあって、好感が持てます。

    田舎の閉塞感、男尊女卑など重苦しい空気がある中で、親友の鉄腕の単純な明る

    0
    2025年08月17日

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