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カフェの店長として忙しく働く清瀬は、恋人の松木とすれ違いが続いている。関係がこじれた原因は彼の「隠し事」にあると思っていた。そんなある日、松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。入院中の松木の家を訪れ、彼が隠していたノートを見つけた清瀬は、すれ違いの「本当の理由」を知ることになり――。‶当たり前〟に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。 解説:瀧井朝世
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Posted by ブクログ
自分が生活の中でふと思うことを書いてある。 日常の中で「〜であって欲しい」と思うことは多々転がっているのではないかとかんじた。
めちゃくちゃよかったです。人間味がすごく感じられて、言葉にできない学びがあったように思います。いい意味で、道徳の教科書に載っていそうな小説です。それにしては長すぎますが(笑) しかし、小説としては253ページと短く、3日間でサクッと読めました。読書を始めたてだ、なんて人にもおすすめできます。実際私も...続きを読む読書初心者で、こちらが4冊目でした。寺地はるなさんの小説はまだこれしか読んでいませんが、調べると好評の作品をたくさん書かれているようで。今後寺地さんの本を読むのが楽しみです。
忙しい仕事中にはなかなか難しい。ただ、家庭での接し方には、著しく、一過性にかもしれませんが、良い影響を与えてくれました。ちょうど苦しくて窒息しそうな時に読んだからか。
少しずつ読み進めていたけれど、終盤からの展開が面白くて一気に読み進めてしまった。 他者との関わりや障害への理解の難しさを掘り下げながら展開される物語。主人公が恋人の抱える秘密を追っていく過程は価値観の違いや共感・理解の難しさを丁寧に描いていると感じた。 発達障害への理解が広がった現代だからこそ、...続きを読む「知っている」ことで生まれる余計な配慮や先入観が、当事者を苦しめてしまう側面もあるのではないかと思う。
2023年の本屋大賞ノミネート作だったらしい。 どこらがそこまで良いのかはよくわからないけれど、私はなんとか読み終わったなぁという感想。松木くんが意識を取り戻すまでが長くて単調に感じられてしまったのと、樹くんが意識戻ったらしばらくして松木の意識が戻ったのが現実的ではないように感じたのと(医者なので仕...続きを読む方ない)、最初「清瀬」が男だと勘違いして読み進めて、え?婚約者?は??男同士で結婚?いや良いんだけど、そもそも唐突に恋人出てきたな、いや男性同士で誰もつっこまない世界??ってなって、あら女の人でしたかなんてやってたので、最初から物語に入れなかったためかと思われる。 女性男性名は分かりやすくして欲しいなと思った。 清瀬はオシャレなカフェの雇われ店長だが、3月のある日恋人の松木が喧嘩して倒れ、病院に運ばれた。喧嘩していた相手は小学校からの友達の樹で、ふたりとも意識不明のままだ。清瀬は最近、喧嘩をして松木と会っていなかった。なので、何が起こったのかわからない。 1月に遡る。松木は樹の恋についてきかされていた。樹の働く弁当屋に弁当を買いにくる天音さんに恋をしたらしい。近くの公園で会った時に、樹は文通して欲しいと天音に言われるが、樹は識字障害だった。樹は松木に字を教えて欲しいと頼まれる。 7月になっても松木は意識不明のままだった。清瀬は篠ちゃんとカフェに出かけた。刑事さんがやってくるというので、清瀬のうちに2人で帰る。実は殴りあっていたわけではなく、天音さんの同棲していた男に殴られていたことがわかった。そしてその男は清瀬の店に来て清瀬を同定していたことがわかる。気をつけてと刑事に言われるが、何を気をつければいいのだろう。
本屋大賞ノミネートぶりなので、3年ぶり。 当時読んだ時よりも更に深く刺さったな〜 そして前も思ったけど、読んでよかった本当に。 これを読んで、まったく他人の話だ、自分には関係ないって思う人は居ないんじゃないかな? 一度読んでいるはずなのに、 この3年でやっぱり意識から遠ざかってたことが多々。 改めて...続きを読む自分は"川のほとりに立つ者"だと思うし あああ反省だ、反省だぁぁと思いながら読んでた。 あと良い人、嫌な人の話。 全面的に「良い」人ってのは絶対居ないよなと共感、、、絶対「良い」人になりきれないと現実突きつけられてる。 でも自分以外の誰かの、明日が良い日になりますようにと祈ることはできる。 好きな本だな〜寺地はるなさんの作品読みたい!
人と接するときの考え方について改めて見つめ直すキッカケとなるような内容だと思う。自分も気をつけようと思っていることだが、それでもどこかに思い込みや決めつけを抱いて人とコミュニケーションをとっているのかもしれない。難しい、とても。 だから本作の諸々も難しく感じ、理解しようと頭を悩ませていたのだと思う。...続きを読む 僕は水底に沈む石の数を知り得ない。知ろうともしていない?もしかして川のほとりにすら立てていない?まずはそこから。 ちょっとずつでも考え方を変えようと思いました。 また感化されてる。でも、きっとまた読もう。
タイトルだけ見てもどんな話かよく分からなかったけど、読み終わってみると、とても深く心に刺さるタイトルだった。泣けるお話ではないけれど、人はそれぞれ抱えているものが違うし、表面だけで判断するす流のは違うよなあ、と感じさせられた。 単純な自分の思い込みだけで理解したような気になるのも、良かれと思ってや...続きを読むったことも、「受う入れられるべき」と感じている自分がいたと気づいて反省した。そういう「分かりやすい」物語を好んでいるのは間違いないけれど、手を差し伸べられた側が必ずしも「受け入れなければならない」ことはないいんだよなあ。なんだか、スッキリするようなものではないけれど、人はそれぞれ。それを突きつけられて、驚いた。こんな形の小説もあるのだなあ。本屋対象ノミネート作品だけど、やはり、書店員さんが選ぶだけあって、新たな視点の物語が発掘できて、良かった。 主人公の清瀬とその元恋人(?)の松木が中心のお話。松木の誠実さと優しさがある人間性が好きになった。色々嫌な感じの登場人物も出てくるけど、それも含めて、とても尊いお話でした。良書。また読み返したい。
目に見えてるものだけが全てじゃない一方で目に見えてるものだけで判断しないといけないという葛藤を感じた。難しい
帯の内容から、優しくて心が癒されるような内容かと想像していたが、全く違った。 『川のほとりに立つ者は』 読み進めるにつれ、徐々にタイトルの意味が分かる。 川のほとりに立つ者は、 水底に沈む石の数を知り得ない。 分かりやすく軽快な心理描写ではないが、誰しも思い当たる節がある人の心の裏表、そし...続きを読むて他人を理解することの難しさが、誠実に丁寧に描かれていた。 ミステリー要素もあるので、先が気になりながら読み進められるのもよかった。 読後、他人を理解することの難しさを、改めて考えさせられる。 先ずは気付き、幅広く知ること。 知ったつもりではなく、理解して想像すること。 なかなか実生活で意識するのも難しい・・・ 明確な正解を出さないラストは、読者に答えを考える機会を与えてくれる。 人との距離のとり方や付き合い方に悩む人も、全く悩んでいない人も、読めば必ずドキッと思い当たる場面があると思う。 人の心の裏表を鋭く描いた作品だった。 余談だが、某局の「あすがよくなりますように(通称:アスヨク)」が私は好きだ。 本作でも何度か出てくるフレーズだが、こんな風に祈る気持ちがあれば、川のほとりに立っていても人の心に寄り添うきっかけになると思う。
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川のほとりに立つ者は
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寺地はるな
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