ガラスの海を渡る舟

ガラスの海を渡る舟

小説・文芸
1,500円 (税込)

7pt

大阪の心斎橋からほど近いエリアにある「空堀商店街」。そこには、兄妹二人が営むガラス工房があった。兄の道は幼い頃から落ち着きがなく、コミュニケーションが苦手で、「みんな」に協調したり、他人の気持ちに共感したりすることができない。妹の羽衣子は、道とは対照的に、コミュニケーションが得意で何事もそつなくこなせるが、突出した「何か」がなく、自分の個性を見つけられずにいる。正反対の性格である二人は互いに苦手意識を抱いていて、祖父の遺言で共に工房を引き継ぐことになってからも、衝突が絶えなかった。そんなガラス工房に、ある客からの変わった依頼が舞い込む。それは、「ガラスの骨壺が欲しい」というもので――。『水を縫う』『大人は泣かないと思っていた』の寺地はるなが放つ、新たな感動作! 相容れない兄妹ふたりが過ごした、愛おしい10年間を描く傑作長編。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    ガラスの海を渡る舟
  • タイトルID
    :
    1014119
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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ガラスの海を渡る舟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ガラスの骨壷、いいなと思う。
    そこにあることが、思い出を繋ぎ止めるということは確実にある。それは、写真であっても骨壷であっても、何を遺しておきたいかという残された側の意思だ。
    才能とかセンスとか、それは好みの問題だと言えるとこと言えないとこがあるけど、羽衣子に好みの問題だと言ってくれたのは、正しく必要な言葉で、普通がよくわからないのと同じように、正解もよくわからないということなのだと感じる。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    朝ドラを見るような…すごく大きな起伏があるわけでもないけれど、でも登場人物の感情が細やかに描かれていて、よい読後感で終われる本。
    中学生くらいからの学生さんにもおすすめ。

    0
    2026年08月09日

    Posted by ブクログ

    オーディオブックで

    ガラスの骨壷 作ろうか…

    父の骨をなんとかしなくては
    これは どこかからの声なのだわ
    どうしたらいいかずっと決められずにいたけれど

    発達障害とかと言われる人は
    差別されているような 区別されているような
    時には優遇されているような

    自分にないものを他人に見つけると焦る
    それが欲しいものだっとしたら

    0
    2026年08月02日

    Posted by ブクログ

    家族のやるせなさありがたさあたたかさ、家族が他者と関わることをどう受け取るか行動するか、その時の思い、いろんな大切なものが詰まっている物語でした

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    自分の感情、他人の感情と
    分けて考えれるようになりました。
    本を読んで主人公のきもちに影響されたり
    いろいろな他人の気持ちに影響されがちでしたが、それを自分の生活に持ち込まないようにできる考え方をこの本で学べました。
    内容としてもすごく、心に残ることが多かったです。

    0
    2026年06月12日

    Posted by ブクログ

    ソノガラス工房で働く兄と妹、道と羽衣子の 20年にわたる物語。同じ時期の出来事と思いが道と羽衣子、それぞれの立場から語られる。

    多分発達障がいであろう道の特別感を羨む羽衣子の気持ちが、共に仕事をするようになってから起きる出来事で変わっていく。道は、具体的に言われないとわからない自分から少しずつ変わっていく。

    2人の祖父の死でお互いの気持ちをぶつけ合ったところから徐々にお互いを認めあうようになるのだが、大切な人の死を受けいれていくのに、頑張って前を向く必要はないという言葉。力をもらえた。「泣かないでとか、いつまでも泣くなとか言うのは弱いから。泣いているのを受け止める体力がないから。」道の言葉がとても響いた。誰1人として同じ人はいないのだから、普通とか特別とかはないという道の言葉もすとんと心に入っていった。

    大切な人の死を経験して、初めてわかることは本当に多い。それぞれのやり方で自分を慰めればいいと言ってもらえた気がした。ガラスの骨壺は、とても素敵だと思う。忘れたくなくても忘れてしまうのが人なのだけれど、忘れたくないという思いを大切に生きていきたいなと思った。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    『曖昧な表現でなく具体的に話す』というのをなるほどなと思い意識してやってみてる。伝える側の少しの心がけでスマートに理解が深まる気がする。
    ガラスの骨壷、少し調べてみたらすごく可愛らしくて綺麗だった。知らないことを知ることができる。本ってすごい。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    まさに寺地ワールドでした。お母さんや葉山さんも含めた器用ではない主人公たちがとても優しくて好きでした。脇役ではお父さんについては少し素っ気なかった印象ですが、指導係の工房のご夫婦や対立軸のおじさん一家も含めそれぞれがちゃんと役割を果たして存在感を出していました。時々読むのを立ち止まって目を瞑って思いに耽りながら読みました。まぶたの裏側で綺麗なガラスがキラキラと輝いているような本でした。

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    『人間は自分の都合にあわせて物事の善し悪しを決める』
    『そうだったらいいという願望を都合よく真実と思い込むのはずるい』
    『ひとりひとり違うという状態が『ふつう』であり、『みんな同じ』は不自然』

    0
    2026年09月22日

    Posted by ブクログ

    しみじみと伝わる言葉

    兄はある意味泰然と
    妹は求めてやまない愛と甘やかし

    それでも見捨てず、認め合えて良かった

    私も妹なので、100%意のままにならない親に愛に飢えていたかも
    しょうがないね、人間だもの

    0
    2026年09月17日

ガラスの海を渡る舟 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    PHP研究所
  • タイトル
    :
    ガラスの海を渡る舟
  • タイトルID
    :
    1014119
  • ページ数
    :
    256ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年09月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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