文春文庫 - 新刊(1ヶ月以内)の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
-
表の顔は腕の良い仕立職人、裏の顔は達人に仕込まれた剣術で悪を成敗する「地獄への案内人」。仕立屋お竜の活躍を描く痛快時代小説開幕! 第一話は、いたいけな少女・おしんがお竜と名を変えて「地獄への案内人」の道を歩むまでが描かれます。幼い頃に父からDVを受けてきたおしんは、母と家を逃げ出すが、その母も過労で亡くなり天涯孤独の身に。母親の薬代のためにつくった借金を抱えたおしんだが、親切顔で近づいてきたやくざの林助に騙され、盗品の運び屋や、美人局の片棒を担がされるなど、悪の道にひきづりこまれてしまいます。 とあることがきっかけで、武芸の達人・北条佐兵衛に助けられて自由の身となったおしんは、天賦の才があったのか、達人から教えてもらった武術を乾いた砂が水を吸うようにわがものにしてゆきます。「お前の才能は、お前のように困っている女性のために使うのだ」という師匠の言葉を胸に、師匠の紹介で仕立屋「鶴屋」から仕事をもらうようになります。そしてお竜と名を変えて、女をいたぶる悪人を退治することを決意。そんなある日、因縁の男と再会することになって……。 お竜の庇護者となる仕立屋の主・鶴屋孫兵衛、鶴屋の碁敵で謎のご隠居・文左衛門、そして鶴屋の用心棒で、ちょっととぼけた吉岡流剣術の使い手・井出勝之助など、お竜の脇を固める登場人物たちも魅力たっぷり。そして何よりの読みどころは、お竜の艶やかさと痛快アクションシーンです!
-
京都を舞台に忘れえぬ時を描く直木賞受賞作 万城目学、ホルモー・シリーズ以来の青春京都小説にして、 第170回直木賞受賞作!! 八月の京都の暑さに勝てる者などいない。 すべての者は平等に、ただ敗者となるのみ――。 四回生の夏休み。 彼女にフラれて京都に取り残された大学生がひとり。 京都の暑い暑い夏。絶望的なほどに粘っこい空気のなか、朽木が自転車を漕いでいるのは、五回生の友人・多聞に焼き肉を奢ってもらうためだ。 ようやくありついた焼肉。 しかし多聞は、なぜかおもむろに野球の話をはじめる。 話が妙なほうへ転がり出したのを感じていると、 多聞は、朽木に貸した三万円のことを持ち出した。 「タダより高いものはないのだよ、朽木君」 送り火の季節、こうして謎の草野球大会「たまひで杯」に巻き込まれることになり……。 (「八月の御所グラウンド」) 十二月に開催される全国高校女子駅伝。 今回は走ることはないと思っていた一年生の坂東だったが、先輩の体調不良で急遽アンカーを走ることに。 しかし、坂東は絶望的なまでの方向音痴なのだった。 (「十二月の都大路上下(カケ)ル」) 京都で起きた幻のような出会いは、じんわり優しく、少し切ない。 心の奥底に火をともす、奇跡のような二編の青春小説。 単行本 2023年8月 文藝春秋刊 文庫版 2026年8月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
あでやかな大正浪漫・ラブファンタジー 私たちが、ヴァンパイアから帝都を守ります―― 退魔士一族に生まれついた侯爵令嬢の椿輝と百合香。 帝都で立て続けに起きている怪事件を受けて、ふたりは事件究明に乗り出すことに。 霞ヶ関中心で広がる被害。 敵はこの国の中枢を狙っている――? 被害に遭った令嬢、そして、狙われる大臣たちに共通点はあるのか。 相次ぐ事件の狙いとは一体……? 女だてらに剣を振るい、凛と吸血鬼に立ち向かう椿輝と百合香の絆。 ふたりを陰に日向に支える謎の美青年・柊哉や美しきダンピールの睦月たちが見せる焦がれるようなまなざし。 大正初期の帝都を舞台に、それぞれの想いと宿命が絡み合う波乱万丈の物語がいま開幕します!
-
あくなき好奇心、行動力。美味しさを求めて 【ピカリと閃いたら、即、実行! 工夫とアイディア満載の食のエッセイ!】 ・昭和の道具「卵カッター」がすごいのは、●●●までやってのけるところ。 (⇒答えは本文に!) ・カドがとれたお酢サマが、しゃきしゃきのもやし炒めの味を高め、箸が止まらない…。 ・これがあるだけで安心「元気玉」の超簡単レシピ! (「納豆+梅干し+ごま+ちりめんじゃこ+紫蘇の実+刻み昆布+海苔」を丼に入れ、しつこくぐるぐるかき回す!) ・いつも切らさないようにしている栄養満点の野菜は? ・湿気た海苔を見事に救済する方法。 あまりに夏が暑くて炎天の下、ピカリと閃いた。 干物を作ってみようか。 いざ、魚を開いて干したそのお味は…? 切り干し大根の実力に信頼を寄せ、卵カッターの有能さに驚く。 キッチンでは庭で育てたレモングラスを料理に活用、 叩きレンコンの素揚げを愛す。 アイデア満載、好奇心と行動力が抜群の食のエッセイ! 【解説・島田雅彦--飢餓の時代前夜の賢い食卓】
-
最もダークで強い「陰陽師」、登場! 鬼と化した母親。地獄に連れて行かれた男。妖に追われる若い女。 鬼や怪異に遭遇した者に、その老人は「お困りのようじゃな」と手を差し伸べる――。権力者を嫌い、狡猾かつ奇想天外な方法で鬼たちを退け、時に安倍晴明(あべのせいめい)と酒を酌み交わす。「陰陽師」シリーズ史上、最もダークな孤高の陰陽師・蘆屋道満(あしやどうまん)の魅力が詰まった短篇集!
-
幸福は自分で見つけにいく。95歳の人生論 【2026年度後期NHK連続テレビ小説「ブラッサム」で注目】 石橋静河主演、作・櫻井剛、出演に渡部篤郎、国仲涼子、松本穂香、八嶋智人、工藤阿須加、金子大地らを迎える同作は、山口県岩国に生まれ、明治・大正・昭和・平成を駆け抜けた作家・宇野千代をモデルにした物語です。 本書はドラマの原作ではなく、モデル本人が95歳で語った言葉を読む文春文庫版。 『おはん』『色ざんげ』『生きて行く私』で知られる女性作家・宇野千代は、作家としてだけでなく、雑誌「スタイル」の創刊、きもののデザインなどでも活躍しました。雪の日にはだしで学校へ行かされた少女時代、作家としての出発、尾崎士郎や東郷青児らとの恋、4度の離婚、2度の破産、3度の大病、借金、倒産、老い。波乱に満ちた人生を歩みながら、彼女は一度も自分を不幸な人間だと思わなかったと語ります。 幸福は遠くにあるものでも、人が運んでくるものでもない。どんな境遇にも、自分で見つけにいくもの。別れの悲しみにひたらず、化粧をして表へ出る。おしゃれを忘れず、仕事を愉しみ、人の長所を見つけ、老いてなお恋を語る。その言葉は、きれいごとの慰めではなく、人生の底をくぐった人の生活術として響きます。 朝ドラ「ブラッサム」で宇野千代に関心を持った人に、最初にすすめたい一冊。恋、仕事、おしゃれ、老い、幸福、女の一生、生き方を本人の声で読む、明るく骨太な宇野千代入門。 解説=黒柳徹子
-
競馬を愛してやまない著者が贈る夢の物語 途絶えさせない、名馬の血筋は――。 直木賞受賞作『少年と犬』の著者最新文庫! 引退間際の崖っぷち競走馬が繋ぐ、愛とロマンの痛快作。 【あらすじ】 亡き兄が遺した競馬バーを営む葵。 ある日競馬場で、芦毛の馬・ウララペツに一目惚れにも似た感情を抱く。しかし、名高い血筋を引くにもかかわらず、戦績の振るわないウララペツは処分されてしまいそうに。葵は、自ら馬主になり、ウララペツを種牡馬にする覚悟を決めるが……。 単行本 2023年10月 文藝春秋刊 文庫版 2026年8月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
またも英国より本格ミステリ登場! 再読して「どうしてこれに気づかなかったのか」とあとで膝を叩くことになるのは必至である。自信を持って本格ミステリファンにお薦めしたい作品だ。──千街晶之(解説より) 150年前の惨劇。連続見立て殺人。廃墟と化した館。大胆な手がかりと伏線。 まるで新本格ミステリのような謎解きの愉悦。 イギリスのミステリ通が選ぶFingerprint賞受賞作。ほか2つの英国ミステリ・フェスで最優秀作品賞候補に。ホロヴィッツ、クレイヴン、タートン、ハレットら英国ネオ本格ミステリの系譜に新たに名を連ねたウィリアム・ハッセー。そのアクロバットをご覧あれ。 刑事として抜群の推理力で知られたジェリコは、容疑者とのトラブルで職を失い、無為な日々を送っていた。そんな彼に奇妙な歴史家から依頼が届く。150年前に起きた旅芸人一座の溺死事件に見立てた連続殺人が進行中であり、その真相を調べてほしいというのだ。ジェリコは刑事時代のメンターからの叱咤激励を受けながら、この怪事件に挑むが…… 何もかもが奇妙で、グロテスクで、人工的な事件。その狙いは何か? そして犯人は? イギリス本格ミステリの新シリーズ第一作。
-
“色”で江戸の難題、解決します。 累計32万部突破「居酒屋ぜんや」シリーズの坂井希久子、 文庫オリジナル、新シリーズ始動! 江戸時代は、洗練された美意識と、繊細な色彩感覚が頂点に達した時代でした。 もしも、江戸にカラーコーディネーターがいたら……? お彩の父親は腕のいい摺師でしたが、火事で視力も、仕事場も失ってしまいます。 盲いた父の面倒を見ながら貧乏長屋で暮らしているお彩。 婚約者との縁談も流れ、粗末な木綿の着物に身を包んでいますが、お彩には、天性の鋭い色彩感覚があるのでした。 そこに目をつけたのが、謎の京男、右近。 一本気なお彩に邪険のされながらも、懲りずにまとわりつく右近は、お彩に次々と色に関する難題を持ち込みます。 そして、“江戸のカラーコーディネーター”、お彩の活躍が始まります! 着物や芸能にも詳しい坂井さんならではのエピソードや、 色や柄にまつわる知識も満載。 例えば鼠色だけでも、これだけ種類があるのか!と驚かされます。 ※ お彩はお蔦の顔と見比べながら、帳面をめくっていく。 白鼠、銀鼠、藤鼠、湊鼠、錆青磁、柳鼠──。(中略) 「あっ!」 唐突に、記憶の糸が張り詰めた。 一枚の錦絵がするすると、脳裏に引き出されてくる。(本文より) ※ 新作菓子の意匠から花魁の仕掛けの図案まで、豊かな色彩溢れる江戸のカラーコーディネーターとして活躍するお彩の人情物語。
-
高校一年、夏。ぼくは彼と、恋に落ちた 高校一年の夏。地方の高校に転校したぼくは、あの教室で忍に出会った。 恋愛小説の名手が初めて描く、少年と少年の、強くやわらかな愛の軌跡。 血の繋がらない母・美佐子さんと暮らすぼく。 実の母も、父も、いつの間にかどこかへ行ってしまった。 ぼくは男で、男が好きだ。 新しい高校にも、どうやら馴染めそうにない。 学校なんて、卒業してしまえばそれまでなのだからと、ぼくは“空気のように”過ごそうと決めた。 しかし、ふと触れ合ったクラスの優等生、忍の指先の体温が、ゆっくりと確かにぼくの中に広がっていく。 いつしか互いへの思いを募らせてゆく二人の少年。 しかし学校の教室という閉ざされた場所では、思うように過ごすことは難しく――。 「出会わなければ、自分は自分のままでいられたんだ。出会わなければ、いつまでも本当の自分を隠して、普通の人として生きていけた」 それでも、共にいたいと願う二人の少年と、それを見守るいくつもの眼差しを丁寧に描いた、孤独と愛の物語。 解説=鈴掛真 単行本 2024年1月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
作家になった原点は『アンネの日記』だった 「作家としての原点に『アンネの日記』があるからこそ、わたしは書き続けられるのだと確信している」--小川洋子 「一生の間に、『アンネの日記』と出会えたことは、本当に幸せ」と語る著者が、この本の魅力をあますところなく紹介する。 【文庫版書き下ろし、オリジナルのフォト多数追加! 図解がたっぷり。】 \世界中の学校で必読図書/ 「これほどリアルな少女の声が胸に響く文学を他に知らない」(著者) 第二次世界大戦下、ユダヤ人の少女アンネが隠れ家で書いた『アンネの日記』は戦後、大ベストセラーとなり「世界記憶遺産」にも認定。 将来への夢、大人への不満、性への憧れなどが綴られたこの本が、なぜ人々の心をそこまで掴むのか。アンネとの出会いが作家になった原点と語る著者が、その魅力に迫る。 文庫版オリジナルページを大幅追加!
-
切なさに余韻が残る江戸市井の男と女の物語 「よろず相談屋繁盛記」シリーズで大人気の野口卓が、 満を持して書き下ろす、待望の時代小説・新シリーズ! 江戸の町に生きる男と女の、切ない出会いと別れを細やかに紡ぎます。 両国で川開きの花火が上がった夜、料理屋の奉公人・民恵は、初めて船遊山を楽しむ。 その時出会った桔梗屋の若旦那が、三月後に驚くべき申し出をしてくるとは思いもせずに。 (「船遊山」) 元岡っ引の与助は呑み屋「しのぶ」の女将が、二十年前に取り逃がした盗賊の一味ではないか、 と疑い、客として足しげく通う。ある日、ときどき見かける老人が声をかけてきて……。(「悔やむ男」) 浅草寺の四万六千日さまの功徳日に、若い夫婦が子供の小さな手を握りしめながら 語った、十二年前の出来事。 (「四万六千日さま」) 腕はいいが寡黙でしょっちゅう女房に逃げられていた金彫師・伊佐は、頼まれ仕事で根付も造っていたが、それが思わぬ評判を呼び……。(「仏の顔」) 出会い、すれ違い、別れる――。 せつなくも温かい、“運命”を描く四編。
-
気鋭の歴史学者がひも解く 中世日本人の赤裸々な日常と非日常 600年ほど前の日本。"中世"と呼ばれた時代に人々は、どのように日常を送り、命をつないだのか。 暴力や呪術の支配に一定の折り合いをつけ、いまへとつながる文化が生まれた室町時代。 気鋭の歴史学者である著者が、現代社会と遠い日々を往復しながら、平易なことばで綴る歴史エッセイ、待望の文庫化です。 巻末には、米澤穂信さんとの特別対談を収録。 単行本 2024年5月 『室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」』文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 改題・文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
「あなたを女王にするため、わたしはここに呼ばれました」―― 圧倒的な筆力でWEBを騒然とさせた伝説の大河ロマン、待望の再書籍化! 【あらすじ】 小国デルリゲイリアの花街で娼婦に化粧を施す化粧師として働くダイ。そんなダイの下にある日、貴族の遣いと称する男がやってくる。 彼は、自らが仕えるミズウィーリ家の令嬢専属の職人として、ダイを迎えたいと申し出る。 男の狙いは、今まさに行われている女王選でその令嬢を勝たせることだった。 ※この電子書籍はKADOKAWAビーズログ文庫版「女王の化粧師」(全4巻)を3巻分に再編集・加筆修正を施した文春文庫版を底本としています。
-
なぜ、人は争わねばならないのか 弘安四年、夏。博多湾に蒙古軍14万の艨艟(もうどう)が押し寄せた。 日本史上最大の国難――元寇。 そのとき石築地(防塁)の外、波打ち際にあえて陣を張った若き武士がいた。 伊予の没落御家人・河野六郎通有である。 かつて名門として知られた河野家は、いまや一族骨肉の争いに沈み、再興の道は遠い。 伯父と当主の座を争う六郎が、奴隷市で買い受けたのが、西域から流れてきた少女・令那と、高麗から連れてこられた青年・繁だった。 言葉も、信じる神も、肌の色も違う三人。 それでも伊予の家で、血のつながらぬ者たちは奇妙にひとつの「家」を築いていく。 血を分けた一族とは争い、血のつながらぬ相手と心を通わせる――その日々の先に、海の彼方から異形の艦隊が現れる。 河野家は寡兵で、博多湾の砂浜に陣を据えた。 身を守る石築地の「外」に。 退路を断つかのようなその構えは、後世「河野の後築地」と呼ばれ、史実に名を残す。 六郎はなぜ、あえて防塁の外へ出たのか。 神風が吹く、その前に、彼は何を守ろうとしたのか。 家か。国か。それとも、共に生きる者たちの命か。 『塞王の楯』『イクサガミ』の今村翔吾が、元寇、鎌倉時代、博多湾、海戦、異文化との共生を壮大なスケールで描く歴史小説。 「別冊文藝春秋」連載時から話題を呼んだ、著者渾身の歴史長編、待望の文庫化! 単行本 2024年5月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
警察小説の名手が満を持して放つ新警察小説 常時、七百名を超える所在不明の被疑者の顔を記憶し、人通りの多い場所に立つ見当たり捜査。警視庁捜査共助課見当たり捜査班の川東小桃は、仲間内で‟メモリー・アスリート“と呼ばれる見当たり捜査官の中でも、ひときわ優れた能力を持っていた。相手がサングラスをかけていても、変装していても、整形手術を受けていても、小桃の目から逃れることはできないのだ。 一方、同じ捜査共助課でも、わずかな手がかりを手繰り寄せて被疑者を追い詰める広域捜査共助係の佐宗橙。小桃は少女時代に盗難事件に巻き込まれ、その時の捜査官だった佐宗橙に憧れて警察官になった。奇妙な縁で結ばれた二人は、夫婦関係の難しさに悩まされながらも互いを励ましあい、着実に実績を重ねていく。 そんな時、手配中の強盗および強制性交殺人犯の「緊立ち」(緊急立ち回り情報)飛び込んできた。捜査共助課全員に出動命令が下り、小桃と燈も現場に急行する――。 単行本 2023年9月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
-
北海道は無法地帯と化した。迫真の軍事小説 舞台はロシア軍の侵攻を受けた北海道。 日本国は、戦場と化した最北の地を見放した――。 国家とは何か。戦争とは何か。生きるとは何か。 『小隊』の著者にして、元自衛官の芥川賞作家が描き尽くす、驚異のミリタリー小説。 侵攻後、北海道はロシア軍や自衛隊の残党、民兵、マフィア、ヤクザなどが群雄割拠する無法地帯と化していた。 陸自「支援飛行隊」のイリキは、釧路近辺で何者かの襲撃に遭い、墜落。 奇跡的に一命をとりとめた彼は、山縣という男に救われ、極寒の地を奥へ奥へと進んでいく。 彼らの進む血なまぐさい道は、帯広、釧路を抜け、旭川へ至り、やがて札幌へ続く。 「人を殺した。人を殺した。おれが、人を殺したのだ。」 戦闘は、人の心をどのような形に歪めるのか。 戦争は、地をどのような姿に変えゆくのか。 全てが崩壊した後に、イリキが目にした光景とは――。 本の雑誌が選ぶ年間ベスト10で1位に輝いた、暗黒の軍事巨編。 (解説・辻田真佐憲) 単行本 2024年7月 文藝春秋刊 文庫版 2026年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。