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各界カリスマたちが愛読するロングセラー!
選択肢は多ければ多いほどよい、そう考えているあなたは間違っています。実は人間はあまりに選択肢が多いと逆に「選択」ができなくなる。そのことを実験によって証明したのが、この本の著者コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーです。
24種類のジャムの売り場と、6種類のジャムの売り場では、前者は後者の10分の1の売り上げしかあがりませんでした。
「なぜ自分の選択に失望することが多いのか」「他人に選択を委ねたほうがよい場合は」「その場合は誰に委ねるべきか」「出身や生い立ちは、選択にどう影響を与えるか」等々。20年以上に渡る広範な実験と研究によって、あなたの「選択」に関する疑問に答えます。
目次
オリエンテーション 私が「選択」を研究テーマにした理由
第1講 選択は本能である
第2講 集団のためか、個人のためか
第3講 「強制」された選択
第4講 選択を左右するもの
第5講 選択は創られる
第6講 豊富な選択肢は必ずしも利益にならない
第7講 選択の代償
最終講 選択と偶然と運命の三元連立方程式
単行本 2010年11月 文藝春秋刊
文庫版 2014年7月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
今年読んだ中で、最も面白かった本。2010年に単行本が出たときに既に有名だったそうだが、当時私は育児休暇から復帰して間もなくだったためか、全く知らなかった。
今回は文庫がたまたま行った本屋で話題の本コーナーにあったので購入することができた。やはり、本屋は実店舗があってこそ、巡り合える本かある。
内容は選択という行動がどのように起こるのか、という内容。どれもこれも面白い。日本人は親の顔ばかり伺って、自分の意思で決めることが出来ないのが悪いこと、みたいに言われてきたが、この本によると、日本人を含むアジア系の子供は、親が決めた選択肢の方が自分で決めた時より頑張れるという結果とのこと。なんだ。じゃあ、別に悪いことってわけじゃないのか。もっと早く読んでおけば子育てとかにも役にたったかもなーと思った。
Posted by ブクログ
筆者は1969年カナダのトロントで生まれ、両親はインドのデリーからの移民で厳格なシーク教徒。そのコミュニティで育ち、学者となった彼女が選んだテーマは『選択』。豊富な事例と緻密な論考が紹介されています。
この本はずっと気になっておりましたが、やっと読み終えることができました。 いや、本当に歯ごたえのあるものでございました。ここまでの本を読んだのは本当に久しぶりのことでございました。
本書は2011年11月27日(日)からNHK教育で放映の始まった『コロンビア白熱教室』のテキストであります。僕自身はこの番組を1.2回程度しか見たことはありませんが、もし機会があれば一度全てを通してみてみたいと思っております。
厳格なシーク教徒の家庭に育ち、なおかつ全盲というハンディキャップを持ちながらコロンビア大学ビジネススクールにて教鞭をとるというシーナ・アイエンガー教授は『「選択」こそが、人間に活力を与える。』というスローガンの下に20年間に渡って、ずっと「選択」をテーマに研究し、さまざまなユニークな実験や調査をおこなってきた方で、その成果が本書に凝縮されております。
冒頭に掲げられている
「選択権を持つことは生き物の基本的欲求である。」
という言葉を膨大なエピソードや情報を提示して検証を重ねる文章と考証には本当にひきつけられるものがございました。
その一例として野生のアフリカ象の寿命は56歳ですが、動物園のそれは17歳。という本当に驚くべき事例が記されており、動物園の動物には、過剰な毛づくろいや、意味もない往復運動などの神経症状をみせる動物が多いのだということが紹介されてあって、そういわれてみれば確かに動物園の象にはそんな行動が見られることが多かったと思います。
その理由は、野生のときのような、「選択」ができないからだそうで、こういう事例を提示されると、『自分で自分の運命を選ぶ』ということがいかに重要なことだということを思い知らされました。
その法則には人間にも当てはまるそうで、人間にも同じようなことが言えるそうで、本書では英国の20歳から64歳の公務員男性1万人を追跡調査して、さまざまな職業階層と健康状態の比較を行うというものがありました。ここまでのことを調べ上げる筆者の執念には本当に驚くものがありましたが、その結果は『「モーレツ上司が、心臓発作をおこして40代でぽっくりいく」という予想と真逆の結果が出ていた』のだそうです。
そう考えると本当に空恐ろしいモノを感じましたが、『職業階層が高ければ高いほど、寿命は長かった。これらは、職業階層の高さと仕事に対する自己決定権の度合いが直接相関していた』ことに理由があったそうで、多くのビジネス書なんかにかかれてあるような
「やりたいことがあったら、早いうちに出世しろ。」
というのはある種の真実なんだな、ということでございました。
このほかにも、僕は本書を読むまで知りませんでしたが、産業界に広く応用されているといわれる「ジャムの法則」という事例も紹介されてあって、筆者がドレーガーズという高級スーパーマーケットを舞台に1995年に行った実験で、「豊富な選択肢は売り上げをあげる」というお店の方針を実証しようとするものでした。
ところが、実際のところは逆の結果が出て、24種類のジャムを売り場に並べたときと、6種類のジャムを売り場に並べたときでは、前者は後者の売り上げの10分の1しかなかったという話で、この話は様々な分野に応用されておりますが、僕は故スティーブ・ジョブズがグーグルのラリー・ペイジがCEOに復帰する際、
『いまのグーグルは何でもありだけれどもし5つだけ残すのなら何を残す? 大事なものは選択と集中だ。余計なものは切り捨てて、大事なものに全てを集中させるんだ。』
と死の床で語っていた場面でした。
このほかにも本当に面白い事例は紹介されていて、彼女のルーツに関する話も興味が引かれるのですが、ここに書かれていることは日々、何かを『選択』しなければならない全ての人間にとって、重要なヒントになることは間違いないと言えると思っております。
※追記
本書は2014年7月10日、文藝春秋より『選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 (文春文庫 S 13-1)』として文庫化されました。
Posted by ブクログ
「選択」という単純、かつ毎日何気なく行っている作業をここまで掘り下げるとは!(感動)
著者の「選択」にかける情熱がひしひしと伝わってきます。
「今日はA定食にするか、B定食にするか?」といったちょっとしたものから、「転職するべきか、それともとどまるべきか」といった人生に大きな影響を与えるものまで、私たちの生活は常に「選択」の積み重ねで成り立っています。
自分の意思で選択したと思っていた事も、実は外圧や周りの環境が影響していたのかもしれません。
(自信満々に自分で決めたようでいても、そうではない)
反対に、決めかねていたものを他人が決めてくれて安心した経験もあります。
私たちが選択する時、私たちの心の中では何が起きているのか?科学的に証明しています。
(恐らく何の影響も受けず、100%自分の意思で選択するってないと思う)
そんな選択の奥深さを知ることの出来る本でした。
この本を読むと、自分が選択してきた経験と本に出てくる実験を照らし合わせ、振り返りをしたくなってきます。成功した時、失敗した時、その時の自分の心理状態はどうだったのか?何を基準に選択したのか?
自分の選択の傾向を知ることで、今後の選択を後悔なく乗り切ることができるのではないでしょうか。
実は「転職したいな~」と思っていて、自分で転職のタイミングを決めるのが怖かったので、参考がてら手に取った本なのです。
この本読んで、成行きに任せるのもアリ(それも選択)なんだな、と思ったら気が楽にりました。
あと、この本は言語化という意味でもスッキリさせてくれました。
私は占いが好きなのですが、理由を聞かれると「神秘的だから」とふわっとしか答えられなかったのです。
なんと、この本で言語化された箇所を見つけました。
(自分の言語化できなかったものを本で見つけると嬉しくなりますね!)
”苦境に立たされたとき、自分が正しい方向に進んでいると太鼓判を押してくれる人がいれば、たとえ現実の結果が変わらなくても、苦しみは大いに軽くなる。”(抜粋)
ボリュームが多く、翻訳ものなので体力使いますが、読む価値はあります。
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