わたしの良い子

わたしの良い子

小説・文芸
726円 (税込)

3pt

三十一歳独身、文具メーカーの経理部に勤める椿は、出奔した妹の子ども・朔と暮らすことに。毎日の子育て、更に勉強も運動も苦手で内にこもりがちな朔との生活は、時に椿を追いつめる。自分が正しいかわからない、自分の意思を押しつけたくもない。そんな中、
どこかで朔を「他の子」と比べていることに気づいた椿は……。
解説 村中直人

「誰かのこと、嫌いって言ってもいいよ。家ではね」
注目作家・寺地はるなが描く「良い子」の定義とは。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    わたしの良い子
  • タイトルID
    :
    1219619
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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わたしの良い子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近読んだ本の中だとかなり好き!!
    一見、嫌だなっていう登場人物もいるんだけど、嫌な面だけではなくて、その人たちそれぞれの事情とか書いてあるから、嫌な気持ちにならずに読めた

    主人公、人を故意に傷つけたりはしないけど飄々としていて軸があって、言うべきことははっきり言うところがめちゃくちゃ好き

    朔は確かにできないことも沢山あって、いわゆる学習障害があるのかもしれないけど、この本の中ではそれを病気や障害と表さず描き続けているのも良かった
    妹も最初はひどいなって思ってたけど、主人公としっかり話せて良かった!
    妹の名前の由来のシーンのところめちゃくちゃ泣きそうになってしまった

    子どもが出来てまた読んだら、感じ方も違いそう!


    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    作者の作品によくある「普通」って何?
    と考えさせられる内容

    主人公椿の恋人高雄がいい味出している

    臨床心理士の村中直人さんの解説がとてもよく
    短いのに一冊の作品を読んだかのような気にさせてくれた

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    大人は子どもに気安く「良い子だね」と言ってしまいがちであるが、それは子どもが大人にとって都合のよいことをしたときに言っているような気がする。子育ては思い通りにいかないもので、それでよいこと、他人には他人の悩みがあって、なるべく傷付けないように配慮して発言すべきこと、この本から色々なことを学んだ。子育てをする前に読めてよかった。

    0
    2026年06月22日

    Posted by ブクログ

    読んでいて、「普通」や「良い子」という言葉にずっと問いかけ続ける作品だと思った。

    特に印象に残ったのが
    「ずれてるっていうのは穂積が標準モデルがいると仮定してるからでしょ。でもほんとはいないんだよ。そんなのどこにも。」という言葉。

    “普通”とか“標準”って、ついどこかに存在している気がしてしまうけれど、本当はそんなものはなくて、みんな違うのに、自分だけが外れているような気持ちになって苦しくなることがある。だからこの言葉にすごく救われた。

    解説の「ノーマは存在しない」という話も興味深かった。“普通”の基準に人を当てはめるのではなく、一人ひとり違う存在として見ていくことの大切さを改めて感じた。

    椿の、自分の軸は持ちながらも、それを押し付けず「私はこうだけど、あなたはそうなんだ」と相手を尊重する姿勢も素敵だった。迷ったり揺れたりしながらも、“正しさ”より“生きていけること”を大切にしているところに惹かれた。

    生きづらさを感じることはあっても、自分の普通で生きていていいんだと思わせてくれる一冊だった。

    0
    2026年05月14日

    Posted by ブクログ

    「誰かのこと、嫌いって言ってもいいよ。
    家ではね。好きなだけ言っていい」

    誰の悪口も言わない、愚痴も言わない。

    大人でもむずかしいようなことを、わたしたちは
    生まれて十年にも満たない子どもにさせようとした。

    良い子は他人の悪口を言いません、なんて。
    とてもひどいことだ。

    『わたしの良い子』 / 寺地はるな

    ---

    「どうしてちゃんとできないの?他の子みたいに。」
    という帯のセリフに惹かれて手に取ってみた

    子育てに限らず、兄弟や親、上司、同僚とか
    色んな人間関係についての描写があって考えさせられた

    子育ては未経験だけど、前もって読めてよかったし、
    ずっとお守りとして本棚に置いておきたいなと思えた

    最後の方でタイトルの意味がだんだん効いてきて
    バスの中で号泣してしまった、泣ける本だった

    子育てに悩んでる人、
    良い子になろうとして辛かった人、
    兄弟を羨んだ経験のある人、

    救われると思うから読んでみてほしい〜

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    思いがけずかなり良かった。
    自分の子じゃなくても、子どもは皆可愛い。けれど、生活の中でじわじわと溜まるやり場のない気持ちが伝わってきた。
    妹に対して責任感がないとか色々思ってしまったけれど、それは「誰も救えない正しさ」と書いてあって納得させられた。

    0
    2025年12月12日

    Posted by ブクログ

    家族の形や考え方は、ソレゾレなはず。でも溢れる情報、周りとの比較、周りからの何気ない一言、、で、平穏でいられなくなる。
    フラットに考えることは簡単そうで、難しいなと思うのと、子どもも子どもなりに狭い世界で一生懸命考えているなと。出奔(笑)した妹の子どもを姉が育てるという設定が特殊なのかもしれないが、どんな場面でも自身がフラットに考えられたらいいなと。読みやすくて面白かったです。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    わけあって妹の子供を育てているで主人公の日常を描く作品

    解説では主人公に共感できる人はマイノリティじゃないか、と書かれていたけれど私は共感しまくりでした。
    けっして多くはない文章量ながら
    わかるわぁ、と思うことがたくさん書いてありました。

    主人公と人に対しての考え方がとても似ていました
    私は情に薄いと思われがちだし、そうなのかもしれませんが、主人公がその気持ちを言語化してくれていてうれしかったです。

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    子供が成長していくと、どんなふうに悩みが変わっていくかがリアルだった。
    自分だって子供として成長を体験してきたわけだけど、親からしたらこんなにしんどかったんだなって思った。

    悩みは変わっていくけれど、根本的に「生きてほしい」っていう願いは変わらないのすごく共感する。

    子育ての考え方でも、いろいろハッとさせられた。
    今までグミがのってるケーキを見たことがないというのが、のせてはいけない理由にならないとか、言われてみれば確かに!だった。
    自分がこういう考え方を植え付けると、発想がどんどん狭まってしまうよなと。。

    授業がわからないと学校がつまらなくなる、だから(親ができることとして)塾とかで勉強させるっていうのも、なるほど…だった。
    遊ぶ時間が長い方が楽しいじゃん…という子供だったけど、わからない時間が長いとつまらない。多くの時間過ごす学校を、苦しい場所にさせたくないよなと。

    自分が周りによく思われたいタイプなので、上司に「ノリ悪いな」と言われても、「ええ、悪いんですよね、これが」とかえせる主人公に憧れるし、これでいいよなって勇気づけられる。

    「守るものの優先順位を間違えてはいけない」という言葉とエピソードがすごく印象に残った。

    きっと、成長過程で、他の人と比べられる機会が増えてくると、誰かにとっての良い子を押し付けそうになると思う。
    定期的に読み返して、まったまった、大事なものはなに?ってしたい。

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    子育て中で妹がいるという主人公との共通点。
    すごく考えさせられたし、変な固定概念や物差しじゃなく、相手を観察して自分の軸で生きたいと思った。みんな違ってみんないい。普通である必要なんてない。

    0
    2025年01月23日

わたしの良い子 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公文庫
  • タイトル
    :
    わたしの良い子
  • タイトルID
    :
    1219619
  • ページ数
    :
    240ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年09月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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