わたしの良い子

わたしの良い子

726円 (税込)

3pt

三十一歳独身、文具メーカーの経理部に勤める椿は、出奔した妹の子ども・朔と暮らすことに。毎日の子育て、更に勉強も運動も苦手で内にこもりがちな朔との生活は、時に椿を追いつめる。自分が正しいかわからない、自分の意思を押しつけたくもない。そんな中、
どこかで朔を「他の子」と比べていることに気づいた椿は……。
解説 村中直人

「誰かのこと、嫌いって言ってもいいよ。家ではね」
注目作家・寺地はるなが描く「良い子」の定義とは。

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わたしの良い子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    家族の形や考え方は、ソレゾレなはず。でも溢れる情報、周りとの比較、周りからの何気ない一言、、で、平穏でいられなくなる。
    フラットに考えることは簡単そうで、難しいなと思うのと、子どもも子どもなりに狭い世界で一生懸命考えているなと。出奔(笑)した妹の子どもを姉が育てるという設定が特殊なのかもしれないが、

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    わけあって妹の子供を育てているで主人公の日常を描く作品

    解説では主人公に共感できる人はマイノリティじゃないか、と書かれていたけれど私は共感しまくりでした。
    けっして多くはない文章量ながら
    わかるわぁ、と思うことがたくさん書いてありました。

    主人公と人に対しての考え方がとても似ていました
    私は情に

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    子供が成長していくと、どんなふうに悩みが変わっていくかがリアルだった。
    自分だって子供として成長を体験してきたわけだけど、親からしたらこんなにしんどかったんだなって思った。

    悩みは変わっていくけれど、根本的に「生きてほしい」っていう願いは変わらないのすごく共感する。

    子育ての考え方でも、いろいろ

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    子育て中で妹がいるという主人公との共通点。
    すごく考えさせられたし、変な固定概念や物差しじゃなく、相手を観察して自分の軸で生きたいと思った。みんな違ってみんないい。普通である必要なんてない。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    寺地さん、初。難しい言い回しはなく、肩が凝らない文体。心のつぶやきがちょっとしたコラムのような感じで読みやすい。たまに特徴のある表現があって、飽きなかった。

    重々しくない語り口だけれど、心が刺激されてズシッとくる文章がそれはそれはたくさんあった。私の心の中にもある感覚だなあと頷いたり、わかってはい

    0
    2024年12月12日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの作品は初めて読みました。

    わたし自身、子どもを1人で育てている身で、毎日「元気に生きてるだけでいい」と思いながら、早く宿題やりなさいだの、習いごとの練習しなさいだの、矛盾する自分にイライラしながら、そのイライラを子供にぶつけてしまう日もあり…。

    こんなにいい子なのに、怒ることなん

    0
    2024年09月21日

    Posted by ブクログ

    椿のキャラクター本当に大好き。
    お昼休みに鼻と目の奥がじんじんするのを堪えながら読んだ。

    おそらく椿のMBTIはISTJ!!笑

    0
    2024年07月02日

    Posted by ブクログ

    普通はこうだから、みんながこうしているから、といったものに、主人公の椿は抗って生きていこうとする。それは簡単ではないし、迷ったり傷ついたりすることも多い。世間の常識と考えられているもの、普通とされているものって一体何だろう。良い子とは誰にとっての良い子であるのだろう。

    妹が未婚のまま生んだ子供、朔

    0
    2024年05月21日

    Posted by ブクログ

    妹の子である朔と2人で暮らす椿とその周りの人たちの物語。

    椿は空気を読めなかったり読まなかったりして、一見、確かに実際にいたら個性的に見えそう。でも色んな人とのやりとりの中で椿の考えることや迷いに共感できるところがたくさんあった。

    寺地さんのお話で好きなところは、人と違ったり当たり前のように言わ

    0
    2025年10月12日

    Posted by ブクログ

    普通という言葉の難しさを改めて感じた。
    自分にとっては普通かもしれないけど、何を基準にしているのか、他人と全く違う価値観かもしれないということを忘れないようにすることが大事かもしれないと思った。

    0
    2025年05月31日

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