こまどりたちが歌うなら

こまどりたちが歌うなら

1,870円 (税込)

9pt

前職の人間関係や職場環境に疲れ果て退職した茉子は、親戚の伸吾が社長を務める小さな製菓会社「吉成製菓」に転職する。
父の跡を継いで社長に就任した頼りない伸吾、誰よりも業務を知っているのに訳あってパートとして働く亀田さん。やたらと声が大きく態度も大きい江島さん、その部下でいつも怒られてばかりの正置さん、畑違いの有名企業から転職してきた千葉さん……。
それぞれの人生を歩んできた面々と働き始めた茉子は、サービス残業や女性スタッフによるお茶くみなど、会社の中の「見えないルール」が見過ごせず、声をあげていくが――。
一人一人違う〈私たち〉が関わり合い、働いて、生きていくことのかけがえのなさが胸に響く感動長編!

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こまどりたちが歌うなら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。前向きな気持ちになれた。
    色々、みんな自分の立場や考え方もあるけど、歩みよれたり、見方を変えると違う景色がみえる事ってあるかもね。

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさん3冊目。

    キャラクターの描かれ方はドライなのに、それぞれがとても愛おしく感じられる。
    それぞれの得意なこと苦手なこと、できることできないことに、筆者の「良い」「悪い」の判断基準がいっさいにじまず、一貫してただそこに存在している人として描写されているからかな。

    主人公の茉子は「言いた

    0
    2025年10月04日

    Posted by ブクログ

    思ったことを口に出せるのが良いときもあるしそうでないときもある。勝手に期待するのも自分のやり方を押し付けるのも良くない。茉子の考え方というか考えを言葉にできるのは羨ましい。昭和気質で大変そうな会社だけど、作ってる和菓子がとても美味しそう。

    0
    2025年09月03日

    Posted by ブクログ

     おもしろかった!「もやもや図鑑」みたいな物語でした。まわりから見たら、堂々と自分の意見を言えるような人に見えても、どこかに「もやもや」はありますよね。
     ギャグ抜きの吉本新喜劇風ですが、出てくる人たちいろいろと「もやもや」してます。

     いまどきの「会社」を舞台にした物語ではありますが、「ブラック

    0
    2025年05月27日

    Posted by ブクログ

    この作家さんの本を読むのは、「水を縫う」に次いで2冊目です。
    これは、和菓子屋が舞台の物語でした。
    「こまどり」という鳥は、大きな声で鳴くのだそうです。
    一人ひとりが誰でも何らかの事情と歴史を抱えて生きていて、それを表に出すか出さないかは、それぞれの事情で決めるのでしょうが、でも、言いたい事はちゃん

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    関西の街の小さな製菓会社を舞台にしたお仕事小説。
    春に始まって春に終わる物語。
    社長の親戚で入って来た主人公が、会社の昔からの慣習を変えていこうとするが、何でも新しいから便利だからって変える事が正しいのか?波風を立てずにただ会社に言われるがままの条件を受け入れて働く亀田さんのような働き方が良いのか?

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋さんのお仕事と
    マコさんの周りの人間関係が
    なかなかリアルでした
    現実にありそうで赤裸々な話
    ただ、マコさんに共感出来なかった〜
    きっとマコさんと私は合わないんでしょうね笑

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    和菓子屋さんの甘くかわいいイメージとはちょっと違い苦味が走る。親子経営、サービス残業、パワハラ、モラハラ諸々など正直、親戚でもこんな会社で働くのは嫌だししんどいと思う。見て見ぬ振りも辛いものだと思うし標的にされたらなお辛い。意外と亀田さんは好きだけど、扱いづらい人ばっかりなところに善哉がいい人過ぎて

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    仕事への向き合い方や、昔との価値観の違いを考えさせられたが、やっぱり寺地さんの小説は安心して読めて、優しい感じがあるので好きだ

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    古い大勢のブラック企業の体制に立ち向かう勇ましい女子と言うありきたりな物語と思いきや、意外な内容と一見勇ましく正しくみえる主人公の迷いに、すごく共感覚えた。
    「大丈夫って聞く時は、相手の返事はあんまり信用したらあかんし、大丈夫って答える時はほんまに大丈夫な時だけにせなあかんらしいです」

    0
    2025年11月04日

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