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圧倒的共感度で大注目の著者が贈る“人生がいとおしくなる”恋愛小説。ためらいなくつないだ手を、離せるように、隣を歩くあなたを信じたい。世の中の「あたりまえ」につまずいてばかりいた万智子。でも、自分のままでいたいと願うことで世界は変わってゆき……。砂丘の町で育った万智子は大阪の税理士事務所で働く24歳。顧客のウエディングドレスサロンのオーナー了さんに頼まれ、週末だけお手伝いのアルバイトをすることに。了さんに連れていかれた「あつまり」で万智子は美しくてかっこいい年上の女ともだちに出会う。そんなある日、サロンに早田さんという男性が現れ、人生はじめての「恋」のときめきを感じる万智子だったが……。きれいになるのは誰のためかをぜったい間違えたらあかんでー自分を好きになりたい万智子の、小さな勇気を抱きしめたくなる成長物語。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月05日
寺地はるなさんがこじらせ女子を主人公にしたらさあ…刺さるに決まってるじゃん…!
久しぶりにこじらせ女子の魂が揺さぶられた1冊。名言の多いジェンダー小説。でもこじらせの部分の痛いところもしっかり突いてくる。
綿矢りさほどこじらせてなくて、西加奈子よりも分かりやすい。でも全員エンパワメントしてくれるとこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月14日
そうそう、20代の頃自分も本当にこの本の主人公みたいだったな。と思った。人として…みたいなことばかり気にしていて他人を許せず、自分のことも嫌いで。世間知らずで頑なで。
今(40代)になればあの頃気にしていたことはそんなに重要じゃなかったと思えることばかりだったなと思う。
でも、万智子は3人のお姉様...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月19日
寺地さん作品ですー
定期的に読み進めてます!
税理士事務所で働く万智子が
ウェディングドレスのサロンの手伝いもすることになり、
そこでの出会いで少しずつ成長していく話
この主人公の万智子、
なかなか面倒くさい人物で、、、
どことなく自分に似ているところがありまして。笑
会話の瞬発力が...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月28日
序盤で、一歩踏み出せない万智子を見ていると歯痒くてしょうがなかった。そんな万智子に対し、どストレートに言えるあつまりの女性たちがカッコいい。
終盤になるにつれ万智子が変わっていったのは、見ていて嬉しい気持ちになった。
本多先生の言葉にグッときた。
「役に立つとか、立たないとか、人間は道具ではありま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月18日
p.159 「あの男の人に会ったとき、正直、ひーさんのこと、信じられないと思ったんですけど。でも、じゃあ、じゃあ、ギリギリ許せるような感じがしないでもない、かな…」「何、それ。許すも何も、これは許さんたちの問題やろう」
だって、いけないことでしょう。間違った事は言っていないはずなのに、どうしてこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
『傷つくほうがおかしいとか弱いとか、それは傷つける側の理屈。
不愉快だと思ったことは不愉快だと言う。失礼なこと言われたら、ちゃんと怒る。自分のために怒る義務がある。それが自分を大切にするっていうこと。』
「美しくなる」ということは、他の誰かのようになることを目指すのではなく、自分が自分のまま世界と...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月10日
主人公の万智子が好きにはなれなかったけど、20代の頃は、人は多かれ少なかれ万智子のようなところがあるのかもしれない。
了さんとはじめて会った時、了さんの腕時計を預かるのに、万智子はハンカチを出して腕時計を受け取った。
その時に了さんは、万智子は信用に足る人だと感じたと話す。万智子は、
『冬さんの事...続きを読む
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