声の在りか

声の在りか

748円 (税込)

3pt

3.9

希和は、小4の息子・晴基が書いた「こんなところにいたくない」というメッセージを見つける。本人に確かめたくても動き出せない希和は、民間学童で働き始めるが――息苦しい日常を生き抜くあなたに贈る物語

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

声の在りか のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    希和のように変わることはできていないけど、私は希和そのもの。希和の堅さ、狭さ、意固地さ、不器用さ。それが希和の、自分の首を絞めている。共感できるから苦しかった。残念ながら私の生活には要さんのような人はいないので、要さんの言葉を胸に置いて生きていこう。きっと再読するだろうと思える1冊。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの本は15冊目。
    久しぶりに自分の中ではヒットしました。

    自分が思う寺地さんの好きな部分が今作でも見られました。
    ・人と人との些細なズレを的確に描写するけれど大げさに取り扱わない
    ・劇的に解決するフィクション的終わりにしない

    それに加えて、本作の主人公希和の願望というのか。
    自分の

    0
    2024年09月04日

    Posted by ブクログ

    自分が違和感を抱いたことや、考えたことに対して、あいまいに流さず、自分と向き合った上で言葉を紡ぐこと。

    波風を立てないことを優先して、いつの間にか自分の言葉を口にできないと気付く希和。
    彼女が働き始めた民間の学童保育で働く要とその姉の、自分の考えに真摯に向き合い、自然に言葉を紡いでいく姿に、少しず

    0
    2024年11月26日

    Posted by ブクログ

    小学四年生の息子、晴基の母親の希和はPTAや保護者で作るLINEグループ、働き始めた学童でのこと、夫への不満をうまく言葉にできず悶々としている。その瞬間には言えず後になって言いたかったことを見つける。そうすると言えない自分がどんどん出来上がっていく。自分の中にも他人の中にも。なかなかうまくいかない毎

    0
    2024年10月21日

    Posted by ブクログ

    最近は、言葉を発する前に考えることがおおいですよね。こんなこと言ったらどうなるかなって、想像してみたりしないとね。一方で、めんどくせーって思ってる自分もいる。そのひとつひとつを、言い当てられたようなお話でした。はぁーって、ため息でます。

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    自分が育った小さな町で小学四年の息子を育てる主人公希和。
    息子の学校の保護者達とはあまり上手く付き合えない。
    夫にも不満はあるのに声に出せない。
    自分の言いたい事が言えない。
    そんな中で民間の託児所で働くことになり、少し浮世離れした感じのオーナーの要と出会う。


    希和の真面目で正直な感じに好感が持

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    普通の、ありきたりな、よくありそうな主婦が、交流の中で自分の声の出しかたを再認識する描写が、自分の事のように感じた。主人公をとりまく人間模様が妙にリアリティがあったのも共感しやすくもあり、生々しかった。読み終えて私は少し呼吸が苦しくなった。

    0
    2024年11月15日

    Posted by ブクログ

    主人公、希和への共感と好感が高かったです。

    何よりも不甲斐なさと諦観に翻弄される有り様が、
    自分を見ているようで居た堪れなかった‥笑

    希和の主観による日常の葛藤が描かれている中で、
    垣間見える社会的構造の不条理と、格差。
    それが当書では、家庭内に留まらず、職場や保護者会、
    その他日頃のちょっとし

    0
    2024年09月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感想
    どうすれば届くのかな。そんなことを考える。自分にできることはないのかも。でも声にならない声は届いている。きっとあの人も見てくれている。

    0
    2024年08月17日

声の在りか の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

寺地はるな のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す