ビオレタ

ビオレタ

1,650円 (税込)

8pt

婚約者から突然別れを告げられた田中妙は、道端で大泣きしていたところを拾ってくれた菫さんが営む雑貨屋「ビオレタ」で働くことになる。 そこは「棺桶」なる美しい箱を売る、少々風変わりな店。 何事にも自信を持てなかった妙だが、ビオレタでの出会いを通し、少しずつ変わりはじめる。 人生を自分の足で歩くことの豊かさをユーモラスに描き出す、心のすきまにしみこむ温かな物語。 選考委員の満場一致で選ばれた、第四回ポプラ社小説新人賞受賞作。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    223ページ
  • 電子版発売日
    2021年02月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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ビオレタ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私も誰かの居心地のいい庭にいるなと感じた。
    私に庭はあるのだろうか

    埋めるべきではないものを深く沈めているけれど棺桶だけは用意しても許されるかもしれないとしみじみ

    0
    2023年03月07日

    Posted by ブクログ

    主人公の妙が私と重なるところが多い気がして。
    自分自身を認めてなくて、自分が思ってる事もはっきり伝えないくせに、分かってくれないとか、どうせ分からないだろうとか。拗ねて僻んで…あ〜なんか嫌。
    妙が婚約破棄されたのも(文中にあったけど)私にはこの位の人が適当…と思ってた事が見透かされていたから。そう言

    0
    2023年01月06日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさん3冊目。

    間違いなく好きな作家さんだと確信持てました。

    いい人悪い人含め、登場人物すべてに意味があり、彼らのセリフの一つ一つにうなずいてばかり。

    それでも途中までは、万人受けではなく、私に合うだけかな、と思いながら読んでいましたが、主人公の妙が父親と話すあたりからじわじわと胸に迫

    0
    2022年12月21日

    Posted by ブクログ

    妙ちゃんに居場所が見つかって良かったなと思った。
    最後に、登場人物みんなが「良かったと思ってる」って本音を妙ちゃんに言ってるところが好きだなと思った。

    最初、婚約破棄で落ち込んで、菫さんに拾われて、自分が必要とされてないことに悩んで…。

    妙ちゃんは聞き上手で、みんな妙ちゃんに話すと気持ちがスッキ

    0
    2022年09月23日

    Posted by ブクログ

     「いつも心に棺桶を」
     「松竹梅で言えば蓼」
     風変わりなフレーズが要所で登場する、一風変わった作品というのが第1印象でした。

     登場人物もしかり。浮き世離れした人々が次々と出てきます。
     テンポといい醸し出される空気といい、川上弘美ワールドかと見紛うよう。これが寺地はるなさんのデビュー作とは驚

    0
    2022年04月01日

    Posted by ブクログ

    前半は主人公のことも菫さんのことも、よくわからず、感情移入もできず、何を読まされているんだろうと思っていたけれど、
    中盤に主人公が「誰かに必要とされたかった」と、気づいたところから、いろいろなことに気づき、前向きになっていくところが良かった。

    0
    2024年06月16日

    Posted by ブクログ

    優しい本だったな。
    出てくる人たちがみんな不器用で何かを抱えながらもほんのりとそれぞれ思いやっているっていうのかな。
    続きをずっと読んでいたい、そんな本でした。

    0
    2023年08月17日

    Posted by ブクログ

    あらすじに、婚約者に振られた主人公、って書いてたけど、読んだら、すぐ彼氏できてるやん!ってなった。
    誰にでも優しくて一緒にいると癒される安心する存在、でも「誰にでも」だから、自分は特別じゃなくて嫌になる。けど、じゃあ、自分はその人になにかしてあげようとしてるのか。何か与えられているのか。

    0
    2023年05月16日

    Posted by ブクログ

    すごくよかった。しばらく浸っていたいような気持ち。

    失恋から始まる話で、ありきたりで淡々と、と思ってしまっていたが、登場人物がみんな素敵で終盤ははやる気持ちを抑えながら読んだ。

    妙、菫さん、千歳さん、蓮太郎くん。
    わたしも、人がどう思ってるか勝手に決めつけているようなところがあるので自分に言われ

    0
    2023年01月28日

    Posted by ブクログ

    妙が菫さんや千歳さん、蓮太郎くんと関わっていく中で、自分が孤独を感じたり、傲慢だったり、大切な事に気付き変わっていく様子が描かれていて引き込まれた。物語自体はのんびりしているが、登場人物が素敵だから 最後まであっさり読める。妙の名前の由来や両親の気持ちも話さないと家族でもわからないのだと、改めて思っ

    0
    2022年11月05日

ビオレタ の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    ポプラ社
  • ページ数
    223ページ
  • 電子版発売日
    2021年02月12日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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