正しい愛と理想の息子

正しい愛と理想の息子

660円 (税込)

3pt

違法カジノで働いていた長谷眞・通称ハセと相棒の沖遼太郎は、偽宝石を女に売りつけて200万円作る必要があった。沖のミスで背負った借金を返すためだ。ようやく目標額に達したと思ったのもつかの間、騙したはずの女に奪い返され無一文に。借金返済のリミット目前、絶体絶命のハセは、今度は老人を騙すことを思いつくが――。話題作連発の著者による感動作!

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正しい愛と理想の息子 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    テンポも良く面白かったので一気に読めました
    好き嫌いは人によって分かれる話かもしれませんが、私は好きな話です
    ハセが灰嶋の手下にやられた時、身を呈して助けに入ったヨボヨボの善一郎、ハセに老人専門のリーズナブルな便利屋さんをやったら?と言ってくれた典子さん、素敵だなと感じました。
    人間老いてくると非力

    0
    2023年12月21日

    Posted by ブクログ

    色々な愛の形の物語。愛する人には100%の完璧な愛情を与えてるつもりだけどそれは実はすごく自分本位で、また同じだけの理想的な愛情を求めてしまうけどそれは不可能な話で。そんな歪さを理解すればもっと生きやすくなるのかもな。

    0
    2023年03月26日

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの小説は昨年から読み始めて、読み心地良いから何も考えず手に取った順番で読んできました。気付けば13作目。まさかのハードボイルド!?今まで読んだものとはまったく毛並が違う「探偵は○○にいる」や「○○○駅前○○便利軒」の『エピソード0』みたいな小説。

    0
    2023年03月05日

    Posted by ブクログ

    途中漫画とPMSを挟んだから読むのに時間がかかってしまった。もう一度集中して読まないと感想が纏まらない。
    ハセの声、津田健次郎さんで再生された。
    寺地はるなさんの本は初めて読んだが、描写が素晴らしいと思った。キャラクターの気持ちや情景をすんなり想像することが出来た。
    最終章の「こいつは俺の大嫌いな職

    0
    2022年04月16日

    Posted by ブクログ

    正しく愛せているか、愛せたか、これから愛せるか、って結構自分で不安になることが多いから、そこをまるっと肯定された気がして少しホッとした。

    原田ひ香さんのあとがきが、堅苦しすぎなくて、読者に寄り添った思いやりある文章で良いなあと思った。

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    寺地さんらしからぬ、ハードな描写もありドキドキしました。詐欺とか暴力とか。
    でも結局悪くなりきれない主人公たちが人間らしいです。大人向け、かな。

    0
    2023年03月30日

    Posted by ブクログ

    32歳で、清掃会社でバイトしているハセ。
    見た目はいいが、要領が悪く失敗ばかりしている2歳年下の沖とコンビを組んで、偽宝石売りをしている。
    違法カジノで雇われていた灰嶋に、二百万円を返済するためである。

    噓をつき、騙したり騙されたり、ターゲットが女性からさらには老人へと向かう。
    そんなやりとりが面

    0
    2022年03月19日

    Posted by ブクログ

    暴力に嫌悪感があったけど、乗り切って読み終えた。今の自分の母の姿と、これからの自分の姿がみえろところは、目を逸らしたかったり、逸らしたり。

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    感想
    存在するはずもないが求めてしまうもの。愛に選択はつきもの。すべてを選ぶことはできない。それでも僕たちは欲張りであることをやめられない。

    0
    2022年12月31日

    Posted by ブクログ

    いつもの寺地さんと様子が違う話かなと思ったけど、やっぱり寺地さんだった。詐欺師としてやっていくハセと沖。だけど二人とも詐欺師にしては詰めが甘いというか心根が優しすぎる。ハセのお父さんも女性のひものプロのような人だけど、心から女性を愛する事のできる人。寺地さんの話は、いつも心地よく落ち着くから安心でき

    0
    2022年09月28日

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