雨が降ったら

雨が降ったら

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

夫の浮気で離婚し、古いアパートで独り暮らしをする初佳、48歳。子ども達は独立し、収入は決して高くない。将来に不安がないわけではないが、自分が選んだものだけに囲まれた生活は思いのほか幸福だ。ある日雨に降られて入った『わかば洋傘店』で、70代すぎと思しきパンクな恰好の女性店主に「雨が降ったら傘をさせ」という言葉と店名が大きく入った傘を貸してもらい――。「これから先」の人生が楽しみになる著者の最高傑作!

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    雨が降ったら
  • タイトルID
    :
    2287002
  • ページ数
    :
    218ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

雨が降ったら のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    40代半ば〜後半の5人の女性が主人公の連作短編集。
    育児中だったりお一人様を満喫していたり、いろんな女性が登場しますが、同世代の私は悩みや思いにとても共感できました。
    読後は心がじんわり温かくなり、前向きな気持ちになれる小説でした^ ^

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    どの話も心がじんわり温かくなり、前向きになれる話ですごくよかった。
    傘店での出会いがきっかけで仲良くなった女性3人の関係性が羨ましいと思った。
    さらさらした喋り方、ベビーパウダーをはたいたような声という表現が印象的だった。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    まず表紙のデザインが好き

    第一話 夫の浮気で離婚した初佳(48)。「きみは悪くない。だからこの家は渡す。」からの流れが素晴らしい。娘との距離感もとてもいい。

    第二話 一人でユニバに行くのが楽しみな歯科衛生士の杏子(43)。自分のペースで楽しく生きているのに、既婚者の元カレがしつこく連絡してきて…

    第三話 古くて小さいけれど自分の家を持っている会社員のもとか(47)自立して自分なりの幸せを満喫しているのに周りからはそう思ってもらえない。ある時、芸人の手品に心動かされて…

    第四話 小中学生がいるパートの苑美(30代後半?)幸せだけど納得できない日々を送っている。『夫の不快な態度大会』がリアルすぎて共感しかない。

    第五話 母を失ったばかりの美禰子(47)喪失感と同時に過去に囚われている感覚がある。離婚したら実家に帰ってくると疑わなかった母。女二人で毎日楽しかった日々。認知症と病気で壊れていく日常。立ち直ろうとする度に母親の幻が現れて…

    一人で生きている中年女性たちは自分なりの幸せを持ち、一人なりの覚悟を持っていてどの話も滲みた。

    そんな彼女たちに時に降りかかる雨を
    しのぐ居場所になってくれる洋傘店。
    パンクなお婆ちゃんと気が優しくて力持ちな息子がとてもいい。
        

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    読んでてすごく優しいんですけどところどころの洞察力が鋭く抉ってくる。でもやっぱり優しい。
    なにかドーンと事件があってバーンと解決!っていう感じではなかったのが却ってちょうどよく、私も私の人生をもっと大事にしてもいいのかもしれないと思いました
    『夫は二週間に一度、海釣りに出かける。それはべつにいいのだが、クーラーバッグぐらいすぐ片付けたってバチは当たりゃしねえだろうがとは思う。』全体的に穏やかで抑制の効いた文体のところにぶっ込まれる、こういう言葉の使い方、センスが最高にすき

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    もう完全に平気、なんてことは、たぶんないのだろう。平気じゃなさをどこかに抱えたまま、すこし先に楽しみな予定を入れるとか、笑えるものを見るとかおいしいものを食べるとかしてその日その日を生きていくしかないんだろう

    という一文がよい。

    いい日にも、悪い日にも、終わりがある。どんな日もかならず終わるということは、すくなくとも自分にとってはたしかな希望やな、ほかの人はどうか知らんけど

    ここも良い。

    スノさんも若葉太志くんも、親子揃って良い。
    もちろん他の登場人物も良い。
    近くにこんな傘屋があるかも知れないから、歩いて行ける商店街をのぞいてみようかな、と思うほど、読んだ後気分は晴れる。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    最近こういうタイプのほのぼの系短編の連作がとても増えてきたと感じる。ただ読んでなかっただけで、前からそうだったのかもしれないけど。中には極甘センチメンタルの塊みたいなのもあるが、この本はさすがに、人生のリアルな悲喜こもごもを、味わい深い日本語で描き出した、短編小説の魅力の結晶のような本だった。他と区別する魅力を少し考えてみると、一人称語りだけれども、語られている内容が作者の人間理解の成熟度を反映していることと、ところどころに飛び出す「笑い」の要素だろうか。気軽に読めるけど、じっくり味わって読みたい類の小説だった。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの寺地さん、やっぱりいい……!
    温もりのあるストーリーは安心感があるし、連作短編集が好きなので嬉しい。さまざまな境遇の40代女性が描かれており、共感する場面がたくさんありました。
    寺地さんは、作品のなかで言葉にならないモヤモヤした気持ちや人には言いにくい気持ちを代弁してくれている。

    洋傘店をめぐって、登場人物がゆるやかにつながっていくのも良かった。人とのつながり、心地いい関係性に気持ちがほぐれていく。

    私が特に好きだったのは、「走れ杏子」と「みつほとクリームソーダ」。大好きな場所があって、そこでの時間を大切にしている人たち。
    ゆったりとした空気感もいいし、グッとくるシーンもあってちょっと救われたような気がしました。

    私も雨の日が待ち遠しくなるような、お気に入りの傘を持つようにしています。雨の日の満員電車は憂鬱だけど、お気に入りの傘があるだけでちょっと楽しくなる。

    人生も晴れの日もあれば、雨の日もある。
    温かく清々しいラストも良かった。寺地さんのお気に入り作品がまた増えました。


    『ひとりで生きるって、誰の力も借りんこととは違うで』

    『職場での労働以外の人生だって、ぜんぶ「キャリア」だよ。空白なわけがないんだ』

    0
    2026年09月24日

    Posted by ブクログ

    わかば洋傘店で繋がる縁、なんかいいなぁ。母と息子のキャラがいい。ちょっとクセがあるというのか
    。これだと、用事がなくてもついついお店に立ち寄ってしまいそうになるわな。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    特別大きな出来事は起こらないけど、何気ない人とのつながりと傘が、時には比喩としての傘…困難から身を守るもの…が、キッカケを与えて気持ちを変化させていく。主人公がいずれも40代女性で個人的に近いという事もあるが、いちいち共感できてスラスラ読めた。
    当初、あらすじ聞いて勝手に、傘店の店主の快活なお婆さんが軽快に解決のヒントを与えていく話?と思ったが、お婆さん自身も実は心に傷を負っていて、登場人物たちが心上向けるキッカケに関わりつつも自分も助けられていた…という事が終盤で判る。
    主人公達は同じアラフォー、アラフィフながら立場や性格は違うものの、どの話も、関わる男性を内心バッサリ批判する言葉など、エッセイやXでの軽快なつぶやきを見ているような場面もいちいち共感し面白かった。

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    雨が降ったら。
    傘をさす?ささない?
    レインコートを着る?
    レインシューズを履く?

    雨が降るかも。
    傘は持ち歩く?持たない?
    折りたたみ傘を持ってく?長い傘を持ち歩く?

    人生自分では選択出来なかったこともたくさんある。選択できた事もたくさんある。
    悲しい時にさしたい色の傘は何色?
    嬉しい時に着たいレインコートはどんな柄?
    傘を選ぶように自分の好きに向かって進んでいけたらいいのに。いや、進んで行っていいのだと、ちょっと背中を押される。

    雨ってちょっと憂鬱だけど、お気に入りの傘1つ欲しいかも。選ぶときワクワクするから。
    さす時もワクワクするから。

    0
    2026年09月12日

雨が降ったら の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    ポプラ社
  • タイトル
    :
    雨が降ったら
  • タイトルID
    :
    2287002
  • ページ数
    :
    218ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す