無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで202万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
好きで仕事をしている人がいるわけじゃないという現実的な角度から描いたお仕事小説
すっごいいい!私はどちらかと言えば今までマイナスに感情が振り切れた小説ばかりを読んでいたかも知れない。何かに夢中になるでも何かが決定的に嫌でもないグレーな感情を持つ人物たちが出てくる小説は初めて。そのグレーの感情は生い立ちなどで生まれたものもあるけど、誰かに言うことはない、でも自分の頭の中では何度も反芻している卑屈さで、寺地さんは人間の描写がお見事だと思った。
転職したばかりの人、なんだか最近友達の高いテンションに乗り切れない時や特に何かあったわけじゃないけど心が上向きにならない人におすすめ★
Posted by ブクログ
ほたるいしマジカルランドという遊園地でのお話。
前回夜が暗いとはかぎらないでも思ったのですが、登場人物がたくさん出てきます。前ほどではないし、そこで働く人達のお話。
名前を覚えるのが苦手なわたしの脳が頑張りました笑
ほたるいしマジカルランドにいけば働いてるんだってリアルに感じられるような背景、人物像がしっかりあって、皆好きで働いてる訳ではない、でもちゃんと責任持って仕事をして生きてる。
ちょっと苦手だなって思う人物もちゃんと背景を知るとそういう部分もあったから、今があるのね。と思ったり。
人を知るためにはどちらからともなく、1歩踏み出してみないと良いも悪いも分かりませんよね。
寺地はるなさんの作品は最初に雨夜の星たちという作品を初めて読んだのですが、そこで、ほたるいしマジカルランドの名前が出てくるんです。
元々気になって早く欲しいと思ってた作品だったのですが、とても素敵でした。
解説の畑野さんのお話が分かりすぎて刺さりすぎて…
これまた難しいですけど幸せって大小人様々ですよね。
Posted by ブクログ
遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人達、それぞれの視点で各々の人生が描かれている。
寺地さんの小説に出てくる人はフラットな人が多い。
社会規範や性規範をまとっていない人が複数人出てくるから勇気をもらえる。
三沢は、社会規範・性規範にまみれた考え方だなと思った。。
「子どもと一緒に暮らせないから絶対に幸せじゃない。幸せなんて言わせない」って、あなたは誰ですか?と思う。
自分の世界をちゃんと持っていて、自分の意志で夫を応援している、山田勝頼の妻がまぶしく見えた。
社会規範や性規範は存在するけど、脇に置いて自分が正しいと思う方に
堂々と進んでいこうと思う。
Posted by ブクログ
積読を抱えるもの泣かせ。といった読後感。
ほたるいしマジカルランドで働く人たちを、月曜日から日曜日まで追っていく。
最初は登場人物の多さに「誰だっけ?」となりながら読んでいたのに、曜日が進むにつれて一人ひとりに個性が生まれ、それぞれの家族の形や仕事への向き合い方、好き嫌いまでが見えてくる。
そして別の日には脇にいた人が、この日はこんなことを考えていたのか、と一週間を階段を上るように少しずつ知っていくのが心地いい。
だからこそ読み終えると、また月曜日に戻りたくなる。 この日に彼彼女がこう思っていたことを、あの日にはどう思っていたっけ。この登場人物、確かあの日にも出てたよな、と。
一度読んで星4。 でも繰り返し読むことで、たぶん自分の中では満点になっていく作品なんだろうなと思う。
積読はたくさんある。 なのに、もう一度マジカルランドに行きたい。 困った。
Posted by ブクログ
連作短編集。寺地はるなさんの「水を縫う」「世界はきみが思うより」に続いて京阪沿線っぽいところが舞台。ひらかたパークがモデルになっています。
ほたるいしマジカルランドの社長の名物社長が病気になり、社長と祐の関係には少し無理が…と思いつつも、働いて人々がそれぞれの悩みを持ちつつ、目の前の仕事をコツコツとする姿は等身大の人々でした。
好きだったのは火曜日の村瀬草。
村瀬のイケていないのにプライドが高いところ、人を妬んだり、人に助けを求められなかったり…私もそんなところあります。素直なところもある村瀬が憎めなくて、面白かった。ちなみに串から直接食べる派です。
男の子の母としては、水曜日の篠塚八重子系のお話に弱い。
家事ってつらい。子育てってうまくいかない。それを立て直すのって一人では難しい。負のループに入ってしまう。
それでも母を恋しく思ってくれる子どもにありがとうって言いたい。
遊園地の経営としはてありえない体制だけれども、それはファンタジー。楽しく読めました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。