【感想・ネタバレ】今日のハチミツ、あしたの私のレビュー

あらすじ

蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる──。「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生のころ、碧は見知らぬ女の人から小さな蜂蜜の瓶をもらった。それから十六年、三十歳になった碧は恋人の故郷で蜂蜜園の手伝いを始めることに。頼りない恋人の安西、養蜂家の黒江とその娘の朝花、スナックのママをしているあざみさん……さまざまな人と出会う、かけがえのない日々。心ふるえる長篇小説。

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Posted by ブクログ

ほっこり、すっきり!!ハチミツが食べたくなる!!
誰しも完璧ではない人間味、人と人との繋がりの温かさ、屈さず一歩踏み出す勇気、どんなことも楽しむ姿勢
つまってた〜 こんな風に生きたいなあ〜

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

これは、人がどうやって居場所を見つけていくか、つくっていくかの話だと感じた。
ちなみに、安西はけっこう嫌いなタイプだった笑。
けれど、碧が自分で突き進むうちにまわりを巻き込み、自分の好きなものを知り、そこに向かって未来を描いて希望を見出していく姿がすごくかっこよかった。
幸せってなにか、親が与えるものじゃなく自分で掴んでいくものだ。たとえそれが苦しみを伴うものだあっても、結果的に傷つくことであっても。強さを持ちたいと思える一冊でした。人間らしさに溢れていて、寺地さんの小説、やっぱり好きです。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

中学生時代にいじめられて拒食症も発症した碧だが、ある日、森の中で出逢った見知らぬ女性からハチミツを貰い立ち直ることができた。
30歳になり、長年付き合って同棲している恋人の故郷へ行くこととなった碧。きっかけは彼の故郷に蜂蜜があった事。ただ、この恋人は仕事が続かないどうしようもない男性。故郷の自宅の離れに住むことになったのに、恋人の父親の反対で碧だけ家を出ることに。
精神的にも弱いはずの碧の奮闘が始まる。ハチミツに導かれながら、養蜂家になって行く碧。一人でも生活して行く碧に嫉妬と反発する恋人。なぜか読んでいて、駄目な彼にイライラしてくる。
最後に、あの自分を立ち直らせたハチミツの秘密が判明し、碧の進むべく道が見えて気持ちも明るくなって来る。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「そこで生きていくためにはしっかり自分の根っこを張らなければいけない」
黒江と碧の掛け合いはクスッと笑わされた。
巣箱を壊されたところは切なかった。
いろんな感情を揺すぶらされた。
いい読書をさせてもらえた。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

はちみつ食べたくなるね。書き留めたいフレーズも沢山あった。それも甘い言葉じゃない、渦中の人なら厳しく感じるかもしれないけど、核心だと思った。

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2025年08月10日

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30歳の碧。頼りない恋人との関係も煮えきらず定まらず、いつも気を使う碧をとても焦ったく感じたが、新天地で蜂蜜園を手伝いながら、孤独ながらも人脈をつくり支えられて強く生きる姿に勇気をもらった。蜂蜜園の蜂たちが悪意ある人間に殺虫剤などで襲われて全滅になる描写は、苦しくて悔しくて涙がとまらなかった。女王蜂を庇うように蜜蜂たちが折り重なり命が消えた描写は堪らなく泣けた。いつの間にか私も碧とこの物語の中で、一緒に生きている気持ちになっていたんだな…と感じた。私も大好きな蜂蜜。黒江さんと碧の蜂蜜をスプーンでひと口、いただいてみたいな。

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2025年07月24日

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一気読みしました。引き込まれました。碧の強さに私もがんばろって思いました。きっと、いや明日は今日よらよくなる。よくする!

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2025年07月13日

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日常の感情が素直に描かれていて、とても自分の好みでした!
ミステリーもいいけど、「そうだよね、私も頑張ろ」って思える小説も本当に素晴らしいと思います!

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2025年07月05日

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え、好き..。寺地はるなさん初読み。少々とんとん拍子でうまく行き過ぎ感もあるけれど、じんわりとあったかくて、そして蜂蜜を使った料理がおいしそう。
『ごはんはなくならない』の所がいいな。
寺地さん他の作品も読んでみよう。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

寺地はるなさん初読。表紙のパンケーキが素敵でなんだか良さそう、くらいの気持ちで読んでみたのですがとても良かった。素敵でした。
想像していたよりガチでハチミツの話でした(?)え?主人公可哀想すぎない?と最初は思ったけれど、違うな。現実、こうやって生きていくのかもしれない。そして、だんだんと魅力的になっていく。すごい。
ハチミツたっぷりのパンケーキが食べたいです!!

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2025年06月13日

Posted by ブクログ

最近読んでた寺地はるなさんは結構重ためだったので、
恋愛絡みで爽やかに読めてよかった。
居場所の作り方と、食事はなぜ大切なのかを学べる話。シンプルに元気が出る。
食べることに興味がない私にとっては、なるほど〜って感じだった。
最後、たたみかけるように皆の心のうちや事情がさらされるの、どんでん返しというか伏線回収というか。あっさりしすぎてもっとネッチョリやればいいのに、と思うけど、これがいい塩梅なんだろう。

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2026年01月26日

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久しぶりに寺地はるなさんの本を読みました。途中はそれぞれの人の行動や言動が何でかな何でかなと思うところがあるけど、読み進めていくと、気持ちがわかってきて、共感できます。面白かった。元気出た。ちゃんとしたご飯食べたくなった。人とちゃんと話したくなった。仕事頑張りたくなった。失敗してもすすめそう。

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2026年01月13日

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会社勤めで30歳になる碧は、同棲している美大卒のフリーター安西が、いかなる仕事も長続きせず、すぐに辞めてくることを気にかけていた。ある日、安西が「実家に戻るからついてこい」と強制的に碧を故郷に連れ帰る。そこで地代の取り立てに向かった先の黒江のところで、養蜂を手伝うことに…。

はてなブログのころの、素なのかひねくれているのかわからない、改行無くぐだぐだと書いている頃の寺地はるなしか知らなかったので、読みにくいんじゃないかとずっと敬遠していたが、さすがに書籍にもなるとそうでもない。読みやすいです。

仕事を強制的にやめさせられ、知らぬ土地で何かをやらざるを得なくなった碧は、それまでの人見知りのキャラクターからガラリと変わって、というか、多くの大人にありがちな、学生時代は友人とうまく行かなかったが、大人になるとコミュニケーションの質が変わってうまくいく、みたいな感じだろうか。実感がある。

気難しい黒江、なんでもやっちゃってやっちゃってのバーのママあざみ、これまた一筋縄でいかない黒江の娘朝花に振り回されるのかと思いきや、むしろ振り回していく。

割と全体にもったりした、ゆっくりなストーリー展開ではあるのだが、終盤にかけて急激に展開していく。終盤に小説内ではあるものの、人間のうまく行かないポイントであったり、人生の転機であったりと、心当たりのあるポイントをザクザクと突いていくので、そこら辺だけでも刺さる人がいるんだろうな。

養蜂関係のところは、調べたんだろうなと思われるが、一方で幼児を連れている人がはちみつを食べさせ兼ねないところはちょっと気になった。

ところで、文中では蜂蜜、はちみつと記載しているのに、なんでタイトルはカタカナにしてしまったんだろう?

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2026年01月12日

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友達に貸してもらった1冊。
特に印象に残っている箇所は
“誰かと一緒にごはん食べて楽しかったとかおいしかったとか、そういう記憶はずっと残るから、食べても(料理は)なくならない”“自分の居場所は最初から用意されていない、自分で作る”というところ。
蜜蜂やハチミツの描写がとてもキレイで養蜂というお仕事、ハチミツに興味を持てた。
読んでいて恋人の安西にイライラしたが、碧の強さや黒江の不器用な感じが好きだなと思った。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

碧(みどり)と養蜂家の黒江とその娘の朝花(ともか).スナックのママのあざみさん。色んな人の出会いで少しずつ変わっていく。最後には繋がる。暖かい小説。蜜蜂ってすごい!

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2025年12月22日

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碧が安西に依存しているように感じて、そわそわした。安西は甘やかされすぎて、影の部分を知らないで大人になってしまった。あなたが好きなことをできていたのは周りのおかげなんだよ、って安西に言いたい。

ご飯を食べるって体にも心にも元気と栄養を与えるのもなのだということを感じた。ご飯を食べることはとても楽しい。誰かと食べるともっと楽しい。
食べたものは無くなるけれど、思い出としてずっと自分の中に残り続けるという雰囲気の言葉があった。今まで気づいていなかったけど、多分わたしが食べることが好きなのは、誰かと食べたご飯はとってもおいしく感じるから、思い出になるからなのだと思った。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本を読んで、まず心に残ったのは
「誰かと一緒にご飯食べて楽しかったとか美味しかったとか、そういう記意ってずっと残るから、食べてもなくならないよ。記憶が残るなら、それはご飯も残ってるってことだよ。という言葉。
気づかないうちに “なくなること” を惜しんでいたけど、なくなるのは形だけで、感じたあたたかさは残り続ける。それに気づけた瞬間、日々の食事にも少しだけやさしい光が差した気がしました。

もう一つ深く刺さったのが
「自分の居場所があらかじめ用意されてる人なんていないから。いるように見えたとしたら、それはきっとその人が自分の居場所を手に入れた経緯なり何なりを、見てないだけ」という言葉。
居場所って誰かに与えられるものじゃなくて、自分で決めて、歩いて、時にはぶつかって作っていくものなんだと感じました。
碧が、環境の変化に飲み込まれそうになりながらも “自分で選ぶ” という姿勢を崩さないところがすごく好きでした。
わたし自身も、変化の中で不安を抱えることはあるけど、行動や選択次第で未来はちゃんと変わる…そんな小さな勇気をもらいました。

黒江の不器用な優しさも印象的でした。
外から見える雰囲気や噂だけで人を判断してしまいそうになるけれど、その裏にある事情や思いを知った瞬間、まったく違う姿が見えてくる。
“見えているものがすべてじゃない” という当たり前を、あらためて胸にしまいたくりました。

蜜蜂や養蜂の世界の描き方にもワクワクし、知らないことが多くて、それが逆に心地よかったし、ハチミツの食べ方がいちいちおいしそうで、すぐにでも試したくなりました。

読み終えてみると、この物語は
“やさしさの形” と “自分の足で立つこと” を、すごく穏やかに教えてくれる本でした。
今のわたしに必要な言葉がたくさん散らばっていた気がします。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

自分のためにもう少し頑張ってみようと思える本。
知らない土地でも、少しずつ周りと関係を築き、養蜂の楽しさを見つけて、自分の居場所を自分で作る碧は逞しくて憧れる。

それに対し、恋人の安西は、人生そんなに甘くないという現実から目を背ける弱さがあったが、根から悪い人でなくてよかった。彼は自分と対象的な、碧の強さが眩しかったのだと思う。

「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日はきっと今日より良くなる。」
不思議と力が湧いてくる言葉。碧のように、悲しい時こそ、食べることを大切にしたい。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初の始まりは、いじめられてて、明日が来なければ良いと思ってて、家族ともうまく行っていない、かなり暗い雰囲気で、大人になってもそれを引きずってるのかなと思った。でも、そうではなくて、小さいときの蜂蜜をめぐる出来事を糧に、強くしなやかな女性になっていて、大人のエピソードは、蜂蜜のせいかもしれないけど、黄色とかオレンジとか温かい空気があった。碧の考え方がすごく素敵で、色んなことを真剣に考えるのに、軽やかさもあるなぁと思ってときめいた。
ご飯が大事、とか、色んな大切なことが含まれてる素敵なお話。

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2025年09月20日

Posted by ブクログ

「水を縫う」を読んでその雰囲気が好きだったので、寺地さんの2冊目を読みました。
碧はとても真面目で不器用だけど、強さも持っていると感じました。蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる、自分の力で明日を良くすることはできるということに支えられていたのだと思います。
黒江と出会い、自分を変えた蜂蜜と関わることで新たな居場所を飄々と切り開いていく。
考え方、取り組み方次第で変わるんだということを改めて考えさせられました。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

運とかタイミングじゃなくて自分が行動したから今の結果があるんだよね
自分次第で環境は変えられる。でもなかなか上手くいかないのが現実だけどね、
自分ももっと若かったら新しい場所で新しい生活を始めたいな。
あと蜂蜜食べたくなった
私は安西みたいな男も嫌いだし、安西の父親が1番大嫌い

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

恋人の故郷の街に移り住んた女性が、養蜂に魅せられ、見知らぬ場所で自分の居場所を作っていく。
それは決して平坦ではないけれど、自分を助けてくれる人達と、昔蜂蜜をくれた女性との思い出と共に力強く生きていく碧を応援したくなります。
作中に登場する蜂蜜を使った料理がどれも美味しそう!

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

主人公は一見どこか諦めのような緩い様に見えるけれどしっかりと芯があって強く生きている姿に心打たれました。

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2025年07月05日

Posted by ブクログ

人との関係も、記憶も、食べ物も、消えてしまうよう見えてもそれは全部自分の中にちゃんと蓄積されている。どれだけ辛くて苦しくてもちゃんとご飯を食べて今日を生きる。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

世の中、優しさばっかりじゃできてないけど、悪意ばっかりでもないんだよね。
そりゃ、やられっぱなしで膝をつくこともあるけど、大小の差はあれチャンスだってある。
主人公の碧は、そのチラッと見えたチャンスの兆しをつかむのがうまい。
パッと見には地雷の匂いがしても、彼女は的確に機会を掴んでいく。

最初の頃の碧は、仕事は自分の思いとはちぐはぐで上手くいかず、婚約者もどきはグニャグニャしててろくでもなく、なんか色々ぱっとしない30歳。読み始めは、正直、あらやだ、こんなイケてない女の日常を読まされるの?と思った。けど、結婚の挨拶で婚約者の親に会ったところから風向きが変わる。

そこまでは流され感があったけど、そこからは、流されているというより、躱している?感じ。人の悪意やちょっといやらしい好奇心とか、必要以上に相手しない。自分に必要なものはちゃんと見極めるけど、いらないものはスルーできてる、というか。
だから、多少のトラブルがあったとて、そんなことに悩んでどうすんの?とか、何でそいつのこと構うの?みたいなモヤモヤを感じることなくとても軽やかに読めて、それがとても心地よかった。

これからも、彼女の周囲は色々ありそう。
ショッピングモールも結局どうなるかわからないし、例の婚約者の親も同じ街で暮らしてるし、あの親子は今後も揉めるだろうし、養蜂も自然相手のお仕事だし。

だけど碧は変わらずに、いるものといらないものを見極めながら、いい感じに街になじんでいくんじゃないかな。

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2025年06月18日

ネタバレ 購入済み

主人公は強い。。

主人公が強い人だなぁと思いつつ、逆境に立ち向かって行くとこがすごいです。
ただ、ハッピーエンドが好きな方には向いていないお話かと思います。。

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2023年03月11日

Posted by ブクログ

登場人物はみんな個性的でわかりやすくて良い。
ひたむきに頑張る碧も良い。
が、最後がなんだか中途半端な終わり方だったのがちょっと物足りない。

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

食事を共にした記憶は残るから食べたものはなくならないっていう発想は素敵!
過去の苦い経験を思い出す話が出てきてちょっと心にダメージをくらいながら読むことになったのは想定外でしたが主人公はそれすらも受け入れ力にしていた。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

最初は主人公の碧にも恋人の安西にもイライラしてしまい、読み進められるだろうかと思った。
だけど碧が周りとの関わりのなかで逃げずに頑張って毎日を過ごす姿にどんどん引き込まれて読むのが楽しくなった。
みんなダメでどうしようもない部分を抱えて頑張っている。素敵な出会いや気持ちのやり取りに暖かい気持ちになる
蜂蜜一時期ハマっていて最近ご無沙汰。
久しぶりに蜂蜜買ってこようかな。

すぐに本に感化される私だった。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

碧の行動力は見ていて気持ちよかったが、安西家のことを全然好きになれなかった。碧がそこまで安西を思う理由がわからなかった。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

 中学時代に家族や学校とうまくいかず、摂食障害になっていた碧。
 偶然出会った女性からもらった蜂蜜に救われる。

 その後、30歳になった碧は恋人の安西の故郷で養蜂を手伝う事に。
 そこで出会う黒江やあざみさん、朝花ちゃんとの交流が温かく、また力強さを感じた。
 安西は、安西の父親を含め、ラストまで好きにはなれないタイプの人間だった。
 全ての人や全ての出来事を拒否せずに受け止めて、自分なりに消化し自分の糧としている碧の人柄に惹かれた。
 蜂蜜のいい香りが漂ってきそうな作品だった。

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2025年08月09日

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