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Posted by ブクログ 2024年04月23日
初寺地はるな作品。想像以上に現実感があって、「弱い」子どもと大人が描かれていた。
『ゆきばらとべにばら』は読んだことあった。色んな訳があるらしいが、私が幼い頃に読んだのはこれだ。
私もこれを読んだ当時びっくりした記憶がある。物語の最後に急に王子の弟が出てきて、姉妹と結婚する。
なぜ急に弟が出てきた...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月25日
行き場のない母子が暮らす「のばらのいえ」。そこで育った祐希は未来のない現実から高校卒業と同時に逃げ出す。それから10年。のばらのいえに連れ戻された祐希は、ずっと心配だった幼馴染の紘果と再会を果たす。
性的虐待、ネグレクト、ヤングケアラー、子どもたちを見下し搾取する大人たちがひたすら悍ましいが、祐...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月01日
これはダークサイドな寺地はるなさん。
寺地さんのダークな本はあまり好んでいなかったけど、この本はこれまで読んだダークなものの中では一番良かったと思う。
「君は何も出来ない」「出来ない君を守ってあげる」
そういうことを言う男、虫唾が走りませんか?
志道という男に支配された「のばらのいえ」。
そこで育...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月01日
引き取られ、のばらの家に暮らす祐希。6歳の時に同じ歳の紘果と出会う。
自分達をグリム童話の『白ゆき紅ばら』姉妹になぞらえる。のばらの家に別な立場でしばられる2人だが、祐希は高校卒業間際に逃げ出した。
始めはシェルターでの話かと思ったのだが、ドロドロとしたそれぞれの人の気持ちが入れ乱れ、読みながら気...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月30日
のばらのいえというシェルターで生活している祐希と紘果と保。弱者に寄り添っているように見せかけて歪んだ実奈子と志道に色んなものを搾取され続けた幼少期から青年期。
そこから逃げたした祐希が10年ぶりに戻ってきて紘果を取り戻す。
寺地さんにしてはちよっとバイオレンス気味だった。英輔の存在が明るさや希望が持...続きを読む
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