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Posted by ブクログ
世の中にあるたいていのモノは、全て誰かの地味な作業によって生み出されている。
必要のない仕事は、この世の中に存在しない。必要出なかった、もうとっくに無くなっている。
情熱とは、仕事を続けていく上で徐々に喜びとか、面白さがわかってきて、その上で段々育っていく
就きたかった職業でなくても、真摯に、一途に、日々取り組んでいるとしたら、それはとても美しい生き方。
共感なんてもんは、何の役に立たない。ただ誰にでもいろいろあるということを理解するだけでいい。それが他人を尊重するということ。
うまくいかないことがあっても俺が悪いとは思わない。俺のやり方が悪かったと考え他のやり方を試してみる。
Posted by ブクログ
素敵なお話でした。
双子の光実と歩が亡き母のワイン作りの後を継ぎながら成長していくお話です。
読みながら、光実の気持ちも歩の気持ちも
本当に痛いほどわかる気がしました。
兄弟や双子というと
つい比べられたり、自分でも勝手に比べて落ち込んだり仲がいいんだけどどこか複雑な気持ちもあったリ…
寺地さんの作品はどれも私の中にある誰にも見せていないような自分でも気づいていないような
感情に出会えるそんな気持ちになります。
ワイン作りの奥深さに感動しつつ、
光実や歩の周りの人たちの厳しい中に温かく見守る姿や言葉がけが本当に素敵で私も頑張ろうと
元気が出るお話でした。
Posted by ブクログ
曾祖父が興した会社「天瀬ワイナリー」の代表者であった母を突然失くした双子の姉弟、光実と歩。
姉の光実はできのいい子で、18歳の頃からずっと家業を手伝っていて、弟の歩は特にやりたいこともなく、アルバイトで日々を過ごしている。
性格も対照的な二人だけれど、歩は強引に光実に会社を手伝わされることになる。
大阪の架空の町が舞台の物語である。
ワインのもととなる葡萄の栽培、醸造、販売等々、人が一本のワインを購入し口にするまでにどれだけの時間と工程を経てつくられているか、家業を継ぐと一言でいうけれど、そうそう容易いことであるはずもなく、この物語を通してとても尊いものを見せられたような気がします。
地味で地道な毎日が淡々と続いていて、まだ30にも満たない若い姉弟に頭が下がる思いがします。
家族や友人、職場の人たちに支えられ、お互いに刺激しあってたどり着いた答えは、二人にしか出せないもので、タイトルの「月のぶどう」とはこういうことだったのかと納得できました。
光実と歩のこれからの人生が、月の光を受けるようにキラキラと輝いていてほしいと願っています。
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小説・文芸
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