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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大阪で曽祖父の代から続くワイナリーを営み、発展させてきた母が亡くなった。美しく優秀な母を目標にしてきた姉の光実と、逃げてばかりの人生を送ってきた弟の歩は、家業を継ぐ決意をする。うつくしい四季の巡りの中、ワインづくりを通し、自らの生き方を見つめ直していく双子の物語。
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Posted by ブクログ
ワインとはこんなに奥深いものというの、恥ずかしながら初めて知りました。 また2人の成長していくところもすごい感動したし、心に響く言葉がたくさんあった。
寺地はるなさんの作品で1番好きなものです! あったかい気持ちになるし、主人公のワインへの愛が伝わってきて、お酒が飲めない自分がもったいなく思ってしまいました。笑
残したくなるフレーズが6件ほどもありました。ぶどう農家の苦悩と喜びを素敵な文章で綴られていて、ぶどうに限らずすべての農家さんたちが、自然を相手に打ちひしがれたり喜んだりしている現実を、今までよりリアルに、これでも足りないとは思うけど少しはリアルに捉えられるようになったと思います。 「どう考えても君...続きを読むの方がふさわしい」と日野さんからマイクを受け取ってからの歩のセリフの全てが素敵で、感動的で、アドリブ力最高でした。ドラマチックな場面が想像できて泣けました。
しっかり者で責任感が強い光実と、中途半端な歩の2人の物語は、歩の立場に共感しながらでした。若いうちは、いつか天職が見つかると根拠も無しに思っていましたが、そんなものはやはり無い。だからといって、頑張らなくていい理由にはならない。この世の仕事はすべて必要で重要。自分に言い聞かせるように読みました。読後...続きを読む感もとてもよく、心地のいいものでした。とても面白かったです。
世の中にあるたいていのモノは、全て誰かの地味な作業によって生み出されている。 必要のない仕事は、この世の中に存在しない。必要出なかった、もうとっくに無くなっている。 情熱とは、仕事を続けていく上で徐々に喜びとか、面白さがわかってきて、その上で段々育っていく 就きたかった職業でなくても、真摯に、一途...続きを読むに、日々取り組んでいるとしたら、それはとても美しい生き方。 共感なんてもんは、何の役に立たない。ただ誰にでもいろいろあるということを理解するだけでいい。それが他人を尊重するということ。 うまくいかないことがあっても俺が悪いとは思わない。俺のやり方が悪かったと考え他のやり方を試してみる。
すごく良かった。ラストの少し前にある出来事には、感動して陽の光やワインの煌めきがありありと目に浮かんで、泣いてしまった。 寺地さんの本は、悪人がギャフンと言わされることもないし「間違った」行動や言動が猛省される描写もないんだけど、伝えたい人にはちゃんと伝える、そこがいい。登場人物みんなが生きている、...続きを読む生きていく感じ。
読むのに少し時間がかかりました。身近な人が逝ってしまって、喪失感が重なってしまって。スマートにはなかなかやれんし、意味なく落ち込むこともまだまだ、多々ですが、でも、回りに元気もらいながら、前に進みながら、、、だなー。
素敵なお話でした。 双子の光実と歩が亡き母のワイン作りの後を継ぎながら成長していくお話です。 読みながら、光実の気持ちも歩の気持ちも 本当に痛いほどわかる気がしました。 兄弟や双子というと つい比べられたり、自分でも勝手に比べて落ち込んだり仲がいいんだけどどこか複雑な気持ちもあったリ… 寺地さんの作...続きを読む品はどれも私の中にある誰にも見せていないような自分でも気づいていないような 感情に出会えるそんな気持ちになります。 ワイン作りの奥深さに感動しつつ、 光実や歩の周りの人たちの厳しい中に温かく見守る姿や言葉がけが本当に素敵で私も頑張ろうと 元気が出るお話でした。
曾祖父が興した会社「天瀬ワイナリー」の代表者であった母を突然失くした双子の姉弟、光実と歩。 姉の光実はできのいい子で、18歳の頃からずっと家業を手伝っていて、弟の歩は特にやりたいこともなく、アルバイトで日々を過ごしている。 性格も対照的な二人だけれど、歩は強引に光実に会社を手伝わされることになる。 ...続きを読む 大阪の架空の町が舞台の物語である。 ワインのもととなる葡萄の栽培、醸造、販売等々、人が一本のワインを購入し口にするまでにどれだけの時間と工程を経てつくられているか、家業を継ぐと一言でいうけれど、そうそう容易いことであるはずもなく、この物語を通してとても尊いものを見せられたような気がします。 地味で地道な毎日が淡々と続いていて、まだ30にも満たない若い姉弟に頭が下がる思いがします。 家族や友人、職場の人たちに支えられ、お互いに刺激しあってたどり着いた答えは、二人にしか出せないもので、タイトルの「月のぶどう」とはこういうことだったのかと納得できました。 光実と歩のこれからの人生が、月の光を受けるようにキラキラと輝いていてほしいと願っています。
ワインは無限に楽しめるお酒なので、 この人の書く文章で、 ワイン造りの工程まで楽しめて、 ストーリーで余韻を味わう1冊でした。 続きがまだ読みたいです。 歩とあずみの今後も気になるし、 希少な極甘ワインの出来るまでも 知りたい。 月のぶどうで造られた極甘ワイン。 想像するだけで嬉しくなる。
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