雫

1,870円 (税込)

9pt

今日が、雨でよかった――時を超え、かたちを変えて巡る、“つながり”と再生の物語。

ビルの取り壊しに伴うリフォームジュエリー会社の廃業を起点に時間をさかのぼりながら、物から物へ、人から人へと、30年の月日のなかで巡る想いと“つながり”、そして新たなはじまりを描く、寺地はるな(2023年本屋大賞9位)の真骨頂が光る、感動長篇。
出会い、卒業、就職、結婚、親子、別れ……。中学の卒業制作づくりで出会った4人がそれぞれ直面する数々の選択と、その先にある転機、人生のままならなさ。不器用に、でもひたむきに向き合う彼らの姿を通して、日常のささいな不安や違和感を丁寧にすくい取って人の弱さにそっと寄り添いながら、いまを生きるあなたにエールを贈る大人の青春小説。

【内容】
2025年 4月
2020年 2月
2015年 12月
2010年 7月
2005年 4月
2000年 8月
1995年 9月
2025年 10月

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雫 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近ミステリやSF読んでいたけれど、(それも面白いけど)こういう本好き!とあらためて思った。
    もう一度読みたい。今度は時系列で読んでみようかな。気になるフレーズをちゃんと記録しながら。
    たくさんあって記録しなかったことを読み終わってから後悔したから

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    珠をはじめとした周りの人たちがみな愛おしいキャラクターでスラスラ読めた
    また少しずつ年代を遡っていくのもなぜ珠はこうやって生きてきたのかを知れてとてもよかった

    もともと雨は好きだけど、もっと好きなれそう

    0
    2025年11月08日

    Posted by ブクログ

    静かで、穏やかで、でもすごく核をついた物語だった。
    始まり方と終わり方、どちらもとっても綺麗でよかったな~ꌩ ·̫ ꌩ

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    中学時代からの同級生4人の30年間を遡りながら〝あの頃〟から〝いま〟をたどる。
    互いに気にかけつつも、その距離感が恋愛関係抜きの「友情」として続いている。
    その関係性に、その日常に、素直にいいな、と思う。
    生き辛さや不器用さ、うまく伝えられず呑み込んでしまう言葉、見守っているけれど表に出さない。なの

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    「わからないものについて考え続けるのは、体力がいることです。わからない、という思いをとどめておくこともね。わからない、わからないどうなっている大人はかっこ悪いです。ほんものの知性ある大人というのは、あるいはそのような大人になる素質のある子どもは、かっこ悪く見えるものです。
    ですが、ほんとうは美しいの

    0
    2025年07月13日

    Posted by ブクログ

    リフォームジュエリー会社で再会した中学の同級生4人の物語。
    そのうちの一人、ジュエリーデザイナーの永瀬珠の視点で物語は進み、45歳の時点から5歳ずつ遡ることで4人が各々抱えている背景や関係性が明確になっていく。
    とても不器用でひたむきに生きる人たちの物語。慈悲深い。

    タイトルにも表紙にもデザインさ

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

     「永遠」とは、ずっと続くと言う意味でとらわれやすいが、答えが分からない物について考え続けるは体力がいる 事であり、分からないと言う思いをとどめておくのは体力 がいるが、本当は美しいことであり愚直なまでに問いと向 き合う姿は美しい事であると言う考えは素晴らしいと思い ました。 また、今迄ジュエリーシ

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    多分、こういう静けさを持つ物語が好きなので、一気に読んでしまった。
    最後はなぜか分からないけれど、ジーンときて読んで良かった、と思えた。

    こんな風な人達が同じ世界に生きてるかもしれない、と思うと暖かい気持ちになれる気がする

    0
    2025年10月06日

    Posted by ブクログ

    章ごとに時代を遡る組み立ては
    原因を探りに行くような感覚で心地よかった
    何度も読み返すことで、より愛着の湧く物語

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    じわじわ沁みてくるタイプの小説でわりとよかった。
    中年になり我が身の衰えを自覚したり、親の老いた姿に心がしんどくなっている今は特に響いた。

    「変えることって勇気がいるよね。
    でも生きてるって変わっていくってことなんやで」

    生きていけば、守られる側から守る側に変わり、歳をとったり病気になったりして

    0
    2025年09月25日

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