ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
8pt
実家である天瀬ワイナリーを営み発展させてきた母が、突然倒れ、かえらぬ人となった。優秀で美しい母を目指して生きてきた双子の姉・光実(みつみ)と、二十六歳になっても逃げることばかり考えている弟・歩(あゆむ)は、自分たちを支えてくれていた母を失い、家業を継ぐ決意をする。 デビュー作『ビオレタ』で高い評価を集めた期待の新鋭による、優しい涙がこみあげる感動作。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
かなり好きでした。 あずみちゃんの母への想い、歩との関係性、互いに紡ぐ言葉、自分を見てるようで、苦しくなった 登場する人物みんなが、それぞれ良い変化をしていく 最期を描かないあたりもとても良い みんなが幸せになりますように
天瀬ワイナリーが舞台。 ワイン造りを学ぶ歩と双子の姉の光実、周りの人たちとのかかわりで2人が人として成長していく。 そのままドラマになりそうな感じ。 普段はイタズラ好きの祖父が、時たま発する言葉に重みがあった。 平気で弱みをみせられる人がほんとうに強い人だ、という言葉や、結婚する光実への言葉...続きを読むは、とてもよかった。結婚生活が長い人にも響くと思う。 デザートワインが出来上がる頃、歩とあずみが笑顔でまた会えますように。
真ん中あたりからググッと引き込む展開はさすが。 今回一番ハッとしたフレーズは、 「『ぜんぶ理解できんでもええんや。親族とはいえ、他人なんやから。共感もするな。共感なんてもんは、なんの役にも立たん』 ただお前は、誰にでもいろいろある、ということを理解するだけでええと思う。それが、他人を尊重する、...続きを読むということや。」 これは寺地さんの作品を読むようになって、私がたどり着いた境地のようなもの。 私自身は姉妹で比べられたという気はしていないけれど、双子の姉たちは常に感じていたかもしれず、特に自己肯定感が低いと最近になって私に話してくれた下の姉に読んでもらいたいと思います。
不覚にも結婚式シーンは泣いてしまった。 寺地さんは個人個人をすごく丁寧に描く作家さん。 わかるわ~、って頷くことばかり。 そして国産ワイン。 私も好きです。 こんなご苦労がたくさんあったとは知りませんでした。 やっすい輸入ワインに走ることもあるけど、心して国産ワインを大切に飲もうと思います。 グラ...続きを読むスにも凝りたいけど、なかなか難しいかなー(笑)
双子の光実と歩 家業を継ぐ光実と何をしても飽きてしまう歩 優等生で美人の光実。 何をやってもうまくいかない歩。 母親が急死し、家業をやることになった歩。 ワイン作りはわからないことだらけ。少ない従業員とも上手くいかず…。 母親である人物や家族へのそれぞれの思いやコンプレックス。 特に母親の死に...続きを読む対しては家族もどこかギクシャクしている空気も伝わってくる気がした。 でも、心に残るような文章やはっとさせられる言葉があちらこちらにちりばめられていて、励まされた。 仕事のこと、家族のこと、色々なことが作品に溢れていて素敵な作品でした。
農作物を育てその原材料をもとにそれぞれの楽しみ方を提供できるワインを作る、地味で根気のいる仕事を通して、誰もが成長できるチャンスがある、ということを大阪南東部の葡萄畑を舞台に物語は進む。娘は式をあげなかったので祖父の言葉がやけに身に沁みました♪
姉弟共に貼られたレッテルや、慣習に抗いなから前に進んで行く姿から目が離せませんでした。 嫌なことや面倒なことからも逃げ出さないという二人の気持ちにも共感しました。
なんかこう、逃げてばかりいてなかなか向き合わない歩に最初はイライラさせられるけど、着実に成長して、それを周りが認めていくのがいいなあ。でもそれを和葉さんが悲しむのはよくわかる。 あとは、冨美雄さんの「うまくいかないことがあったらやり方が悪かったと考えてやり方を変える、自分を嫌いな人に好かれよう...続きを読むと頑張らないっていう考え方は、正にそのとおり!! それから、光実の結婚式でのおじいちゃんの言葉にもやっぱりそのとおり!!
偉大な存在だった母が亡くなった。 母の跡を継ぐよくできる姉、そして姉よりできないという思いがありつつ、戻ってきてワイン作りを手伝う弟。2人のそれぞれのありそうな生きづらさや、その中で重ねていく日々に思いを重ねながら読んだ。
何やっても上手くいかない歩と出来のいい方の双子の姉光実。歩は姉に引け目を感じて実家から離れて生活をしてきたが、母親が亡くなり、家業のワイナリーを手伝うことになる。不器用ながら少しずつ葡萄づくりやワインづくりをしていく歩に好感が持てる。出来の悪い弟を助けようとしている光実は心の奥底では歩のことを蔑んで...続きを読むいるようなところがある。ワイナリーの職人(上司)は初心者の歩に対してちょっと冷淡かなって思える。 少しづつ成長していく歩、人間的にも一番かなって思える。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
月のぶどう
新刊情報をお知らせします。
寺地はるな
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
世界はきみが思うより
ナモナキ生活はつづく
リボンちゃん
希望のゆくえ(新潮文庫)
正しい愛と理想の息子
雨夜の星たち
いつか月夜
大人は泣かないと思っていた
「寺地はるな」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲月のぶどう ページトップヘ