寺地はるなのレビュー一覧

  • 雨が降ったら

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    素敵な本でした。どの方もとても良く生きている。洋傘やさんとの出会いで、彼女たちの日常が少し温かくなる様子が嬉しい。
    なにか特別なことじゃなくて、日常が素敵なんだな、と思えるお話でした。

    ふと認められたり褒められたりしたとき、スノさんの「そうでしょうとも」と言えたらカッコイイなぁ。
    そして、こんなペースの売れ行きでいいのかなと思ったら、不動産持ってると書いてて安心しました^^

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    2026年10月25日
  • ナモナキ生活はつづく

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    著者の小説は未読でこちらが初ですが、思わず声に出すほど笑いました。
    攻めたペアリング、とか不意に来ます。
    他のエッセイはもちろん、小説も俄然読みたくなりました。

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    2026年10月25日
  • ガラスの海を渡る舟

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    あと2-3年前にこの本に出会いたかったかもしれない。

    子供の頃から、お互いにわだかまりを持つ兄と妹がそれを少しずつ溶かしていった10年間のストーリー。らしい。穏やかに時が流れ、優しい表現やストーリーが寄り添ってくれるところがすごくいいと思った。

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    2026年10月24日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    とてもよかった。碧の強さや周りを巻き込んで成長していく様がとてもいい。彼氏と別れはしたが、あの彼も彼なりに色々思う所はあったはず。作中に出てくる蜂蜜を使った料理もとてもおいしそうでした。

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    2026年10月23日
  • 雨が降ったら

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    やっぱり寺地さんの描く物語が好き。
    みつほとクリームソーダが良かった。
    わかば洋傘店でつながる人と人の優しくて心温まる物語。

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    2026年10月23日
  • 町は今日も

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    力まずに読める。働く主婦でママの話。等身大ですごくいい。

    第1話 来泉北こども会では、会長の剣崎さんが左足首を捻挫し、副会長は引越し、会計が病気になって、書記は実家の親の手術で帰省。そのうえクリスマス会を中止しろという貼り紙をされる。

    第2話 防災祭りの時に婦人部とこども会で炊出しのカレーをやって欲しいと言われて剣崎さんがつっぱね、自治会をあげてやることになった。

    第3話 こども会では年2回除草をする。ほとんどの人は参加しない。町内ではダンボールを集めて古紙回収業者に売っているが、最近それを盗んでいく奴がいると話題になる。

    第4話 花火が最上階から見えるらしい。そして夏祭り。新宮さんの奥さんの様子がおかしい。

    第5話 新宮さんの奥さんが子供を連れて家を出た。夫がほうぼうで言いふらしているらしい。ハロウィンイベントのスタンプラリーで役員たちは仮装することになった。

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    2026年10月19日
  • 水を縫う

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    読みたいリストに入れていた1冊。

    〜らしさについて考えさせられた1冊。

    人はいつから〜らしさに縛られるようになるのだろうと考えさせられました。

    らしさに縛られる人、らしさがあることで生きられる人、それぞれいるかと思いますが結局自分らしさとして認め、生きていける人が強いと改めて思いました。

    私も自分らしさを認めながら、人生を歩んでいきたいと見つめ直させてくれる作品です。

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    2026年10月18日
  • 雨が降ったら

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    ─── ✦ 感想   ✦ ───
    「そうでしょうとも」
    スノさんのきどらない感じが、なかなか良いです。

    中盤の時点で、面白いな〜と思いました。
    登場人物たちがカッコよくて、すごいいい。
    私の好きな連作短編集というのもいい。
    サクサクした展開もよかったです。

    スノさんの姪っ子の美禰子は、亡くなった妹のことが忘れられない様子で、悲しみを抱えて生きているんですが、そんな様子をみていたら、亡くなった母を思い出して、少し涙しました。生きていたらもっと楽しい瞬間がたくさんあったかもしらないなぁと、、、なかなかに面白い人だったので。

    40代の女性たちが主な主人公ですが、みな、いろいろな想いをかかえていて、前を向いて歩んでいく様は、なにか、こう、自分も前を向いて進んでいこうという気持ちにさせてくれました。
    自分らしく、好きなように、一歩を踏み出そうと。


    ─── ✦ あらすじ ✦ ───
    40代の女性たちが主人公で、それぞれの生活の中で、わかば洋傘店との出会いがあり、その出会いが心に変化を与えていきます。
    心の変化、輪のつながり、些細な幸せといったものが、微笑ましい読後感を与えてくれます。


    ─── ✦ 主な登場人物 ✦ ───
    わかば洋傘店
    太志 若葉、41歳、ワカヤン
    スノ 太志母

    上村初佳 もとか、48歳
    聖菜 長女
    拓海 長男
    征典 夫、離婚、死

    曽根杏子 きょうこ、43歳
    野原 昔の男

    みつほ 47歳
    沢田
    カレイドスコウプ桃谷まもる 大道芸人、マジシャン、ママヤン、太志友達

    苑美 そのみ、ソノミー、46歳
    碧唯 あおい、長男
    輝美 テルミー

    美禰子 みねこ、スノ姪っ子、45歳
    岡   7歳と9歳の子ども


    ─── ✦ 語彙  ✦ ───
    吝嗇 りんしょく
    金銭や品物をむやみに惜しむこと、またはそのさまやそのような人(けち)を指す言葉

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    2026年10月18日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    星4.5 それぞれ登場人物の名前をよく読まないとどう繋がっているのかこんがらがるけれど、どれも優しいけど、興味がなくなるほど退屈ではないちょうどよい短編がつながり一つの話になっていた。 
    以下好きだった言葉
    「あの子はきっといつも あなたに優しくされとるから他人に優しくできるんだろうね」
    「誰かの涙を拭いてあげられる子はきっと大丈夫いきていけます」
    「死んだ人間はどこにも行かん。死んだら小さいかけらになってたくさんの人間に吸収される。生きてる人間の一部になる。とどまり続ける」
    「のんきな妻、という役をやっている」

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    2026年10月17日
  • 水を縫う

    購入済み

    ながれる

    結婚を目前にした姉。姉のためにウェディングドレスを縫うと決意した弟。家族の歴史、それぞれのこだわりと葛藤、人間関係などをまさに、流れるように描いた作品だと思う。どこにもいそうな人々だが、譲れないものを抱えており、一筋縄ではいかないところがおもしろい。最後の場面で、自然に涙が流れた素敵な作品でした。

    #感動する #共感する #エモい

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    2026年10月14日
  • こまどりたちが歌うなら

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    はとこの『伸吾』に乞われ、彼が父親から社長を引き継いだ製菓会社に転職した『茉子』。そこはあまりにも古い体質のルールがまかり通り、疑問を唱える茉子は周囲から煙たがられてしまう。

    かわいらしい和菓子の表紙、きっとほっこりしたお話なんだろうと予想して読み始めたのだけど、これがなかなか。
    主人公の『茉子』は以前の勤め先で後輩を見捨てたような形になったことを気に病んでいて、こちらでは当たり前のことを言っているつもりが『コネの子』と煙たがられる。ものの考え方とか、本当に親に愛されて育ったんだろうなと感じられる。現社長の『伸吾』は、もめ事が嫌なんだろうしとても優しいんだろうとは思うけど、確かに上に立つには頼りないかな。不愛想なパートの『亀田』はすべて諦めてしまうほど本当に大変だったんだろうな。その息子の『善哉』は苦労はしてきてもこちらも愛情を受けてきたのだろうと思える。不安定な『美智花』や生真面目な『千葉』、たくさんの人物がでてくるけど、悪いだけ・良いところばかりの人はいない。それぞれに生きてきた環境があり、それぞれの問題を抱え、それぞれの正しさを持っている。持っていても生きるために曲げなくてはいけないこともある。でもだからこそコマドリの鳴き声のように「ここにいる」と叫ぶように声をあげる強さを持ちたいと願う茉子を好ましく感じる。
    なんだかとぼけた顔をした『こまどりのうた』が食べたくなる。きっと優しい味なんだろうな。

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    2026年10月12日
  • 最後の晩餐

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    7つのストーリーがそれぞれにいい味を出していて、絶妙な切り口のストーリーになっていておもしろい。
    私の口にあった3作を選ぶなら、
    原田ひ香さん「最後に、何を食べたの?」
    井上荒野さん「本当の話」
    寺地はるなさん「小曾根幸子の送別会」。

    今(私的に)話題の原田さんのストーリーは、はじめは、頭が?の状態から、少しずつ、ヤバいことしようとしてる展開が理解できてきて、なるほど、という結末で落ち着くけど、きっと、もっともっと濃く長くしたら、すごく面白い一冊の本になるような気がする。読みたい。なんとなく、「PRIZE」に近しい心情になる気がする。ド素人的な感想です。

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    2026年10月11日
  • きよくしぶとくやかましく

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    ネタバレ

    実写化してほしい!

    死体の隣でお茶会!?
    「水を縫う」のイメージしかなかったから寺地はるなさんミステリも書くの!?と思って手に取りました。

    ストーリー展開が面白い。ここまでじゃないけど、私の住む町も似たり寄ったりな風習があるので、こんな風に地域の交流もかわっていけたら楽しみながら過ごせるかもと思った。

    誰にでも秘密はあるし、白黒はっきりつければ良いってもんじゃない。
    正しい、間違い、だけじゃない、「そういうのもあるな」って受け止め方のできる人になりたいなー

    続編出たら絶対読みます!

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    2026年10月11日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    友達に勧めてもらって購入。

    蜜蜂が一生かけて集めるハチミツの量がひと匙分。これを聞いてハチミツは貴重なものなんだな、と。
    食べると元気なり、明日も生きようと思えるという主人公。これまで苦手だったハチミツを食べてみたくなった作品です!

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    2026年10月08日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    日々を一人で頑張って生きていると息苦しくなることもあります。
    時には多少の現実逃避、気持ちの上での異世界転生みたいなことをしてみても良いのではありませんか?

     NHKラジオ AM「新日曜名作座」(出演:竹下景子さん・段田安則さん)(日曜 19:25~19:55)で本作のラジオドラマが始まりました。(10月4日から全6話)
     原作を読みつつ、ドラマの脚色も楽しんでみませんか?
    (1週間以内なら、らじるらじるで聞けます)

    〔作品紹介・あらすじ〕
     商店街で働く南優香は、いまよりほんの少し愉快に生きるためのライフハックを思いつく。今日から私、殺し屋になる――(「コードネームは保留」)。
     博物館の片隅で現実逃避に余念のないサラリーマンと小学生。つい悩みを吐露し合ってしまった二人の本当の願いは……(表題作)。
     読むほどに心が楽になる、7つの物語。
    解説・森川すいめい

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    2026年10月06日
  • カレーの時間

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    言葉がリズムよく直接的で思わず
    「ふふっ」と微笑みながら
    読み進めていましたが後半になるほどに
    目頭が熱くなり涙がこぼれていきました。


    祖父の義景はすぐ怒鳴るところ
    仕事ばかりで家庭を顧みなかったこと

    自分の考えを押しつけ
    彼らを傷つけていたことから
    桐矢も 三人の娘や 他の孫たちも
    頑固な祖父を敬遠されていた。

    祖父は子供の頃
    いろいろな家に預けられ
    大人にかわいがられたことがなかった。

    それゆえに 子どもをかわいがる方法が
    自分の家族を大切にする方法が
    祖父にはわからなかった。

    心の中では家族をとても大切に思っていたのに
    その気持ちを伝える術を知らなかった。

    そして祖父は男らしくあろうとして
    自分自身を不自由にしていたように感じた。

    そして頑固ではあるが 懸命に生き 傷つき
    彼なりのやり方で愛した
    不器用で弱い人間だった。

    最後には娘三人と孫たちに
    祖父の本当の愛情を知ってもらえて
    本当に良かった。

    この物語は「分かり合う」というよりも
    わからない他人の人生をいかに自分のそれと
    同じように尊重し愛するか。
    時代によって変わりゆく「正しさ」を
    どう信じていけばいいのかを

    問いかけているように思えます。

    最後に桐矢の
    「あたえられたものを最大限生かして
    ささやかな幸福を感じながらいきていく。
    昔も今も それがぼくの一番の願いだ」
    という言葉から

    祖父の大好きなカレーを
    一緒に食べながら会話をし
    共に暮らした日々は桐矢を成長させた
    なにものにも変えがたい
    かけがえのない日々になったのだと
    感じられました。

    微笑ましくて
    温かい時間をありがとうございます。


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    2026年10月05日
  • 雨が降ったら

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    40代半ば〜後半の5人の女性が主人公の連作短編集。
    育児中だったりお一人様を満喫していたり、いろんな女性が登場しますが、同世代の私は悩みや思いにとても共感できました。
    読後は心がじんわり温かくなり、前向きな気持ちになれる小説でした^ ^

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    2026年10月04日
  • ぬすびと

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    どんな立場でも、お金があってもなくても、それぞれ悩みがあって、でも自分とは住む世界が違う…と思って遠ざけて…
    我慢するだけでなく、自分の力を信じて少しずつ成長していく彌栄子さんも素敵だし、月のようにいつも見守ってくれている暖も素敵…
    映像化されたら、誰が暖をやるのかな…とか考えてしまう…

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    2026年10月02日
  • リボンちゃん

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    自分らしさを失わないように進んでいくリボンちゃんにほんわかとしました。 

    周りの人に対する優しさも伝わってきて、頑張って!と心から声援を送りたいですね!

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    2026年09月30日
  • 雨が降ったら

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    どの話も心がじんわり温かくなり、前向きになれる話ですごくよかった。
    傘店での出会いがきっかけで仲良くなった女性3人の関係性が羨ましいと思った。
    さらさらした喋り方、ベビーパウダーをはたいたような声という表現が印象的だった。

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    2026年09月28日