寺地はるなのレビュー一覧

  • ガラスの海を渡る舟

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    家族のやるせなさありがたさあたたかさ、家族が他者と関わることをどう受け取るか行動するか、その時の思い、いろんな大切なものが詰まっている物語でした

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    2026年06月14日
  • ぬすびと

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    過去に菓子メーカーの創業一家で、悪ガキ栄輝のベビーシッターをしていた鳴海。
    その家の奥さん彌栄子に気に入られていると思っていたのに、ある出来事で全くの疎遠状態に。
    20年が経過し、鳴海の元に栄輝から連絡が。
    途絶えた時間が動き出す。
    鳴海さんは、生活が楽ではなく、不満を抱えているが、思考回路が面白い。
    こんなこと、あるあるだと。
    そして、鳴海の夫である暖もいい味出ている。
    この人、社会人としてはどうなのかと思われるが、本当に人の気持ちが考えられるあったかい人だった。
    192ページしかなくて、あっという間に読み終えてしまうが、余韻を楽しめるいい話でした。

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    2026年06月14日
  • 水を縫う

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    手先の器用な刺繍の上手な男の子の話。寺地はるなは男の子を書くのが上手い。カレーの時間も良かったし。女の子を主役に据えると主張しすぎてしまうのかもしれない。

    高校1年生の松岡清澄は手芸が好き。市役所勤めの仕事人間の母はシングルマザーで、祖母のお陰で家が回っている。清澄と祖母が料理、母が掃除、姉が洗濯という分担になっている。姉の結婚式のドレスを作ることになった。

    水青はかわいいものが苦手だ。シンプルなドレスがいいと言ったのに、清澄のスケッチのドレスにはリボンがある。希望を口にすると、それは割烹着だと言われる。小学校の頃、男にスカートを切られた。それ以来ふりふりの服を拒んでいる。

    結婚して子供

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    2026年06月12日
  • ガラスの海を渡る舟

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    自分の感情、他人の感情と
    分けて考えれるようになりました。
    本を読んで主人公のきもちに影響されたり
    いろいろな他人の気持ちに影響されがちでしたが、それを自分の生活に持ち込まないようにできる考え方をこの本で学べました。
    内容としてもすごく、心に残ることが多かったです。

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    2026年06月12日
  • ぬすびと

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     シッターの仕事で巡り合った家族と20年ぶりの対面を果たし…

     私にとっての寺地はるな作品はすごくいいかズッコケのどっちかなのですが、これはいい方でした。

     鳴海が世間一般の人よりはやや破天荒ながら、辟易させるレベルのそれではない、自身を顧みるタイプの人だったことが私にとっては良かったのだと思います。それはともかく、彌栄子と鳴海の関係性というか、友情というか、そのちょっとねじくれたあれこれがとても良かったと思いました。

     真珠のネックレスがタイトルにつながっているわけですが、それがお墓につながっていくとか、きれいに差し込んだなあなんて感心しちゃいました。

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    2026年06月11日
  • カレーの時間

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    男らしさにこだわるじいちゃんと、現代っ子の僕の話。寺地はるなにしてはスピード感と元気の良い作品で、そしてものすごく良かった。

    第1話 隣の席の小西はどんどん侵略してくる。僕はは広げたくなんかない。自分の世界を快適に保つことにエネルギーを注ぎたい。

    一昨年の夏に戦争が終わった。でも玉音放送はよく聞こえなかったし、何言ってるかさっぱりだった。橋の下で寝起きしてる男に、ご飯を恵んでもらった。母が自殺してからいろんな家をたらい回しにされている。飯のお礼にアケビを持ってくるといったら、いらないから、お前が大人になった時、腹を空かせている奴に食わしてやってくれと言われた。

    僕桐矢とあずきの母は三女で

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    2026年06月11日
  • 雨が降ったら

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    「わかば洋傘店」が作品の主な舞台です。
    丁度、傘が要る季節ですね。
    本の装画もくるくると傘の模様でとても可愛らしく優しい色合いです。

    私は傘が好きなんです。
    だから本当に気に入った傘を雨が降る日は持って出かけていました。
    でも、気に入った傘は盗難に遭いました。何回も…。だから今は無難な無地の傘を持っていきます。とても残念で気分は上がらないです。が、
    この作品を読んだらお気に入りの傘が欲しくなりました。作品にも出てきたゴッホのひまわりのような華やかな黄色の傘が素敵だな…。

    登場人物たちはそれぞれが色んなものを抱えていますが、傘との出会いで気持ちを上げてたり、優しく穏やかな気持ちになったり、少

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    2026年06月10日
  • こまどりたちが歌うなら

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    なんや、神経質で繊細な子やなぁと思った。

    小松茉子は今日から6-7歳年上の従兄の伸吾を社長と呼ばねばならない。亀田さんは特別なパートさんだから会話に気をつけるように言われる。伸吾の父が心臓を患って引退して、社長職を継ぐ。事務の子が辞めるからと伸吾に誘われた。

    家に帰ると満智花が両親と映画を見ていた。菜の花の辛子和えは満智花が作ったらしい。満智花は同じマンションに住む看護師。最近ちょっと茉子の家に入り込み過ぎているのではないかと思っている。

    二ヶ月たった。亀田とは親しくしていない。亀田は以前、こまどり庵で勤めていたが、結婚出産後復帰して事務のパートに回っているらしい。江島さんのパワハラチッ

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    2026年06月10日
  • 川のほとりに立つ者は

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    自分が生活の中でふと思うことを書いてある。
    日常の中で「〜であって欲しい」と思うことは多々転がっているのではないかとかんじた。

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    2026年06月08日
  • こまどりたちが歌うなら

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    未だに暗黙のルールとか、昭和の頃のままの理不尽なルールが横行している会社はたくさんある。どうせ変わらないと思って、黙々と働くしかない人が多い中で、茉子さんのような存在はありがたい存在だなと思った。少しずつ会社の仕組みが変わっていく様子が本当に嬉しくて、登場人物たちを頑張れ!と応援したくなった。

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    2026年06月07日
  • ぬすびと

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    読み始める前はタイトル的にどんな話なんたろう?って思いながら読み進めたんだけど、読み進むにつれて登場人物の関係性とか、それぞれの人の目線を変えると見える他の面とか久し振りに目頭が熱くさせる場面があったり、本を読むことの素敵な面も垣間見れたりして…いろいろとほっこりしたりドキドキしたりさせられる作品で良かったです?寺地さんの読んだ作品で一番好きかも✨️文庫化されたら間違いなく即買いだなぁ~

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    2026年06月07日
  • いつか月夜

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    もっちゃんと冬至の静かなお話。トーンが抑えてあって良かった。

    實成の父が亡くなった。モヤヤンが部屋にいる。塩田さん親子と夜に散歩する。娘はエリザベート・ネコスキー一世と名乗る。ザベ子と呼んでいる。しかもザベ子は塩田さんの娘ではなかった。ザベ子が熊と呼べと言い出す。

    夜の散歩の人数が増える。伊吹さんと、松江さん。母に荷物を送らなくてもいいと言ってるのに送ってくる。熊が実の親に連れ帰られて、出て行かないように監禁される。みんなで救いに行く。

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    2026年06月05日
  • 正しい愛と理想の息子

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    寺地さんの小説は引き込まれる。
    そして最後には必ず優しい涙がこぼれる。
    本当に大好きな作家さんだ。
    詐欺師の話しでもあり、認知症や、家族の関係、周りの人との結びつき、色々な要素が混ざっていて本当に素晴らしかった。
    眞は人生を悲観していて、むちゃくちゃな人生を送ってきたが、ふと30代になり自分の人生を考えるようになる。
    私も10代、20代、30代と何も変わっていないと思っていたが、やはり人間は色々なものを吸収して感じて考えて生きていく生き物なんだと思った。
    眞の周りに素敵な人達がいてよかった。
    これからは眞が幸せになれそうでよかった。
    私も自分のこれからのことをしっかり考えていきたいと思わせてく

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    2026年06月04日
  • 雨が降ったら

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    ちょうど傘を買おうとしてたからドキドキしてしまいました。
    わかば洋傘店みたいなお店はないだろうし、ネットで買うと思うけど、自分の好きな傘を探そうとワクワクしてます。
    素敵な物語ありがとうございました。

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    2026年06月04日
  • リボンちゃん

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    寺地はるなさんの作品は、個人的にすんなり入ってきやすい。
    主人公のリボンちゃん視点で描かれているのに、ほかの登場人物と比べて謎めいた部分も多い気がしましたが、自分に正直で好きなキャラクターでした。

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    2026年06月03日
  • 雨が降ったら

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    思いどおりにいかないときは傘をさせばいい

    温かく前向きな気持ちで読み終えることが出来る良作です

    装幀も素晴らしい!

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    2026年06月03日
  • 世界はきみが思うより

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    良かった。それぞれに生き方に悩みを抱えて、それでも自分の気持ちに正直に生きていく。どんなかたちであろうと幸せだと思えたらそれでいい。タイトルにあるように世界はきみが思うより⋯やさしくて温かいのかもしれない。

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    2026年06月02日
  • こまどりたちが歌うなら

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    表現が丁寧で、綺麗な言葉が随所随所に散りばめられていた。特に各章の終わりの言葉が綺麗で書き残している。
    27歳というまだ若さが残る主人公の心の中の気づきや、主人公の周りの人の言葉に私もはっとさせられた。
    主人公の心の中の関西特有なツッコミにも何度も笑されたし、和菓子屋が舞台だからこそ季節を感じながら読み進められるのが気持ち良くて、温かく感じた。読んだ後、すっきりと、ほっこりとなるそんな感覚だった。

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    2026年05月31日
  • 白ゆき紅ばら

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    遠縁の夫婦が運営している施設『のばらのいえ』で育てられた祐希は、高校卒業式の前日に幼少の頃から一緒に過ごしていた同い年の紘果を置いて逃げ出した。
    〈かわいそうな子どもを救う〉という理想を掲げ、行き場のない母子をも受け入れていた『のばらのいえ』は、運営する夫婦と子供たちの間にいい関係は築けてなく、祐希は他の子供たちの世話をしたり、雑用をさせられたりしていた。

    十年後、ある事件がきっかけで祐希は『のばらのいえ』に戻ることになり、紘果を助け出そうとするのだが。

    祐希が『のばらのいえ』で過ごしていた高校時代の回想をはさみながら物語は進んでいきます。
    他人に良く思われたい、崇められたいという身勝手で

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    2026年05月31日
  • 雨が降ったら

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    まず装丁がかわいくて癒される。等身大の女性たちの悩みもリアルでいい。去年、友人に勧めれて初めて日傘を買った。それまでは使うのを躊躇していたが、使ってみたら友人の言う通り凄く涼しくて快適だった。最近は流れが来た時は反発しないで、流れに乗ってみるのもありだなあと思うようになった。お気に入りの物を身につけて、自分の機嫌は自分でコントロールするという事を意識し始めてから、生きるのが楽になった。日傘を勧めてくれた友人の事を思いながら読んだ。

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    2026年05月30日