寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
#ぬすびと
寺地はるな
双葉社
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もう二十年も昔のことーー。
「何を今更?」
そんな風に思うかしら。
でもね、
大人になればわかる。
一年も、十年も変わらない。
鮮明な記憶ほど、
大切な記憶ほど、
時は止まり、昨日のことのように、
いつだって鮮明に覚えているの。
傷も。
宝物も。
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若く無鉄砲だったわたし、鳴海。
美しく慎ましかった奥様、彌栄子。
気難しい性格を持った、その息子の栄輝。
若かりし頃に断絶されてしまった絆。
栄輝から掛かってきた1本の電話を境いに
20年の歳月を経て、再び邂逅する。
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『ぬすびと』『泥棒』
この言 -
Posted by ブクログ
1冊を通して、特段目立った場面展開がある訳ではなく、深い繋がりがある訳でもない、不思議な繋がりの人たちをただ夜をお散歩するだけのお話。人には何とも形容しがたいぼんやりとした不安や悩みがつきもの。そういった気持ちを、穏やかに丁寧に、時にはクスッと笑っちゃう表現で描いていて、そこが『いつか月夜』の大好きなところだなあと再読して改めてしみじみ思った!
特に理由はなく、ただぼんやりのんびり夜を散歩するのって、もしかしたら凄い気分転換になるのかもしれない…!
あと、實成って苗字がかっこよすぎる響きだと感動すら覚えたのは私だけ?笑 えびの背ワタを取るところとか、實成の自炊場面が何気に好きだという新しい発見 -
Posted by ブクログ
「誰かのこと、嫌いって言ってもいいよ。
家ではね。好きなだけ言っていい」
誰の悪口も言わない、愚痴も言わない。
大人でもむずかしいようなことを、わたしたちは
生まれて十年にも満たない子どもにさせようとした。
良い子は他人の悪口を言いません、なんて。
とてもひどいことだ。
『わたしの良い子』 / 寺地はるな
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「どうしてちゃんとできないの?他の子みたいに。」
という帯のセリフに惹かれて手に取ってみた
子育てに限らず、兄弟や親、上司、同僚とか
色んな人間関係についての描写があって考えさせられた
子育ては未経験だけど、前もって読めてよかったし、
ずっとお守りとして本棚に置いてお -
Posted by ブクログ
何冊目かの╍寺地はるな作品╍
一番好きかも
カレーレシピを織り交ぜた食べ物ストーリーかと想像していたけど、深い人間模様だった
自分の亡くなった父親と重なる部分もあり、いつしかこの頑固祖父(小山田 義景)が愛おしく大好きになった
この時代の男の人って本当に不器用らしい
でも心の中は温かく優しいの
子どもへの思いをうまく表現出来なかった父親の本心を聞けて 心が熱くなった
カフェで夢中に読んでいたら 読み切ってしまい、不覚にも涙を流してしまった 笑
余韻に浸れなかったので 家に帰ってからまた最後を読み返した
やっぱり愛おしい涙が溢れてきた
私にとっては亡き父を思い出させる一冊となった