寺地はるなのレビュー一覧

  • 世界はきみが思うより

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    久しぶりに本を読んで泣いた。誰を好きとか、誰が大事とか、どう生きるとか本当はもっと単純で簡単なことなのかも知れないけど、それでも難しいと思い生きづらさを感じる人もいる。人の感情や気持ちってその時々でも、相手や場面でも違うからひとつには括れないのに。時枝くんの両親も冬馬の父も酷いと思う。例えそう言う風にしか生きられなくても。冬馬の母の言葉と愛情にほんとに泣けた。大事な存在だからこそ唯一の生きがいにしたりしがみついたりしちゃいけない、正にそう。みんなの見上げる空が美しく、気持ちのいい風が吹いていることを願う。

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    2025年12月05日
  • 月のぶどう

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    この世の仕事は全て必要で尊いこと。たとえ望んだ仕事ではなくても夢見た仕事ではなくても目の前のことに真摯に向き合うことはできる。転職に出逢えるはず、何かが見つかるはず、と、何かになりたいと思いながら何者にもなれなかった全ての人へのエールが詰まっていた。

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    2025年12月03日
  • リボンちゃん

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    髪飾りに大きなリボンをつける主人公、リボンちゃんは32歳。リボンをつけることに確固たる意志があり、からかわれてもブレない。たくましい主人公だ。

    登場人物それぞれがかなり個性的で、出てくる小道具も個性的。カポエイラ・モタンカ人形・絶滅動物・コケが一冊で出てくる作品なんて他にないだろう。人と違うことについて、自信を持たせてくれる作品だった。

    そんな個性的な登場人物たちの中で、異彩を放つのが「普通」な中学生、波瑠。私は彼女の存在がとても気になった。個性的な妹のお姉ちゃんとしての苦悩を抱えている。自分のことを普通で地味で取り柄がないと思っている波瑠に、個性を貫くリボンちゃんの声は届かない。リボンち

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    2025年12月03日
  • カレーの時間

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    祖父と孫の生活を通じて、愛情をうまく表現出来ない切なさのような感情が湧いてきた。ノスタルジックな気持ちになる小説。

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    2025年12月02日
  • 白ゆき紅ばら

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    これまで読んだ寺地作品の中でも最も胸の痛む内容だった。「保護」という名の支配。「善意」という仮面を被った搾取。それでもなお生きようとする子どもたちの強さと脆さ。誰もが自分の人生を生きる権利がある。そのことを決して忘れてはならない。

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    2025年12月02日
  • ビオレタ

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    主人公の妙を通していろんなことを考えさせられる。「幸福」とは自分にとって一番大切なものをちゃんと知っているということ。「孤独」や「さびしさ」は当たり前であること。みんな「ひとり」で戦って生きていかなければならないこと。「強さ」とは自分の弱さから目を逸らさないこと。「夢」や「目標」はその人だけの大切な尊いものであること。いま自分が何をどうしたいと思っているのか。

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    2025年11月30日
  • ほたるいしマジカルランド

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    働くならこういうところで働きたい、そう思わさせられた。いろんな人の生き方や人生が描かれていて、どうしてこんなにいろんな人の感情が分かるのだろう、と思った。人の数だけ、考え方も生き方も生きてきた環境も事情も違っていて、良いところも悪いところも違っていて、それを「だから面白い」「いいところを持ち寄って苦手なことはカバーし合って」と言ってくれる社長、こういう人の元で働けたら幸せだろうな、と思った。

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    2025年11月30日
  • ガラスの海を渡る舟

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    主人公の一人「道」に自分を重ねた。落ち着きがなく教室を抜け出し、他人との距離感が分からず、友だちができず、他人の気持ちが分からなかった子どもの頃。でも「道」のように真っ直ぐで優しい人間ではなかった。言葉の伝え方、「普通」とは、いろいろと考えさせられた。

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    2025年11月30日
  • ガラスの海を渡る舟

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    兄・道の言葉は心に響くものが多い。自分が子供の頃に出会いたかったなと。辛い時には読み返したいし、お守りみたいな一冊。

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    2025年11月30日
  • いつか月夜

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    モヤヤン。得体の知れない不安。どんどん増える深夜の散歩メンバー。気になることがあっても深く追求せず、相手の言葉を否定しない主人公の性格は素敵だと思ったし、見習いたい。世代もバラバラだが、こうやってなんでもない会話をしながらの散歩、いいな。

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    2025年11月30日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドという遊園地でのお話。
    前回夜が暗いとはかぎらないでも思ったのですが、登場人物がたくさん出てきます。前ほどではないし、そこで働く人達のお話。
    名前を覚えるのが苦手なわたしの脳が頑張りました笑

    ほたるいしマジカルランドにいけば働いてるんだってリアルに感じられるような背景、人物像がしっかりあって、皆好きで働いてる訳ではない、でもちゃんと責任持って仕事をして生きてる。


    ちょっと苦手だなって思う人物もちゃんと背景を知るとそういう部分もあったから、今があるのね。と思ったり。
    人を知るためにはどちらからともなく、1歩踏み出してみないと良いも悪いも分かりませんよね。

    寺地はる

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    2025年11月27日
  • いつか月夜

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    夜に読むと良い作品。しんみりじんわり心を温めてくれる作品だった。
    主人公實成の性格がとても好き。深慮深く相手が求めていることを自然にやってしまえるし、人との距離の取り方がとてもうまい。そして何より誰のことも否定せず肯定する。好きだなー。私もそういう人間になりたい。
    悩んでいる時ってただ話を聞いてくれる、ただ一緒に居てくれる。そんな人が居れば人は前を向いて歩いていけるのかもしれない。



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    2025年11月26日
  • ほたるいしマジカルランド

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    うんうん、テーマパークじゃなくて遊園地。
    もちろん、両方とも好きやけど遊園地のほうが好き度が高いかもしれない。
    テーマパークよりも遊園地の方が良い意味で遊びに行ってる人も働いてる人も人間っぽい気がするのはアタシだけ?
    久々に遊園地、行きたいなぁ。

    ☆月曜日 萩原紗英
    ☆火曜日 村瀬草
    ☆水曜日 篠塚八重子
    ☆木曜日 山田勝頼
    ☆金曜日 国村佐門
    ☆土曜日 三沢星哉
    ☆日曜日 すべての働くひと

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    2025年11月24日
  • ほたるいしマジカルランド

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    「欠点が生きるポジションがあるかもしれない。誰かがいなくなっても問題なく仕事がまわるのが会社。」
    国村社長が素晴らし過ぎる。
    水曜日、木曜日の章にじいんとし、日曜日の章にほっこりする。

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    2025年11月23日
  • 川のほとりに立つ者は

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    読み終わった後、視野が広がるような作品だった。
    文章がとても読みやすく、一気読みできた。

    私達は自分の知っている範囲でしか世界を見ることができない。だからこそ、それを自覚して相手を理解しようと努力することが大切なのかなぁと思った。

    人生のヒントになる様な言葉がたくさんあったので、メモしながら読んでみた。
    また時間をあけて読みたい。

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    2025年11月23日
  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地さんの小説が好きだ。でも、エッセイも大好きになった。とても面白い。寺地さんとは同じ年生まれなので忍者ハットリくんやスチュワーデス物語など楽しんできたものが同じでものすごく嬉しい。小説でもここでも、本はたくさん読んでるからえらいとかすごいとかではないと書かれている。同じように映像や音声だとついていけないので(耳だと覚えられない事も多い)自分のペースで楽しめる本が合っていて好きで楽しい。
    そして同じように、年を取ることが悪い事だとは全く思わない。当たり前に誰でも年取るからね。
    「教官、共感しないでください」「夢の退職願」を読んで、すごくすてきな人だと感じた。
    今日、久しぶりに会った孫にこの間選

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    2025年11月23日
  • ガラスの海を渡る舟

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    「わたしはなんにでもなれる」は前進させるコトバであり、心を引っ張る呪いのコトバでもあった。
    寺地はるなさんの紡ぐ物語がわたしはやっぱり好きだなぁと、読み終えてすぐにそう思う。
    自分も含めて上手くスマートに生きたいと思いながら、もがいている不器用な登場人物達が、劇的に何かが変わることがなく少しずつ勇気を出して前に進んでいる姿を感じることが出来るから。

    この作品は、「発達障害と才能がセットに考えられているのがおかしい」ことにも触れられている。
    何かが出来ないから、何かの才能はあるハズだ。物語風にしたらこれは定石であるが、現実的には違う。いや、そうであってはならない。
    自分はこの世で自分だけ。

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    2025年11月21日
  • リボンちゃん

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    自由に生きるとか、多様性とか、「個」を重んじる時代になったからこそ、それは本当に幸せなことなのか?と考える機会を与えてもらったような気がした。
    不自由よりも、もちろん自由に生きたいけれど、自由とか多様性という言葉だけが一人歩きして、それすらも価値観を押し付けられている感じがしてしまうことがあった。
    言葉にするほどではないけれど、感じていたことを言語化してもらい、背中を押してもらえた気がする。
    世の中の空気に流されず、自分が感じたことを本当の意味で大事にできたらいいな。

    印象に残ったセリフ

    誰もが自分らしく生きたいわけじゃないんですよ。

    〜進化ってよりよいほうに進むとは限らないらしくて。わ

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    2025年11月20日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    偏見は常に誰しものそばにあるし、何かが極端に不得手な人が手を抜いてそうであるとは限らない。そしてそれが分かったからといって必ず理解できるものとも限らない。理解できると思ってはいけないなと思う。だって自分にはそれができてしまうのだから。できる人にできない人の気持ちを理解することはできない。精々できる精一杯が、寄り添うことなんだと思う。無知は罪。でも相手が素直に教えてくれるとも限らない。だから想像する。想像力を持って、仮説を立てて、でも分かった気になってはいけない。
    川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数を知りえない。

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    2025年11月19日
  • ナモナキ生活はつづく

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    ネタバレ

    とっても共感できるお話が多かったです。

    特に「悪いことがあっても、この先良いことしかないと思うようにしている」とか

    うんうんって読みました。

    たまに、えっ、そうなっちゃう?っていうのもありましたけど。

    とにかく一気に読んじゃいました。

    寺地さんの本の中で一番おもしろいかも。全部読んだわけじゃないけど。

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    2025年11月17日