寺地はるなのレビュー一覧

  • 大人は泣かないと思っていた

    Posted by ブクログ

    時田翼が物静かな性格であるが、芯のある姿に惹かれた。所々のユーモアある言葉や登場人物の可愛らしい一面に思わず口角が上がった。実際のシーンを想像しやすく、とても読みやすいと感じました。他作品にも興味が湧いてきた。あと、千夜子って名前確かにかっこいい、今時なら千夜っていいなーっ感じた。

    0
    2026年04月19日
  • 白ゆき紅ばら

    Posted by ブクログ

    ほとんど一気読みでした。こういうの大好き!
    寺地さん作品の中で個人的一位です。動揺をモチーフにしてるのも可愛くて好きだし、というか表紙もかわいいし居場所のない子供のシェルターのようなものが書かれた作品が何故か好きなのでずっと引き込まれてました。積読にある川のほとりに立つ者は、も近いうちに読もうと思います。

    0
    2026年04月17日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    困らせる人、問題を起こす人、たくさんいるが安全な場所から責めないようつとめたい。もし気づいてない家族の抱えた問題にも、神様的な人にでも頼ってみたい。

    0
    2026年04月17日
  • 月のぶどう

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ページをめくり、読み進めるごとに「あぁ、凄く好きなお話だ…」と心が温かくなった1冊。
    双子の姉弟光実と歩。出来のいい方(姉)と出来の悪い方(弟)と長年周囲から言われ続け、お互いと比べて自分に劣等感を抱えつつも、突如帰らぬ人となった経営者の母が残した葡萄ワイナリーと葡萄畑での日々を通じて、少しずつお互いを認め合い、運命共同体のような、強い関係性に変化していく様子が凄く素敵だなあと思った。
    姉弟故に喧嘩も多いけど、2人みたいにああやって頻繁にぶつかって喧嘩できるの、羨ましい!と思ったり。笑
    後半最後あたりの、広田と光実の結婚式でのじいちゃんからのメッセージには泣いた(T_T)じいちゃん、一日でも元

    0
    2026年04月17日
  • リボンちゃん

    Posted by ブクログ

    登場人物があぁ、好き!って思う人ばかりだった。
    思うことを言っても、否定されずに成り立つ世界。
    優しい世界だなと思った。
    時間差で「失礼だったね」と言えるのも、「失礼ではなかったですけど」に割って入る「私も失礼だったと思う」も、だからといって気まずくなるんじゃなく、さわやかに謝れる姿もどれも好き。
    社長さんにも「余計なことしました」ってハッキリ言えるところも、謝るけど引きずらないところも。
    みんなそれぞれが本当に相手を思いやっているのが伝わるし、失敗してもそれで居心地悪くなるわけじゃないところがとても読んでいて心地が良くて、こんな関係を築いていきたいんだなって思った。

    そしてはるちゃんの気持

    0
    2026年04月16日
  • 白ゆき紅ばら

    Posted by ブクログ

    胸をつかむ、心を放つ、読後感。
    天秤のように揺らぐ正しさに善意に、その好意に苦しむひとびとへ、贈られる本だと思う。
    生きるという苦しみを生きてという力強さでつつみ込んでくれる文章群に押しつけなく励まされる稀有な物語だ。

    0
    2026年04月15日
  • ナモナキ生活はつづく

    Posted by ブクログ

    ずっと読み続けている寺地はるなさんのエッセイ。

    「主婦」と言われる人を「日中家にいて家事を担当する人」と言い換えるのはいいな、と思いました。

    そして「ケアをするならまず自分に」の章からが特によかった。

    「『忘れる』というのはそれほど容易なことではない。自分は忘れたつもりでいても心の内側の、ごくやわらかい部分に傷を残している。そしてコンプレックスや他者への不寛容さといった異なる(そして最悪な)かたちで表出され、他者への攻撃的な態度に変換されてしまうこともある。
    だから、忘れられない人たちには、『忘れなくていいよ』と伝えたい。そういう小説を書いてきたつもりだし、これからも書きたいと思っている

    0
    2026年04月14日
  • 雨夜の星たち

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他人に感情移入はしない。
    でも感情はある。
    これがとても刺さった。

    感情を分かち合えないと心無いように思われることってあるけど、ただ同じ感情を持たないだけ、なんだよな。

    「暗黙の了解」のような空気を読むことを当たり前にされ、それができないと出来損ないのように思われる風潮は本当にしんどいと思う。
    そしてそのしんどさはちゃんと感じるんだよね。

    誰も悪気がないからこそ救いがないような感じもした。
    傷つける意思がなくても、傷つく人はいるし、それはその人のせいではないし。
    特にお姉さんのとのやり取りは心に染みた。
    でも無理をしなくても一緒に過ごせる相手はいるし、どんな人でも誰かが必要としているのか

    0
    2026年04月13日
  • 世界はきみが思うより

    Posted by ブクログ

    えらいねとかかわいそうにとか、人の気持ちを勝手に決めつける言葉を自分も軽率に使っているかもしれないなと気付かされた。自分の痛みには敏感なくせに他人の痛みには鈍感なまま大人になってしまったな、と。主人公達の周りの大人のように、おかずシェアの会のように自分一人では難しいことを、他人と分け合いながら生きていく姿を見せて、頼って良いんだよ、あなたは間違ってないよ、と子供に気づかせてあげられる生き方をしたいと思う。
    登場人物みんなに幸あれ!!と爽やかに言いたくなる読後感。

    0
    2026年04月12日
  • 水を縫う

    Posted by ブクログ

    さらさらと読めて、内容やメッセージ性の満足度がとても高い作品だった。おばあちゃんのような子育てがしたい。偏見や押し付けなどない世の中であってほしい。寺地さんの作品を他にも読んでみたい。

    0
    2026年04月11日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    人と同じ事が出来ない道と何でも無難に出来る羽衣子の兄妹は幼い頃から仲が悪い。そんな2人が祖父のガラス工房を引き継いでいく物語。不器用だけど道は人の本質がわかっている。曖昧な言葉は通じないし、お世辞を言ったり空気を読んだりしない。そんな道を嫌っていた羽衣子だが、いつしか道の言葉に救われる。2人の恋、両親のことや、ややこしい親戚の話、師弟関係…いろいろな事をそれぞれが受け止めて進んでいく物語で所々じんわりウルっとさせられる。

    0
    2026年04月11日
  • 川のほとりに立つ者は

    Posted by ブクログ

    少しずつ読み進めていたけれど、終盤からの展開が面白くて一気に読み進めてしまった。

    他者との関わりや障害への理解の難しさを掘り下げながら展開される物語。主人公が恋人の抱える秘密を追っていく過程は価値観の違いや共感・理解の難しさを丁寧に描いていると感じた。

    発達障害への理解が広がった現代だからこそ、「知っている」ことで生まれる余計な配慮や先入観が、当事者を苦しめてしまう側面もあるのではないかと思う。

    0
    2026年04月10日
  • 世界はきみが思うより

    Posted by ブクログ

    すごくよかった。
    ほっこり、ほっこり、ああなるほどなぁ、いい話だなぁと読み進めていた。
    冬真の母最強じゃんと、いいなこうありたいなぁという感想で読み終えると思っていたところ、、最後の数ページで止まらないくらい号泣した。
    全ての登場人物の背景や思いが、それぞれに違って、想像できて、ぐっときた。
    自分に重なるところもあるのかもしれないけど、心に刺さった作品になった。

    0
    2026年04月08日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    とっても大好きな作品。装丁もステキ、、美味しそう。

    最初は頑固でデリカシーがない祖父のことが苦手だったけれど、過去の回想を読んでいくうちに、家族への愛情や決意がちゃんとあったことを知れて、見え方が変わっていった。

    ただ、その過去を知れるのは読者だけで、桐矢たちはそこまで知ることができない。だからこそ、すべてが解決するわけではないもどかしさがあって、それがとてもリアルだった。

    人は簡単には「いい人」「悪い人」で分けられないし、過去も消えない。でも、一緒にカレーを食べる時間の中で少しずつ距離が縮まっていく感じがとてもよかった。派手な話ではないけれど、じわじわ心に残る、人間らしい物語だった。

    0
    2026年04月05日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

    Posted by ブクログ

    読み終わった後に、その人たちの人生があり、いろんな場所で生きていて、感じる感情。当たり前のことだけど、なぜかそれを眩しいと思わずにはいられなかった。
    それは、自分に対する悲観的な感情ではなく、物語に登場する人物同様に自分にもあの時にしか存在しなかった光のようなものがあり、それが切なくもあり敬意のようなものを感じたかもからかもしれません。
    他人にたいして感じる感情を各自がラベルを貼って見ている。
    私は、 自分が誰かを見るとき、また誰かに見られる時にどれだけ本物に触れているだろうかとふと怖くなりました。

    とても素敵な本に出会えてよかったです。

    0
    2026年04月04日
  • 大人は泣かないと思っていた

    Posted by ブクログ

    目線(中心人物)が変わる構成、展開の楽しさ、着地感がよかった。「あの子は花を摘まない」に共感する。苦しかったこと、迷惑かけたこと、苦しませたことがつぎつぎと浮かんで消えるこのごろ、p153ではっとする、すがしいくらいに前を向いていきたい。

    0
    2026年04月02日
  • 水を縫う

    Posted by ブクログ

    家族との関係性をとらえ直すことのできるお話。
    後から分かることもある。今、全て分かろうとしなくていい。
    そんなほっとする気持ちになれた。

    0
    2026年04月01日
  • 雫

    Posted by ブクログ

    じわじわと温かくなる話でした。。
    読めて良かったです。。
    永瀬珠としずくは同級生。
    珠はジュエリーリフォーム店で働いており、しずくは、そのジュエリーを加工する職人。
    中学時代に出会った、性格が全然違う2人が、友達になり、45歳になる。その時の永瀬珠さん目線で話が進んでいく。
    今日が雨でよかった。雨は流れて海へ行き、そしてまた雨になる。何かが終わって何かが始まる。

    0
    2026年03月29日
  • いつか月夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    父の死後に時々不安など負の感情に駆られるようになって、それを断ち切るために夜な夜な町を歩いている主人公。歩いている時に偶然出会った会社の同僚とその知り合い、元カノとその知り合い。それぞれに悩みを抱えた人たちが「夜の散歩」に加わっていく。

    知り合い以上友だち未満、みたいな、お互いに深いところには触れないけど、それでいてお互いを思い合っている(だんだんそうなっていく)関係が素敵だと思いました。私も夜にウォーキングをするので、そういう仲間がいればいいなと思いました。

    個人的には主人公たちの恋愛観に印象を受けました。主人公は「いつもそばにいて同じものを眺めて笑い合えるような恋愛関係」を望んでいる。

    0
    2026年03月29日
  • 川のほとりに立つ者は

    Posted by ブクログ

    2023年の本屋大賞ノミネート作だったらしい。
    どこらがそこまで良いのかはよくわからないけれど、私はなんとか読み終わったなぁという感想。松木くんが意識を取り戻すまでが長くて単調に感じられてしまったのと、樹くんが意識戻ったらしばらくして松木の意識が戻ったのが現実的ではないように感じたのと(医者なので仕方ない)、最初「清瀬」が男だと勘違いして読み進めて、え?婚約者?は??男同士で結婚?いや良いんだけど、そもそも唐突に恋人出てきたな、いや男性同士で誰もつっこまない世界??ってなって、あら女の人でしたかなんてやってたので、最初から物語に入れなかったためかと思われる。
    女性男性名は分かりやすくして欲しい

    0
    2026年03月28日