リボンちゃん

リボンちゃん

1,599円 (税込)

7pt

“距離感”を描き続けてきた著者の最高傑作

光浦靖子さん推薦!
「針は心のあるべき場所に導いてくれる。大袈裟に言えば救い、手芸らしく地味に言えば楽しいからねえ」

街の小さなテーラーを舞台に、しなやかに生きる力をくれる物語。

☆デビュー10周年記念作品☆

あらすじ:幼い頃から可愛いものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。
下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け、読む人の心をそっと解きほぐす物語。

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リボンちゃん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    髪飾りに大きなリボンをつける主人公、リボンちゃんは32歳。リボンをつけることに確固たる意志があり、からかわれてもブレない。たくましい主人公だ。

    登場人物それぞれがかなり個性的で、出てくる小道具も個性的。カポエイラ・モタンカ人形・絶滅動物・コケが一冊で出てくる作品なんて他にないだろう。人と違うことに

    0
    2025年12月03日

    Posted by ブクログ

    自由に生きるとか、多様性とか、「個」を重んじる時代になったからこそ、それは本当に幸せなことなのか?と考える機会を与えてもらったような気がした。
    不自由よりも、もちろん自由に生きたいけれど、自由とか多様性という言葉だけが一人歩きして、それすらも価値観を押し付けられている感じがしてしまうことがあった。

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    リボンちゃん。
    名前はかわいいけれど自分のことが一番わかっていて、人からの見え方を気にしない強さがあってかっこいいなと思った。
    読んでいる間ずっと気持ちの良い風に吹かれているような気分だった。
    この先をこそ読みたかったと思う気持ちもなくはないが、ここまででおしまだからこそのこの読後感なのかもしれない

    0
    2025年11月07日

    Posted by ブクログ

    とても可愛らしい物語だった。
    読んでいる(聴いている)時間そのものが、なんとやかにやさしく癒される時間。
    リボンちゃんの性格、はっきりしていて、自分の軸を持っているのに、誰かを傷つけるような尖りはなく、自然と周りと馴染んでいく。そんな人柄がとても心地よかった。

    お母さんを亡くした寂しさを、どこかで

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    個性的と言われることもその逆も、浮かないよう擬態することも、すべて自由だ。下着って、いつも身に付けているのにあまり深く考えたことがないなと思った。外から見えないから?人に見られて評価されないから?どうしてだろう。
    寺地さんの作品に出てくる人物はわりとみんな好きなんだけど、リボンちゃんは特に好みかも。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    2025年出版。195ページ。マイノリティも個性の一つ。誰に迷惑掛ける訳でも無いなら、しっかり自分として生きて行けばいいよね、って感じの物語。劇的な何かが起こるという訳でも無いが、個性溢れる面々が織り成すお話し。文体が、如何にも小説!と云う感じと違うので、読んでいて余分な圧迫感が無いのが好き。

    0
    2025年11月30日

    Posted by ブクログ

    「わかりあおうと思わない方が
    かえってうまくいく」
    まさにそう。
    出てくるみんながなんかしら欠けていて
    でもみんなが愛おしい。
    誰も自分の考えを押し付けたり
    人を否定しようとしないからかも。

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    こうあるべきとか、ねばならないとか難しく考えず、肩の力を抜いて毎日過ごしても良いのかなと思えた。自由すぎる登場人物が笑えた

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    子どもの頃から頭に結んだリボンが
    トレードマークになっている
    リボンちゃんこと百花。
    ある日、伯母の加代子さんに下着のリメイクを
    手伝って欲しいと頼まれる。

    リボンをつけ続ける事をバイトの男の子に
    馬鹿にされても「流行っていようがいまいが
    わたしは頭にリボンをつけると決めているし、
    ババァになって

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    主人公の百花が、相手の素敵なところを見つける天才で、でもそれを「あなたの素敵なところ、もっも自信もっていこうよ!」と押しつけないところが良い。
    近すぎず遠すぎず、相手を尊重しているところ。
    「相手は相手、自分は自分」ときっちり線を引いているところ。
    相手の心情や状況を、冷静な目で慮れるところ。
    こん

    0
    2025年11月19日

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