寺地はるなのレビュー一覧

  • みちづれはいても、ひとり

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    2026.06.08

    タイトルと装丁に惹かれて手にした。
    2人の中年女性のさっぱりとした関係の中に、
    ところどころクスッと笑える箇所もあり、さらさらと読めてしまう。

    寺地はるなさんがまたさらに好きになった作品。
    お気に入りの本が増えて嬉しい。

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    2026年06月08日
  • 水を縫う

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    第一人称を変えて話が進む、6章からなる短編連続小説です。
    最初の嫌な感じから、最後の感動までのもっていき方が素晴らしかったです。
    刺繍が好きな高校男子とそれを心配する母、可愛いものが苦手な姉、縫い物を教える祖母、あらゆる視点から物語が進んでいくので、主観と客観で物語を読める楽しさがありました。
    「◯◯らしさ」にこだわる必要なんてないし、寄せる必要もないと改めて感じました。

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    2026年06月08日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラス職人だった祖父の跡を継いだ兄妹のお話。

    家族というのは複雑で、一番近いけどお互いが完全に理解し合えるわけではない。
    兄妹だからこそもつ嫉妬。
    心理描写がとても丁寧にかかれており、自分自身も思いあたる想いがいくつもあった。

    ガラスの骨壺に手元供養。
    お墓にいれるだけではない弔い方。
    大切な人とのお別れの受け入れ方もまた人それぞれなんだな。

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    2026年06月08日
  • ぬすびと

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    小さな結び目を無かったことにして過ごした鳴海の20年。かつて子守をしていたいる栄輝からの電話をきっかけに、封印していた過去が明かされる。
    現在の鳴海は、経済力は低いが常に彼女を見守り支える夫の暖と、精神的には満たされた日々を送っている。「ぬすびと」という言葉が強いが、彼女は何かを盗んだわけではない。栄輝の母彌栄子は、夫との関係に達観した態度を取りつつも傷ついていたが、鳴海とは心を通わせるようになる。鳴海は彌栄子の立場に関わらず、正しいと思ったことを正しいと言えるまっすぐな女性で、彌栄子にとっては憧れだった。だが彼女たちは「ぬすびと」事件から疎遠となってしまった。
    再開した鳴海と彌栄子は、20年

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    2026年06月08日
  • ぬすびと

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    世代も立場も全く違う二人の女性が出会い、互いの存在が確固たるものになっていく。しがらみの中を助け合うかのように。
    シスターフッドというのだろうか。

    鳴海の夫の暖が良かった

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    2026年06月07日
  • ぬすびと

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    高級ジムでパートで働く田原鳴海の元に、
    ある日突然、電話がかかってくる。
    「泥棒でしょあなたは。だから取り返しに
    いったのかと思ったんですよ、昔盗まれた
    ものを」
    ‥‥しょっぱなから不穏な空気。

    20年前、南雲製菓会社の社長の息子、
    栄輝の子守りに雇われた鳴海。そこで彼の
    母親の彌栄子さんと出会う。彼女は無垢な、
    少女のような女性だ。まさに箱入りお嬢様。
    しかし、彼女が望んでそうなったわけでは
    なく、周りが彼女に対して望んだことだった。

    「いつの間にかできないふりをしていた。
    そのほうが、いろんなことがうまくいくから。
    できないふりをしてたら、ほんとうになにも
    できなくなっちゃった」彌栄子

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    2026年06月08日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    信じられるものを信じていく強さ、その強さをどこで手に入れるのか、どこで培うのか、私にもそんな強さが欲しいと思いました。面白かったです。

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    2026年06月07日
  • 雨が降ったら

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    ネタバレ

    40代くらいの中年女性たちの物語。歳をとるのもそう悪くないなと思えた。
    「渦中にいるしんどさは、その時々でかならずある」本当にその通りだと思う。後で振り返った時にあの時は良かったなと思うだけ。喉元過ぎればってやつかな。
    親子って近すぎるとしんどくなる。辛い時は「親にも子にも無視する権利がある」って言葉を思い出すようにしたい。

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    2026年06月07日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「どうして私はあの子じゃないの」
    という気持ち、誰しもが思ったことがあるのでは?
    そこまでいかなくても、「あの子になりたい」とかならもっとたくさんの人が感じたことがあるのでは?
    「あなたはあなたにしかなれないのよ。どこにいたって」これは100点満点の回答だと思う。私は私、あなたはあなた。でもそういうことじゃないと思う。言葉を選ばずに言うと、そんなのは綺麗事だ。
    自分のことを「可哀想」と思い、周りの人みんなを「嫌なやつ」と思うのは確かに快感で、自分中心に世界を回すのは実に気持ちがいいかもしれない。
    結局、ここではないどこかに行きたい気持ちや
    この場所から抜け出したら変われるかも……!という思いが

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    2026年06月07日
  • 川のほとりに立つ者は

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    タイトルだけ見てもどんな話かよく分からなかったけど、読み終わってみると、とても深く心に刺さるタイトルだった。泣けるお話ではないけれど、人はそれぞれ抱えているものが違うし、表面だけで判断するす流のは違うよなあ、と感じさせられた。

    単純な自分の思い込みだけで理解したような気になるのも、良かれと思ってやったことも、「受う入れられるべき」と感じている自分がいたと気づいて反省した。そういう「分かりやすい」物語を好んでいるのは間違いないけれど、手を差し伸べられた側が必ずしも「受け入れなければならない」ことはないいんだよなあ。なんだか、スッキリするようなものではないけれど、人はそれぞれ。それを突きつけられ

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    2026年06月07日
  • ガラスの海を渡る舟

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    登場人物がすれ違いながらも少しずつ成長していく姿が印象深かった。
    決してずっとハッピーな物語ではないけれど、物語の空気や言葉の端々に優しさを感じられた。

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    2026年06月07日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    希望の失踪を追った兄の誠実。弟の人間関係をたどることで誠実自身にも向き合っていくのがよかった。
    それにしても、これにでてくる母親、父親が怖い考えを持った人ばかりで気分が悪かった。
    希望と誠実、どちらも幸せになってほしいなぁ。

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    2026年06月06日
  • 雨が降ったら

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    読みやすい本だった
    コンビニの代わりに傘屋なのか
    今時傘でどうやって食べていくのかと思ってたら、不動産所得が結構ありそうな家族だった

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    2026年06月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物が多くて、ちょっと読む期間が空いてしまうと、誰だったかな?ってなってしまうけど、共感できるお話もあって、心に沁みました。
    また少し疲れたときとかに読み直したい本。

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    2026年06月05日
  • 雨が降ったら

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    ずっと「やまない雨はない」とか「雨上がりは晴れる」とか雨って降ってることが悪いと思っていたけど、傘をさせばいい。
    通り過ぎるのを待たなくても避ける方法はある。

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    2026年06月04日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    この物語に脇役はいない。という解説の言葉に激しく同意する。
    人それぞれの環境や価値観を否定も肯定もしない文章が心地よかった。

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    2026年06月04日
  • わたしの良い子

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    実際に鈴菜の様な妹がいると大変だと思うけど、それ以上に蒴が可愛い。
    姉妹で勘違いは良くあると思う。
    私も妹と互いに親が自分には関心ないと思っていた。
    椿の葛藤は子育てに悩みお母さんにもきっと共感されると思う。
    うちの母は3人産んでフルタイムで働いていたから本当にほったらかしだったけど、多少の不満はあれどよく働くなあと感心と感謝しかなかった。
    時代は変わり大らかに育児をするのが大変な時代になったとも思います。
    少子化が進む中、誰の子に対しても優しいおばさんでありたい。
    子供はいるだけで癒される。だけどその子育てをする人はそれだけではない。
    実際、産休明けの先輩が仕事の方が楽と言っていた。勿論その

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    2026年06月04日
  • 最後の晩餐

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    豪華執筆陣にワクワクして購入し、期待通りの素晴らしいアンソロジーだった。
    どのお話にも違った良さがあってどれが1番好きか決めきれないが、今いちばん思い出すのは金原ひとみの『ラストサパーフォーエバー』。

    彼氏と別れて死にたいくらいつらいクズハの元に女友達3人が最後の晩餐に食べたいものを持ち寄る。死にたいクズハ本人ではなくその友人たちが選んだものなので理性が働いていて面白い。特に未来のことを心配しなくて良いから痛風鍋、という選択肢はあまりにも理性。自分にはその視点と選択肢が存在してなかったのですごく良いなと思った。本能のままに手を伸ばし食べまくる描写に活力が湧いてくる。

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    2026年06月04日
  • ぬすびと

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    高級ジムで清掃パートをやっている鳴海は貧乏筋の家育ちのようだが、イケメンの夫、暖(だん、彼もイケメン過ぎてハブられると無理に仕事続けない低収入系)とも仲が良いようだし、卑屈ではない精神性を感じさせる。そんな時、鳴海が職場で商工会ニュースなどチラ見して気にしていた老舗のお菓子メーカー次期社長、南雲栄輝の元婚約者が家に来ていた。そして栄輝から母の彌栄子がそこにいないかと電話がくる。なぜ、名家の南雲家とカツカツ生活っぽい鳴海が繋がっているのか?しかも20年前の繋がりのようだし、なぜ今?と気になる感じで物語は始まります。実際の生活に妥協しながらも芯の曲がらない鳴海の精神の強さが読んでいて心地良いのと、

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    2026年06月03日
  • 雨が降ったら

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    【雨が降ったら傘をさせ】
    本当にその通りだなと改めて思わされた本。

    いい日も悪い日も必ず終わりがあって、そうやって人生は死ぬまで続いていくんだなあ。

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    2026年06月02日