寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いつものように「ふつ~って何?」と問いかける著者の一冊。
おいしそうな食事がつくのも、寺地流。
男子高校生が近所に住む男子転入生、
その同級生が知られたくない画像がSNSにアップされていて
そのアップをしたとされる社会人の女性が食べることに悩んでいて・・・
・・・という具合に連関していく。
世界は君がおもうより・・・きっと優しい。おおらか。信頼できる?
どちらにしても、前向きになれるところが、この小説家の好もしい点。
高度成長期に生まれたシニア世代は、令和の世についていくのは
なかなか大変なのだけれど、
大丈夫、がんばろうと思えわせてくれる。 -
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Posted by ブクログ
居なくなった弟は色んな顔を持っている。
私も人によってきっとキャラが少し違う。
そんな共通点から気になり読んでみた。
所詮親も人。
自己都合で生きてしまうものなのかもしれないと思うと自分が親になるのが怖くなった。
事勿れ主義は言わば自分を振りにさせない自己防衛だからこそ、誰も救わない。自分すらも救いはしない。
そんな当たり前のことに気づかされるお話でした。
子供は親の道具ではない。
そんなのわかってる。
でも、気が付けば自分の為に動かし、自分に都合いい形の教育を強いてるのかもしれない。
貴方の為に言っている。
私はこの言葉が大嫌い。
この言葉を使う人で
本気で私の心配をしている人はい -
Posted by ブクログ
高校生の冬真と国際交流プラザで働く紗里の視点で、周囲の人たちとの関わりが描かれる。
一見普通に見えても普通なんてない。みんなそれぞれ事情を抱えているものだ。それに自覚的であるかどうか。
よかれと思って踏み込む無神経な冬真の同級生のような人も多いのだろう。主語は自分。彼らは、自分の好意を受け入れられない相手が狭量なのだと掌返しをするから始末に負えない。
冬真の母親も時枝の叔母の菜子もかなりいい大人だと思う。(おかずシェアの会は唐突な感じがしたけれど。)
冬真の父親や時枝の両親はどうしようもない大人の見本みたいだけれども。そっちと暮らさずにすんだ幸運に感謝だな。
ほたるいしマジカルランドが -
Posted by ブクログ
気にする人の気持ちはわからないが、わからないからこそ、ないがしろにしてはいけない。
責任を果たす、って具体的にどうやるの。
他人の思う正解に添うようにわたしは生きてかなきゃならないのかな。
いっぺんに考えるからだよ。いっぺんに考えたら、誰だって、どんな内容だって、混乱するよ。
自分が納得できる理由がある場合はわたしも言葉を尽くして説得するが、「なんとなくそういうことになっているから」という理由で強制することはできない。
自分でもなにがどう嫌なのか、はっきりわかってないのかもしれない。
生きていくって、すっきり、きっぱり解決しない物事と、うまくつきあっていくことなんだろう。
思ったことをぜんぶ言