世界はきみが思うより
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世界はきみが思うより

1,500円 (税込)

7pt

ある出来事がきっかけで他人が作った料理を受け付けなくなってしまった高校生の冬真は、同級生の時枝くんに「難病を抱えた美少女」の妹がいるという噂をきく。友達にそそのかされ、時枝くんの家まで行ったことがきっかけで、冬真は時枝くんと仲良くなっていくが――。一方、国際交流プラザで働く紗里は、「きれいなものが好き」なあまり、太ることへの嫌悪感を抱えていた。自分が撮影した写真が原因で時枝くんを傷つけたことを知った紗里は、“罰”としてマッチングアプリを始めて……。それぞれの理由で世界への信頼が薄くなった彼らが、大切な人と歩いていくために一歩を踏み出す感動作。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2025年11月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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世界はきみが思うより のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    寺地先生の作品、やっぱり素敵ですね。

    それぞれ悩み生きづらさを抱えながらも、日常を乗り越えて行こうとする登場人物達が、現実に隣にいる人のように感じました。私も自分の事を大事にしながら明日からも頑張るよ、と伝えたくなります。
    ほたるいしマジカルランドが出てきたりと小技も効いています。装丁のイラストの

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    やっぱり寺地さんの作品好きだなぁ。と久しぶりの寺地さんのお話を読んで思いました。
    なんというか、いつも思うのは、
    私の心の奥の方にある
    まだ自分でもはっきり確認できないような感情がなんかくすぐられる感覚になるのです。

    今回は、父親がとった行動のせいで、
    心に傷を負い、
    母親が作った食べ物はなんとか

    0
    2025年11月26日

    Posted by ブクログ

    寺地さんの世界にどっぷり浸れます。
    多様性と言われるいまの時代ですが、いわゆる大きなお世話な寄り添いは違うと改めて思い、人と人との接し方が難しくなってるなと感じました。家族だからこそ言えないこともありますよね。
    でも、自分はこんな風に寄り添う気持ちを大事にしていきたいと、そう思わせてくれる作品に出会

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    愛する誰かを見つけることは、世界への信頼に匹敵するくらい大きなことなんだな。

    押しつけがましくない優しさに溢れた世界で、
    私も大切な人の幸せを祈りたくなった。
    出てくる食べものがどれも美味しそうで、
    寺地さんからの贈り物のよう。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    高校生の冬真と、社会人の紗里、2人の視点が入れ替わりながら、それぞれの成長と愛を描く物語。

    『子どもに大人のかわりをやらせちゃいけないって』
    『親としての自己満足にまきこんだ気がしてます。あの子の、子どもでいられる時間を縮めた。』

    「子どものために」「子どもに生きる力をつけさせる」と言いながら、

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    多様性の時代とは言うけど、まだまだ世界は等しく優しいわけではない。期待すれば傷つく、ならばと信じることを諦めた。その経験が自分にもあるから、あるセリフがとても刺さる...涙。
    1人なのか誰かと築くのかは分からないけど、自分の周りの小さな世界。それをゆるやかに愛せたならいいなと思った。

    先の未来は分

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    誰かを心から信頼するって難しい。特に親にされた事には反論しづらい。難しい環境や気持ちを抱えながらも、大切な人の支えで変わっていく。時枝君と冬真の未来はまだまだ困難かもしれないけど、菜子さんや冬真のお母さんは見守ってくれると思う。あかりちゃんの件の冬真のお母さんの対応が最高!一方、冬真の父親はクソだな

    0
    2025年11月21日

    Posted by ブクログ

    わりとしんどい境遇の人たちが集まってくるけれど、悲壮感のない、あっさりしたお互いの思いやりが良い。頭に浮かんだけれど言わない、とか、言わないけどわかっているんだろうな、とかも良い。

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    結末は思っていたものと違ったけど、温かい世界にも刃はあるという言葉には共感した。勝手に決めつけて寄り添う優しさは嘘くさい。時枝くんの写真を突きつけてきた女子のような無遠慮な人間て必ず存在する。触れないで!ほっといて!と思う。

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界への信頼が薄くなる、という表現はとても分かる。私の感じ方だけれども、些細な出来事でも、そこに悪意がなくても、少しずつ自分の心が閉ざされて、世界と距離ができる感覚がある。

    本作には、繊細で、とても優しく、人を思い、だからこそ自分を犠牲にしたり、心の中に閉じ込めてしまう人が多く登場している。そして

    0
    2025年11月15日

世界はきみが思うより の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    PHP研究所
  • ページ数
    224ページ
  • 電子版発売日
    2025年11月20日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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  • 【閲覧できる環境】
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