寺地はるなのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
あなたはあなたのやり方で生きていい、というメッセージが送られてくる。
受け取りました!
共感することがたくさんあって、これは「きP」と名付けようかな?「共感するポイント」。人によって違うだろう。
実は本文中に「めP」という「面倒くさいと感じるポイント」は人によって違うというくだりが出てきたのであやかってみました。
「名前のない料理ってなんやねん」と思った人は、基本的に毎日料理をしない人だろう、ということが書かれていて、これは土井善晴先生が、名前のない料理でええんです、と背中を押してくれそうだと思った。
「苦労が人を成長させる」というが、苦労はただの苦労だし、成長は成長。そのふたつをごっち -
Posted by ブクログ
カフェの若き店長・原田清瀬は、
ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、
恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに。
乱暴な言い方をすれば、誇大妄想に近い勘違いとすれ違いの話。
正直、登場する人物の大半に感情移入できない。
それはきっと自分の中で勝手に「正解」を決めてしまっているからだ。
その自分の中で勝手に決めた「正解」にどの人物も当てはまらない。
だから、感情移入することができないのであろう。
つまり、それだけ自分が誰かを知らずに傷つけているということだ。
ある一点の見方も角度を変えれば -
Posted by ブクログ
24歳の駒田万智子さんの成長物語
彼女に手を差し伸べる
70代の了さん
50代の美華さんと冬さんとの年齢差を超えた
友情のような関係がとても良かった!
自分たちが通って来たからこそみえる
若さゆえの未熟さ 純粋さ 潔癖さ 傲慢さ
個性と生き方に裏打ちされた了さんたちの言葉は
絶妙なタイミングで
万智子さんの元へ届き
一歩を踏み出す原動力になっていきます
人生の先輩たち
素敵だった!
鳥取生まれの万智子さんは
生まれ育った場所から離れて
一人で暮らしていくことが
やわらかい砂の上を歩いているようだと言います
とても寂しく不安で
足が地面に着いていないような不安定さ
でも私には物語を通し -
Posted by ブクログ
関西の街の小さな製菓会社を舞台にしたお仕事小説。
春に始まって春に終わる物語。
社長の親戚で入って来た主人公が、会社の昔からの慣習を変えていこうとするが、何でも新しいから便利だからって変える事が正しいのか?波風を立てずにただ会社に言われるがままの条件を受け入れて働く亀田さんのような働き方が良いのか?自分も働いていて同じような事を考えるし、小さい会社なりの暗黙のルールとか敢えて言わない風潮とかわかるなー。と思いながら読みました。
仕事に行き詰まった時に、思い出しそうな本でした。
表紙もそうですが、和菓が美味しそうでこまどり庵に行ってみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの物語には様々な問題を抱える人物がたくさん登場する。
中でも特に印象的だったのは品川さんだ。
始めは品川さんはなんらかの障害を持っているが、それがわからずに大人になった人なのかと思っていたが、実は自分の障害を隠して懸命に働いている人だった。
障害があるとわかると障害を持っている人という括りで見られて自分を見てくれない。
障害に対する配慮が逆に障害を持っている人を苦しめていることもあるのだ。
普通はこうだよね、など何気なく発する言葉、でも普通とは一体何なのか。
自分にとっては普通なことでも他の人にとってはそうではないかもしれない。
自分の価値観を押し付けてきたことはなかったか。
そんな風に色々 -
Posted by ブクログ
子どもの頃から頭に結んだリボンが
トレードマークになっている
リボンちゃんこと百花。
ある日、伯母の加代子さんに下着のリメイクを
手伝って欲しいと頼まれる。
リボンをつけ続ける事をバイトの男の子に
馬鹿にされても「流行っていようがいまいが
わたしは頭にリボンをつけると決めているし、
ババァになってもこれで行くつもりだよ、
誰がなんと言おうとね」と、穏やかに言える
彼女の強さ。
同僚のえみちゃんは、ちょっと変わっていて、
こんな人が同僚だとちょっと困るなと思ったりするが、百花は必要以上に人の詮索をせず、
肯定も否定もしない(すごいと思う)
伯母の加代子さんは、女性だからと、テーラーの
仕事に携 -
Posted by ブクログ
碧が安西に依存しているように感じて、そわそわした。安西は甘やかされすぎて、影の部分を知らないで大人になってしまった。あなたが好きなことをできていたのは周りのおかげなんだよ、って安西に言いたい。
ご飯を食べるって体にも心にも元気と栄養を与えるのもなのだということを感じた。ご飯を食べることはとても楽しい。誰かと食べるともっと楽しい。
食べたものは無くなるけれど、思い出としてずっと自分の中に残り続けるという雰囲気の言葉があった。今まで気づいていなかったけど、多分わたしが食べることが好きなのは、誰かと食べたご飯はとってもおいしく感じるから、思い出になるからなのだと思った。