寺地はるなのレビュー一覧

  • 世界はきみが思うより

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    世界はきみが思うより、どうなんだろう。
    それを考えながら読み進めた。

    周りを信じすぎても、周りに無頓着すぎても、関わりすぎても、残念に思ったり、嬉しくなったり、感情は色々で。
    それぞれが持つ価値観、固定概念。もちろん親と子供もそれぞれで違う。

    そんな違う対象を愛する気持ちや、愛おしいと思える心持ちが、世界を、きみやわたしが思っているより、悪くなくしてくれるのかもしれない。

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    同じテーマで7人の作家が競演した短編集。自分に馴染みのある作家や初めましての作家まで、自分の好みを確認しつつ味わう感じもまた楽しい。江國香織、角田光代はやっぱり安心出来るうまさ。井上荒野も面白い。寺地はるなは初めてだったが、魅力的なキャラを作るなぁと。飛行機などで読むのにちょうどいい一冊

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    2026年08月31日
  • 雨が降ったら

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    同じような年代の女性達が人生の岐路に立ち、それぞれの自分らしい生き方を見つけていく
    わかば洋傘店の若葉さんもスノさんもそんな毎日楽しい日々を過ごしているわけではない
    「平気じゃなさをどこかに抱えたまま、少し先に楽しみな予定を入れるとか、笑えるものを見るとかおいしいものを食べるとかしてその日その日を生きていくしかないんだろう」
    とても強く共感をおぼえた

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    2026年08月30日
  • ぬすびと

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    お金や地位はあるけど家や親に縛られている彌栄子と、お金も地位もないけど何にも縛られていない鳴海。
    世の中の両極端にいる2人が、鳴海が彌栄子の息子、栄輝の子守りをすることになって接点をもつようになり、しかしあるきっかけで会えない時期を経て、20年後に再会する。

    鳴海の飾らない言葉で綴られるモノローグや、最初の印象からは想像もつかないような終盤の彌栄子の様子がなんとも小気味よく、テンポよく、気持ちよく読み進められる一冊。

    人ってこんなに変わるんだ、変われるんだ!と思わずにはいられない。

    読後に「ピグミーマーモセット」を調べたけど、なんでピグミーマーモセットだったのか、今もわからない。全部が明

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    2026年08月30日
  • 最後の晩餐

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    どれも特別面白い、という訳ではなかったが、味のある話だった。
    個人的には「最後の鰻」と「本当の話」、「最後に、何食べたの?」が好き。
    あと、「本当の話」をラストに持ってきたのがいい。情緒がある。

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    2026年08月29日
  • 世界はきみが思うより

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    寺地はるなさんの30作目だという本書。

    とある出来事をきっかけに他人が作った料理を食べられなくなってしまった高校生の冬真。
    そして、「美しいもの」へのこだわりから太ることに強い嫌悪感を抱く紗里。
    それぞれに“食べること”に対して“難”を抱え、世界への信頼を失いかけていた彼らが、ある出会いや出来事を通じて少しずつ自分の足で歩み出す姿を描いた連作六編となっております。

    高校生の冬真の視点と国際交流プラザで働く紗里の視点が交互に展開する構成。
    主人公たちが抱える生きづらさや拒絶反応は、一見すると頑固だったり極端だったりするように見えるかもしれません。
    でも読み進めるうちに、それは彼らが自分を守る

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    2026年08月29日
  • 最後の晩餐

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    まず装丁がとても素敵。
    最後の晩餐、という少し重くなりがちなテーマだけれど、きっとそれぞれの作者が色とりどりに描いているんだろうなあと想像できる。

    まず、大好きな江國さんの作品は、まさに江國ワールドのそれで、読んでいてとても世界に浸ることができた。
    どうしてこんなにもささやかなことを美しく描けるのだろう。

    他の作者さんで好きだったのは、鰻の話。
    この作品が一番テーマに近い話かと思った。
    読み終わって、自分だったら最後の晩餐には何を選ぶのだろうと思いを馳せてみた。

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    2026年08月29日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラスに触れた時のひんやりとする感じ。互いに反目しあう兄妹は、傷つき、出会い、そして乗り越える。他人の気持ちはわからない。思い通りにならないのはガラスも同じ。天気のようであり、海の波のようである。わからなくても、前を向いて歩くしかない。2人の剥き出しの感情とガラス工房の灼熱が何かこちらの感情をえぐってくるような、そんな作品でした。大好き度❤️

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    2026年08月29日
  • わたしの良い子

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    ネタバレ

    やっぱり寺地さんの本は優しくて癒される。

    31才 独身で経理として働いている主人公の椿。
    妹は子どもの朔を置いて、新しい恋人と沖縄に行ったので椿は朔を育てている。

    変わった環境ということもあり、
    周りから「不幸」や「かわいそう」だという前提のコミュニケーションを取られることに違和感を感じている。

    それ以外にも、「子どもは作るべき」「結婚するべき」といった社会の前提に違和感を覚えていく。

    一方で、穂積が杉尾の事が好きだったという事実を知ったときは、
    自分の無神経さに穂積を傷つけてしまったことに気付いたり。

    人は傷ついたり、傷つけられたりしながらそれでも人と関わって生きていっていいんだな

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    2026年08月29日
  • いつか月夜

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    慣れる必要のないものには慣れてはいけないのだ。
    自分は自分のままで、変わりながら進んでいきたい。
    後半にかけての名言ラッシュがすごい。
    時間を開けて読み返したい。

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    2026年08月28日
  • きよくしぶとくやかましく

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    この本のテーマとは離れるかも知れないけれど
    シニア女性としては
    以下の感想。

    痛快。
    主人公が中高年の男女ってところが良い。
    そして世代を超えて気持ちの通じ合うことはできる。
    こういう付き合いがいいな。

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    2026年08月28日
  • きよくしぶとくやかましく

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    登場するキャラみんな好きです。
    噛み合ってるようで微妙にズレている人間関係が絶妙でした。楽しい読書タイムを過ごせました。

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    2026年08月27日
  • カレーの時間

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    ネタバレ

    どんな時でもカレーは美味しい。世の中は理不尽だし、人それぞれの物語があって、誰が正義とか悪とか視点によって変わってしまう。
    それでもカレーは美味しくて、ご飯は人を幸せにしてくれるよな〜と思った。

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    2026年08月25日
  • 世界はきみが思うより

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    ネタバレ

    最近はジェンダーの話が多い。
    ひたすら優しい。
    相手を受け入れ、無理をせず、やさしい。
    そして、自分が知らず知らず相手を傷つけないかと思い悩む。
    いいのだけれど、いいのだけれど、
    世の中はそんなに変わったのだろうか?
    そんなに優しいのだろうか、と危惧するけれど、
    物語の世界ぐらいそれでもいいよ。
    そして、そのことが世の中を変えていくことにつながったら嬉しい。

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    2026年08月25日
  • ほたるいしマジカルランド

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    読みやすかった。
    それぞれが自分のことをダメだと思っていて、でも周りから見たらそれは違うように見えている。ささいなことがきっかけで、一歩踏み出す勇気が持てる。素敵だなと思った。

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    2026年08月25日
  • 雨が降ったら

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    40代後半から50代を迎える女性たちのいろんな生き方を優しくつつみこんでくれるような話でした。

    結婚するしない、子供を産む産まない、仕事を辞める続ける再開する。女性の人生にはたくさんの分岐点があって、どんな生き方をしても後悔や悩みがつきものだけれど、どの生き方も間違いではないし自分のことをしっかり肯定できるようなあたたかい読後感です。

    第4話
    (結婚や出産で仕事を休む期間はブランクと呼ばれるが、)「違うなって。職場での労働以外の人生だって、ぜんぶ『キャリア』だよ」というテルミーのセリフにぐっときました。
    私自身、子育てのため仕事をセーブしている状況で、それを引け目に感じる日もあったりするの

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    2026年08月24日
  • 最後の晩餐

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    金原ひとみさんは、さすがという感じの文章で面白かった。
    寺地はるなさんの話が個人的には一番好きだった。
    これをきっかけに今まで読んだことない作家の本をさらに読む楽しみができた。

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    2026年08月23日
  • 世界はきみが思うより

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    多様性が世間でも広まっていて、今どきの話だなーと感じた。生きづらいと思われる世界でも、自分が思っているより生きやすく出来るという考え方の持ち方や、大切な人への信頼とか、温かく力強くなれる作品だった。

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    2026年08月23日
  • 雨が降ったら

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    寺地はるなさん久しぶりに読みました。
    今の気分にとてもあってよかったです‼︎
    ソノミーテルミーがささりました。
    ものを買う時の基準が好きだからより、違う理由になってきたのはいつ頃からだろう
    これからは好きだなを意識したいなと思った。

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    2026年08月22日
  • 最後の晩餐

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    人生の最後に何を味わう?
    豪華な作家陣の「食」小説アンソロジー。

    個人的には角田光代さんと井上荒野さんの話が良かったです。ものすごく幸せな家族の物語でした。

    江國さんの独特な世界観はやっぱり好きだな〜と思ったし、小曾根さんはカッコよかった!

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    2026年08月22日