作品一覧

  • 夜が暗いとはかぎらない

    夜が暗いとはかぎらない

    小説・文芸

    3.7
    1巻814円 (税込)
    大阪市近郊にある暁町。閉店が決まった「あかつきマーケット」のマスコット・あかつきんが突然失踪した。かと思いきや、町のあちこちに出没し、人助けをしているという。いったい、なぜ――? だが、その行動は、いつしか町の人たちを少しずつ変えていく。 さまざまな葛藤を抱えながら今日も頑張る人たちに寄りそう、心にやさしい明かりをともす13の物語。

ユーザーレビュー

  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    閉店が決まっているあかつきマーケット近くに住む人々の物語の数々。
    人々は知らず知らずのうちに関わり合っていて、同じ人が別の物語にも登場してくる。
    話によって人の印象は違い、人は様々な面を持っているのだ、と改めて気付かされる。
    以前、寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』を読んだ時に″普通″とは何か、を考えさせられたが、この物語でも普通は、普通は、と言われてきた女性の話がある。
    悪気のない何気ない言葉に苦しめられる人もいる。
    自分も含め、人をこうだ、という型にはめることはできない。
    人はみな違って、人のことは想像はできても全てをわかることはできない。
    そんなふうな考えを頭のどこかに置いていると、人との関係がうまくいくのかな、と思った。
    心に刺さる物語だった。

    0
    2026年09月16日
  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    登場人物が多く、それぞれが交錯するので、相関図が必要になったが
    どのキャラクターも愛おしく、幸せを願わずにはいられない。
    「描写が巧い」というより、「作者の中で実際に存在している」という印象を受けた

    0
    2025年09月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    思った以上に一つ一つが短い連作短編集のため、次々と登場人物が出てくる。
    他の方の感想でも見たが、メモや相関図を書きながら読んだ方が、より楽しめそう。あの時の人が今はこうなって…など、新たな気づきもありそうで、再読したい一冊。

    寺地さんが描く登場人物は、普段実は思っているが、人には言いづらい自分の暗い部分を、同じように考えていたり、もやもや悩んでいたりするので、とても共感できる。
    私だけじゃない、同じように迷いながら生きている人はいっぱいいるよ、と言ってもらえているようで元気が出る。

    0
    2025年01月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    閉店が決まったあかつきマーケットを舞台に、13の物語が描かれた作品。それぞれの物語の主人公は違うけど、前の物語に出てきた人がさりげなく出てくるので、間を空けずに読んだほうが「あ、あの人だ」と気付けてより面白い。登場人物はそれぞれ年齢も置かれてる環境も性格も違うので、どれかの物語には刺さる部分がありそう。

    『はこぶね』と『バビルサの船出』がよかった。

    0
    2026年08月20日
  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    どうせお涙頂戴の話、夜は暗いに決まっている、暗いから夜なんだと少し意地悪な気持ちで読み始めました。が、ひとつを除いてしみじみとしたとても良いお話の連続でした。心の中に深く沁み入りました。ただ、最近年齢のせいで物覚えが悪く、たくさんの登場人物が2回目以降に登場した際に誰が誰なのか分かりませんでした。読みながら相関図を作ってみようかとも思いましたが紙の本なので前に戻って探すのも面倒くさく、そのまま読んでしまいました。最初でも最後にでも入れておいてください。

    0
    2026年06月29日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET