akira muraccoの作品一覧
「akira muracco」の「夜が暗いとはかぎらない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「akira muracco」の「夜が暗いとはかぎらない」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
Posted by ブクログ
閉店が決まっているあかつきマーケット近くに住む人々の物語の数々。
人々は知らず知らずのうちに関わり合っていて、同じ人が別の物語にも登場してくる。
話によって人の印象は違い、人は様々な面を持っているのだ、と改めて気付かされる。
以前、寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』を読んだ時に″普通″とは何か、を考えさせられたが、この物語でも普通は、普通は、と言われてきた女性の話がある。
悪気のない何気ない言葉に苦しめられる人もいる。
自分も含め、人をこうだ、という型にはめることはできない。
人はみな違って、人のことは想像はできても全てをわかることはできない。
そんなふうな考えを頭のどこかに置いていると、人との関係がうまくいくのかな、と思った。
心に刺さる物語だった。
Posted by ブクログ
とてもいい、私好みの小説だった。
私は来年から社会人になる。あかつきマーケットを取り巻く地域の短編が、少しだけ私の人生とリンクしている気がして、とても刺さった。
柊はあかつきんに入り、今までやりたくてもできなかった人助けをする。第3部の「夜が暗いとは限らない」で、「もしかしたら俺だけじゃなく、多くの人が見えない着ぐるみを着て生きているのかもしれない」と柊は考えた。
人は誰しも弱みがある。本小説は多人数の短編集という形式で、多くの人の悩みや弱み、後ろめたいことを描写していた。私はその中でも昼の月の短編、飲料売店スタッフの話に強く共感した。恵まれて育った自覚がある私は、弱音を吐いてはならないという思いをずっと持っている。弱みをズバリと暴かれたような気もするが、その気持ちを抱えているのが自分だけではないということに、強い安心感を覚えた。
心が弱った時、疲れた時に、何度も読み返したくなる小説だった。