akira muraccoのレビュー一覧

  • 夜が暗いとはかぎらない

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    星4.5 それぞれ登場人物の名前をよく読まないとどう繋がっているのかこんがらがるけれど、どれも優しいけど、興味がなくなるほど退屈ではないちょうどよい短編がつながり一つの話になっていた。 
    以下好きだった言葉
    「あの子はきっといつも あなたに優しくされとるから他人に優しくできるんだろうね」
    「誰かの涙を拭いてあげられる子はきっと大丈夫いきていけます」
    「死んだ人間はどこにも行かん。死んだら小さいかけらになってたくさんの人間に吸収される。生きてる人間の一部になる。とどまり続ける」
    「のんきな妻、という役をやっている」

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    2026年10月17日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    ネタバレ

    閉店が決まっているあかつきマーケット近くに住む人々の物語の数々。
    人々は知らず知らずのうちに関わり合っていて、同じ人が別の物語にも登場してくる。
    話によって人の印象は違い、人は様々な面を持っているのだ、と改めて気付かされる。
    以前、寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』を読んだ時に″普通″とは何か、を考えさせられたが、この物語でも普通は、普通は、と言われてきた女性の話がある。
    悪気のない何気ない言葉に苦しめられる人もいる。
    自分も含め、人をこうだ、という型にはめることはできない。
    人はみな違って、人のことは想像はできても全てをわかることはできない。
    そんなふうな考えを頭のどこかに置いていると、人との関係がうまくいくのかな、と思った。
    心に刺さる物語だった。

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    2026年09月16日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    ネタバレ

    とてもいい、私好みの小説だった。
    私は来年から社会人になる。あかつきマーケットを取り巻く地域の短編が、少しだけ私の人生とリンクしている気がして、とても刺さった。

    柊はあかつきんに入り、今までやりたくてもできなかった人助けをする。第3部の「夜が暗いとは限らない」で、「もしかしたら俺だけじゃなく、多くの人が見えない着ぐるみを着て生きているのかもしれない」と柊は考えた。
    人は誰しも弱みがある。本小説は多人数の短編集という形式で、多くの人の悩みや弱み、後ろめたいことを描写していた。私はその中でも昼の月の短編、飲料売店スタッフの話に強く共感した。恵まれて育った自覚がある私は、弱音を吐いてはならないという思いをずっと持っている。弱みをズバリと暴かれたような気もするが、その気持ちを抱えているのが自分だけではないということに、強い安心感を覚えた。

    心が弱った時、疲れた時に、何度も読み返したくなる小説だった。

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    2026年06月26日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物が多く、それぞれが交錯するので、相関図が必要になったが
    どのキャラクターも愛おしく、幸せを願わずにはいられない。
    「描写が巧い」というより、「作者の中で実際に存在している」という印象を受けた

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    2025年09月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    思った以上に一つ一つが短い連作短編集のため、次々と登場人物が出てくる。
    他の方の感想でも見たが、メモや相関図を書きながら読んだ方が、より楽しめそう。あの時の人が今はこうなって…など、新たな気づきもありそうで、再読したい一冊。

    寺地さんが描く登場人物は、普段実は思っているが、人には言いづらい自分の暗い部分を、同じように考えていたり、もやもや悩んでいたりするので、とても共感できる。
    私だけじゃない、同じように迷いながら生きている人はいっぱいいるよ、と言ってもらえているようで元気が出る。

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    2025年01月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    再開発が進む商店街を舞台に、人と人とのつながりや、誰かを思う気持ちの温かさが描かれた物語。
    苦しい状況でも、見方を変えれば希望につながるように思えた。

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    2026年10月23日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉店が決まったあかつきマーケットを舞台に、13の物語が描かれた作品。それぞれの物語の主人公は違うけど、前の物語に出てきた人がさりげなく出てくるので、間を空けずに読んだほうが「あ、あの人だ」と気付けてより面白い。登場人物はそれぞれ年齢も置かれてる環境も性格も違うので、どれかの物語には刺さる部分がありそう。

    『はこぶね』と『バビルサの船出』がよかった。

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    2026年08月20日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    どうせお涙頂戴の話、夜は暗いに決まっている、暗いから夜なんだと少し意地悪な気持ちで読み始めました。が、ひとつを除いてしみじみとしたとても良いお話の連続でした。心の中に深く沁み入りました。ただ、最近年齢のせいで物覚えが悪く、たくさんの登場人物が2回目以降に登場した際に誰が誰なのか分かりませんでした。読みながら相関図を作ってみようかとも思いましたが紙の本なので前に戻って探すのも面倒くさく、そのまま読んでしまいました。最初でも最後にでも入れておいてください。

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    2026年06月29日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物が多くて、ちょっと読む期間が空いてしまうと、誰だったかな?ってなってしまうけど、共感できるお話もあって、心に沁みました。
    また少し疲れたときとかに読み直したい本。

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    2026年06月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    「朝が明るいとはかぎらない」
    「昼の月」
    「夜が暗いとはかぎらない」
    の3部構成。

    タイトルからわかる通り、
    “普通”“常識”“一般論”の文脈から
    「いいこと」「幸せ」とされるところの暗い面。
    「悪いこと」「不幸せ」とされるところの明るい面。

    ものごとを一面だけ見ても何も理解できない、という
    ある意味では当然のことを改めて掘り下げてくれる1冊。

    ラベルは理解の一助にはなるけれど、誤解の始まりでもある。

    リレー形式で語られる中に物語の縦軸はあるのだけれど、
    そこが少し弱くて読み進める引力には欠けていた印象。

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    2026年05月31日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    13の短編からなる作品でそれぞれ基本語り手が異なります。心がじんわり温まる作品が多く読みやすかったです。ただ前後で登場人物が被っていたり全編通して繋がりがあり、登場人物がかなり多いので日を開けて少しずつ読むと話の繋がりや登場人物について忘れてしまいそうなのでまとめて読むのがオススメです!

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    2026年04月23日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    世の中大きく変わることなんてそうそうない。
    非日常は1週間で日常に変わる。

    それでも今に疲れた時、人は足掻く。
    どうせ変わらないと思っていても足掻くしかない。

    そんな日々に起こる小さな事件。

    少しだけ1歩踏み出す勇気をくれる本でした。

    短編集にに、物語が繋がっていく感じがとても面白くスラスラ読めました

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    2026年01月26日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    表紙に惹かれて買いました。
    着ぐるみが盗まれた!って、あんな大きな物を?と思ったのだけど、ところどころ活躍するあかつきんと、なぜあかつきんは盗まれたのか?という人の気持ちと、ささやかなことで日々は続いていて、
    私とか私の横の人とかの話が、暗く、時にほっこりとしつつ、しみじみと続いていきます。

    ミステリーなのかな?と思って読んだので、ちょっとだけ違ったなぁって思いました。

    どんな人の人生にも波があって、ストーリーがあるんだよって、そんな感じの作品。
    深いです。

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    2026年01月10日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    夜が暗いとは限らないし、必ずしも朝が明るいとも限らない。
    今の私は努力をしている訳でもなく、ただ毎日を淡々と生きている。何も変わらず、何も成長していない。周りのみんなはずっと日々を生きていて、成長していて好きなことを見つけて、毎日楽しく過ごしているんだと思ってた。でもそうじゃないのかもしれない。もしかしたらいつも笑顔の人も家で泣いているのかもしれないし、優しい人は実は影で苦しんでいるのかもしれない。でも、それを無理に知ろうとは思わない。そこは他人が入り込むべきではないから、それぞれがそれぞれの思いを抱えて生きていくのがいいと思った。
    この本は、こうしなさいとかああしなさいとか読者に言っている訳でもなく、考えろと訴えているわけではないと思う。こういう人もいるんだよ、と教えてくれた1冊。

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    2025年12月13日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    とある町にある、あかつきマーケットを舞台としたお話で、あかつきマーケットのキャラクターのあかつきんが疾走した事により、物語が進んでいく。

    名前を覚えるのが苦手なわたしはオーバーヒート起こすくらい沢山の人物と名前が出てきて大変でした笑

    とは言っても、短編があかつきマーケット、ちらつくあかつきんが関わりながらも、その人の人生が描かれていて良かったです。

    そんな長く色んな人の傍にあって、見守り続けてきたあかつきマーケット。
    沢山の思い出や色んな時間が詰まってるなぁと。

    素敵な言葉が

    死んだ人間は、天国にもどこにも行かん。死んだら小さい、たくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸収される。生きてる人間の一部になる。とどまり続ける。

    あたたかい言葉だなぁと思いました。

    あと、あかつきんは可愛いですね!

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    2025年11月19日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    誰かの日常が誰かの人生に繋がっていると感じる物語。ひとりひとりの抱えている課題や感情に何かしらの共感を抱く。人って自分のことしか見れていなくて、自分のフィルターでしか人を判断できなくて、それが″思い込み″という厄介な判断軸になってしまう。
    個人的に、本書に出てくる小さな子どもが昔の自分みたいで微笑ましさと同時に目が潤む。他の子どもたちと同じように出来ない自分。幼いながらに自分は自分で悩んでいたけれど、同時に両親には心配をかけていたんだなぁ。
    今の自分は不器用ながら何とか楽しく生きている。それは自分が誰かの日常と混ざり合いながら、少しずつ変化してきた証だと感じた。

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    2025年04月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    寺地さんの作品本当に好きだな〜。
    あかつき商店街とそこにいるひとたちの連作短編。
    仕事とかで疲れまくってて、集中力足りず入り込みきれなかったから途中誰が誰か分かんなくなったので星は4つ。

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    2024年09月14日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    生きていたら必ずしも感じるだろう感情が綺麗にえがかれてる一冊、すてき
    人にはそれぞれ、言葉にしてることの裏にいーっぱい考えていることがあって、表面的にでてきているのはその一部なんだろうなあ

    「よく気づくけど行動力がない人はつかれる」ってささったな、行動力

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    2024年06月11日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉鎖が決まっている商店街のキャラクターの着ぐるみを中心にそれぞれの暮らしが綴られたヒューマンドラマ

    楽器店に勤める旦那さんの話が良かった
    その頑張りはどこかで誰かが見てくれてるのかもしれない

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    2024年02月11日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    閉店が決まったあかつきマーケットに関係する人達の日常や心の動き等が感じられた。大きなイベントとかはないが少しずつ皆繋がっていて良かった。夜が暗いとは限らないが深いなぁ。朝が明るいとも限らないよね。

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    2026年03月22日