寺地はるなのレビュー一覧

  • 世界はきみが思うより

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    寺地はるなさんの作品は、生きづらさを生きづらさとして認めてくれる感じが心地よい。ひとと違うことで嫌な気持ちになったり、つらくなったりすることがあっても、それをそれとして受け止めてもらえる。

    高校生のぼくと、20代前半のわたしが語り手となって、家族との関係、友人との接し方、恋人との付き合い方などを描く。痛みやつらさを知っているからこそ、安易な発言や共感はしない。相手を思いやると、言葉が出てこなくてぎこちない雰囲気になってしまうこともある。でもその思いやりはちゃんと相手に伝わっている。
    そういう、優しい作品だった。

    日々の困難や厄介ごとを、「おかずシェアの会」みたいに分け合って、みんなで解決で

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    2026年03月17日
  • 世界はきみが思うより

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    よかった。この世界は思っているより悪くないのかもしれないと思えた。
    同年代だからか、紗里さんに特に共感した。水田さんに惹かれる気持ちがよくわかる。すごく素敵な人。
    子供の頃、親に不満に思うこともあったけれど、ちゃんと子供でいさせてくれた。それってすごく幸せなことだったんだなあと気づけた。

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    2026年03月17日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    とつとつと、心に迫るものがある。このお話たちに、出会えてよかった。少しあの日に帰ったような感覚に陥った。

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    2026年03月15日
  • カレーの時間

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    ネタバレ

    私の祖父は、桐矢の祖父と違い、「みんなそれぞれ考え方があって受け入れる性格まるっこいじいちゃん」だったので、最初読んでて桐矢の祖父の横暴さや「典型的なステレオタイプの昭和の頑固迷惑爺」がしんどかったし、そんな祖父と生活しなきゃいけなくなった桐矢に同情しかなかった。そんな正直鼻つまみ者な祖父と祖父が若かりし頃営業を頑張ってたレトルトカレーでちょっとずつ距離が近づいていくところをみて「人情は多少あるんだけどね…」って感じだった。
    桐矢の祖父は家族の愛情を知らずに育って食べ物にも苦労したから、家族を持つことに戸惑いもあったし、食べ物の恩のこともあって必死だったこと。そういう面を知ると仕方ない部分もあ

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    2026年03月15日
  • 声の在りか

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    最近息子が生まれたので、成長するにつれて悩むことがでてくるのかな、夫との関係性が変わってしまったらどうしよう、ママ友付き合い大変そうだなと想像が膨らんだ。また数年後に読んだら感じ方が変わるのだろうな。

    結局言葉にしないと伝わらないけど、なんでも言葉にすればいいわけではない、人生の課題だなと思う。

    岡野さんママの「勉強はチケット」という言葉、いつか私も息子に伝えたいのでメモ。

    -たくさん勉強をした人はたくさんチケットを手に入れて、遠い場所でも近い場所でも、自分の好きな場所に行ける-

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    2026年03月14日
  • 水を縫う

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    寺地はるな、『水を縫う』。
    寺地はるな作品初読み。

    松岡清澄、手芸好きな高校1年生。手芸好きをからかわれ、クラスでは浮いている。幼いころに父と母が離婚し、今は祖母・文枝、母・さつ子、姉・水青との3人で暮らしている。

    かわいいものが苦手な、結婚を控えた水青のために、清澄は、ウェディングドレスを手作りすることに。

    家族でありながら、自分たちの想いをなかなかうまく伝えられない松岡家。
    水青は、過去の忌まわしい記憶から、かわいいものが苦手であるが、それをうまく伝えられない…
    水青のためにウェディングドレスを作ろうとする清澄も水青の想いを汲み取れず、自分の想いを伝えられない…
    さつ子も手芸好きな清

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    2026年03月14日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地で働くことに迷いを抱えながらも、前向きになれる何かをつかんでいく登場人物たち。読んでいて温かい気持ちになり、自分も何だか励まされた。

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    2026年03月14日
  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地はるなさんの作品はいくつか読んでいるが、
    エッセイは初!表紙もほんわかして可愛らしい!

    私と同世代なので、感覚が近い所がいくつもあり、何度も励まされたり、笑わせてもらった。
    そして、ふいに勇気づけられたり元気ももらえた。

    一つ一つのコラムから溢れるメッセージというより、まぁ同じ時代に生きとる者同士、ぼちぼちいきましょう〜という感覚の、肩の力をそっとほどいてくれるような作品だった。

    リヴァー・フェニックス、私も好きだったなぁ。
    久しぶりに当時の胸キュンを思い出させてくれた寺地さんに感謝。

    小説では分からない、寺地さんの心に少しだけ近づけた気がして、親近感がわいた。

    今後も作品を読ん

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    2026年03月11日
  • いつか月夜

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    久々の寺地はるな作品を読みました。
    闇夜のなかでくるひろげられる登場人物たちの各々の視点が誠実で、派手さは無いけど引き込まれた。

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    2026年03月08日
  • 世界はきみが思うより

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    寺地はるなさんは最近好きな作家さん。
    その中でも、装丁が素敵で手に取った一冊。

    前情報無しで読みましたが、読み終えたら、確かに「世界は君が思うより」というタイトルがストンと心におさまりました。
    とても優しい世界観です。

    ストーリーは主人公の高校生と、準主役の若い女性の視点で進みますが、それを支える母親と菜子さんがすごくいい。同じく子育てをする側の立場になっている私は、こうありたいなと思って残しておきたいフレーズがたくさんありました。

    子育てを卒業する頃に、また改めて読みたい一冊です。

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    2026年03月08日
  • 世界はきみが思うより

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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
    いろんな世界があるということを感じさせてくれるお話でした。

    いろいろなものが認められていくと、少数であっても差別されないという世界に近づいていくんでしょう。

    人生をどう謳歌していくか、
    人に迷惑をかけていないか、
    何かの役にたっているのか、
    大切なのはそんなところでしょうか。

    人への興味が薄れていって、差別することもなくなるかもしれないですが、この先の時代はどうなっていくんでしょうね。

    自分をもって深掘りして見つめていくことが何よりも大切だと感じる、今日この頃ですが、この作品を読んで、尚のこと、どう生きていくべきか、と、考えさ

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    2026年03月07日
  • みちづれはいても、ひとり

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    たんたんと。時間は流れていくから、だからこそ、たんたんと、正解のない生き方だから、そのままでいいと思える作品。

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    2026年03月06日
  • ほたるいしマジカルランド

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    マジカルランドで働く従業員たちの葛藤や悩み、そして様々な人との関わりの中で生まれる成長が感じられる作品だった。
    悩みも視点や考え方を変えれば、こんなことで悩んでいたのかと思えた。

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    2026年03月05日
  • こまどりたちが歌うなら

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    ☆4.5
    人間関係で傷つき、退職した主人公は、親戚が経営する和菓子屋に事務として再就職。
    時代遅れな職場で、はっきりと意見を述べる描写に、最初はちょっと引いた。
    登場人物の人となりが明らかになっていくと、一気読み。
    タイトルの意味が、よくわかった。
    弱気になった時に、背中を押してもらえそう。
    主人公の両親が素敵。
    『あの食パン店の残党やで』には笑ってしまった。

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    2026年03月05日
  • ナモナキ生活はつづく

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    寺地さんの小説が好きで寺地さんを知りたいと思ってワクワクしながらエッセイを手に取った。共感しっぱなし。見ていた番組も同じ。USJにも行くらしい。うれしいなあ

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    2026年03月05日
  • 世界はきみが思うより

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    とても好きなお話でした。
    とある出来事から他人が作ったものが食べられなくなり「世界への信用をな」くした高校生の冬馬と、美しいものが好きで太ることを恐怖する会社員の紗里。二人の話が交互に語られていきます。

    「世界への信用がない」冬馬は同級生の時枝くんと仲良くなっていく中で世界への信用を少しずつ取り戻していき、紗里はマッチングアプリで出会った水田さんと過ごす日々に癒しを感じ愛情を抱くようになる。
    自然体でいられる相手と出会えて、お互いに気持ちが通じ合う幸せ。
    この世界は辛いことも多い。けれど、自分のことを理解し愛してくれる人たちが近くにいるだけで世界はずっと素晴らしい場所になるのだろうな、と思い

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    2026年03月05日
  • 川のほとりに立つ者は

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    29歳、カフェの女店長の清瀬。
    意識不明になった恋人の、隠していたことの真実に、少しずつ向き合っていく。

    29歳で、こんなにしっかりと物事を考えて、大人な対応ができる人ってどれくらいいるんだろう。

    そんなことを思いながら読んでた。

    同じ境遇にならない限り、もし自分だったら、と想像するのは難しいけれど、同じような態度は取れない気がした。

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    2026年03月04日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    ネタバレ

    audible☆+本
    時田翼の人生に触れた物語だった。

    "「来年」や「将来」が、あらかじめ設定されていて、ただそこに向かって駒を進めるようにして生きていければ、楽だろう。"
    大人になると全て自分が選んで、決めて生きていく。泣きたくなるくらい嬉しい事、辛いこともある‼︎

    "目の前に現れるものにひとつずつ対処しながら、一歩踏み出す方向を決めるしかないのだろう。いちいち悩んだり、まごついたりしながら。"
    人生ってこの繰り返しで、そこから学び生きやすくなるよう成長していくんだと痛感した。

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    2026年03月04日
  • 川のほとりに立つ者は

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    よい小説だった。
    映画化されるらしいのでそれも観てみたい
    天音のことが許せない気持ちがあったが、読み進むうちに自分の中にも天音がいるかもしれないと気づく
    さらに言えば小瀧もいるし、もちろん清瀬も青木くんもいる
    篠ちゃんの言う通り、濃くなったり薄くなったりするだけなのだろう
    「明日がよい日でありますように」で締めくくられる解説に、自分もその言葉が言えるようになりたいと願う

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    2026年03月03日
  • リボンちゃん

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    なんであれ、マイペースで自分を持っている人が好き❤️
    たかし社長も、とてもいいし、
    福田くんも好きだな。
    福田くんの姪っ子ちゃんたちもすごくいい。

    もう、なんでもありの現代社会、人の迷惑にならない限り、マイペース貫いていいんじゃない?

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    2026年03月03日