【感想・ネタバレ】水を縫うのレビュー

あらすじ

松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな場が苦手な姉のため、ウェディングドレスを手作りすると宣言するが(「みなも」)。いつまでも父親になれない夫と離婚し、必死に生きてきたけれど、息子の清澄は扱いづらくなるばかり。そんな時、母が教えてくれた、子育てに大切な「失敗する権利」とは(「愛の泉」)。世の中の〈普通〉を踏み越えていく、清々しい家族小説! 第9回河合隼雄物語賞受賞作品。

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Posted by ブクログ

裁縫好きの男子高校生が、姉のウェディングドレスを仕立てる話。

表紙で青春ものと思っていたら違った。関西弁が心地よい。服飾の世界と3世代の描写がとても自然ですごくよかった。寺地さんはおばあちゃん描写が上手。全と清澄のドレスが見てみたい

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2026年05月10日

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今まさに、私が思っている、もがいていることをテーマにしていると感じた。
自分らしさを大切にすることの尊さと難しさ。

そして何より、ウェディングドレスを見たい。と強く思った。

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2026年05月08日

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さらさらと読めて、内容やメッセージ性の満足度がとても高い作品だった。おばあちゃんのような子育てがしたい。偏見や押し付けなどない世の中であってほしい。寺地さんの作品を他にも読んでみたい。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

家族との関係性をとらえ直すことのできるお話。
後から分かることもある。今、全て分かろうとしなくていい。
そんなほっとする気持ちになれた。

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2026年04月01日

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それぞれの想いと葛藤があり、それが全て解消されるわけでもなく、でも少しの理解と受け入れる気持ちによって関係性が少しずつ変化していくのが読んでいて引き込まれた。失敗する権利がある、という言葉が自分の人生の考え方をも軽くしてくれるような物語でした。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

普通というのは当たり前だと思っていても、枠が人によって微妙にズレる。だから普通に生きるというのは難しいのだなと改めて思いました。
それでも登場人物のみなさん背筋を伸ばして生きていて、とてもまぶしく感じました。
お母さんについて清澄くんのセリフ、刺さりました(わたしはお母さん側の人間)。

寺地さんは常にそこにあるけれど気づかないような気持ちを言葉にしてくれるのですが、それがわたし自身にちょうどいい。共感したり、発見したり本当にありがたい作家さんです。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

女らしさ、男らしさの押しつけにモヤモヤしたり、抗いながら人として、親として、成長していく家族。

特に刺繍が好きでお姉さんのウェディングドレスを作ろうとする弟の清澄は、いわゆる男らしくはないかもしれないけど、「普通はこう」というジェンダー的な抑圧を感じながらも、その馬鹿馬鹿しさを見抜いて同調しないことを選択できる強い子だと思った。

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2026年01月01日

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ネタバレ

いい小説だった!
最後、全についての気持ちが書かれるのかと思ったら全は黒田さんや清澄の名前の由来についての思い出しについての登場で、
ただ、ドレスを仕上げる本気の全と子供の名前についての本気の全、自社製品を任せられている本気の全が垣間見れて全って恨めないやつなんだって心が暖かくなりました。
いろんなものにそれぞれが振り回されながら自分を見出して自分を大切に生きていく姿、とても良かったです。

何より結局全は全のまま特に大成功!みたいな終わり方じゃないのがどこにでもある幸せのあり方、生活が感じられて良かったです。

家族だからこそ分かり合えてないことも多いし、私も家族だからわかってよ、と思いながら伝えられないことっていっぱいあるし、親や姉に対しても勝手な決めつけで毎日を過ごしていた自分もいたなと。日々の自分にハッとさせられた本でした。
家族のみんなに読んでほしいなと思いました。

ジェンダーについても〜だから〜であるべき、みたいな自分にとっての当たり前は人にとっての当たり前ではないから、発言一つで相手をずっと傷つけることもあって過去に言われた言葉や相手の押し付けに傷ついてる私もいたなと。これからの人生において、気をつけて生きていきたいなと思います。

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2025年12月27日

Posted by ブクログ

最近気になってよく読む、寺地はるかさんの作品。

主人公清澄の姉、水青の結婚式までの時間が、それぞれの家族の視点で描かれており、それがとても自然に繋がっている。この手の作品にありがちな、時間の行き来や回想が少なく、前に前に進んでいく。まさに水が淀みなく流れるような作品で、あっという間に読み終えてしまった。

登場人物に目を向けると、家族の中で、さく子の言動や行動が気になって仕方がない。それは、母親としてのわたし自身によく似てるから。寺地さんの作品には、よくそういう母親像が出てきて、自分を省みてしまう。というより、省みることを期待して読んでいるのかもしれない。

他の登場人物含めて、皆それぞれに魅力的で、ぜひまた読み返したい。


2026.03
購入して、再読。
やはりいい。大好きな作品です。

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2026年03月01日

QM

購入済み

ああ、タイトル回収、、、母の「女/男はこうあるべき」「(これといった要求はないと言いつつ)子供にはこうなってほしい」等といった固定観念が強くて読んでて息苦しいところはあったけど、清澄のまっすぐさと素直さに助けられた。水青も弟にウェディングドレスを仕立ててもらったことで、自分のなかにあった固いものや思い込みが少しは丸くなったのではないか。美しい1冊でした。

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2024年10月16日

Posted by ブクログ

かわいいに対する登場人物の価値観と、家族に対するそれぞれの想いが、時にすれ違い、時に交差しながら、美しく繊細な刺繍のように、しあわせが確かな形になっていく素敵な物語だった。性被害の経験や、女性を守ると見せかけて抑圧してきた時代に生きた葛藤が描かれていたり、ちょっと暗い部分もあったけど、最後にはその霧が晴れたような、女性の輝きが描かれていて、本当に美しかった。
個人的には、祖母の、年齢やこれまでの女性はこうあるべきという価値観といったしがらみを取っ払って、自分の好きなことに飛び込んでいく姿が印象的だった。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後感がやさしくて、やわらかくてガーゼ生地のようだった。なんて気持ちのいい小説なのか。
自分も刺繍をするので、男子高校生が刺繍する話かぁ、と数ページ読んでから暫く放置。
再開したのはしばらく後だったが、単なる学生ものではないのに気づき、一気に読み終わった。

登場人物はみな、誰もにありがちな傷つきをうまく越えられずにもっており、そして少しずつ不器用だ。
それが各話ごとに解されていく。
人生に対して、押し付けられる様々な不自由さ。
それを、1家族とその周辺人物で、入れ代わり立ち代わり綴られていく。
そこには相性の良し悪し、すれちがい、気まずさ、願い、現実にありがちなひっかかる言葉たち。
どこか生々しい傷付きを、どう超えていくか。

最後に姉のドレスとして仕上がっていく美しさを見守る心地良さがある。
ああよかったなぁ、という黒田さんよりもっと遠い第三者(読者)の気持ちで終えていくのが不思議だ。

どこか苦しい気がした時に読んだせいか、少し楽になった。登場人物の大人にそれぞれ愛がある話でもあり、安心して読める点も大きい。
読後、蛇口からでる水の流れが気にかかる余韻がある。

最後に。
実物のドレス見たくなりました。
ガーゼのドレスってどんなの!?清澄の刺繍がみたい〜〜〜!!!!

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2026年05月17日

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夢中になれることは仕事に結びつけるのは難しかった私。友達に、でもさ夢中になれることがあっていいやんと言われてる今日この頃。読書も夢中になれること。そんな風に思いながら読み進んだ。この本。。
清らかな水とは流れ続ける水である。いい‼️このフレーズ好き!
と、夢中になれることが見いだせなくてなんともかたくなに生きている母と姉。夢中になれることははたから見ておかしいんじゃないのと言われる弟。見守る祖母、二人目の父黒田さん(この人いいわ(笑)この人でお話書いて欲しい)
登場人物たちそれぞれのお話が繋がって進んでいく。だんだん淀んだ水が流れ出して清らかに澄んでいく感じで読後すっきり。
そうかドレスが完成していく過程はまさにタイトル通りに「水を縫う」なんだと、気づくのが超遅い私だけど、読書楽しい~

そういや読書だけは「やめとき」ていわれんかった




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2026年05月17日

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それぞれ思いはあるけど、どうせ分からないと伝えるのを諦めてしまってる。分かるよ。でも押し付けとも言えるんよな。

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2026年04月29日

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途中までは、どんよりした気分でどうなるか不安な気持ちで読み進めたのだが、ガーゼの服を作り始めてからは、気持ちよく読めて、最後よかった。

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2026年04月15日

Posted by ブクログ

癒される文章で大好きな作家さん。主人公の真っ直ぐな『好き』が溢れ、瑞々しい描写とともに素敵な作品。
家族のお互い胸の内を知らず、家族の事を考えるというより感じるままに各々動いてる感じがとても素敵です。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

これまた寺地はるなさんファンになった作品。
大きなスケールの作品ではないが(毎回)、家族の感じや出て来る人がいい味出てるな〜

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

寺地はるな、『水を縫う』。
寺地はるな作品初読み。

松岡清澄、手芸好きな高校1年生。手芸好きをからかわれ、クラスでは浮いている。幼いころに父と母が離婚し、今は祖母・文枝、母・さつ子、姉・水青との3人で暮らしている。

かわいいものが苦手な、結婚を控えた水青のために、清澄は、ウェディングドレスを手作りすることに。

家族でありながら、自分たちの想いをなかなかうまく伝えられない松岡家。
水青は、過去の忌まわしい記憶から、かわいいものが苦手であるが、それをうまく伝えられない…
水青のためにウェディングドレスを作ろうとする清澄も水青の想いを汲み取れず、自分の想いを伝えられない…
さつ子も手芸好きな清澄にネガティブな印象を。
そんな家族を文枝がバランスをとっている。文枝は文枝でずっと家族のために我慢してきた想いも…

なんだかもどかしい…

ふらふら、ふわふわした父・全、親らしいところはまったくないが…
水青のドレスをあっという間に…
デザイナーの端くれだったかと。
これから立ち直っていくような、兆しが…
水青と清澄、2人の名前には、全の想いが。
だから『水を縫う』。
流れのままに。

黒田社長も水青の婚約者・紺野さんもいい人だった。

心温まる家族の物語だった…

清澄とくるみのこれからも見てみたかったな。
宮多くんもいいやつだったな。

清澄、デザイナーになれたらいいな。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かわいい をずっと避け続けて、綺麗なウエディングドレスにも全く興味を持たなかった姉が最後に弟の刺繍が入ったドレスを着て、無邪気に喜んでいるシーンがとても好きだった。

姉弟の名前の意味を黒田さんが教えてくれるシーンも好きで、最後の章のタイトルにもなった、流れる水は淀まない という言葉は昔聞いたことがあったがこの本で思い出した。

進み続ける弟はずっとまっすぐで目立たなくてもずっと自分の好きなものを突き詰めて腐ることなくいてほしいとも思った。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

裁縫が好きな清澄と、「かわいい」のが嫌で、市販のウェディングドレスを着たくない姉の水青、その二人を取り囲む大人たちそれぞれの思いと葛藤がすごくよく表れている作品だった。
清澄の姉、母親、祖母など色々な視点から描かれていて、読めば読むほど家族の形や不器用な愛が見えてきて、愛おしく読めた。
個人的には、黒田さんの存在がすごくよかった。

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2026年02月18日

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一度も汚れたことがないのは『清らか』とは違う、という言葉にハッとさせられた。どんなことがあっても、自分らしく進み続ける “強さ” を持ちたいなと思わせてくれるお話だった。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

少し複雑な家族の話。
関西人の温かい語り口やベタなええ話やなぁ〜
って感じです。
間違いない!ですし読後感も最高でした。

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2026年01月28日

Posted by ブクログ

手芸好きの男の子、清澄とその家族の物語。
世間も家族も『らしさ』を押し付けてくる。それに合わせて生きようとすると窮屈だけど、もっと自分の好きを大切に生きたらいいじゃないか。というメッセージが清澄の家族それぞれの短編で語られる。
生活能力のない父が、水青と清澄のために考えた、流れる水であって欲しいという願い。それを受けて姉のウェディングドレスに刺繍する清澄に感度した。
また、おばあちゃんが時代に負けてきた過去がありながらも、今からでも好きな事に挑戦しようとする姿が良かった。

一冊前の『皇后の碧』とこの本ともに、愛情とは、慈しむとは、例え愛情だとしても一方的にこちらの思いを押し付けるのではなく、相手が選ぶ権利を残し、選んだものを尊重してあげる事の大切さを考えさせられた。

昨今の日本は女性の活躍が推進されているが、それが故に専業主婦が肩身狭い思いをしてたり、働く方も働かざる得ない状況で、決して自分で選んだわけではないと言う点が、まだまだ男女平等に程遠いと思わされる本達だった。
真の男女平等とは、仕事するかしないか、家庭に入って家事をするかしないか、そんな事を個々人の意見でのみ選択でき、外部の人から批判されない世の中なのではないかな。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

本を読んでいて、感極まって涙がホロホロする経験は度々あるけど、この本は涙というより鼻の奥がツーンとして、心にじわ〜っとくるのは中々ないなぁと思った本

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

初の寺地はるなさん作品、とても良かった。

ゆるゆるとなんの変哲もなく動き出した物語が、読み進めていくうちにぐんぐんとスピードを上げて、しずかに熱量も高まっていき、気づくと夢中になって読んでいた。

章ごとに変わる語り手に、深く感情移入して胸にグッとくるシーンや、クスッと思わず笑ってしまう言葉がたくさん散りばめられていた。

私が特に好きなのは、黒田さんが語り手の「しずかな湖畔の」。
語り手が息子、姉、母、祖母…ときて、次が父ではなく、黒田さんというところが意外だったが、この章で一気に本作が立体的に見えてきた。


最近では「女らしく」「男らしく」なんてあからさまに言われることはほぼなくなったけれど、心の奥底で「女らしく」振る舞おうと、そうすべきだと感じている節は私もある。あるというか、染み付いている。
私の場合それはどこから来ているかと言うと、思春期に見た、少女漫画やテレビドラマやファッション雑誌なんかが影響している気がする。なかなか根強くて抜けきらない。

もしも「女性らしく」「母親なんだから」という言葉を他人に向けられて不快に感じたら、それよりも私はこうしたい、と胸を張って言えるような人でありたい。
そして他人に対しても、性別や役割で簡単に分類するのではなく、その人個人として考えて関われる人でありたい。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

「女らしさ」「男らしさ」「母親だから/父親だから」等といった社会や文化からの役割の押付けに傷ついた経験を持っていたり、抗ったりしている家族のお話。

私は「傘の下で」に感銘を受けた。
「あなたが原因だ」と言われないように、自分の行動や感情を制限して人生を抑え込んできたけど、怒っていいんだって気づかせてもらえた。

社会は男性優位で女性は「優しい」「配慮ある」とかの役割を押し付けられるけど、そんなのは受入れなくていい。

清澄も「手芸が好きと言ったらどうせ気持ち悪がられる」と思っていたけど、宮田は違った。

社会や文化からの役割の押付けはあって、「皆がそうなのではないか」「外れてる自分は変なのかも」と思うけど、決してみんながそうなわけではないし、嫌な役回りは受入れなくて良い。

水青は「かわいい」と言わないでと伝えたらそこに配慮してくれる信頼できる人ができて良かった。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

親子でも 人の個性は親子でも異なるもの。頭では理解していても我が子に、我が親に似て欲しい部分や似てほしくない部分はあるものです。なかなか手放すことの出来ない期待は親子にとって厄介なものだと思います。
社会人の姉、高校生の弟、母、離婚した父、祖母、それに加えて知り合いからの目線はそれぞれの想いが上手く描かれているなと思いました。
そして、子ども成長は手放して嬉しいもの、想像を超えて、期待を裏切る、そんなものでいいんじゃないかと思います。共依存にならないように、距離感を大切に家族と接していきたいものです。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

なまえというのは祈りだなあと思う。
私も川がすき。澱みなく流れているから。

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おかあさんがなかなか自他境界を
引くのが苦手なのが苦しかったな。
(本人も苦しかっただろうし)
自他境界をしっかり引いたおばあちゃんから育っても
それはそれで寂しく感じていたりしてね、難しいね。
子どもは子どもで失敗する権利があるから
その機会を先回りして奪ってはいけないんだよなあ。

いつまでも一緒にいられるわけじゃないし
奪った機会が正解だったかなんて結局わからないし。

おとうさんも取り柄はあるんだろうけど
もうちょっとしっかりしてくれよ!!!!!と
思わずにはいられなかった……

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【男らしく、女らしく】そういう時代ではなくなった。無意識のうちに決めつけた発言をしてしまわないか気をつけようと思った。男女に限らず年齢や立場など、自分以外の誰かから決めつけられた〇〇らしく〜じゃなくて【自分】が大切。黒田縫製社長の視点が一番じんわりきた。子どもにとって両親以外に相談ができる大人の存在って大きい。大人になって、誰かの世話を焼いたり、頼りにしてもらえる子どもとの関係を築くことが、自分が自分でいられる、真っ直ぐに立っていられるような張りを与えてくれるんだな。あなたの決めたことを応援し、支える、見守る。大事だね。それはそれは美しいドレスができて満足でした。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

色んな登場人物が出てくるが、みんなそれぞれ世間一般にいう「普通」とは少しズレているところがある。ただそれは決して恥ずべきものではなく、「個性」であり「権利」であると思う。当たり前や普通を押し付けられてそれに従わせられるこの世界に声をあげるような内容で、これからどう生きて行くべきかを考え直した。自分で選べる自由は、失敗の責任を全部背負う辛さをともなっているから。他人にどう思われるかを考えたら、そりゃ尻込みしてしまう。隣の芝生は青いから。自分が何をしたいのか、何が楽しいのかを大切にしていこうと思った。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

好きなことを好きと言える世界が当たり前じゃないの?「らしさ」はそれぞれで、誰とも比べちゃいけないと思うの。そういう ふわっとしたものに 理由付けもなにもないんじゃないかなぁと思う。キヨが仕上げた ドレスの刺繍、見てみたいなぁ。全さんのつくるドレスも。どの人もとても魅力的で それぞれの 引っ掛かりが スルスル そう!流れるように解けていく感じが よかった。初めて読んだ作家さんだったけど、他も読んでみようと思ったです。個人的に 黒田さん推しです(笑)

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2025年11月20日

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