寺地はるなのレビュー一覧

  • ナモナキ生活はつづく

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    とても親しみを感じるエッセイ。

    ユーモアたっぷりながら、
    所々に、小説に描かれている
    生きにくさを肯定する、強さ、優しさを感じた。

    とりわけ「いいな」と思ったのは
    「方向性の違い」。
    「かっこいい」の方向性が違うことで
    その人を笑いものにしたり、笑われる人になったり。
    でも、時の流れの中で、との時の「かっこいい」も
    また別のものになる。

    その時に、「ほらね」と笑ったり
    「かっこいい」ではなかったからやめたりする
    ことはないということ。

    それを貫いた先に、今の寺地はるな、という
    作家がいる。

    嬉しくあたたかく、ちょっと
    自信が持てるようないいエッセイだった。

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    いろんな作家さんのいろんな作風の物語を読めるのでアンソロジーは好きです。お得感がある(笑)。
    好きなのはやっぱり寺地はるなさん。最高にハッピーな成人式の話でした^^

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    2026年05月05日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    好みなのは「祀りのいきもの」。祖母は何を飼っていたんだろう。南洋の妖精?そもそも南洋の妖精は生き物なのか。不思議が心地よく残るお話だった。
    文章が全体的にひんやりと静かなイメージで好み。

    印象に残ったのは「二人という旅」。冠婚葬祭というテーマにSFチックな作風という斬新な角度?からの物語だなと思った。アンソロジーにスパイスが効いて私は好き。
    あと、結婚について、契約の女神と対話するシーンがとても好き。結婚の誓いは後に夫婦が別れたとしても破られたことにはならない。なぜなら、結婚という契約はお互いを永遠に愛したという、それほどまでに強い願いが、人の短い人生に一生に一瞬でも存在したことの証明だから

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    2026年05月04日
  • 白ゆき紅ばら

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    装丁の色味やデザインが素敵でほぼジャケ買い。あとは、寺地はるなさんの小説が好きで信頼して購入したのもある。一気に読み終えた!実際こういう世界も世の中たくさんあるんだなぁと思うと悲しい。
    もし自分に子供ができたら、最初からできないなんて決めつけたくない。誰にとって何が幸せかはわからないけど、その子にとっての幸せな方向に少しでも導いていける大人でありたい。

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    2026年05月04日
  • ぬすびと

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    寺地さんらしく、優しくそっと寄り添ってくれるような小説。主人公の鳴海は昔子守係として働いた南雲家で一悶着あり辞めて、それから20年経ち…というストーリーだが、育ちの良さ悪さ云々いう鳴海さんの南雲家に働いていた頃と辞めるきっかけになった出来事がそんなことが大きな確執となるのか…というかんじなのと、20年経ってあったらわあ!と意気投合じゃないけど、息子も覚えてるの?ってかんじなのは気になった。あとは優しく心情に寄り添うストーリー。旦那の暖くんはダメンズなのかと思いきやそうでもなかった。ちょっといろいろ詰め込まれて最後はとっちらかったかんじ??なのかな。

    でも心情を丁寧に描く寺地さんらしい小説。

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    2026年05月03日
  • 雫

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    雫型、ティアドロップのモチーフに『永遠』という意味が込められているということを、この物語ではじめて知りました。
    わからないことを考え続ける人でいられたら…わたしもそうでありたいと思うエピソードに惹き込まれます。
    雫と雨と、友人や周りの人々と自分の心の声。
    永遠の意味を見出す。

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    2026年05月03日
  • 世界はきみが思うより

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    自分にとっての居心地のよさだったり、快不快を感じる基準は、人に理解されなかったり、“ふつう“から離れていることがある。
    本来は“ふつう“なんてものはないのかもしれないけれど、人と違うと不安になったり隠したくなったりしてしまう。
    その隠すことすらも、なんだか良くないんじゃないかと思ってしまうこともあるが、自分の心地よさを大事にして良いのだと思えた。

    世界にひとりでも、数人でも、心地よさを共有できる、あるいは自分の基準を理解してくれる人がいるだけど生きやすくなるのだろうか。
    まず自分の身近なところに、その心地よさがどんどん広がっていったら嬉しい。

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    2026年05月02日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    登場人物全員に人間味があって良かった。
    間違っている事に気付いていても自分の意見を伝える事なく従うことは過去に何度もあったなぁ〜。
    自分の考えや思いを大切にしよう。
    この本を教えてくれてありがとう。

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    2026年04月30日
  • 水を縫う

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    それぞれ思いはあるけど、どうせ分からないと伝えるのを諦めてしまってる。分かるよ。でも押し付けとも言えるんよな。

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    2026年04月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    幼い頃からヤングケアラーとなり理不尽な生活を強いられてきたが、高校卒業と共にその環境から逃げ出し1人で生きる祐希
    自分を犠牲にすることで祐希の幸せや施設の母子を守ることに徹してきた紘果
    2人とも最終的に自由を手に入れ、自分の人生を歩めるようになったのがスッキリした
    複雑な環境で育った2人に反して、普通の一般家庭で育った英輔の存在が眩しかった

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    2026年04月28日
  • 川のほとりに立つ者は

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    考えさせられた。知ってるつもり、わかってるつもり。だけど、「川のほとりに立つものは川底の石の数を知らない」全くその通り。

    理解しようとする、なんだかそれもおこがましい。
    でも関心がない社会も辛すぎる。

    答えは出てこない問題なのかな。何が正解か多分ずっとわからないと思う。でも、考えたい。

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    2026年04月27日
  • ナモナキ生活はつづく

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    日々の生活で発生する小さな違和感、嫌悪感を変にポジティブに捉えたりしていい人を取り繕ってしまいそうになるが、この本はその人間らしい感情を解放してくれるように感じた。その感情にしっかり向き合って考えていかないと自分の意見が溶けてなくなってしまうような気もする。

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    2026年04月26日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ひらパーイメージでふむふむ、と読み進めた
    各章ごとに主人公が変わるシステムで、テーマパークが舞台に繰り広げられる世界は多少ダークな面もほどよくポップな印象を受ける
    再読はないけれど、読めてよかったと感じる一冊

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    2026年04月26日
  • 世界はきみが思うより

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    この人といると息がしやすいって感覚がよく分かるなあと思う。こちらのイヤな事とか今あまり話したくない事とかを根掘り葉掘りしてくる心配が全くない人とか、逆にこの人ならそういうこと片意地張らずに話せるなあとか。
    そして1番印象的だったのが、許せない人も誰かの大切な人だということ。この事を心に留めて置くだけで、自分の許せない人に対する態度も少し緩やかにできそうだなと思った。

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    2026年04月26日
  • ガラスの海を渡る舟

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    再読になった。前によんだと気づいたが、よんでよかった。
    あれこれ考えても、シンプルに考えれば、そういうこと。あいまいにイメージを伝えあい、わかっているつもりということが多い。独りよがりの理解、そんなのわかるでしょ、こんなの多い。
    シンプルに、具体的に、明確に、むずかしいこと、いいにくいことを言い換えながら伝えるて、むずかしいな。

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    2026年04月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    人との関係についてすごく考えさせられた。
    嫌いな人もいるし、人にいい人と思われたいわけじゃないけど、人を傷つけたいわけじゃない。
    私も相手のことをよく知らずに決めつけてしまってるところもあるのかもしれないと反省した。
    人をカテゴリーに分類して一絡げに決めつけるのはよくないし、私も決めつけられたくはない。
    これからは一対一で相手とよく向き合うように気をつけよう。

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    2026年04月23日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    13の短編からなる作品でそれぞれ基本語り手が異なります。心がじんわり温まる作品が多く読みやすかったです。ただ前後で登場人物が被っていたり全編通して繋がりがあり、登場人物がかなり多いので日を開けて少しずつ読むと話の繋がりや登場人物について忘れてしまいそうなのでまとめて読むのがオススメです!

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    2026年04月23日
  • いつか月夜

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    みんなそれぞれ何かを抱えて生きているんだなって思える。物語の世界自体が、自分のすぐ周りにもありそうな、そんな独特な読後感。いつか月夜。ちなみにことわざは初見だった。

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    2026年04月22日
  • 声の在りか

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    ネタバレ

    裏表紙のあらすじに『あなたのための物語』と書いてあったが、想像以上に『わたしのための物語』だった。
    家庭環境や生育環境はそこまで似ていないけれど、
    希和の感じる鬱屈や不安にとても共感できた。「そうそう!こういうことあるある!!」と、読みながら何度頷いたことか。

    会話していて楽しいと感じた相手が、別の人に対して無自覚のマウントや無理解な言動を屈託なく行なっていたり。自分を(少なくとも自分から見たら)理由なく嫌い低俗なイジワルをしてくる相手が、子どもに対しては素敵で心に残る言葉をかけていたり。
    『いいひと/いやなひと』という二元論では表せない、『ふつうのひと』のグラデーションをとても繊細に書き表

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    2026年04月22日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    切なさいっぱいの家族
    でも年を経ていく山吹と紅はもう不憫な子達ではなくなった
    強かったり弱かったり色々な人達が目の端でお互いを気にしながら支え合っているような、
    この家族が家族に戻れてよかった

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    2026年04月21日