寺地はるなのレビュー一覧
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ネタバレ茉子は反論をすぐに出せる反射をもっているからこそ、周りには冷酷で反感を買うことが多い。(私は茉子のことが嫌だなと思った。もしかしたら私の欠点に似ているからかもしれない。正論を正しく言うことが良い訳じゃない)
玉置さんと江島さんは、パワハラと部下に見えるが、玉置さんは営業に向いてないと分かっていて、江島さんは家族の問題やバックグラウンドの自己承認についての悩みを抱えている。
亀田さんは仕事ができて、周りの気持ちを察せられるからこそ意見を飲み込むようになってしまった。
こまどりの「ここにいる」と主張する姿のように、みんな意見を我慢してはいけない、でも勝手に決めつけて言い過ぎるのも違う。登場人 -
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ネタバレこの方の本を読むのは初めてになります。
みんな基本はやっぱり自分がかわいくて、かわいそうで、必要とされたい。存在意義を見出したい。
生活環境が安定してれば視野も広がり自分で処理できるし、自分のことを自分で幸せにしてあげられる自立した人と認識してもらえる。けれどその土壌が不安定になると隠すべき感情が露呈してしまう。人を使って満たされない穴を埋めようとしてひとりで気持ちよくなってしまう。
やらない善よりやる偽善という言葉があるしわりとその考え方に同意なのだが、そもそも人が人に善を与える(助ける)シーンにおいては立場の差が生じている。何かしらの理由でそれができないからできる人が手助けする。そこに可 -
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寺地はるなさん、楽しみにしていた新刊ながら、
タイトルと概要を読んで、どうかなと思ったけれど・・・
やっぱり寺地さん。
おもしろく、またイマドキの感覚に、昭和女は我が身を重ねながら読みました。
今まで流されていたこと、当たり前だと思っていた価値観が
正しいのか、いつも考えさせられる、寺地作品。
今回は、高級スポーツクラブで清掃を担当するパート従業員が主人公。
夫も正社員ではなくて・・・世間的な価値観からいったら、疑問符?
ある日、ほんの少しだけかつて子守をしていた男の子、長じて
今は26歳の社長、から連絡があって・・・
彼に「盗んだんでしょ?母の大事なものを・・・」と言われることから
過去と -
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とても優しい物語だった。
けっこーハチャメチャな登場人物で、一筋縄ではいかない恋愛や結婚ばかりだけど、冬真の静かな優しさが、物語の全体を落ち着いた雰囲気にしてる。
ちょっとした仕草や会話や行動の間の、描き方がとても自然で、相手への慈しみを間接的に表現するのとか、うまいなぁと思う。
身近な家族への不信から、人との距離感がつかめなかったけど、いろんな人に出会って、少しずつ自分を認めて、他者、世界との関係を広げていける…一貫して前向きなメッセージ。
他人からどう思われるかより、自分はどうしたいか。模索しながら進んでいく若者を、親目線で後ろから応援してるカンジで、とてもあたたかい気持ちになった。
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ネタバレ読後感がやさしくて、やわらかくてガーゼ生地のようだった。なんて気持ちのいい小説なのか。
自分も刺繍をするので、男子高校生が刺繍する話かぁ、と数ページ読んでから暫く放置。
再開したのはしばらく後だったが、単なる学生ものではないのに気づき、一気に読み終わった。
登場人物はみな、誰もにありがちな傷つきをうまく越えられずにもっており、そして少しずつ不器用だ。
それが各話ごとに解されていく。
人生に対して、押し付けられる様々な不自由さ。
それを、1家族とその周辺人物で、入れ代わり立ち代わり綴られていく。
そこには相性の良し悪し、すれちがい、気まずさ、願い、現実にありがちなひっかかる言葉たち。
どこか生 -
Posted by ブクログ
夢中になれることは仕事に結びつけるのは難しかった私。友達に、でもさ夢中になれることがあっていいやんと言われてる今日この頃。読書も夢中になれること。そんな風に思いながら読み進んだ。この本。。
清らかな水とは流れ続ける水である。いい‼️このフレーズ好き!
と、夢中になれることが見いだせなくてなんともかたくなに生きている母と姉。夢中になれることははたから見ておかしいんじゃないのと言われる弟。見守る祖母、二人目の父黒田さん(この人いいわ(笑)この人でお話書いて欲しい)
登場人物たちそれぞれのお話が繋がって進んでいく。だんだん淀んだ水が流れ出して清らかに澄んでいく感じで読後すっきり。
そうかドレスが完成