寺地はるなのレビュー一覧

  • ナモナキ生活はつづく

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    あなたはあなたのやり方で生きていい、というメッセージが送られてくる。
    受け取りました!

    共感することがたくさんあって、これは「きP」と名付けようかな?「共感するポイント」。人によって違うだろう。
    実は本文中に「めP」という「面倒くさいと感じるポイント」は人によって違うというくだりが出てきたのであやかってみました。

    「名前のない料理ってなんやねん」と思った人は、基本的に毎日料理をしない人だろう、ということが書かれていて、これは土井善晴先生が、名前のない料理でええんです、と背中を押してくれそうだと思った。

    「苦労が人を成長させる」というが、苦労はただの苦労だし、成長は成長。そのふたつをごっち

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    2025年12月03日
  • 川のほとりに立つ者は

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    カフェの若き店長・原田清瀬は、
    ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
    松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、
    恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに。

    乱暴な言い方をすれば、誇大妄想に近い勘違いとすれ違いの話。
    正直、登場する人物の大半に感情移入できない。
    それはきっと自分の中で勝手に「正解」を決めてしまっているからだ。
    その自分の中で勝手に決めた「正解」にどの人物も当てはまらない。
    だから、感情移入することができないのであろう。
    つまり、それだけ自分が誰かを知らずに傷つけているということだ。

    ある一点の見方も角度を変えれば

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    2026年03月18日
  • リボンちゃん

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    2025年出版。195ページ。マイノリティも個性の一つ。誰に迷惑掛ける訳でも無いなら、しっかり自分として生きて行けばいいよね、って感じの物語。劇的な何かが起こるという訳でも無いが、個性溢れる面々が織り成すお話し。文体が、如何にも小説!と云う感じと違うので、読んでいて余分な圧迫感が無いのが好き。

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    2025年11月30日
  • ナモナキ生活はつづく

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    誰かへの手紙みたいな本を書きたいと思って、そんな寺地さんの思いがエッセイになった本。
    寺地さんの書く小説が好きなので寺地さんにはたくさん本を書いてほしいと思った。

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    2025年11月30日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    ある家族の祖父祖母父母姉弟それぞれの立場での感情を極々自然に流れるような文章でまとめ上げている
    起伏はないが、そこが逆にリアルで共感させられる部分が多かった

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    2025年11月28日
  • やわらかい砂のうえ

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    24歳の駒田万智子さんの成長物語
    彼女に手を差し伸べる
    70代の了さん
    50代の美華さんと冬さんとの年齢差を超えた
    友情のような関係がとても良かった!

    自分たちが通って来たからこそみえる
    若さゆえの未熟さ 純粋さ 潔癖さ 傲慢さ

    個性と生き方に裏打ちされた了さんたちの言葉は
    絶妙なタイミングで
    万智子さんの元へ届き
    一歩を踏み出す原動力になっていきます
    人生の先輩たち
    素敵だった!

    鳥取生まれの万智子さんは
    生まれ育った場所から離れて
    一人で暮らしていくことが
    やわらかい砂の上を歩いているようだと言います

    とても寂しく不安で
    足が地面に着いていないような不安定さ

    でも私には物語を通し

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    2025年11月27日
  • リボンちゃん

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    「わかりあおうと思わない方が
    かえってうまくいく」
    まさにそう。
    出てくるみんながなんかしら欠けていて
    でもみんなが愛おしい。
    誰も自分の考えを押し付けたり
    人を否定しようとしないからかも。

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    2025年11月27日
  • リボンちゃん

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    こうあるべきとか、ねばならないとか難しく考えず、肩の力を抜いて毎日過ごしても良いのかなと思えた。自由すぎる登場人物が笑えた

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    2025年11月26日
  • こまどりたちが歌うなら

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    関西の街の小さな製菓会社を舞台にしたお仕事小説。
    春に始まって春に終わる物語。
    社長の親戚で入って来た主人公が、会社の昔からの慣習を変えていこうとするが、何でも新しいから便利だからって変える事が正しいのか?波風を立てずにただ会社に言われるがままの条件を受け入れて働く亀田さんのような働き方が良いのか?自分も働いていて同じような事を考えるし、小さい会社なりの暗黙のルールとか敢えて言わない風潮とかわかるなー。と思いながら読みました。
    仕事に行き詰まった時に、思い出しそうな本でした。

    表紙もそうですが、和菓が美味しそうでこまどり庵に行ってみたいと思いました。

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    2025年11月25日
  • わたしたちに翼はいらない

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    どの主人公園田、莉子、朱音境遇も信条も異なる3人の誰しもに共感できる部分がある、
    不思議な惹き込まれるストーリーと心理描写。

    最後の友達じゃなくても相手を思うことができる
    皆んながそうあって欲しいように空気を読んで行動する
    学生時代のあるあるな雰囲気
    「王様」の大樹
    負けたくない…でも何と戦ってるの?



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    2025年11月21日
  • こまどりたちが歌うなら

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    和菓子屋さんのお仕事と
    マコさんの周りの人間関係が
    なかなかリアルでした
    現実にありそうで赤裸々な話
    ただ、マコさんに共感出来なかった〜
    きっとマコさんと私は合わないんでしょうね笑

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    2025年11月20日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    碧が安西に依存しているように感じて、そわそわした。安西は甘やかされすぎて、影の部分を知らないで大人になってしまった。あなたが好きなことをできていたのは周りのおかげなんだよ、って安西に言いたい。

    ご飯を食べるって体にも心にも元気と栄養を与えるのもなのだということを感じた。ご飯を食べることはとても楽しい。誰かと食べるともっと楽しい。
    食べたものは無くなるけれど、思い出としてずっと自分の中に残り続けるという雰囲気の言葉があった。今まで気づいていなかったけど、多分わたしが食べることが好きなのは、誰かと食べたご飯はとってもおいしく感じるから、思い出になるからなのだと思った。

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    2025年11月19日
  • 水を縫う

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    偏見や固定概念が日常に散らばっている。相手のことを知ろうとしてないのに、この人はこうゆう人と決めつけていることが多い。それって自分の可能性を狭くすることでもあるんだなって。
    最後の締めくくりが最高な一冊だった!

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    2025年11月19日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    とある町にある、あかつきマーケットを舞台としたお話で、あかつきマーケットのキャラクターのあかつきんが疾走した事により、物語が進んでいく。

    名前を覚えるのが苦手なわたしはオーバーヒート起こすくらい沢山の人物と名前が出てきて大変でした笑

    とは言っても、短編があかつきマーケット、ちらつくあかつきんが関わりながらも、その人の人生が描かれていて良かったです。

    そんな長く色んな人の傍にあって、見守り続けてきたあかつきマーケット。
    沢山の思い出や色んな時間が詰まってるなぁと。

    素敵な言葉が

    死んだ人間は、天国にもどこにも行かん。死んだら小さい、たくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸

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    2025年11月19日
  • カレーの時間

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    寺地はるなさんの本は20冊目。
    思ったより読んでいた…。
    作品の中でも分厚めな本作。

    序盤では、このおじいさんのこと…どうしよう…好きになれるかなと不安がよぎりました。
    でも読み進めるうちになんかそういうことじゃないかも、となんか溶けていった。

    今の令和の時代から言うと価値観が古い固まったおじいさんと思ってしまうけど、現代の価値観に固執する側は、あるべき価値観を固めすぎているのでは?とちょっと気付きでした。
    単純な実は悪な人が見えないところで良いことしてたとか、そういう構図の話ではなく。
    詰まるところ全てにおいて対話が必要なのではと思いました。
    最近は某氷上の師弟アニメにどハマりしている日

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    2025年11月16日
  • 雨夜の星たち

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    Audibleと、積ん読本の併用(笑)
    お見舞い、病院付き添い代行。
    こんな仕事いるよな。このお話はコロナ禍だったりするから尚更。


    「他人に感情移入しない」と言われる主人公。最初、正直羨ましかった。
    それは移入してくる人が苦手だから、なのに移入もしてしまう自身も嫌だから。
    基本、本当に人なんて解らない。自身ですら理解不能なときあるのに。だから移入しても、移入されてもね。。。

    最初から星崎くんが気になってしょうがなかった。最後の方でホッとした。

    母親との付き合い方には、ん?だったり、そんなんじゃね〜とか思ったし、お姉さんが最後の方で吐露したこともわかるようなわからないような(笑)

    傘み

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    2025年11月16日
  • カレーの時間

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    家族から疎まれる偏屈な祖父と同居することになったお話。

    こういうハートフルな話って個人的には正直そこまでお話として面白くはなかったりという印象を持つことが多いんですが思ったよりも楽しめました。なんだろうな?主な登場人物たち、義景桐矢をはじめとした小山田家まわり、がみんな善人でもあるけどあまり好きになれない要素もそれぞれ併せ持ってるあたりがただぬるい話じゃないというように思えたのかもしれない。

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    2025年11月14日
  • こまどりたちが歌うなら

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    和菓子屋さんの甘くかわいいイメージとはちょっと違い苦味が走る。親子経営、サービス残業、パワハラ、モラハラ諸々など正直、親戚でもこんな会社で働くのは嫌だししんどいと思う。見て見ぬ振りも辛いものだと思うし標的にされたらなお辛い。意外と亀田さんは好きだけど、扱いづらい人ばっかりなところに善哉がいい人過ぎて感動すら覚える。茉子の母の言葉にハッとさせられるものが多く、確かに本を千冊読んだからといって感性や想像力や論理観や知識が蓄えられるわけではなく何の自慢にもならないな…と思えた。茉子が前例になったのが感慨深く、和菓子が美味しそうで食べたくなった。

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    2025年11月13日
  • 水を縫う

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    〜2025.11.11
    らしさ、って今は嫌われているらしいけど、私は必要だと思っている。男らしいとか、女らしいとか、褒め言葉だとも思っている。ただ、それを敢えて発したりはしないだけ。

    好きを仕事にできなくても、「好き」は強い自分にしてくれるし、自信にも繋がる。そう思えるお話だった。

    全がドレスを作っているシーン、なんか知ってるぞ。そっか、以前、国語の文章問題で読んでいたんだ。前後関係がわかって、良かった。

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    2025年11月11日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    物語全体に、どんよりと暗く重たい空気感が漂う。それでも何か光はあるのか、次はどうなるのかと、どんどん読み進められた。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれていて、感情移入しやすかった。他人の評価や価値観と、自分の価値観は当たり前に違っていて、その違いを認識しながらも、不器用にしか生きられない主人公たちを見ていると、人生ってなかなか上手くいかないことも多いよなぁと感じた。もう少し自分に優しく、過去も許しながら、心の隙を作って穏やかに生きることができたら、また違った未来も描けるのかなぁと考えさせられた。

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    2025年11月11日