寺地はるなのレビュー一覧

  • ぬすびと

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    寺地はるなさんを、リボンちゃんに続けて読みました。ぬすびとは、鳴美さんの悪態つきつつも、一緒に寄り添っていくところが好きだなーと思いました。

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    2026年09月03日
  • きよくしぶとくやかましく

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    表紙の今風ではないアホっぽさに惹かれて買ってしまった

    すいすい読めて楽しかったな
    寺地はるなワールド イエーイ!

    〈 笑福来福 なんと愚かで愛しき人間道中。
    白日町の中に、きっとあなたが見つかる人間讃歌長編。〉

    人間関係がややこしい田舎町
    そこに暮らす老若男女
    それぞれ個性が際立っている
    悩みながら笑いながら泣きながら前に進む
    やはり婦人部が秀逸

    ≪ お茶しましょ 穴を掘るのは その後で ≫

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    2026年09月03日
  • 雨が降ったら

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    洋傘店に関わる人達の日常が描かれていて、思いやりや、優しさが感じられるほんわかとする物語でした。
    人と人が繋がることの大切さを感じ取れる内容でした。

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    2026年09月02日
  • 世界はきみが思うより

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    登場人物がどこかで繋がっていて、伏線回収みたいで面白かった!
    みんなそれぞれの悩みや葛藤や優しさがあって、いろんな人の気持ちを覗き見ることができた気持ちになった。それぞれのキャラがはっきり分かれていて、連想しやすく読みやすかった。
    読み終わった後に、題名の意味をゆっくり考えたいなと思った。

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    2026年09月02日
  • リボンちゃん

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    テーラーを営む伯母(68)から「リボンちゃん」と呼ばれている百花(33)の物語。

    下着のリメイクのお手伝いをきっかけに、自分のやりたいことをようやくみつけていく百花。ゆっくりゆっくり馴染んでいく百花だけど、自分の意思ははっきりしていて、人の気持ちには敏感だった。

    読み進めると、テーラーの伯母が女だからとさせてもらえなかったことをやりとげたときの笑顔、リメイクをしてもらった人たちの笑顔も浮かんできた。

    やっとみつけた百花のやりたいこと。これからどうなるのか、続編を読んでみたくなった。



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    2026年09月01日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    どうしてわたしはあの子じゃないんだろう…。
    誰でも一度はそんな感情を持ったことがあるんじゃないかな。

    そんな気持ちを否定するのではなく、
    そのままを受け入れてくれる寺地はるなさんの
    暖かく包んでくれる小説。

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    2026年08月31日
  • リボンちゃん

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    大好きな寺地さんの、10周年記念作品。
    「雨の夜の星たち」をオブラートに包んだ作品だなあ、好き嫌い分かれるだろうなあ⋯と思った。
    むしろ、珍しく嫌な奴が出てこなくて私は好き。あと、主人公がちゃんと失敗するところもいいよね。

    おそろしくサクサク読めた。2時間くらい?こういう水みたいな流れる文章大好き。
    そして、自分にピッタリ合う下着って本当に貴重だよね。なんというか、既製品の安いのは「私のもの」って感じがしない。いつもずっと誰か用をつけてるみたいな。それが地味に「普通」と違うわたしを感じさせてくるところはある。
    本作で一番好きなのは社長のたかし。

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    2026年08月31日
  • ぬすびと

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    わたくしめはこのような、成人した女性同士の友情とも愛情とも言い難い、代替不可かつ心に深く刻まれた人生のごく僅かな、しかしそうとは思えないほど濃密な日々を記した物語を主食とさせていただいております。

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    2026年08月31日
  • 世界はきみが思うより

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    世界はきみが思うより、どうなんだろう。
    それを考えながら読み進めた。

    周りを信じすぎても、周りに無頓着すぎても、関わりすぎても、残念に思ったり、嬉しくなったり、感情は色々で。
    それぞれが持つ価値観、固定概念。もちろん親と子供もそれぞれで違う。

    そんな違う対象を愛する気持ちや、愛おしいと思える心持ちが、世界を、きみやわたしが思っているより、悪くなくしてくれるのかもしれない。

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    2026年08月31日
  • 最後の晩餐

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    同じテーマで7人の作家が競演した短編集。自分に馴染みのある作家や初めましての作家まで、自分の好みを確認しつつ味わう感じもまた楽しい。江國香織、角田光代はやっぱり安心出来るうまさ。井上荒野も面白い。寺地はるなは初めてだったが、魅力的なキャラを作るなぁと。飛行機などで読むのにちょうどいい一冊

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    2026年08月31日
  • ぬすびと

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    お金や地位はあるけど家や親に縛られている彌栄子と、お金も地位もないけど何にも縛られていない鳴海。
    世の中の両極端にいる2人が、鳴海が彌栄子の息子、栄輝の子守りをすることになって接点をもつようになり、しかしあるきっかけで会えない時期を経て、20年後に再会する。

    鳴海の飾らない言葉で綴られるモノローグや、最初の印象からは想像もつかないような終盤の彌栄子の様子がなんとも小気味よく、テンポよく、気持ちよく読み進められる一冊。

    人ってこんなに変わるんだ、変われるんだ!と思わずにはいられない。

    読後に「ピグミーマーモセット」を調べたけど、なんでピグミーマーモセットだったのか、今もわからない。全部が明かされない、そこがまたいい。

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    2026年08月30日
  • 最後の晩餐

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    どれも特別面白い、という訳ではなかったが、味のある話だった。
    個人的には「最後の鰻」と「本当の話」、「最後に、何食べたの?」が好き。
    あと、「本当の話」をラストに持ってきたのがいい。情緒がある。

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    2026年08月29日
  • 世界はきみが思うより

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    寺地はるなさんの30作目だという本書。

    とある出来事をきっかけに他人が作った料理を食べられなくなってしまった高校生の冬真。
    そして、「美しいもの」へのこだわりから太ることに強い嫌悪感を抱く紗里。
    それぞれに“食べること”に対して“難”を抱え、世界への信頼を失いかけていた彼らが、ある出会いや出来事を通じて少しずつ自分の足で歩み出す姿を描いた連作六編となっております。

    高校生の冬真の視点と国際交流プラザで働く紗里の視点が交互に展開する構成。
    主人公たちが抱える生きづらさや拒絶反応は、一見すると頑固だったり極端だったりするように見えるかもしれません。
    でも読み進めるうちに、それは彼らが自分を守るために必死だったが故なのだと伝わってきます。

    作中で、自己嫌悪が過ぎる紗里に水田さんが言う
    「みんな汚ないんですよ。どっかしら汚ない部分、ありますよ。紗里さんだけじゃない」
    という台詞が印象的で、言われた紗里は、
    “この言葉は私をすくわない。心をほんのすこし軽くしてくれる効果すらない。”
    なんてドライな反応しているのですけど(とはいえちょっぴり心が動いている模様?)、個人的には“それな~!”と思うところはありました。
    人間って本当に面倒で、ややこしくて、ムズいんですよね・・。
    誰しもが他人には言えない歪みや、ブラックな部分を抱えて生きているのだと思います。
    なので、本作に登場する、悩みながらも日々を送っているキャラたちの姿に「こんなに生きづらい世界だけど、皆ようやってるよな・・」と、心がほぐれるように思いました。
    世界は決して完璧ではなく、理不尽で、汚いものに満ちている。
    それでも、自分が思うよりも少しだけ優しくて、温かい手が差し伸べられているかもしれない――。
    読後には、周りの世界がほんの少しだけ愛おしく感じられた次第です。

    ということで、寺地はるなさんらしい、繊細な心の揺れ動きが丁寧に描かれた物語を堪能させて頂きました。
    寺地作品ではお馴染みの〈ほたるいしマジカルランド〉が何気に出てくるのもニヤリポイントですね~( ̄▽ ̄)

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    2026年08月29日
  • 最後の晩餐

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    まず装丁がとても素敵。
    最後の晩餐、という少し重くなりがちなテーマだけれど、きっとそれぞれの作者が色とりどりに描いているんだろうなあと想像できる。

    まず、大好きな江國さんの作品は、まさに江國ワールドのそれで、読んでいてとても世界に浸ることができた。
    どうしてこんなにもささやかなことを美しく描けるのだろう。

    他の作者さんで好きだったのは、鰻の話。
    この作品が一番テーマに近い話かと思った。
    読み終わって、自分だったら最後の晩餐には何を選ぶのだろうと思いを馳せてみた。

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    2026年08月29日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラスに触れた時のひんやりとする感じ。互いに反目しあう兄妹は、傷つき、出会い、そして乗り越える。他人の気持ちはわからない。思い通りにならないのはガラスも同じ。天気のようであり、海の波のようである。わからなくても、前を向いて歩くしかない。2人の剥き出しの感情とガラス工房の灼熱が何かこちらの感情をえぐってくるような、そんな作品でした。大好き度❤️

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    2026年08月29日
  • わたしの良い子

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    ネタバレ

    やっぱり寺地さんの本は優しくて癒される。

    31才 独身で経理として働いている主人公の椿。
    妹は子どもの朔を置いて、新しい恋人と沖縄に行ったので椿は朔を育てている。

    変わった環境ということもあり、
    周りから「不幸」や「かわいそう」だという前提のコミュニケーションを取られることに違和感を感じている。

    それ以外にも、「子どもは作るべき」「結婚するべき」といった社会の前提に違和感を覚えていく。

    一方で、穂積が杉尾の事が好きだったという事実を知ったときは、
    自分の無神経さに穂積を傷つけてしまったことに気付いたり。

    人は傷ついたり、傷つけられたりしながらそれでも人と関わって生きていっていいんだなと思える本だった。

    朔が「愛結ちゃん嫌い」と言って、おじいちゃんに「そんなこと言ったらだめ。仲良くしなさい」と言われてるシーンと、椿が嫌いな理由を聞こうとしているシーンに涙が出た。

    「嫌だ」という感情って、悪いものとされて簡単に潰されちゃう。我慢させられちゃう。でも本当は我慢することなんてないんだって思える。

    自分も、自分自身の朔に、椿のような関わり方をしてあげたいなと思った。

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    2026年08月29日
  • いつか月夜

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    慣れる必要のないものには慣れてはいけないのだ。
    自分は自分のままで、変わりながら進んでいきたい。
    後半にかけての名言ラッシュがすごい。
    時間を開けて読み返したい。

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    2026年08月28日
  • きよくしぶとくやかましく

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    この本のテーマとは離れるかも知れないけれど
    シニア女性としては
    以下の感想。

    痛快。
    主人公が中高年の男女ってところが良い。
    そして世代を超えて気持ちの通じ合うことはできる。
    こういう付き合いがいいな。

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    2026年08月28日
  • きよくしぶとくやかましく

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    登場するキャラみんな好きです。
    噛み合ってるようで微妙にズレている人間関係が絶妙でした。楽しい読書タイムを過ごせました。

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    2026年08月27日
  • カレーの時間

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    ネタバレ

    どんな時でもカレーは美味しい。世の中は理不尽だし、人それぞれの物語があって、誰が正義とか悪とか視点によって変わってしまう。
    それでもカレーは美味しくて、ご飯は人を幸せにしてくれるよな〜と思った。

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    2026年08月25日