寺地はるなのレビュー一覧

  • 水を縫う

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    癒される文章で大好きな作家さん。主人公の真っ直ぐな『好き』が溢れ、瑞々しい描写とともに素敵な作品。
    家族のお互い胸の内を知らず、家族の事を考えるというより感じるままに各々動いてる感じがとても素敵です。

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    2026年05月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    兄妹のお話。発達障害のある方の視点から描かれるパートが新鮮で興味深い。嫌い、苦手、と互いを言いつつも、認め合うラストシーンが落とし所として見事だった。

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    2026年04月13日
  • リボンちゃん

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    下着って誰の為のもの?繊細なレースや刺繍、色や形。第一話はサイズも変わって着れなくなった下着をリメイクしてほしい。ポーチやハンカチでなく下着として。そこで「お前の下着なんか誰が見たいんだ、いい歳してみっともない」と言われる。女性にとっての下着は、このデザインは、男の人の為ではない。この手間ひまかけられた美しいものを身に纏う事で自分はかっこよくて強い気がして頑張れた。自分の身を守る鎧のようなもの。ルッキズム。特に女性は化粧をして当たり前、キレイにいるべきもの。それは昔は男性目線で評価されるものだったモノが、今は自分の為のモノ。化粧だって自分がキレイになるのが嬉しいから、今日の私ビジュがいい!でご

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    2026年04月13日
  • 川のほとりに立つ者は

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    本当の意味でその人を理解するとはどういうことかを考えさせられた。発達障害について知る人は増えたけれど、逆に発達障害だと知ったからこその不必要な配慮が相手を傷つけることもあるよなと思う。
    その人の性質や性格は、生きてきた環境に左右される部分が大きい分、恵まれた環境で生きてきた自分には分からない苦しい過去を乗り越えて何とか生きている人がいることを覚えていたいと思った。

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    2026年04月08日
  • リボンちゃん

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    ー「個性は尊重すべき」「多様性万歳」、それとは逆の私はつまらないって事ですか?いい子だねって言われてすぐ飽きられる。ー
     
     波瑠の涙ながらの訴えが突き刺さった。

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    2026年04月07日
  • リボンちゃん

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    好きなことをやる、それでいいんだと思わせてくれる。みんなと同じでなくてもいい、いろんな考え方があっていいと読んでいてそう感じた。

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    2026年04月07日
  • 世界はきみが思うより

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    人は外からみたらわかんないだけで、それぞれ色々抱えてるんだよな。お互いすべてを話す必要もないし、根掘り葉掘り聞かない。話してくれるのをただ待つという優しい世界だった。
    なかなかただ待つことは難しいし、我が子に対してはやはり根掘り葉掘り聞きたくなるんだけど、わかっているけど言わなくていいこともあるんだよな。他人との距離感と同じく、我が子にも香川さんみたいな距離感で接する事ができる母になりたいなぁ。

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    2026年04月06日
  • いつか月夜

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    月夜、静かに歩き続ける。モヤヤンと距離を置き、自分を見失わないようにするためー。
    「いつか月夜」というタイトルと、群青色の表紙を目にしたときから、月明かりのもと、夜風を感じ、目的なく散歩する静かな時が連想された。夜寝る前に、一章ずつ読み進めると、毎晩、自分も一緒に散歩しているような気持ちになった。
    モヤヤンの存在は、自分の中にも確実にあって、これまでも何度も遭遇したことがある。ぐっと重くどんよりとした風向きが、突然自分の頭上にだけ現れ、体ごと飲み込まれる。そこに引きずられるのも、抜け出すのも、結局は自分次第ではあるけど、この物語のように、決して近すぎず、遠すぎない距離感の間柄だからこそ、何者で

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    2026年04月04日
  • 世界はきみが思うより

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    ままならないんだな、という感想が漏れました。
    日本は特に型にはまらないと、生きにくい。
    でも、
    どんな形であってもいいんだって、幸せがずっと続くかなんて誰もが平等にわからないのだから。
    逆に無理やり型にはめて苦しんでいることがあるのかもしれません。
    自分の心地いいこと、琴線に触れることを優先したっていい。自分の心に正直になろう。
    そんな気持ちになりました。

    この本に出てくる人物たち全ての今後を応援したいです。

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    2026年04月04日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    何がきっかけでこの本を買ったのか覚えていない。本棚に置いてあり、本のタイトルから「軽めのSFかな?」と思ったら違った。
    息をするのがつらいような日々を送っている人たちがそれを乗り越えようとする/乗り越えるきっかけを探すといった短編集。「夢の女」「深く息を吸って、」はそれに重さも加わったか。
    「矢野顕子/ラーメンたべたい」の歌詞を思い出した。一人でラーメンたべたい。でも、誰かと、あるいは世界とつながりも持ちたい。
    だから「深く息を吸って、」ゆっくり吐いて、そして憧れのかけらに出会う。

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    2026年04月02日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地で働く人たちのお話。
    それぞれ悩んでいることや思っていることがあって、みんな前向きに生きている。
    私も読んで、前に進もうと思える本でした。

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    2026年03月28日
  • ほたるいしマジカルランド

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    タイトルどおりの遊園地で働く従業員たちのお話です。同じ世界線で、様々な人たちの目線で、それぞれの想いが語られます。

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    2026年03月28日
  • ほたるいしマジカルランド

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    噂だけで人の評価を決めつけない。流されて生きることはもったいない。自分の軸を持って相手と向き合い対話することで共に進みたい人かを判断したい。

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    2026年03月27日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    北澤平祐さんのイラストの表紙がとてもかわいい。
    ですが、内容はなかなかヘビーでした。

    主人公の羽猫山吹は、頭の中で飼っている架空の犬を撫でることで辛い現実をやり過ごしています。
    羽猫家には山吹の姉の紅曰く「まともな大人がひとりもいない」状況です。
    祖父は色々な事業に手を出しては失敗し、父親は家業の工務店の仕事を放り出してフラフラしているし、祖母は骨董品屋を経営し家事はほとんどしない(でも、家族の中では一番マシ)、母親は次男の死を受け入れられず心を病み家族への関心を失っています。
    子どもって、本当に不自由で無力な存在だなぁと思います。生活の全てを親に依存しているので親に従わざるを得ない…。

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    2026年03月26日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    とても温かく未来の明るさを感じるお話だった。

    読んでいて、悩みがある時にそこから逃げるべきなのか、留まって乗り越えるべきなのか、抱えて生きていくべきなのか、判断って難しいよなと思った。

    また、碧のように自分のいるべき場所を見つけたいと思った。
    自分のいるべき場所というのは、そこで生きていけるように行動しないと作れないが、行動しても作れない場合もある(碧がはじめに勤めていた会社でストレスを溜めていたように)のが、難しいとも思った。
    人生は行動あるのみなのかもしれない。

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    2026年03月25日
  • やわらかい砂のうえ

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    読みやすくて、すぐに読み終わりました。
    主人公の万智子と自分の性格が重なることが多く、共感もあり、自分も魅力的な登場人物から学ぶことが多かったです。
    万智子は正しい、正しくないという自分のものさしで他人を判断して、許す許さないと他人の問題に首を突っ込んでしまいがちな点も、自分に突き刺さりました。
    人と関係を持つと言うことは、良い面も悪い面も受けとめ、自分がその相手にしてあげたい行動や、かけたい言葉をかけていくことなのかなと考えました。
    私も了さんたちのように、年齢も職業も異なって自分のよくない点を指摘してくれるような友達がほしいし、私も自分のこと好きなまま、そんな自分のこと好きになってくれる人

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    2026年03月24日
  • リボンちゃん

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    とても読みやすくてさくさく読み進めることができました。
    リボンちゃんの人ととの関わり方、言葉の選び方、考え方が素敵だなと思いました。

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    2026年03月24日
  • 世界はきみが思うより

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    読み終わった時に、『世界はきみが思うより』というタイトルを改めて素敵だなと思いました。読む前後で、私が思うこの言葉の続きが、少し変わったように思います。

    寺地はるなさんの作品は何作か読んでいますが、どの作品でも、ひとの心の繊細な部分をそっと包み込むような優しさを感じます。最高でも最低でもない世界や日常を愛おしく思えます。

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    2026年03月24日
  • ほたるいしマジカルランド

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    何も劇的な事が起きない物語だったが、遊園地で働く従業員達の心の変化・日常を覗き見る事が出来た。皆が皆仕事が好きで働いている訳じゃない事を改めて感じつつも前向きにさせてくれるそんなお仕事小説でした。よし、私も負けずに毎日頑張るぞ!

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    2026年03月24日
  • 雨夜の星たち

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    ネタバレ

    最近はお見舞いに行きたくても距離や仕事など様々な事情で行けない家族が増えている。お見舞い代行とは面白い着想だと感じた。病床にあって、医療者が提供しがたいもの。そして、患者さんが希求するもの。それは人間的ななんでもない、温かい交流である。
    少数派、個性派の雨音の感性から紡がれる等身大の心情の数々は、言い得て妙である。寺地さんは、みんなが当たり前にできることができない、その代わりにみんなができないことを難なくできてしまう、などという登場人物の世界線を描くのが、ピカイチ上手だと感じる作家さんである。

    少数派だからこそ得た葛藤と、その中に散りばめられた愛しい要素を拾い上げた小説だった。

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    2026年03月23日