寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ほたるいしマジカルランドはひらパー、社長はアパホテルの社長のイメージを頭に浮かべながら読んだ。
1週間日替わりで、主人公となる従業員が変わっていく。寺地さん、ちょっと影がある普通の人を書くのがやっぱり上手いなと思う。
楽しい遊園地が舞台だけど、読んでいる間は遊園地自体に気を取られることなく、「人」に意識が向いていた。働く人の目線で描かれ、あくまでそこは職場という風に映っていたからかな。
こういうバックヤード側からの見せ方が面白いなと思った。
登場人物それぞれの日常や心の内を、ちょっと覗き見したような気分。
そこで働く人のタイプはバラバラなんだけど、気がついたらみんな一生懸命仕事をしているし、同 -
Posted by ブクログ
寺地はるなさんの本を読むのは初めてです。
最初はあまり面白くないかなと思いましたが、話が進むにつれて、淡々とした話の中にも主人公の変化が少しずつあり、読み終えたときは面白かったと感じました。
相手の気持ちを考えて発言・行動する、空気を読む…当たり前のように求められているけれど、主人公のような考え方もあっていいのだと目から鱗でした。
「一度わかった気になると、それ以上のことをわかろうとしなくなる。だから相手がどうしてほしいとか、どう思っているかとか、決めつけるのは嫌だ」
わたしも相手の言葉の裏を読んでしまうことが多いのだけれど、素直に受け止める強さもほしいと思いました。
次は「ほたるいしマ -
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Posted by ブクログ
自分が育った小さな町で小学四年の息子を育てる主人公希和。
息子の学校の保護者達とはあまり上手く付き合えない。
夫にも不満はあるのに声に出せない。
自分の言いたい事が言えない。
そんな中で民間の託児所で働くことになり、少し浮世離れした感じのオーナーの要と出会う。
希和の真面目で正直な感じに好感が持てた。
生きづらいだろうな、とも、
潔くてカッコいいな、とも、思った。
長いものに巻かれがちな保護者同士の関係に、巻かれることなく1人でいることは容易なことではないと思うから。
思えば、子供達が小学生の時が1番大変だったような気がする。
物理的な時間は全然ないし、子供達の変化も激しい、子供同士のいざ -
Posted by ブクログ
地元にいると、いつまで経っても同級生。良くも悪くも離れられない。常に昔に戻される。戻りたくないのに、まとわりつく。
人にジャッジをしてしまう、何気ない、いつもの“ノリ”。
自分の自信は、評価する方に立ち位置を持ってくることで存在意義をもたせる。それは大人になっても立ち位置は変わらず…変わらないはずと思い込みたい。自分を守るため、抜け出せない。
同級生。ママ友。嫁。夫。姑。自分。
虐めた側、虐められた側。
殺したい程の苦しさ。
どうしようもない囲いを破りたい。
私だって!!苦しかった。
わかってよ。
自分の為に一歩踏み出す勇気はいつ出せるのか。
その一言が自分を救う。
今迄読んだ本より、広が