寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはタイトルが好きすぎて。
誰でもこの気持ちになったことがあるんじゃないかな。
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羨み、傷つき
心揺れる10代。
そして年月を経て踏み出す
大人たちの新たな一歩。
万人向けに量産された
「大丈夫」ではなく、
自分の人生にとって必要な
「大丈夫」を与えてくれる――
(伊藤朱里)
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中学の同級生、天、ミナ、藤生。
天は家庭に違和感を覚え、閉塞感のある田舎から脱出したい。
ミナは、藤生のことが好きだが、藤生の気持ちを知って言えない。
藤生は天が気になって仕方ない、一緒にいたいと思っていたのに。
そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ行き場のない母子を引き取り共同生活をする場「のばらのいえ」、理想郷に思えるこの家に澱み沈殿しているヤングケアと未成年少女に対するハラスメント。
どうしようもない絶望感が終始溢れていて読み進めるのが辛い。ここを脱出したらしい主人公祐希は、何故またこの地獄に戻ってきたのか?
志道というサイテイ最悪の男が出てくる。根拠のない自信と捻じれた自己嫌悪と浅薄な差別意識をもつ男が、不労所得を得て成長を拒んだ時、弱くて恐ろしいモンスターが生まれるわけか…。
最後に希望があってよかった。祐希たちだけでなく、保も英輔も、これからはできるだけ幸せに、哀しみはあっても絶望だけはないように生きて行って欲しい。 -
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Posted by ブクログ
つらいことがあると犬を撫でました。現実にはいない、架空の犬です。犬を飼えるような家ではありませんでした。もう少し大きくなってからは本をよく読みました。空想上の犬も、物語も、僕の大切な友達でした。
主人公である山吹の書いた小説が出版されることになる。その刊行記念として書かれたエッセイ『架空の犬』
現実にはないなにかを心の拠りどころと生きることはむなしいことでしょうか。でも現実にはなくても、心の中には確かに「ある」、それは「確かにそこにある」ということなのです。
町に遊園地を作る等、夢のようなことばかり言う祖父。愛人のもとに通う父。亡くなった子どもが生きているかのように振る舞う