寺地はるなのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
淡々とした文体で季節感の表現もなく、實成を苗字と思わなくて、亜子の年齢も全然わからないし、読みづらかった。生きづらさを表現するため、敢えて登場人物を徐々にぼんやりと見えてくるように描いているのだろうかと、悶々としながら読み進める感じ。
最後まで亜子の年齢はわからず、突然のもっちゃんのラストに一体どんなメッセージを送ったんだろうと気になったが、冬至の真っ直ぐな真面目さが伝わったんだろうと推測するしかない。
誰もが生きづらさを抱えながらも、前を向いて生きていくしかないということは、共感できる。
一番好きなところは、冬至の母が言った『わたしのさびしさは、わたしのもんや』。凄く良い。