寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めての寺地はるなさん作品。
タイトルが綺麗で、章ごとに語り手が異なるが、全体を通して、男子高校生の清澄が姉の水青のウェディングドレスを仕上げるまでの一つの物語になっている。
様々な語り手の立場から各章が描かれるが、祖母が数十年の時を経て新しい一歩を踏み出すシーンや、黒田の愛情深さには思わずうるっときた。一方で、姉の水青にはあまり共感できず、彼女の心境の変化も唐突に感じられた。
作品全体ではジェンダーロールや社会から求められる役割による「自分らしさ」の抑圧が大きなテーマとなっていると思われるが、その枠にとらわれなくとも、祖母のエピソードは「長年、自分より家族や周囲を優先してきた一人の人間が -
Posted by ブクログ
鳴海は、かつて喫茶店で働いていた頃に、友人が行くことになっていた菓子メーカーの創業一家・南雲家の子守り役を自ら受けて働き出す。
やんちゃで誰もがお手上げになるほどの気難しい少年・栄輝の世話もこなして、奥様の彌栄子とも心通わせていくのだが、社長の忠雄や親戚たちは鳴海に冷たかった。
やがて…忠雄が倒れた後、二度と彌栄子とも会えなくなり、20年が経った頃、栄輝から電話が掛かってくる。
たった1年の付き合いだったとしても、それは思いの外、心に深く刻み込まれている数々の思い出があって、彌栄子と鳴海の関係は友情よりも尊いものに感じた。
きっとそれは、真珠のネックレスを首にかけたときから…彌栄子さんから「 -
Posted by ブクログ
登場人物の背景色はこんなんだったな 寺地はるなさんの何かしら癖があるから その人たちが出会う際の化学反応を楽しむってことだろうな、田舎のしがらみとか聞いてるだけで虫唾が走る 父親も会話にならず、朝病院行くよと言うが明日行く 喉が痛いし、じゃあ今行こう、明日は用事あるから と言っても明日行けると変な自信持っている 声だかに喋る相手に通じない自分が可哀想 子供だから介護するの当然と思っている せめてデイサービス休まず行けよ、もう5回休んでる ベッドの上にずっといるから大丈夫だと言う ハッ何が大丈夫 か ?あーいえばこういう 物事考えることやめて薄い知識で生きてる、あんなの介護するの嫌だ。
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Posted by ブクログ
いつも初めての作家さんを選ぶ時には、タイトルに惹かれて手に取り、裏表紙のあらすじを読んで購入するのか決めることが多く、この作品もそうやって手に取った。
タイトルはとても興味をそそるが、それゆえ、タイトル以上の内容でないと、期待が大きい分、読後にうーん、とちょっと残念な気持ちになってしまうことがある。
映画化もされているので、もちろんテーマは引き込まれやすい家族との葛藤が描かれているのだが、私には、所々の文体の癖? が引っかかるのと、母の嘘の後の母子の距離感がちょっと簡単過ぎるように感じてしまった。
リアルならもっと泣き喚いて叫び散らして本音をぶつけてもいいんじゃないのかなと。