寺地はるなのレビュー一覧
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寺地はるなさんの『架空の犬と嘘をつく猫』を読んで感じたのは、「人は愛によって少しずつ変わっていくのかもしれない」ということだった。
主人公の山吹は、愛を知らずに育った。心を病んだ母親の顔色をうかがい、自分の本当の気持ちを押し殺しながら生きてきた。子どもらしいわがままも言わず、誰にでも優しく振る舞う。その優しさは美徳のようにも見えるけれど、同時に、自分自身を守るための生き方でもあったのだと思う。
一方で頼は、山吹とは対照的な人物だ。自分の感情をごまかさない。ボランティア先で感じた不満も口にするし、山吹に想い人の影を見て嫉妬したときには、友人に愚痴をこぼす。良い感情も悪い感情も含めて、自分の心 -
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胸糞話かと思ったら意外と(?)おもしろかった。
性犯罪、虐待、強い立場を利用した支配。
あ〜イヤ
高校時代の祐希が英輔とバイトをして、お疲れ会で本当はファミレスに行きたかったけどお金がなくて行けないと断るんだけど、行きたい気持ちがわかって悲しかったな。
哀れみの気持ちよさ、でもそれは傲慢。
紘果は自分の置かれた状況を言語化できてる。祐希も、子どもが子どもの世話をするなんておかしいと気づけているの、すごくない?いつか気づくとして、その気付きにすでにたどり着いている。自分の現状が理解できなくて色々調べたりしたのかもしれない。どこまでがリアルなのかは分からない。 -
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希望って、名前やったんか~と。
希望という名の弟を探す誠実と言う名の兄。いい人だと言われる希望、とりとめのない兄誠実・・そんな誠実とともに希望がどんな人だったのかと思いながら読んだ。
いくつか、残る言葉。「いい人でした悪い人でしたと、そんな単純な分類に落とし込んで、彼のことをわかったような気にはなりたくない」「柳瀬さんは柳瀬さんでした」 「他人が欲しがっているものを、ひたすら差し出し続ける人間はきっとどんどん心からっぽになっていく。自分の意見じゃなくて相手の言って欲しいことを勝手に汲み取って口にするような他人の欲求を際限なく受け止めようとする奴は苦し過ぎる」
本質すぎる。
もし希望と出会ってい -
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久しぶりの寺地さん
名前からしてかわいらしく
主人公 百花ちゃんの愛称だと知りふわふわ可愛らしい女の子の
お話だと思っていました。
もちろんかわいいリボンを毎日している百花ちゃんの日々のお話なんだけど、周りにいる
叔母さんや
勤めているところの社長
また社長の姪っ子でもある同僚、同級生の福田くん
みんな、
りぼんちゃんのどこか不思議でそして頼りになるそんな
キャラを引き立たせるような素敵な人たちがたくさんいて
そんな人たちに囲まれながら淡々としながらも
少しずつ自分が今したいと思うことを前を向いて苦戦しながらも実現していく素敵なお話でした。
下着のオーダーメイド
下着って自分しか見ないもの -
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寺地はるなさん、らしくよみやすい文体でした。語り口調もらしいなぁ、なんて、
口の悪い主人公でしたけど♪(´ε` )
主人公小松茉子27歳。転職で親戚が経営する
和菓子屋『吉成製菓』にコネ入社。
小規模な会社のため、いろいろと古い体質で、
茉子があれこれ奮闘していくストーリー。
仕事って、むずかしいですね。
もちろん、人生の全てではないです。
でも一番時間を割いていて、悩みの多くが
仕事といっても過言ではないかも。
人が悩む要素、仕事、恋愛、健康。
この3つがうまくいけば、大体は充実している
のでは?とさえ思ってしまう、私です。
この作品では和菓子が美味しそうに描かれる
ことで、主人公の魅 -
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ネタバレ『いらない子』として利口じゃないふりをして生きてくるしかなかった彌栄子。
その息子は落ち着いた振る舞いができないまだ5歳の栄輝。
その子の子守りとして雇われた主人公の鳴海。
なかなか個性的な登場人物が盛りだくさん!
でも、私がすきなのは、鳴海の恋人で夫になった暖。
暖は顔はいいけど仕事が長続きしない。ダメなヤツと思いきや…。
器が大きくないから本を読んで小さい器をたくさん用意している。
大きな器がなくても小さい器が沢山あれば大きすぎる感情も溢れ出さないですむ…と語る。
なるほど…です。
何か事件が起こったとき、暖が皆を包み込んでいる感じがする。
鳴海の存在で自分を取り戻す彌栄子。
表面