寺地はるなのレビュー一覧

  • ぬすびと

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    鳴海、彌栄子は会わないと言った20年後に会う。
    傷も時間も刻んだ体で、どこまでも自由に踊り出すための物語。
    ということだが、あらすじを簡単に述べるのが難しい話で、色んな解釈と味わいがあると思う。
    まあまあの読後感。
    「本を読むのは器を増やすため」というのは同意。

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    2026年04月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    主人公・清瀬が、付き合っていた男性・松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受けたところから語られていく物語。そこから清瀬は松木の秘密を探ることで彼を理解しようとしていくが…。

    松木が一番親しかった友人・樹と殴り合いの喧嘩をした訳、松木が隠していたノートの秘密、樹とつきあっているという女性の得体の知れなさ、架空の海外小説の語りの行方など、ちょっと面白そうな出だしだったのだが、早々にネタが明かされて、物語はちょっと違った方向へ。
    ADHDやディスレクシアといった障害がある人あるいは不幸な生い立ちの人が登場する話は、自分は「普通」と思っている人や努力が全てを解決すると考えている人に対して、

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    2026年04月24日
  • ぬすびと

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    若い頃、子守に行くことになった家庭で巡りあったやんちゃな子供とその母親。
    お互い気持ちを通わせ合うが突然関係が途絶える。20年後再会して話してみれば、あの頃の気持ちの通い合いが懐かしく心地よい。
    ぬすびとと呼ばれても何てことない、そんな感じだったかな。

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    2026年04月19日
  • 川のほとりに立つ者は

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    元彼が意識不明と連絡を受けて、勢いで婚約者として関わることで、彼と喧嘩した原因の真実を知る。
    発達障害、識字障害。

    人にも出来事にも表と裏があって、表ばかり見て批判してしまうけど裏を知ることも大切、と感じた作品。

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    2026年04月19日
  • ナモナキ生活はつづく

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    あるがままの自分でいいと気づかせてくれる彼女の小説だが、エッセイはより一層まいにちの暮らしの中での共感にあふれていた。自分のすきな自分は自分でつくるのだなと改めて。世間の声を気にする日もあるけれど、工夫して自分を元気にしてゆくのだ。

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    2026年04月17日
  • ぬすびと

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    人が自分らしく生きることは、何故こんなに困難なのだろう。

    家や家族に縛られ思うように歩けない人達がいる。

    菓子メーカー創業一家に生まれ長く自分を押し殺してきた南雲彌栄子。
    ひょんなことからこの家で子守役として働くことになった鳴海。

    環境も立場も異なる二人の、偶然の出会いに心躍る。

    だが、関係が結ばれそうだった矢先、ある出来事を機に二人は離れてしまう。
    二十年の歳月が流れ、再び向き合うことになった二人。

    世の中は不公平と不条理に満ちている。

    それでも、あちら側とこちら側を分ける境界線なんていらない。
    世界はひとつなのだから。

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    2026年04月13日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「選ばなかった人生」「選べなかった人生」「選ばずに済んでしまった人生」、人生は選択の連続で、道のようなものだと改めて思った。天、ミナ、藤生。もちろんみんな1人の人間だからそれぞれの道があって、いろんなところで交錯する。その中で、相手の中の自分の見たいものだけを見るからこそ、「どうしてわたしはあの子じゃないんだろう」と思ってしまうときもあるのかもしれない。どんな人生であったとしても、自分で選んだ道を愛して生きていきたいな。

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    2026年04月12日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    「わたしは『ほんとうはいい人』とか、「ほんとうは嫌な奴』みたいな言いかた、嫌いや」「ほんとうの自分とか、そんな確固たるもん、誰も持ってないもん。いい部分と悪い部分がその時のコンディションによって濃くなったり薄くなったりするだけで」。

    その通りで喰らった。

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    2026年04月12日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    閉鎖的な田舎に暮らす人々の物語。32歳独身男性の翼、親友の鉄也、23歳女性のレモン、翼の離婚した両親、鉄也の両親、翼の同僚など、それぞれの視点から人生をみつめる。恋愛、結婚、離婚、仕事、介護、病、その意味とは。

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    2026年04月12日
  • いつか月夜

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    夜の散歩仲間いいな〜と思った。
    ただ物語的には物足りなくて、最後の結末は個人的にはしっくり来なかったかな。

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    2026年04月11日
  • ぬすびと

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    あんまり、よくない人が出てこない。みんな、ダメなところがあり、弱いところがあり違う正義感で生きている。そのそれぞれが丁寧に描かれている。

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    2026年04月11日
  • リボンちゃん

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    多様性の社会といいながら、マジョリティに属している人のパーソナリティをないがしろにしている面をハッと気付かされた。際立つものだけが個性ではない、それぞれの人がよいと思って選んだ道を尊重できるひとでありたい。

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    2026年04月11日
  • リボンちゃん

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    他人との関わり方や、夢がなくても別に恥ずかしいことだとは思わないというどこか達観しているところ、自分が悪かったと思うことはきちんと反省するところ、好きなものや正直な気持ちに向き合っているところなど、魅力的な面がたくさんある芯の強いリボンちゃんに惹かれた。リボンちゃんの勤め先が居心地良さそうで、柔軟な環境で良いなぁと思った。

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    2026年04月09日
  • ぬすびと

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    ネタバレ

    鳴海と彌栄子の物語、でいいのでしょうか。
    あの環境だったからこそ会えたけれど、
    あの環境だから2人は一緒にいることができなかった。鳴海が本当に盗んだものは彌栄子の気持ち。偽りの気持ちを盗んでいったのだと感じました。
    2人の関係は一体なんなのか。
    友情では足りない。愛が近い。けれど恋人に対する愛でも家族に対する愛とも違う気がする。
    わたしが鳴海の年になればわかるのか、
    それとも彌栄子のような存在に出会った時に気づけるのか。2人の存在は尊いもののように感じました。
    そしてp194の「わたしたちは踊れる。まだ、こんなに踊れる。音楽がなくても。腕がうまく上がらなくても。息が切れても。通りかかる人に指を

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    2026年04月06日
  • リボンちゃん

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    洋服や下着のオーダーを通して、着心地の良いこだわりの逸品を作り上げるのは素敵だなぁとしみじみ感じた。
    登場人物がみんな素朴で行く末を見守りたくなる人ばかりで楽しく読み進めていたら、恋のはなしやバスの話まで飛び出しびっくりしているうちに突然の終わってしまった。着地点がなかったのが残念。

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    2026年04月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    短編なので読みやすく最後まで読めた。
    こことここが繋がってるのかと気づくのが楽しかった。
    暫くすると内容を忘れてしまった…
    心に深く残るストーリーというよりは、日常の中のこう言うことあるなという物語。

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    2026年04月05日
  • ぬすびと

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    鳴海と夫の暖の生き方がまずつらい。このまま読んでて大丈夫?って思いに。そこを耐えて終盤にむかうと”ぬすびと”の何たるかがわかっていくことに。自分では意識せずいった言葉で人の人生を誤解させ狂わせてしまうことがありながらもその誤解が解けていくこともあるのですね。自分にとってはすこし暗くて悲しくとらえられてしまったタイトルのぬずびとと表紙がなんか違うな?と感じた。

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    2026年04月03日
  • 世界はきみが思うより

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    登場人物たちが繊細で、読んでいて少し辛かった。彼らのように世界への信頼を失っている人はきっとこの作品に救われると思う。
    生きづらさを感じる人、特に若い人に読んでみてほしい。

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    2026年04月03日
  • 声の在りか

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    お母さんってめちゃくちゃ大変だなぁ。
    子どもにどれくらい干渉すればいいのか、ママ友とどう付き合うのか、子育てや家事を妻任せにする夫に自分事として考えてもらうにはどうしたらいいのか…今作の主人公の希和は小学4年生の子どもを持つ母として正解のない日々に悩むことばかりです。
    物語の最初は、声の大きなボスママに流されてしまいがちな希和でしたが、新しくできた民間学童の『アフタースクール鐘』で働くことになり少しずつ自分の声を発信できるようになっていきます。

    読んでいて一番あ〜私も気をつけないとなぁと思ったのは、「頑張りすぎないでね」という言葉。ついつい使いがちなんですが、
    「がんばりすぎるあなたが心配だ

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    2026年04月03日
  • いつか月夜

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    変わらずの寺地さんの話
    考え方生き方には正解がない
    からこそ、

    自分の気分の問題で、今回は合わなかった気がした
    でもきっと誰かの助けになる本

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    2026年04月03日