寺地はるなのレビュー一覧

  • 雫

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    時系列を行ったり戻ったりするので、すごく読みにくかった。
    雫や他の仲間との関係性もいまひとつ。なんだか長い愚痴を聞かされたような感じだった。

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    2025年09月12日
  • いつか月夜

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    夜に散歩する人たち。わだかまりや譲れないものを抱えて歩き続ける。でも最後には離れていく。いつも月夜ばかりではないし、月がなくても歩ける、あなたは別の人と歩くべきという塩田さんのラストの言葉が良かったなあ〜。一時、とても心地良い仲間のようになったけど、この散歩を通して変わっていった彼、彼女たち。変わらないものなんてないんだな。

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    2025年09月10日
  • いつか月夜

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    ネタバレ

    主人公と散歩仲間たちとの交流が描かれている。それぞれが抱えてる問題が少しずつほぐれていくのが心地よい。
    伊吹はちょっと性格悪いなと思った。

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    2025年09月08日
  • わたしの良い子

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    子育てってきっとすごく難しい。
    こうあるべきと言う世間体や、自分の理想を押し付けてしまったり。
    普通であることが良いと言う日本の風潮にはめてしまったり。
    現在妊娠中でこれからまさに子育てに直面するだろう。その子らしくのびのびと育って欲しいのだけれど、どうしても親のエゴが出てしまうのかなあ。
    主人公の妹に関しては、始めは勝手だと思った。だけれど、本人も変わりたいと思っている。今後の明るい未来に期待したくなる作品。

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    2025年09月01日
  • 水を縫う

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    面白かった

    タイトルの水を縫うにも意味が込められており
    水というのは本作にすごく関わっていた。

    ドレスを縫うだけではなく
    周りの環境や想いが水のように交差していき
    最後にドレスができた時は感動した

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    2025年08月26日
  • ガラスの海を渡る舟

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    家族って1番切れにくい縁だと思うから
    親戚含め、人間関係のゴタゴタは読んでいて心が痛かった

    私にも姉がいるんだけど、小さい頃はずっとケンカばかりしていて
    ある時急激に仲良くなって、今では旅行も一緒に行くくらい仲良し
    きっと大人になっても仲良いんだろうなって思う
    未だにケンカする時もあるけど、改めて大事にしようって思った

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    2025年08月23日
  • 雫

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    同級生の物語とはいえ、熱い青春を描くわけでも、感動大作でもないのだけど、なんだかずっと読んでいたくなる不思議な魅力がある。人は皆不完全で、クラスの人気者にも弱さがあり、恵まれない境遇に育っても強さがあったりする。つかず離れず、でも必要な時にはそっと支えあう4人の関係性がうらやましい。 「変化しながらゆるやかに繰り返し、続いていくことを『永遠』と呼ぶのだから。終わることも、変わっていくことも、離れることも、なにひとつ悲しいことではない。」

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    2025年08月18日
  • いつか月夜

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    散歩しながらそれぞれが訥々と話す物語。

    慣れる必要が無い事に慣れてはいけない。
    善き人が必ずしも正しいわけではないし
    いつも善き人ではいられないけど、ふと立ち止まったり、迷ったりしながら生きていく。

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    2025年08月17日
  • 彼女が天使でなくなる日

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    天使でなくなる日、て素敵なタイトルだね。

    他の方の感想なんだけど、ああいいなと思ったので記録がてら引用。
    『媚びることなく同調するでもなく「自分以外の人間の気持ちなんかわからない」と言いきりながらも相手の気持ちに寄り添うことが出来る。上部だけの優しさではななく、言うべきことをしっかり言える。』

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    2025年08月17日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ネタバレ

    ガーデナーの山田さんの退職日に奥さんが見届けにくる場面と、清掃のおばさんの息子が大きくなって遊園地に来たときに2人だけの合図であるおにぎりのサインをしてくれた場面が良かった。萩原紗英の食べるのが遅いところ、夜更かしできないところ、本が好きなところが同じで共感した。

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    2025年08月17日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    自分から見えている自分と、人から見ている自分というのはこんなにも違うものなのだなと感じながら読んだ。
    外側からは分からない、本当の気持ちや、それぞれの悩みがあるのだなと思った。

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    2025年08月12日
  • 水を縫う

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    タイトル回収そうきたか〜って感じで、驚きはしないけど心にじんわり温かさが残る作品。

    ある家族を取り巻くステレオタイプについての話だったけど、感情移入して泣ける部分がいくつもあった。ひらがなが多めの文体で優しさを感じるからか、なんなのか。
    場面転換や時間経過が少しわかりづらかったけど、読みやすいし面白かった。

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    2025年08月11日
  • わたしたちに翼はいらない

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    サスペンスか????
    ジャンルは大事ではないけれども。
    にしても、小さなサークルの中で誰が誰だかわからんくらいマイナス感情が絡み合っちゃっていて、大変である。最後まで読むと、そこまで絡むんか!とびっくりする。

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    2025年08月11日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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     中学時代に家族や学校とうまくいかず、摂食障害になっていた碧。
     偶然出会った女性からもらった蜂蜜に救われる。

     その後、30歳になった碧は恋人の安西の故郷で養蜂を手伝う事に。
     そこで出会う黒江やあざみさん、朝花ちゃんとの交流が温かく、また力強さを感じた。
     安西は、安西の父親を含め、ラストまで好きにはなれないタイプの人間だった。
     全ての人や全ての出来事を拒否せずに受け止めて、自分なりに消化し自分の糧としている碧の人柄に惹かれた。
     蜂蜜のいい香りが漂ってきそうな作品だった。

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    2025年08月09日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    もう一度読もうとは思わないけど、いま読んでよかった。登場人物の人生を少しだけ経験できてよかった。なぜかとても泣けた。
    自分の子育て間違えていないかな。大切な我が子に傷を残すような思いをさせていないかな。
    同時に、今までの人生、それなりに傷ついて生きてきたな。もうかさぶただけど、その時はその傷がすごく痛かったな…。と。
    忘れようとしている昔の傷を思い出し辛くもなったけど、今進行中の人生に感謝をしてしっかり頑張ろうと思いました。

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    2025年08月07日
  • 雫

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    中学生からのつかず離れずの4人の男女のお話し。申し訳ないけど、今作はあまり私には刺さらず読み終わるのに時間がかかった。

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    2025年08月06日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    「こうあるべき」って昭和的な考えな気もするけど、割と誰の中にも知らず知らずにあるもの。
    本のタイトルが素敵だし、ほんとにそう思ってた。

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    2025年08月03日
  • いつか月夜

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    淡々とした文体で季節感の表現もなく、實成を苗字と思わなくて、亜子の年齢も全然わからないし、読みづらかった。生きづらさを表現するため、敢えて登場人物を徐々にぼんやりと見えてくるように描いているのだろうかと、悶々としながら読み進める感じ。
    最後まで亜子の年齢はわからず、突然のもっちゃんのラストに一体どんなメッセージを送ったんだろうと気になったが、冬至の真っ直ぐな真面目さが伝わったんだろうと推測するしかない。
    誰もが生きづらさを抱えながらも、前を向いて生きていくしかないということは、共感できる。
    一番好きなところは、冬至の母が言った『わたしのさびしさは、わたしのもんや』。凄く良い。

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    2025年08月03日
  • こまどりたちが歌うなら

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    おばあさんが葬儀でバタバタして落ち着いた後にいただいた和菓子を食べて、とてもおいしいと感じる話が印象的だった。
    忙しい生活の中で、やっと自分の時間を持てた時に食べる繊細な和菓子に癒される気持ちはとても想像できる。
    誰かを励ましたい時、気にかけている時に甘いものを贈る話にも確かに!と思って、お菓子のもつ癒しパワーを改めて感じた。
    古い体質の会社の「見えないルール」問題は、きっと全国にたくさんあると思う。
    吉成製菓は茉子のように発言できる人がいて、社長の伸吾が聞く耳を持っているからいずれ改善できるはず。
    私の会社は無理だな、、、羨ましい。
    人それぞれのスタンスの違いがあって難しい人間関係など、リア

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    2025年07月24日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    希望はどこに行ってしまったのだろう

    製菓会社に勤めている誠実は弟の希望が突然失踪したと母から伝えられる
    希望を知ってる人たちから少しずつ話を聞いて弟は、希望はどういう人物だったのか少しずつ紐解いていこうとする物語

    大体、この人はこんな人だなんてはっきり断定出来る人の方が少ないんじゃないかと思う
    どんな嫌な人にも柔らかい部分はあるだろうし、優しい人にも意地悪な部分もある
    人の中にはグラデーションみたいに色んな部分が折り重なってその人を作っているんだと思う
    だから、希望についてそれぞれ語られる希望の一部分はさまざまだ

    ラストの光の章で、希望がこれからの人生を健やかに生きるために自分を持とうと

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    2025年07月20日