寺地はるなのレビュー一覧

  • 雨夜の星たち

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    三葉の性格が羨ましくも感じた
    察しないのはラクやけど、
    ラクしすぎても、と思う
    結局人と人が付き合うのは難しい

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    2024年10月21日
  • 声の在りか

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    小学四年生の息子、晴基の母親の希和はPTAや保護者で作るLINEグループ、働き始めた学童でのこと、夫への不満をうまく言葉にできず悶々としている。その瞬間には言えず後になって言いたかったことを見つける。そうすると言えない自分がどんどん出来上がっていく。自分の中にも他人の中にも。なかなかうまくいかない毎日に寄り添ってくれるように本書がある。これでいいんだとか、こうじゃなくていいんだという気づきがたくさんある。何かが解決したわけではないけれど少しずつ声を思い出し、見つけていく希和の心情がラストの晴基とのシーンに表れている。

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    2024年10月21日
  • わたしの良い子

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    普通ってなんだろう。良い子ってなんだろう。
    世の中溢れている普通という呪縛や偏りに向き合い続ける椿さんお茶したいと思った。

    投げ出したりせず自分なりの尺度で頑張れていればそれでいいと、周りに合わせずともいいのだと。

    ゆとりの私はものすごく共感した。

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    2024年10月20日
  • 雨夜の星たち

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    寺地はるなさんの本を読むのは初めてです。
    最初はあまり面白くないかなと思いましたが、話が進むにつれて、淡々とした話の中にも主人公の変化が少しずつあり、読み終えたときは面白かったと感じました。

    相手の気持ちを考えて発言・行動する、空気を読む…当たり前のように求められているけれど、主人公のような考え方もあっていいのだと目から鱗でした。
    「一度わかった気になると、それ以上のことをわかろうとしなくなる。だから相手がどうしてほしいとか、どう思っているかとか、決めつけるのは嫌だ」

    わたしも相手の言葉の裏を読んでしまうことが多いのだけれど、素直に受け止める強さもほしいと思いました。

    次は「ほたるいしマ

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    2024年10月18日
  • 雨夜の星たち

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    寺地さんの描く世界は日常。そこらに埋もれている日常に光を当てて掘り出すことで、読者にとって、日常がなんと愛おしく、刹那的なものであるかに気付く。三葉も、「特殊」なようでいて、実は普通の人。大勢の側ではないだけで、普通にいる。誰しもが自分を抑えつけて大勢の中に紛れて 生きている。その加減がうまくいくかいかないかなんだろうな、生きやすさ、生きにくさって…と思った。

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    2024年10月06日
  • わたしたちに翼はいらない

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    ネタバレ

    母親の心の内がダダ漏れだった。と同時に私も子育て中で共感する事が多々あった。一度傷ついた心はずっとそのまま。忘れるか、逃げるか、向き合い捉え方を変えるかしかできない。自分の心も守りながら、相手を傷つけないよぅに接する難しさを感じた。

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    2024年10月03日
  • やわらかい砂のうえ

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    田舎から都会へ出てきたマチコ。同郷の同級生、年上の人たちとの出会い。柔らかい砂の上を一歩ずつ進んで行く。

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    2024年09月29日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地さんの作品を、何作か読んでいますが、初めて爆笑しながら読んだ。ほんとに寺地さんのだよね こんな面もあるんだーと、楽しくなりました。それから、勝手に騙されてしまった。ネタバレしちゃうので、詳しくは書きませんけど。

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    2024年09月28日
  • 声の在りか

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    最近は、言葉を発する前に考えることがおおいですよね。こんなこと言ったらどうなるかなって、想像してみたりしないとね。一方で、めんどくせーって思ってる自分もいる。そのひとつひとつを、言い当てられたようなお話でした。はぁーって、ため息でます。

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    2024年09月23日
  • 正しい愛と理想の息子

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    正しく愛せているか、愛せたか、これから愛せるか、って結構自分で不安になることが多いから、そこをまるっと肯定された気がして少しホッとした。

    原田ひ香さんのあとがきが、堅苦しすぎなくて、読者に寄り添った思いやりある文章で良いなあと思った。

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    2024年09月22日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    のばらのいえで何もできないと言われ続けた紘果、召使いのように扱われた祐希、祐希が本当の思いを春日先生に話したことでのばらのいえから逃げることが出来た。そこから祐希の人生が大きく変わっていく。
    紘果、祐希の二人がちゃんと自分の道を歩いて行けるよう、頑張って生きてほしい。

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    2024年09月22日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    身勝手な大人達ばかりの中で子供達は現実にしっかり向き合っている…
    そんなお話です。
    主人公の男の子は理不尽な事ばかりがおきている中でなんとかしようとする優しさに、周りの大人が甘えているように思えて腹ただしさを感じます。
    そんな主人公が大人になりまた彼の優しさに甘えようとした相手に、自分を見くびる事に対して怒りを表します。
    頼る方は優しさに甘えているつもりかもしれないけれど、これは甘えではなく優しさを利用しているのではと思えてしまいました。
    色んな理不尽な事に合ってきたのにそれでも彼は大切な人へ優しさと守ろうとする気持ちは変わらず持っている事に優しさだけではなく強さも持っているのだと気付かされま

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    2024年09月22日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    希望って書いてのぞむ、彼は自分が空っぽだと思うからこそ、周りの人が自分に勝手に投影する願望に全部イエスで応えてた。私も過去に、人に自分の願望を投影してたなあって思うことあるから、これからは絶対そうしないようにしなきゃーーーーって思った。

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    2024年09月21日
  • ほたるいしマジカルランド

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    非日常の場である遊園地で働く様々な人たち。曜日ごとに登場人物が代わり、全体に話が繋がっていく。
    働く人の人生感や悲喜交々。
    社長の市子さん、息子の左門、息子のような佑。
    どうやって市子さんが社長になったのか、とか、カップルのゆくえとかまだ読みたかった。
    清掃パートさんの三角おにぎりがよかった。

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    2024年09月19日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    寺地さんの作品本当に好きだな〜。
    あかつき商店街とそこにいるひとたちの連作短編。
    仕事とかで疲れまくってて、集中力足りず入り込みきれなかったから途中誰が誰か分かんなくなったので星は4つ。

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    2024年09月14日
  • 声の在りか

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    自分が育った小さな町で小学四年の息子を育てる主人公希和。
    息子の学校の保護者達とはあまり上手く付き合えない。
    夫にも不満はあるのに声に出せない。
    自分の言いたい事が言えない。
    そんな中で民間の託児所で働くことになり、少し浮世離れした感じのオーナーの要と出会う。


    希和の真面目で正直な感じに好感が持てた。
    生きづらいだろうな、とも、
    潔くてカッコいいな、とも、思った。
    長いものに巻かれがちな保護者同士の関係に、巻かれることなく1人でいることは容易なことではないと思うから。
    思えば、子供達が小学生の時が1番大変だったような気がする。
    物理的な時間は全然ないし、子供達の変化も激しい、子供同士のいざ

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    2024年09月08日
  • わたしたちに翼はいらない

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    地元にいると、いつまで経っても同級生。良くも悪くも離れられない。常に昔に戻される。戻りたくないのに、まとわりつく。
    人にジャッジをしてしまう、何気ない、いつもの“ノリ”。
    自分の自信は、評価する方に立ち位置を持ってくることで存在意義をもたせる。それは大人になっても立ち位置は変わらず…変わらないはずと思い込みたい。自分を守るため、抜け出せない。
    同級生。ママ友。嫁。夫。姑。自分。
    虐めた側、虐められた側。
    殺したい程の苦しさ。
    どうしようもない囲いを破りたい。

    私だって!!苦しかった。
    わかってよ。
    自分の為に一歩踏み出す勇気はいつ出せるのか。
    その一言が自分を救う。

    今迄読んだ本より、広が

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    2024年09月05日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    9月初日の朝、今回もべそかきながら読み終えた。
    寺地さんの小説は読むタイプのサプリ。いつも読み終わって本を閉じると少しだけ心が軽くなっている。

    「けむり」「はこぶね」「グラニュー糖はきらきらひかる」「生きる私たちのためのスープ」が好き。
    「はこぶね」の千みたいな女性に私はずっと憧れている。

    登場人物が多くて「誰やっけ…!」となりつつ、前のお話との繋がりを見つける度に嬉しくなった。
    めちゃくちゃ嫌な奴だなこいつと思った人物が、次のお話で実は色々葛藤していたり、良い所もあったり。
    みんな色々ある。見えているのなんてほんの一部なんだよな。

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    2024年09月01日
  • わたしの良い子

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    椿さんみたいな人がみんな周りに居たら良いのに…
    逃げられるなら逃げるのだって手だし、
    嫌なことをしてくる人の悪口も言えないようにするのが良いことってわけでもないよなあ。

    どんな形でも子どもと向き合っているならいいんだよと肯定してくれるような話だった。

    子どもが大人になるまで居心地のいい場所を作りたいという思いはみんな共通で持っているだろうけど、"普通"になろうとがんじがらめになっていることは自分も周りもあるだろうな。
    どんなことがあっても我が子は自分にとっての良い子という意識、忘れずにいたいなと思わされた。

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    2024年08月29日
  • 月のぶどう

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    ネタバレ

    優秀な光実と「出来の悪い方」な歩の双子の姉弟が亡くなった母の跡を継いでワイナリーで働くお話。
    私も「出来の悪い」側の人間だと思い込んで生きてきたので、自分を卑下してはふてくされながら大人になった。だから歩の気持ちがよく分かったし、歩に対する周りの言葉がグサグサと刺さる。
    ページをめくるハッとする言葉に出会う。歩以外にも光実やワイナリーで働く人々、友達…周りの人たち皆それぞれに共感できる部分があって、ぐんぐんと物語に惹き込まれ一気に読み切った。
    1歩ずつ前に進む皆を見て、私も今から変われるかなぁなんて思った。


    ●ちょっとだけ期待をしていた、というようなことを歩は言った。新しいことをはじめるた

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    2024年08月28日