寺地はるなのレビュー一覧
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夜が暗いとは限らないし、必ずしも朝が明るいとも限らない。
今の私は努力をしている訳でもなく、ただ毎日を淡々と生きている。何も変わらず、何も成長していない。周りのみんなはずっと日々を生きていて、成長していて好きなことを見つけて、毎日楽しく過ごしているんだと思ってた。でもそうじゃないのかもしれない。もしかしたらいつも笑顔の人も家で泣いているのかもしれないし、優しい人は実は影で苦しんでいるのかもしれない。でも、それを無理に知ろうとは思わない。そこは他人が入り込むべきではないから、それぞれがそれぞれの思いを抱えて生きていくのがいいと思った。
この本は、こうしなさいとかああしなさいとか読者に言っている訳 -
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寺地さんの本にハマり中の私が以前から読みたかった本の一つで楽しみにしていました。
真面目でいい子なんだけど、
めんどくさい女の子万智子が、
かっこいいけど、
いまいち女の子のことをわかっていない
実はダサい早田くんとの恋に悩み
いろいろな世代のいろいろな人に関わることで、
まっすぐしか見えなかったり
ぐずぐず落ち込みがちな性格が
少しづつかわっていく物語です
なんとなく読みながら、
私も、実はめんどくさい人間で
すぐモヤモヤしちゃうので
人との距離を一定にあけて
楽に過ごしたいなぁって思いがちな人なので
真智子のモヤモヤになんとなく共感するところもあり、
了さん、美華さん、冬さんていう
素 -
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24歳の駒田万智子さんの成長物語
彼女に手を差し伸べる
70代の了さん
50代の美華さんと冬さんとの年齢差を超えた
友情のような関係がとても良かった!
自分たちが通って来たからこそみえる
若さゆえの未熟さ 純粋さ 潔癖さ 傲慢さ
個性と生き方に裏打ちされた了さんたちの言葉は
絶妙なタイミングで
万智子さんの元へ届き
一歩を踏み出す原動力になっていきます
人生の先輩たち
素敵だった!
鳥取生まれの万智子さんは
生まれ育った場所から離れて
一人で暮らしていくことが
やわらかい砂の上を歩いているようだと言います
とても寂しく不安で
足が地面に着いていないような不安定さ
でも私には物語を通し -
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関西の街の小さな製菓会社を舞台にしたお仕事小説。
春に始まって春に終わる物語。
社長の親戚で入って来た主人公が、会社の昔からの慣習を変えていこうとするが、何でも新しいから便利だからって変える事が正しいのか?波風を立てずにただ会社に言われるがままの条件を受け入れて働く亀田さんのような働き方が良いのか?自分も働いていて同じような事を考えるし、小さい会社なりの暗黙のルールとか敢えて言わない風潮とかわかるなー。と思いながら読みました。
仕事に行き詰まった時に、思い出しそうな本でした。
表紙もそうですが、和菓が美味しそうでこまどり庵に行ってみたいと思いました。 -
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とある町にある、あかつきマーケットを舞台としたお話で、あかつきマーケットのキャラクターのあかつきんが疾走した事により、物語が進んでいく。
名前を覚えるのが苦手なわたしはオーバーヒート起こすくらい沢山の人物と名前が出てきて大変でした笑
とは言っても、短編があかつきマーケット、ちらつくあかつきんが関わりながらも、その人の人生が描かれていて良かったです。
そんな長く色んな人の傍にあって、見守り続けてきたあかつきマーケット。
沢山の思い出や色んな時間が詰まってるなぁと。
素敵な言葉が
死んだ人間は、天国にもどこにも行かん。死んだら小さい、たくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸 -
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寺地はるなさんの本は20冊目。
思ったより読んでいた…。
作品の中でも分厚めな本作。
序盤では、このおじいさんのこと…どうしよう…好きになれるかなと不安がよぎりました。
でも読み進めるうちになんかそういうことじゃないかも、となんか溶けていった。
今の令和の時代から言うと価値観が古い固まったおじいさんと思ってしまうけど、現代の価値観に固執する側は、あるべき価値観を固めすぎているのでは?とちょっと気付きでした。
単純な実は悪な人が見えないところで良いことしてたとか、そういう構図の話ではなく。
詰まるところ全てにおいて対話が必要なのではと思いました。
最近は某氷上の師弟アニメにどハマりしている日 -
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Audibleと、積ん読本の併用(笑)
お見舞い、病院付き添い代行。
こんな仕事いるよな。このお話はコロナ禍だったりするから尚更。
「他人に感情移入しない」と言われる主人公。最初、正直羨ましかった。
それは移入してくる人が苦手だから、なのに移入もしてしまう自身も嫌だから。
基本、本当に人なんて解らない。自身ですら理解不能なときあるのに。だから移入しても、移入されてもね。。。
最初から星崎くんが気になってしょうがなかった。最後の方でホッとした。
母親との付き合い方には、ん?だったり、そんなんじゃね〜とか思ったし、お姉さんが最後の方で吐露したこともわかるようなわからないような(笑)
傘み -
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和菓子屋さんの甘くかわいいイメージとはちょっと違い苦味が走る。親子経営、サービス残業、パワハラ、モラハラ諸々など正直、親戚でもこんな会社で働くのは嫌だししんどいと思う。見て見ぬ振りも辛いものだと思うし標的にされたらなお辛い。意外と亀田さんは好きだけど、扱いづらい人ばっかりなところに善哉がいい人過ぎて感動すら覚える。茉子の母の言葉にハッとさせられるものが多く、確かに本を千冊読んだからといって感性や想像力や論理観や知識が蓄えられるわけではなく何の自慢にもならないな…と思えた。茉子が前例になったのが感慨深く、和菓子が美味しそうで食べたくなった。
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83歳の祖父は絵に描いたような男尊女卑、高圧的で頑固で粗暴で、不器用。
そんな祖父を苦手に思う25歳の孫 桐矢は潔癖気味、神経質で優柔不断、そして不器用。
性格も価値観も全く異なる二人の同居生活が始まる。
初っ端の祖父 義景さんの登場があまりにも強烈すぎてダメージを食らい心折れそうになったけど、戦中から戦後と激動の昭和を生き抜いてきた背景を知ると印象が変わった。口は悪いしデリカシーもないけど、どこか憎めない。対する孫の桐矢は現代的というか押しに弱くどこか頼りないけど、思慮深くて芯が強い。
義景さんの過去パートは時代背景のせいか割とシリアスめ、対する現代の桐矢視点は真反対のおじいちゃんとの生活