寺地はるなのレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドで働く人々それぞれに物語があって人生色々、辛い事があってもみんなマジカルランドで懸命に働いている、みんな良い人。
    社長が良いと働く人もいい人なんだな〜
    みんな幸せになってほしい

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    2025年05月23日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    ネタバレ

    ☆3.5
    癒やされる本、のような検索をかけて行き着いた作品だったと思う。
    のだが個人的には毒親やらモラハラ夫・妻やらそんな家庭で育った人の歪みの連鎖やらがリアル過ぎてもうグロテスクという単語が浮かぶくらいだった。それくらい生々しくて『癒やしはどこだーーー!!!』と思いながら読み進めた部分も多々あった。
    決定的な虐待とか暴行とか、目に見える放置とか、そういう他人の介入の隙が少しはある(とは言え難しいのが現実だけども)歪み方ではなくて表向き良い親子・良い家庭みたいな有り様の内側で生皮を剥がれたまま生かされているような、中には本人さえそれに気付いていないいわば洗脳状態の中にあるような、そういう人間関

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    2025年05月21日
  • みちづれはいても、ひとり

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    この先、自分が誰かと結婚することなんてあるのかなあ、と思う。生活空間に他人の姿があるというのは、しんどい。男なんて時々会いに来てもらうくらいがちょうどいいんじゃないだろうか。配偶者という存在がしんどいなら、子ども、というのはどれほどのものだろうかと思う。

    それなのに、忘れた。会わなくなって1年もせずに、遠くなった。泣きたいぐらいに好きだった相手を好きでなくなるのは、さびしい。知らないうちに知らない街で迷子になってしまったみたいな、心細い感じがした。

    なんとなく終わってしまったものを忘れるって、ものすごいエネルギーがいることだから。

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    2025年05月21日
  • ほたるいしマジカルランド

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    振り幅は大きくない小説です。
    短編集なんだけど、同じ場所を舞台にしてます。
    可能な限り、現実にいそうな人を設定していると思う。
    まあ、仕事ってそうだよね。とか、人との付き合いって、そうだよねって思うような小説。温かい小説。

    ただ、3人くらいの主人公が良いかも。短編集の登場人物が多過ぎる気がする。

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    2025年05月21日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    ネタバレ

    短編集。最近はノンフィクションやエッセイを読んでいたので、久々の小説復帰。

    全体的に、序盤は閉塞感があるが、終盤は開放感を得られる物語だった。マジョリティから少しはみ出た人たちの日常を描くのが上手い。
    コードネームは保留、夢の女の二編が好みだった。現実逃避するために、自らにコードネームをつけて役を演じようとする女性、日常の憂いから逃れるために秘密のSF小説を書いていた男性。、生きるって奥深いな〜。

    夢の女は、どことなく神様のビオトープに近しい雰囲気を感じることができた。
    また、対岸の叔父では、『川のほとりに立つものは』に通じる表現が散りばめられていた。


    小説復帰したが、何かを得ようと思

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    2025年05月16日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地で働けるなんて夢みたいな仕事。だけど、現実は夢みたいなことではないけど、一人一人頑張ってる姿がかっこいい。遊園地は、なくても生きていけるものだけど、あるととってもたのしいところ

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    2025年05月12日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    人間ってやっぱり不思議だなと思う。
    それぞれ相手を羨ましく思う部分があるのに、自分の良さには気づけないものなんだな。
    相手のことを言葉に出して褒めることもせずに、ひっそりと羨ましいと思っているから、本当の想いが伝わることもなく、すれ違ったりする。
    物語の世界だと俯瞰して見ることができるから、なんて歯がゆいんだと思ってしまうけど、こういう「うらやましさ」を言葉にできず、でもなくすこともできずにモヤモヤとしてしまうことってたくさんあるなと思った。

    表面的なことはやっぱり表面でしかなくて、人間の多面的な部分が丁寧に描かれていて面白かった。

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    2025年05月10日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー。幸せなお話が多いかと思いきや、じとっとした暗さを孕んだお話が多い。お気に入りは、死んだ夫の娘が訪ねてくるお話、町田そのこ「六年目の弔い」。

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    2025年05月08日
  • みちづれはいても、ひとり

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    登場人物が少なくシンプルな物語。賃貸に暮らす弓子と楓は隣同士に住む。上手いこといかないことの多い40代の二人は休息を兼ねて旅に出る。お互いの足りないところをカバーしあいながら自由に過ごす。親友でも親子でも夫婦でも二人は一つになれない。ひとりはひとり。

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    2025年05月08日
  • わたしたちに翼はいらない

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    ☆3.8
    物語としてスッキリしていて読み易かった。
    自分はどちらかというと朱音や園田の側だと思う。
    この2人の心境に共感すると共に、莉子のような人たちの心境に触れることができたことは私にとって大きい。
    地元に残った人たちがあの頃のままキラキラしているように見える時もあれば幼く見える理由もよくわかった。
    人生のピークは人それぞれ違くて、人はそのピークに縋りたくなるのだろう。
    学生時代を引き合いに出すのは幼稚と言いつつ、朱音も園田もそこに囚われている。
    そこから断ち切ろうと思うのか埋もれてもいいと思うのかの違いが大人なのかなと思う。
    読み始めた時は莉子みたいな女に嫌悪感を抱いていたが、最後には莉子

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    2025年05月07日
  • ビオレタ

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    ネタバレ

    心が温まる物語だった。
    千歳さんの人柄について優しさではなく、諦めなのではと書いてある描写があり、心がキュッとなった。
    自分が1人で考えている中でこうなのではないかと漠然と思った事が言葉として書かれていて、自分の考え方の言語化に役に立った。
    的確で、優しさもある言葉を紡いでいる寺地はるな先生の作品にハマりそう。

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    2025年05月06日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く老若男女を描いた連作短編集。
    アトラクションのキャストをはじめ、清掃のスタッフ、園芸スタッフ等、様々な仕事をする人々が主人公となって描かれている。

    読む前の時点で遊園地で働く人々を描いた作品だということは知っていたつもりだった。
    けれど読み進めるうちに、自分はアトラクションのキャストのみをイメージしていて清掃や園芸のスタッフの物語を想定していなかったことに気づいた。
    仕事内容だけでなく、働く人々の背景も様々であることが描かれている。
    この作品で特徴的だと思ったのは、それぞれの背景や思いを他の登場人物に吐露するような場面が少なかったこと。
    それぞれの思い

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    2025年05月05日
  • 雨夜の星たち

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    ちょくちょく読みで完読!
    ハチミツ以来の寺地さん〜
    寺地さんの作品の主人公は一見愛想が良いわけではないけど 冷静で自立してる女子っていうイメージがあって、読んでてかっこいいなと思う!

    解説の中でもあったけど
    「他人に関心がないのは、相手のことをわかった気になりたくないからじゃない?」
    作中に登場する、この言葉が印象に残ったな

    他人のことを羨んでしまうときも
    悪く思ってしまうときも 
    その人のこれまでの過程とか背景を見てないってことは頭の隅に置いておこうと改めて思えた!

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    2025年05月02日
  • わたしの良い子

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    妹・鈴奈の子ども、朔とともに暮らす椿。心に刺さるなぁ〜と思う場面がたくさんあった。私は椿みたいに強くないけれど、朔のことを一人の人間として真正面から向き合う椿の姿が格好いいなと思った。きっと椿にも、鈴奈にも朔にも、明るい未来が待っていると信じたい。心に残る言葉たちがたくさんあって、特に椿がサンタクロースについて話すシーンが印象に残った。

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    2025年05月02日
  • みちづれはいても、ひとり

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    ・私はいつも正しいわけではない。私の生きかたはきっと美しくはない。何度も間違え、何度も他人を傷つけ、罪と穢れを炎にくべて赦されようとする。でも、自分が正しくも美しくもなく生きていることを知っている私はせめて、他人が心から欲するものを価値がないと嗤ったり否定したりはすまい
    ・人間の思考ってそんなに整理されてないし、めちゃくちゃなのがむしろ基本設定なのかも

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    2025年04月28日
  • わたしの良い子

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    自分の子供に当て嵌めて読んだ。
    出来ない事や、感情のコントロールが難しい事など、どうしてと思う時は沢山あった。
    この頃友達に認められる事があって自信がついたようだ。
    この物語と同じで、難しいけれど信じて待つという事は大事だと気付かされました。

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    2025年04月27日
  • ビオレタ

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    人それぞれ。
    人って自分が思ってるより色んなことを考えてるし、
    色んなことを心に抱えてる。

    私が最近より強く思ったことであり、
    このビオレタを読んで、さらにそう感じた。

    妙、菫さん、千歳さん、皆の世界が広がりますように。
    少し幸せになれますように。

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    2025年04月25日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ”生を全うすることが最も重要な仕事”
    仕事に行き詰まっていて手にした1冊。
    これ!といった閃光が走るような答えは無かったけど、そんなに頑なにちゃんとしなきゃ!とか失敗したらアカン!とか思い詰めて自分のことをがんじがらめにしなくていいのかな?って。
    誰かみたいにはなれないし、ならなくていいし、求められてる姿を演じる必要もない。自分が好きとか楽しいとかコレ!って思える石ころをかき集めて光に照らして輝かせて眺めて、綺麗だなあ〜って幸せを感じられたらそれでいいんだと思ったらちょっとだけシンドさが和らいだような気がする。
    ひらパーにも一度行ってみたいな。

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    2025年04月23日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    兄の誠実(まさみ)が、失踪した弟の希望(のぞむ)を探す旅。誠実と希望の母親、希望と一緒に逃げるくみ子の父親、希望の保育園の先生で実花子の母親である敦子も、揃いも揃って近づきたくない人々。でもそのひとつくらいは自分に当てはまりそうで、見たくない気持ちになる。
    寺地はるなの作品は、私にとってはなんとも心がえぐれる。

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    2025年04月23日
  • ほたるいしマジカルランド

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    けしてキラキラしている人の話ではないけれど、いろいろな思いをかかえながら毎日生きている。遊園地という特別な場で、それぞれのもつ悩みや寂しさが、小さな優しさや親切にすくわれていく。「なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することが許されている。それこそが豊かさだ。」のことばに集約されるような、ささやかで美しい作品だと思った。

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    2025年04月16日