作品一覧

  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】
    3.5
    1~4巻715~781円 (税込)
    巻末に特典イラスト付き! この路地を曲がれば、そこはもう、すこし不思議な世界の入口――。ひとつの架空の商店街を舞台に、七人の人気作家がお店を開店し、短編を紡ぐほっこりおいしいアンソロジー。商店街のマスコット「招きうさぎ」がなつかしくあたたかな物語へといざないます。
  • 共謀小説家
    4.0
    1巻858円 (税込)
    「女が書いたものなんざ」――日本の文壇にまだ女性の書き手が少なかった明治時代。小説家になることを夢見る十七歳の宮島冬子は、当代一の文学者・尾形柳後雄のもとで女中をしながら執筆に励んでいた。同じ志を持つ男弟子たちが次々と世に出ていく一方、冬子は家事に追われてなかなか筆が進まない。焦りを感じる冬子はある日、尾形からおぞましい誘いを受けて……。女性の直面する社会的な困難を克明に描き、己の道を歩き続ける強さに胸を打たれる。現代を生きる私達に寄り添う、勇気と希望の湧き立つ傑作長編。
  • エンディングドレス
    4.2
    1巻748円 (税込)
    夫に先立たれた麻緒、32歳。 自らも死ぬ準備をするため“死に装束を縫う洋裁教室”に通い始める。 20歳の時に気に入っていた服、15歳の頃に憧れていた服、自己紹介代わりの服…。ミステリアスな先生による課題をこなす中で、麻緒の記憶の引き出しが開かれていく。 洋裁を通じてバラバラだった心を手繰り寄せた先に待つものは? 「本当の自分」と「これからの自分」を見つける、胸打つ傑作小説。
  • 夜更けのおつまみ
    3.7
    1巻682円 (税込)
    31名の人気クリエイターが語る、とっておきの“夜更けのおつまみ”。 読んだら一杯やりたくなること間違いなし!おいしい記憶がたっぷり詰まった珠玉のエッセイ・アンソロジー。巻末にはキリンビールとコラボし、noteで開催したコンテスト大賞受賞作も掲載!
  • 凜

    4.0
    1巻902円 (税込)
    開拓期の北海道。 命が軽んじられる場所で、生き抜こうとする者たちがいた。 騙されてタコ部屋に送られ、過酷な労働を強いられる男。 貧困にあえぎ、子のため身を売る女――。 旅でこの地を訪れた現代の就活生・上原沙矢は、 彼らの人生に触れ、己の道しるべを見いだす。 時代を超え、生きる意味を問う傑作!
  • フィッターXの異常な愛情
    4.0
    1巻638円 (税込)
    心も体も変わる、ランジェリーラブコメディ。 広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。 「脚を組むくせがある」「夕食はいつも8時以降」「20歳の頃から5キロ以上太った」「2年以上、恋人がいない」――フィッティングをしただけで、伊佐治は颯子の生活習慣をすべて言い当ててしまう。いい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。 自分の“女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!? 一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!
  • 愛を振り込む
    4.0
    1巻564円 (税込)
    他人のものばかりほしくなる不倫女、スーパーの「お客さまの声」に夢中な主婦、旬がすぎ実家に帰ったタレント、人との距離が測れず、恋に人生に臆病になった女。愛に飢え、自分をもてあまし、将来に悩みながらも、このまま足踏みはしていられない――。現状に焦りやもどかしさを抱える6人の女性の生々しい性愛の呪縛と一瞬の煌めきを描いた恋愛小説。
  • 人肌ショコラリキュール
    値引きあり
    3.7
    1巻298円 (税込)
    今の彼の将吾は元カレと違って自分勝手ではないし、セックスも優しくて、料理が上手。でも将吾と付き合ったのは、元カレと顔が似ているから……(「あなたモドキ」)/四年間セックスなし。いまやヴァイブレータが友達の私、浩未、33歳……。(「ヴォルフガング」)など、リアルな女の性と心を描いてきた著者による、「わかるわかる」満載、ドキドキ満載、美しくリアルなエロチカ短編集。甘くて苦い大人の恋。
  • 自縄自縛の私
    4.0
    1巻594円 (税込)
    どうしてそんなことを? と訊かれたならば、魔がさしたから、としか答えようがない。縄はどんな抱擁よりもきつく、私の躰と心を抱きとめる──。仕事に追われる日々の合間、自分を縛ることを密かな楽しみにしている「私」を描いてR-18文学賞大賞を受賞した表題作、女子高校生の初恋が瑞々しい「渡瀬はいい子だよ」など、“不器用”さすら愛おしい女の子たちをめぐる、全6編。

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ユーザーレビュー

  • エンディングドレス

    Posted by ブクログ

    最後に着るもの
    好きなものに囲まれていたい
    どんな表情なんだろう

    死をネガティブではなく
    ポジティブに考えられるのなら
    新しい世界への旅立ちになるのなら
    そんな服を作ってみたいなと思える一冊です

    作ることで
    一歩ずつ広がる主人公の世界が
    死に向かっていたはずなのに
    いつの間にか自分の未来に向かっているような
    そんな印象を受けました。

    0
    2025年11月03日
  • エンディングドレス

    Posted by ブクログ

    大切な人を喪い、
    生きる希望を失った女性 麻緒がある日
    「エンディングドレス」を作る洋裁教室に
    出会うお話。
    その名も“終末の洋裁教室”

    とても素敵なお話だった。
    エンディングドレス=自分の人生最後に着る服
    そして洋裁教室に集まった3人の女性と講師。
    出てくる人物一人一人に背景があって、
    物語があり感極まって涙を流していた。

    人生最後に着たい服はどんな服ですか?と
    問いかけられている気がして
    読みながら人生について考えさせられた。
    蛭田さんの小説、本当にだいすき。

    0
    2025年07月31日
  • エンディングドレス

    Posted by ブクログ

    先生の出してくれる題がよくて、自分ごとと考えながら一緒にストーリーを追える。
    20歳の時にいちばん気に入ってた服、何だっけと思って、ひまわり柄のワンピースを着てたのを思い出した。
    洋裁、やりたいなって思った。手を動かしてモノを作ることって、気持ちもいい方向に連れて行ってくれると思う。

    0
    2025年07月30日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    シリーズ第四弾!

    今回はその店がちゃんと背景にあるお話になっていてホッとしました。

    失望して過去を、もちながらも未来を楽しみに生きるようになる話しが多く、読んでいる私もワクワクできました。

    最後の山本幸久さんのお話しでは商店街の登場人物達が総出になってまとめられている。
    下町ならではの温かい雰囲気がとても良かった。
    このメンバーの一員になりたい…などと思うのです。

    とりあえず、シリーズもこれで終了かな?
    と、思うとちょっと寂しいです。

    0
    2025年07月17日
  • 自縄自縛の私

    Posted by ブクログ

    R-18文学賞大賞受賞作収録の短編集。自分で自分を縛ることを密かな楽しみにしている私。精子とコンドームのコレクションを趣味とする女の話などアブノーマルな人々を描いた話だけれどなんかちょっと共感出来ちゃうところがすごい。

    0
    2025年05月17日

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