凜

902円 (税込)

4pt

4.0

開拓期の北海道。
命が軽んじられる場所で、生き抜こうとする者たちがいた。

騙されてタコ部屋に送られ、過酷な労働を強いられる男。
貧困にあえぎ、子のため身を売る女――。
旅でこの地を訪れた現代の就活生・上原沙矢は、
彼らの人生に触れ、己の道しるべを見いだす。

時代を超え、生きる意味を問う傑作!

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凜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても深いストーリー。
    故人の方々の努力もだけど、報われなかった感情や法律等々に縛られた経緯からの脱却?
    GHQのお陰で?
    今の日本は、割と平和に秩序を守って生活が成り立っている。
    映画にも出来そうだけど、とてつもなくお金が掛かるでしょう…ね。
    文庫本での購入だけど、金額以上の中身だった。
    久々の満

    0
    2020年06月05日

    Posted by ブクログ

    北海道の遊郭とタコ部屋の話でした
    遊郭の娼妓の生活、タコ部屋の男たちの生活
    いずれも壮絶で厳しいものでした
    その中で生きる人たちを少しでも感じながら
    読みました
    そんな時代もあったのか
    しかもこの日本で・・・
    娼妓には強さを感じました

    0
    2025年02月13日

    Posted by ブクログ

    2020年、6冊目は、中一冊で蛭田亜紗子。

    就活中の上原沙矢は、束の間の二人旅のために、恋人、宮澤拓真の住む北海道へ旅立つ。しかし、仕事に忙殺される拓真。結局沙矢は、石北本線で単身網走を目指す。途中、廃止が決まった金華駅で下車する沙矢。そこで常紋トンネルの歴史と、かつて網走にあった遊郭に興味を持つ

    0
    2021年03月18日

    Posted by ブクログ

    日々の発言に信頼のおけるフォロワーさんが絶賛していたのと、舞台が北海道だったこともあり、手に取ってみました。

    遊郭、タコ部屋…タコ部屋はなんとなくあったんだろうなぁと想像ついてたけど、遊郭は最近まで北海道にもあったことを、歴史としても知らずにいて、これを機に調べてみたら、実は実家の通りにもあったこ

    0
    2020年10月14日

    Posted by ブクログ

    蛭田亜紗子『凜』講談社文庫。

    何となく『凛』というタイトルに惹かれて購入。最初は裏表紙に紹介されている内容と少し違うかなと思ったのだが、こういう構成なのかと納得。

    上原沙矢の生きる平成から昭和、そして八重子の生きる大正と少しずつ遡り、北の大地で激動の時代を駆け抜けた逞しい女性の物語が描かれる。

    0
    2020年02月17日

    Posted by ブクログ

    ■土工夫と女郎、2人の目を通した苦難の北海道開拓歴史小説。
    ■エロとグロの表現がどぎつい。だが、それくらい著者は資料を読み込んで自分のものにしたのだろう。
    ■平成時代と大正時代、土工夫と女郎、その対比と時代・人物の交錯は面白い。
    ■電車の中で一気に読んだ。読後感...さわやかでない。

    0
    2021年12月11日

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