エンディングドレス

エンディングドレス

夫に先立たれた麻緒、32歳。 自らも死ぬ準備をするため“死に装束を縫う洋裁教室”に通い始める。 20歳の時に気に入っていた服、15歳の頃に憧れていた服、自己紹介代わりの服…。ミステリアスな先生による課題をこなす中で、麻緒の記憶の引き出しが開かれていく。 洋裁を通じてバラバラだった心を手繰り寄せた先に待つものは? 「本当の自分」と「これからの自分」を見つける、胸打つ傑作小説。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

エンディングドレス のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最後に着るもの
    好きなものに囲まれていたい
    どんな表情なんだろう

    死をネガティブではなく
    ポジティブに考えられるのなら
    新しい世界への旅立ちになるのなら
    そんな服を作ってみたいなと思える一冊です

    作ることで
    一歩ずつ広がる主人公の世界が
    死に向かっていたはずなのに
    いつの間にか自分の未来に向かっ

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    大切な人を喪い、
    生きる希望を失った女性 麻緒がある日
    「エンディングドレス」を作る洋裁教室に
    出会うお話。
    その名も“終末の洋裁教室”

    とても素敵なお話だった。
    エンディングドレス=自分の人生最後に着る服
    そして洋裁教室に集まった3人の女性と講師。
    出てくる人物一人一人に背景があって、
    物語があ

    0
    2025年07月31日

    Posted by ブクログ

    先生の出してくれる題がよくて、自分ごとと考えながら一緒にストーリーを追える。
    20歳の時にいちばん気に入ってた服、何だっけと思って、ひまわり柄のワンピースを着てたのを思い出した。
    洋裁、やりたいなって思った。手を動かしてモノを作ることって、気持ちもいい方向に連れて行ってくれると思う。

    0
    2025年07月30日

    Posted by ブクログ

    麻緒が元気のない理由、なんだか不穏な空気のまま始まる。
    そんな時に見つけたエンディングドレスを作りましょうという教室の貼り紙。
    教室では個性豊かな自分より年上の生徒たちと先生。
    毎回出される課題をクリアしながら一つ一つ服を作り上げていくと麻緒の心にも変化が出てくる。

    麻緒が置かれている状況にも心が

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    32歳で夫を亡くした麻緒は、後を追うことを決意する。
    その準備をしている間に、エンディングドレスを作る洋裁講座があることを知り参加することに。

    洋裁講座で小針先生やおばあちゃんずたちと出会い、洋裁を始め、エンディングドレスを作るための課題と向き合い、皆の色々な事情を知るうちに、少しずつ前を向くよう

    0
    2022年02月18日

    Posted by ブクログ

    前向きになれて、個人的には大好きなお話し。定期的に読み返したい。
    「人生は死ぬまでの暇つぶし」というスタンスで生きることもできるけど、やっぱり未来のことを思って、希望を持って生きていくのは素敵で、そういう生き方をしたいと思った。

    0
    2021年02月20日

    Posted by ブクログ

    蛭田亜紗子『エンディングドレス』ポプラ文庫。

    以前読んだ『凛』がなかなか面白かったので、本作も読むことにした。

    人生に絶望し、死ぬことを決意した女性が少しずつ生きることの意義に目覚めていく過程を描いた小説である。前半は内容に深刻さを感じ、途中涙し、読後には爽快感があふれる物語であった。

    誰もが

    0
    2020年06月09日

    Posted by ブクログ

    最後、死ぬときに着たい服はなんですか?

    今の私には思い付かない。そもそもお裁縫が苦手です。
    洋裁を通じて人とかかわり、自分を見つめ直していくというストーリーがとても良かったです。
    心の傷は、時間と人によって癒されていくものなんだなと感じます

    0
    2022年10月11日

    Posted by ブクログ


    若くして夫に先立たれ死の準備をしていた麻緒。
    たまたま手芸店でみつけた死装束を縫う「終末の洋裁教室」に通うようになって、生きる希望や自分を見つめ直し立て直していくストーリー

    表紙が可愛くてジャケ買いしたけど、ずっとタイトルをウェディングドレスって空目してたのはここだけの話……笑

    終末の洋裁教室

    0
    2022年06月18日

    Posted by ブクログ

    主人公は少し苦手なタイプだったけれども、周囲の人たちがすごく魅力的だったし、死装束を繕うことで、生きることを考え直すことになるのだなとしみじみ。
    次々と出される『課題』に自分だったらどんな服と答えるだろうかと考えながら読み進めることもでき、なにかと学びの多い一冊。

    何より帯のコメントが山本文緒さん

    0
    2022年05月16日

エンディングドレス の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ポプラ文庫 日本文学 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す