【感想・ネタバレ】自縄自縛の私のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初はエロいなと。
でも読み進めるうちに、みんながそれぞれ抱える弱さがよかった(・ω・)
私の中にもきっとある。

0
2013年01月31日

Posted by ブクログ

最後の一編、「渡瀬はいい子だよ」を 読み終わって、私は泣き出しそうだった。
それぞれの女の子が抱えた秘密、性癖、がんじがらめになっている彼女たちが蛭田さんのつづる柔らかい眼差しの文章で描かれていて、どれも良かった。

映画は表題作のみと知り、ほかのも観てみたかったなぁと思う。

0
2013年01月13日

Posted by ブクログ

どの話もすごくしっくり魅力的で文章が読みやすくてすきです。
ひとりひとりに大事な譲れないものがあって、それはきっと退屈なものだったり、想像もできないものだったりするんだろうな。

一回くらい縛ってみたくなるような、ちょっと新しい扉でも開いてみたいような、ステキな本でした。

0
2013年01月10日

Posted by ブクログ

すさまじく簡単にまとめると、特殊な性癖を持つ人たちの話、です。
胸がざわざわして、落ち着かなくなる。のに、読むのを止められない。
そこはかとない寂しさが漂っていて、どうしようもなく引き込まれてしまう。
この人の小説はこれからも読みたいと思う。

0
2012年12月09日

Posted by ブクログ

甘美なお話たち。そして全てリンクしている。欲望があるのも、欲望に忠実なのも、自分と向き合えるからこそ。ラストの短編がまたいい。こんな恋愛したかった!

0
2013年03月23日

Posted by ブクログ

著者が、自分と年の近い同じ元広告代理店勤務の女性というところに惹かれてなんとなく購入。(わたしは現役ですが・・・)

フィクションだけど舞台が同じ業界だったりシンパシーはあるもののあくまで舞台設定の話。それより物語の本論は特殊な性癖を持つ人々の孤独と、自分の特殊性を後ろめたく思いながらも心の何処かで露呈されてしまうことを願う自己矛盾。スリリングであると同時に、その危うさにそこはかとなく、抑圧された社会の中で生きる人の強さを感じます。

オムニバス的R18短篇集。でも全然卑猥じゃない。むしろ特殊な嗜好性の向こうに、人の心の奥深くにある寂しさや誰かを求める気持ちの純粋さがあぶり出されるので読み終わったあとはとっても温かい気持ちになります。最後のお話「渡瀬はいい子だよ」が、とっても素敵でした。

0
2014年06月12日

Posted by ブクログ

特殊な性癖だから…と言うワケではなく、誰もが持っている″誰も入れたくない部分″が痛い位あざやかに描かれている。
あとがきの「だれかの孤独や切実な気持ちに寄り添える」が、ピタリと来る物語。
渡瀬の話が特に好き。
各話が微妙につながっているあたりもツボ。

0
2013年02月10日

Posted by ブクログ

きっと誰にも受け入れられない性癖。
それらを自分の心に、頑なにしまって震えている女性たち。
その切実さに胸打たれる6編だ。

SMやラバーやのぞき。
全てが著者の性癖と重なるわけではないと思うが、
ちゃんと書けていることに関心してしまった。
ただそれらの題材はあくまで表層的なものにすぎない。人が生きるために、いかに一見無駄なことが必要であるかを表しているように思える。

「いちばんおいしい状態で食べたい。それは確かに当然の欲求だ。なぜ私はそれを平気で切り捨てているのだろう。自分のルールを死守するために、無駄だと排除していたもの。そのなかにこそ、かけがえのないものが混じっていた気がして、胸がざわめいた」
物語の中の女の子のように、社会ルールに縛られて、自分の心の声を犠牲にしてしまっている人は多いのではないだろうか?
一度、心を解き放ってしまうと、いかに楽なことか。笑
周囲から好奇な目で見られても。

これを読んだら、なんだか女性が今までよりも、愛おしく見えてしまうから不思議だ。

0
2013年02月09日

Posted by ブクログ

 西加奈子著『ふる』(河出文庫)をよんで「なんとなく切なくやるせないのだが、そこはかとなく元気をもらえるお話」とレビューしたが、こちら蛭田亜沙子著『自縄自縛の私』にいたっては「なんとなく切なくやるせないく元気になれないお話し」であった。この小説の内容と著者氏名、蛭田っていうのが意味深であった。元気になれない原因が体のどこかにひっついている、それを剥がさないと元気になれない様な・・・でも、そんな自分が大好きな変態さんのおはなし。

0
2016年07月29日

Posted by ブクログ

初めての作家さんでしたが、すんなり。
人には言えない癖があって、それがうっかりばれてしまう話。

誰にも言えない秘密の時間って、うっとりする。
でもそれって、どことなく自分の殻に閉じこもっているようなもので。いったい何がどうしてそうなってしまったのか、原因を探るべきなのかもしれない。うっとりすることで忘れようとしている何かを、思い出さなければいけないのかも。

0
2016年01月24日

Posted by ブクログ

it's like the fetchism novel. for example, she not the rope for her own. other woman is sperm corrector. men and women, everybody are interested in (^з^)-☆

0
2014年03月21日

Posted by ブクログ

短編集だけど、どれも「自縄自縛の私」がちょっと関わってる。
2話目で挫折しそうになったけど、最後まで読んでよかったと思いました。

0
2013年05月16日

Posted by ブクログ

フェティシズムとは渇望なのだ。
縄、ラバー、ゴミ、使用済みコンドーム…に執着する女性がそれぞれ主人公の連作短編集。
彼女達が求めて止まないもの。フェティッシュのその先にあるのは「自分という存在を理解してくれる人」、ただそれだけであることが切ない。

0
2013年01月14日

Posted by ブクログ

最後の話が一番好き。
R18文学だったって後から知ったんだけど「ふがいない僕は〜」の方がよっぽどR18だと思う(笑)

0
2012年12月31日

「小説」ランキング