寺地はるなのレビュー一覧

  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    子供が犠牲になるので、中々重い話だった。
    バカな大人1人いるだけで、どれだけ周りに迷惑をかけるんだろう。因果応報もなく…お金があるとそれだけで勝ちなのかな。
    最後は被害者が救われて良かった。でも心の傷はずっと消えなさそう。

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    2025年06月19日
  • やわらかい砂のうえ

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    この方の著作はまだ二冊目だけど、今回もめちゃくちゃ色々考えたいテーマがたくさん出てきて感情が忙しかった。

    途中万智子が冬をギリ許せる発言したことで美華から傲慢だと怒られるシーンがあった。
    その人の問題を他人が正しいか正しくないかをジャッジするなんて、というような事を美華は言っていて「たしかにたしかに」と納得したし、判定するなら美華勝利でジャッジするけど、美華が傲慢だと宣告することもまた傲慢だよなぁとも思う。
    自分でも万智子が冬をどう思ってもそれは自由だ、とあとから言ってはいるけど、じゃあなんで万智子に傲慢ジャッジしてんのと思うし。

    この本と関係ないところでこういう矛盾した考えのことは考えた

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    2025年06月16日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    孤独と生きづらさ(でも決して淋しくはない)のお話たち
    すばるの「『会社員の役を演じているつもり』で出勤」は名(迷)言、杉田くんの登場前後で涙、
    やさしさATMに憧れる、必殺技「おなじはなし」「うわのそら」、伸樹くんは素敵

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    2025年06月15日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    一人一人のキャラクターが、本当に人間くさくて魅力的だった。寺地さんの繊細な心情描写と軽快な会話の応酬も遺憾無く発揮されていて、またしても良作だった。紅ちゃんがとっても好き。

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    2025年06月14日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    「もうすぐ十八歳/飛鳥井千砂」
    「ありふれた特別/寺地はるな」
    「二人という旅/雪舟えま」
    「漂泊の道/嶋津輝」
    「祀りの生きもの/高山羽根子」
    「六年目の弔い/町田そのこ」
    冠婚葬祭をテーマにした6話収録の短編集。

    文庫オリジナル&書下ろしが嬉しい。
    著名な作家さん勢揃いで粒ぞろいの作品ばかり。

    お気に入りは寺地はるなさん。
    まんまとミスリードされ、感情が上へ下へと揺さぶられたが読後感は最高。

    嶋津輝さんの作品も味わい深い。

    町田そのこさん、やはり一筋縄では行かない。
    良い話で終わるかと思いきやラストで突き付けられる真相に愕然。

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    2025年06月14日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    複雑な事情がある家族の話と思いながら読んでいたが後半に進むにつれ、自分の家族だって似たようなものかもしれない。とふと我に返る。そもそも、順風満帆で住宅販売のCMに出てくるような理想の家族なんて、本当に存在するのだろうか。

    多様性という言葉が日常的に使われている時代だが、人の個性や悩みって大別すると″多様″ってほどでもないのではないかと思った。自分は他人と違うとか、自分の家族はちょっと変わってるとか、なんとなく自分は他者と違うということがひとつのステータスというか。唯一無二の存在でありたいという人々の潜在意識が生み出した文化であるように思えてくる。

    もう少し引いた視点で世の中を見渡してみると

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    2025年06月14日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地に行こう もそうだけどやっぱり遊園地って特別、テーマパークじゃない遊園地❗️
    やな感じの人物も取り込まれて遊園地の必要な人になって行くのが良かった。

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    2025年06月11日
  • ガラスの海を渡る舟

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    祖父のガラス工房を継いだ兄妹。それぞれの葛藤を乗り越えていく姿に感動した。発達障害を抱える兄の言葉や行動、考え方に胸を突かれる場面が度々あり、人として大切なこと持ってる純粋さが眩しかった。

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    2025年06月08日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    リレー形式で繋がっていく連作短編。

    タイトルが目に留まり手に取ったが
    それよりも「朝が明るいとはかぎらない」の方がよりしっくり。
    うん、病んでるな私。

    だからこの中に出てくる惑う人達にとても共感。
    「グラニュー糖はきらきらひかる」
    「バビルサの船出」が特に沁みた。

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    2025年06月05日
  • わたしの良い子

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    普通という言葉の難しさを改めて感じた。
    自分にとっては普通かもしれないけど、何を基準にしているのか、他人と全く違う価値観かもしれないということを忘れないようにすることが大事かもしれないと思った。

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    2025年05月31日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪北部にある遊園地で働く人々の1週間。持ち場はそれぞれで登場人物は多くメモしていかないとややこしかった。社長がとても尊敬できる女性で、この遊園地で働いてみたいと思った。朝礼では各自、楽しみについてのスピーチをするというアイデアが社長らしい。

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    2025年05月28日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドで働く人々それぞれに物語があって人生色々、辛い事があってもみんなマジカルランドで懸命に働いている、みんな良い人。
    社長が良いと働く人もいい人なんだな〜
    みんな幸せになってほしい

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    2025年05月23日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    ネタバレ

    ☆3.5
    癒やされる本、のような検索をかけて行き着いた作品だったと思う。
    のだが個人的には毒親やらモラハラ夫・妻やらそんな家庭で育った人の歪みの連鎖やらがリアル過ぎてもうグロテスクという単語が浮かぶくらいだった。それくらい生々しくて『癒やしはどこだーーー!!!』と思いながら読み進めた部分も多々あった。
    決定的な虐待とか暴行とか、目に見える放置とか、そういう他人の介入の隙が少しはある(とは言え難しいのが現実だけども)歪み方ではなくて表向き良い親子・良い家庭みたいな有り様の内側で生皮を剥がれたまま生かされているような、中には本人さえそれに気付いていないいわば洗脳状態の中にあるような、そういう人間関

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    2025年05月21日
  • みちづれはいても、ひとり

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    この先、自分が誰かと結婚することなんてあるのかなあ、と思う。生活空間に他人の姿があるというのは、しんどい。男なんて時々会いに来てもらうくらいがちょうどいいんじゃないだろうか。配偶者という存在がしんどいなら、子ども、というのはどれほどのものだろうかと思う。

    それなのに、忘れた。会わなくなって1年もせずに、遠くなった。泣きたいぐらいに好きだった相手を好きでなくなるのは、さびしい。知らないうちに知らない街で迷子になってしまったみたいな、心細い感じがした。

    なんとなく終わってしまったものを忘れるって、ものすごいエネルギーがいることだから。

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    2025年05月21日
  • ほたるいしマジカルランド

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    振り幅は大きくない小説です。
    短編集なんだけど、同じ場所を舞台にしてます。
    可能な限り、現実にいそうな人を設定していると思う。
    まあ、仕事ってそうだよね。とか、人との付き合いって、そうだよねって思うような小説。温かい小説。

    ただ、3人くらいの主人公が良いかも。短編集の登場人物が多過ぎる気がする。

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    2025年05月21日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    ネタバレ

    短編集。最近はノンフィクションやエッセイを読んでいたので、久々の小説復帰。

    全体的に、序盤は閉塞感があるが、終盤は開放感を得られる物語だった。マジョリティから少しはみ出た人たちの日常を描くのが上手い。
    コードネームは保留、夢の女の二編が好みだった。現実逃避するために、自らにコードネームをつけて役を演じようとする女性、日常の憂いから逃れるために秘密のSF小説を書いていた男性。、生きるって奥深いな〜。

    夢の女は、どことなく神様のビオトープに近しい雰囲気を感じることができた。
    また、対岸の叔父では、『川のほとりに立つものは』に通じる表現が散りばめられていた。


    小説復帰したが、何かを得ようと思

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    2025年05月16日
  • ほたるいしマジカルランド

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    遊園地で働けるなんて夢みたいな仕事。だけど、現実は夢みたいなことではないけど、一人一人頑張ってる姿がかっこいい。遊園地は、なくても生きていけるものだけど、あるととってもたのしいところ

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    2025年05月12日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    人間ってやっぱり不思議だなと思う。
    それぞれ相手を羨ましく思う部分があるのに、自分の良さには気づけないものなんだな。
    相手のことを言葉に出して褒めることもせずに、ひっそりと羨ましいと思っているから、本当の想いが伝わることもなく、すれ違ったりする。
    物語の世界だと俯瞰して見ることができるから、なんて歯がゆいんだと思ってしまうけど、こういう「うらやましさ」を言葉にできず、でもなくすこともできずにモヤモヤとしてしまうことってたくさんあるなと思った。

    表面的なことはやっぱり表面でしかなくて、人間の多面的な部分が丁寧に描かれていて面白かった。

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    2025年05月10日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたアンソロジー。幸せなお話が多いかと思いきや、じとっとした暗さを孕んだお話が多い。お気に入りは、死んだ夫の娘が訪ねてくるお話、町田そのこ「六年目の弔い」。

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    2025年05月08日
  • みちづれはいても、ひとり

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    登場人物が少なくシンプルな物語。賃貸に暮らす弓子と楓は隣同士に住む。上手いこといかないことの多い40代の二人は休息を兼ねて旅に出る。お互いの足りないところをカバーしあいながら自由に過ごす。親友でも親子でも夫婦でも二人は一つになれない。ひとりはひとり。

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    2025年05月08日