寺地はるなのレビュー一覧

  • ほたるいしマジカルランド

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    様々なバックボーンを抱えながらほたるいしマジカルランドで働く人々を描いた連作短編集。
    遊園地というキラキラした場所で働きながらも、決して仕事が好きというわけではない登場人物のリアルな心情を描いていてすごく良かった。自分も働くことは好きではないけど自分なりに頑張ろうと思えたし、新年1冊目に読んで正解でした。

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    2025年01月05日
  • 雫

    購入済み

    自分にとっての永遠って

    年末年始で実家に帰ったり、同窓会に出たりしたせいか、出会いについて改めて考えた。
    出会って別れて、選んで選ばれて、その繰り返し。
    それでいいと感じられる瞬間が、これまであっただろうか。これからあるだろうか。
    いつか、またこの本を読み返すと思います。

    #深い

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    2025年01月04日
  • 声の在りか

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    主人公・希和のような気持ちになることあるな、と思いながら読んでいた。
    日々の中で感じる様々なことを、自分の言葉で存分に語ることはとても難しくて、自分の思いを言えなかったり、言っても何かが違うように感じたり、そしてそれによって人とすれ違ってしまったり…希和が作中で抱く思いには、多々共感させられる。
    でも、自分の声を探して、少しずつ変わっていく希和の姿に、私も励まされるような気がした。
    激しさはないけれど、静かに心に伝わってくるよい読後感でした。

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    2024年12月30日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

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    こんぺいとうの角って、24個あるんだなーと今さらですが知りました。

    知っている作家たちが描いて紡いでいくストーリー、私はとてもほんわかして好きでした。

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    2024年12月25日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    そういえば前にも読んだなぁと思いつつ文庫版を買ったので読んだ。大事なことを、解説を読んで初めてそういう意味だったのかと気づいて、なんて浅い読書だったのかと自分にがっかり。でも、あのときはそういう読み方で精一杯だったのかも。
    解説を読みたいから文庫版、もありかもと思えました。

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    2024年12月15日
  • わたしの良い子

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    "良い子"にならないといけない
    それは親にとって、学校にとって、世の中にとってなのか?そもそも良い子ってなんだろう?と考えさせられた。みんなと同じ(普通)を求められるのは子供だけじゃなくて大人になっても続く。

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    2024年12月12日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    暗いお話…
    失踪した弟を探す兄も暗いし、
    母親も嫌な感じ…
    登場人物もみんな変わってる感じ…

    だけど、わたしはこの小説嫌いじゃなかったな。

    不思議な主人公をめぐって、
    いろんな人出てきたけど、
    現実離れしてるような、かといって、失踪とか、意外とよくある話のような気もするし。

    だけど、わたしの周りでは起きませんように…

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    2024年12月05日
  • わたしの良い子

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    妹の息子を育てる椿をめぐる物語。椿の恋人、妹の息子朔らとの関わりが、何かひっかかるところ、そんなに割り切れたらいいのにと思うところがあって、シンクロできない感が強い。それなのに、なぜかうらやましいと思ってしまう。普通とは、標準とは、そんなに型にはめることはできないんじゃないかと考えさせられる。

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    2024年12月02日
  • 声の在りか

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    自分が違和感を抱いたことや、考えたことに対して、あいまいに流さず、自分と向き合った上で言葉を紡ぐこと。

    波風を立てないことを優先して、いつの間にか自分の言葉を口にできないと気付く希和。
    彼女が働き始めた民間の学童保育で働く要とその姉の、自分の考えに真摯に向き合い、自然に言葉を紡いでいく姿に、少しずつ声をあげていけるようになる。
    自分の思いをしがらみなく言葉にして、相手に伝えることで、お互いの誤解が溶けることもある。
    人間同士である以上、100%お互いを理解することは難しいが、実直に言葉を重ねていきたい。それが、自分自身で腹落ちして生きていくことにもつながると思う。

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    2024年11月26日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    祖母の‘自分以外の人間のために生きたらだめ’
    っていう言葉とか
    自分の物差しで他の人を測ったらだめとか
    ちょっと日々の生活の中で あっって思うようなことが 多々あり
    静かに気持ちの中に落ちてくる

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    2024年11月24日
  • わたしの良い子

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    自分の妹の子供を育てる事になった姉のお話。
    丁寧に主人公の気持ちが書かれていて読んでいる時間は静かに進みます。
    自分の気持ちにその都度向き合う事をしている主人公に惹かれていきます。
    何か劇的な事が起こるわけでもないですが、主人公のような人が近くにいてくれたら自分は受け入れてもらえている安心感があるのだろうなと思えるような人柄に好感が持てました。

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    2024年11月18日
  • わたしたちに翼はいらない

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    同じ地方都市に生まれ育ち、それぞれに鬱屈した思いを抱えるアラサーの男女3人をめぐる小説。
    自分は子どもの頃にいじめられたりしていたわけではないが、学校の主流層からは外れたポジションにいたので、朱音や園田の思いや考えにはわかるところがあった。一方、莉子は、かわいそうなところはあるが、自己中心的思考に思えてあまり共感できなかった。また、莉子の夫でクラスの「王様」だった中原大樹はまったく関わり合いたくないタイプの人間だと感じた。地方都市に生きる20代~30代の人間を、そのどす黒い内面も含めて、よく描けていると思う。
    本書のタイトルにも表れているが、第三者からのいっけん前向きなアドバイスが本人にとって

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    2024年11月14日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    あなたは、こんな思いに囚われたことはないでしょうか?

     『どうしてわたしはあの子じゃないんだろう、っていつも誰かをうらやましがってた』。

    人は自分を誰かと比較しがちです。それは、繊細な感情に満たされた青春時代はより顕著だと思います。『女の人は常に容姿を評価される。十四年の人生で学んだことのひとつだ』というように、そのひとつが容姿だと思います。これは否定できない現実です。

    しかし、そんな現実を変えることなどできはしません。人はそれぞれに与えられた前提の下に、それぞれの人生を生きていく他ありません。とは言え、他人を羨む感情の落とし所はそう簡単に見つかるものでもないでしょう。複雑な思いを抱きつ

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    2024年11月13日
  • わたしたちに翼はいらない

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    学生時代のカーストのことや陽キャ、陰キャの会話がすごくあるあるで共感できた。
    登場人物がそれぞれ個性があって、私は莉子がすごく好きでした。
    いい大人で母親なのにいつまでも少女のように何もかも自分中心な思考が見ていてある意味潔いし、あぁ自分にもこういう部分あるなぁと考えさせられました。
    ママ友が絡む話が好きな私はとても好きな作品でした。

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    2024年11月10日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    小学生の山吹の家庭は変。空想の世界に生きる母、それに目を向けず愛人の元に逃げる父、思いつきで動く適当な祖父、そのなかではまともな祖母、全てに嫌気がさし家から出たい姉。

    なかなかヘビーな話かもと思ったけど、意外と山吹が成績がめちゃくちゃ悪かったり、山吹の友人錬司がいい奴だったりすることで、重苦しい雰囲気にならず読み進めれた。

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    2024年11月09日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    嶋津輝「漂泊の道」
    葬式の時にしか会わない遠い親戚との話。自分の母親の兄の奥さんの妹の娘、遠すぎてものすごく考えた…その親戚、カナさんと4回顔を合わせ、その後、父親の後妻になっていた、そんな複雑でもあり得そうな話。何度登場してもカナさんはステキで、自分に対してもハッキリ物申す人で憧れていたのに、いつか違う感情を抱くようになっていた。薄く長いスパンの付き合いの親戚ならではの動きのあるストーリーだと思った。

    町田そのこ「六年目の弔い」
    哀しみを共有してくれる人がいて必要と思えば手を差し出し触れ合える、それがありがたかった
    というところ、が身にしみる。
    亡くなった人は、思い出の中でしか生きられない

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    2024年11月06日
  • ほたるいしマジカルランド

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    大阪にある某テーマパーク(ひら◯たパーク)をテーマにして描かれた作品、という触れ込みに惹かれて購入。
     
    テーマパークで働く様々な人が主人公のお話。
    この人はどんな物語を過ごすんだろう…と続きが気になってスイスイ読んでしまいました。
     
    読み終わった時、何故か無性にメリーゴーランドに乗りたくなりました(笑)

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    2024年10月29日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    自分として生きる苦しみや楽しみを教えてくれるような一冊でした。田舎特有の息のしづらさや、30代を迎えるまでに誰もが経験するであろう感情の揺れが丁寧に表現されていて、毒にも薬にもなるような不思議な本だと思いました。自分が自分であることに苦しみながら、どうにかこうにかみんな大人をやっているだけなのかもしれないと感じました。

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    2024年10月27日
  • みちづれはいても、ひとり

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    ポンコツ夫と別居中、職探し中の39歳弓子と独身、休職中の41歳楓が主人公。
    ひょんなことから、弓子の逃げた夫を探しに島へ渡る物語。
    人生観、普通とは何ぞやという価値観の描き方が寺地さんは絶妙。島にいたシズがサイコパスなのは初めからなんとなく分かっていたが、あそこまで暴挙に出るとは思わなかった。
    うまくいかず、行き場のない思いを抱える2人だが、最後にはやはり、前向きな気持ちになっている終わり方が素敵。

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    2024年10月26日
  • ほたるいしマジカルランド

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    ほたるいしマジカルランドはひらパー、社長はアパホテルの社長のイメージを頭に浮かべながら読んだ。
    1週間日替わりで、主人公となる従業員が変わっていく。寺地さん、ちょっと影がある普通の人を書くのがやっぱり上手いなと思う。
    楽しい遊園地が舞台だけど、読んでいる間は遊園地自体に気を取られることなく、「人」に意識が向いていた。働く人の目線で描かれ、あくまでそこは職場という風に映っていたからかな。
    こういうバックヤード側からの見せ方が面白いなと思った。
    登場人物それぞれの日常や心の内を、ちょっと覗き見したような気分。
    そこで働く人のタイプはバラバラなんだけど、気がついたらみんな一生懸命仕事をしているし、同

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    2024年10月21日