寺地はるなのレビュー一覧

  • ガラスの海を渡る舟

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    分かり合えない家族や兄弟のわだかまりがあった。
    自分の偏見で決めつけてはいけないのだと改めて感じた。
    兄弟の絆に感動した。

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    2026年01月27日
  • いつか月夜

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    それぞれにモヤモヤを抱えたひとたちの深夜のお散歩。気持ちの良い季節に、夜に外を歩くのは私も好きだけど、それとはまた違う意味を持つ散歩。予想外にだんだんメンバーが増えて、一緒になって歩くけど、最後にはみんなが自分の世界で一歩踏み出して、またそれぞれの道に戻っていく。寂しさもあるけど、前に進むために絶対に必要な時間だったと思えて、最後には優しい気持ちが残る。
    他人のあれこれを勝手に想像して自分のエンタメとして消費すること、自分も簡単にやってしまいがちなので気を付けよう。。お散歩メンバーの中では管理人の松江さんが好きだった!

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    2026年01月26日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    世の中大きく変わることなんてそうそうない。
    非日常は1週間で日常に変わる。

    それでも今に疲れた時、人は足掻く。
    どうせ変わらないと思っていても足掻くしかない。

    そんな日々に起こる小さな事件。

    少しだけ1歩踏み出す勇気をくれる本でした。

    短編集にに、物語が繋がっていく感じがとても面白くスラスラ読めました

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    2026年01月26日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    居なくなった弟は色んな顔を持っている。

    私も人によってきっとキャラが少し違う。
    そんな共通点から気になり読んでみた。

    所詮親も人。
    自己都合で生きてしまうものなのかもしれないと思うと自分が親になるのが怖くなった。

    事勿れ主義は言わば自分を振りにさせない自己防衛だからこそ、誰も救わない。自分すらも救いはしない。
    そんな当たり前のことに気づかされるお話でした。

    子供は親の道具ではない。
    そんなのわかってる。
    でも、気が付けば自分の為に動かし、自分に都合いい形の教育を強いてるのかもしれない。

    貴方の為に言っている。
    私はこの言葉が大嫌い。
    この言葉を使う人で
    本気で私の心配をしている人はい

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    2026年01月26日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    寺西さんの作品にはいつも自分を見つめ直させられる
    親たちに腹が立つ、世の中こんな親ばかりなんだと思うと怖ろしいし、子を持つ親として自分は正しかったのか悩んでしまった

    自分はどんな人間なのか
    他人からはどのような人間だと思われているんだろうな

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    2026年01月25日
  • 雫

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    ジュエリーデザイナーの永瀬珠、地金職人の木下しずく、ジュエリータカミネの社長高峰能見、かに印刷にいる森侑、4人は中学の同級生だった。
    4人は中学の卒業制作で一緒に雫をテーマにレリーフを作成する。雨の雫が川となり、海に流れ、やがて空へのぼっていく、その繰り返しが永遠を意味する。
    中学のとき、ふと考えた永遠ってなんだろう、との問いかけに、わたしは、ずっと笑顔のなかにいた、と気がつく。変化しながらゆるやかに繰り返し、続いていく事を永遠とよぶのだから。
    終わることも、変わっていくことも、離れることも、何ひとつ悲しいことではない。

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    2026年01月24日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    最近読んでた寺地はるなさんは結構重ためだったので、
    恋愛絡みで爽やかに読めてよかった。
    居場所の作り方と、食事はなぜ大切なのかを学べる話。シンプルに元気が出る。
    食べることに興味がない私にとっては、なるほど〜って感じだった。
    最後、たたみかけるように皆の心のうちや事情がさらされるの、どんでん返しというか伏線回収というか。あっさりしすぎてもっとネッチョリやればいいのに、と思うけど、これがいい塩梅なんだろう。

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    2026年01月26日
  • こまどりたちが歌うなら

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    大丈夫?って聞かれたら、大丈夫って答えるしかない。そうだよなぁ。職場でならなおさら。反対に、君は強いねって、羨ましいなって、必死で立っているときに言われたら、小さな傷を増やしながら笑って過ごす自分がきっといるんだろう。茉子の考え方や行動に、自分と近いものを感じてなんだか少し居た堪れない気持ちになった。自分にとっては簡単なことが他人にとっては難しいし、考え方は人それぞれ。よく言うけど改めて考えるときちんとわかってはいないのかもなぁ。こまどりの鳴き声、調べてみよう。

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    2026年01月25日
  • リボンちゃん

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    物語のその先を読者に委ねられたような終わり方が印象的で、読み終えてからも自然と想像が広がっていった。

    リボンちゃんのマイペースさは、ただののんびりではなく、自分の軸をちゃんと持っているからこそのもの。
    だからこそ、彼女と周囲の人とのやりとりが心地よく感じられた。

    「焦らなくていいのかもしれない」
    そんなふうに、そっと背中をなでられるような一冊だった。

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    2026年01月23日
  • こまどりたちが歌うなら

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    ネタバレ

    人間関係に疲れて退職した茉子が、親戚の社長に誘われ、経営する小さな和菓子会社「吉成製菓」に転職する。会社にはパワハラやサービス残業などの理不尽な社内ルールが存在し、その改善を目指す中で、茉子と同僚たちも変化し、働くことや生きることを見出していく。グラデーションをつけてゆっくり変化していく様子は会社が積み重ねた古き悪しき伝統の歴史の長さを感じられた。おいしそうな和菓子がたくさん出てくるが、内容自体は甘すぎない分、「吉成製菓」の和菓子と相性が良さそう。

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    2026年01月21日
  • ナモナキ生活はつづく

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    数年前に寺地はるなさんのお話を聞く機会があった。その時、自然体な方だなという印象を持ったのだけど、このエッセイもそのまんま。
    飾ることなく、日々の何気ない日常が綴られていて、さらに親近感を持ってしまった。
    私もそうだけど、人は歳を重ねるごとに周りの目が気にならなくなって、自然体でいられるのかも。
    人を不快にしないように節度は守りつつ、無駄に取り繕ったりしないところがいいなと思った。
    家事のやる気がおきない話は、ただただ共感。
    私もやる気が出ない時は「エネルギッシュ敏子さん」を呼ぼう。

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    2026年01月21日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    何かのきっかけで普通の家族が一瞬で崩壊してしまう、そんな家族の物語
    大人は自分勝手に逃げることができるけど子どもはそうはいかない、
    何かあると被害を受けるのはいつも子供だ、子供は逃げ場がないからそこに留まるしかない、そんな環境に順応するために嘘をついて生きていくしかなかった山吹は辛かったと思う。紅もそう、長い時間をかけて最後にはやっと家族がスタート出来た気がする

    どこにでもありそうな話を深く印象に残るように描く寺地さんの作品が好きです。

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    2026年01月18日
  • わたしの良い子

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    気にする人の気持ちはわからないが、わからないからこそ、ないがしろにしてはいけない。
    責任を果たす、って具体的にどうやるの。
    他人の思う正解に添うようにわたしは生きてかなきゃならないのかな。
    いっぺんに考えるからだよ。いっぺんに考えたら、誰だって、どんな内容だって、混乱するよ。
    自分が納得できる理由がある場合はわたしも言葉を尽くして説得するが、「なんとなくそういうことになっているから」という理由で強制することはできない。
    自分でもなにがどう嫌なのか、はっきりわかってないのかもしれない。
    生きていくって、すっきり、きっぱり解決しない物事と、うまくつきあっていくことなんだろう。
    思ったことをぜんぶ言

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    2026年01月20日
  • 雫

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    ジュエリー会社で地道に働く職人とデザイナー、上手く生きられない人たちのもどかしさを年代を遡っていく。胸に留めておきたい言葉が幾つかあった。

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    2026年01月18日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

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    映画を観てから拝読。
    やはり2時間程で寺地はるなの人々の機微を表現しきるには限界があったと思うくらい原作は深みある小説だった。
    それでも人物のイメージはかなり近く、特に紅と頼は良いキャストだったんだなと。
    嘘と架空。
    嘘で傷つけられる人と架空に救われる人。
    人生に物語が必要である事を書いた小説。

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    2026年01月18日
  • こまどりたちが歌うなら

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    1人の働く人間として、とても考えさせられる話だった。他者との関わりの中で、どうしても様々な顔を持たないといけないことがある。そんな中で一環とした態度を貫き、自分の思いを伝える主人公には、凄いなと思いつつ、生きづらさは多少なりとも感じた。見て見ぬふりをする方が生きやすいのでは?と思う亀田の気持ちは分かる。
    数ヶ月前前例のないことと向き合う時があり、もしかしたら未来の誰かの役に立ったのかな?と感じた。この件のお陰で、自分の立場が危ういのだが、他人の反応や期待は置いておいて、自分で自分を認めて過ごしていこうかなと思いました。

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    2026年01月15日
  • 雫

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    中学の同級生4人が卒業制作で出会った「雫」をモチーフに、30年間の人生の「終わり」から「はじまり」へと時間を遡り、物や人とのつながり、そして再生を描く感動のヒューマンドラマです。人生のままならなさや不器用さに寄り添いながら、ジュエリーのリフォームを通して「永遠」の意味を探求し、新たな一歩を踏み出す大人たちの姿を描いた作品です

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    2026年01月14日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    久しぶりに寺地はるなさんの本を読みました。途中はそれぞれの人の行動や言動が何でかな何でかなと思うところがあるけど、読み進めていくと、気持ちがわかってきて、共感できます。面白かった。元気出た。ちゃんとしたご飯食べたくなった。人とちゃんと話したくなった。仕事頑張りたくなった。失敗してもすすめそう。

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    2026年01月13日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    九州のド田舎で暮らす人たちと、そこを去った人たちが織りなす、さまざまな涙の物語。

    古い価値観と新しい価値観。みんなその狭間で戸惑ったり迷ったり、あるいは吹っ切れたり切り拓いたりしている。どの時代にも価値観の移り変わりはあっただろうが、最近はそのスピードが速くなっている気がする。

    男は泣くな、女は黙ってろ…いまだにそんなこと本気で言う人がいるんですか?と笑いたくなるが、山あいにある田舎が舞台の本作ではよく登場する。
    そんな時代遅れの人の考えには全く共感できないと感じる場面がたくさんあった。あったはずなのに、読んでいるうちに彼らと同じ感情に陥って、一緒に涙したくなるから寺地さんの作品は不思議だ

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    2026年01月10日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    表紙に惹かれて買いました。
    着ぐるみが盗まれた!って、あんな大きな物を?と思ったのだけど、ところどころ活躍するあかつきんと、なぜあかつきんは盗まれたのか?という人の気持ちと、ささやかなことで日々は続いていて、
    私とか私の横の人とかの話が、暗く、時にほっこりとしつつ、しみじみと続いていきます。

    ミステリーなのかな?と思って読んだので、ちょっとだけ違ったなぁって思いました。

    どんな人の人生にも波があって、ストーリーがあるんだよって、そんな感じの作品。
    深いです。

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    2026年01月10日