寺地はるなのレビュー一覧

  • ナモナキ生活はつづく

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    ユーモアがあって息抜きにちょうどいいエッセイ。
    本当どうでもいいような話もあるんだけど、時々出てくるエピソードのなかで、著者はうまくできなくてもいいんだよと自分ごと肯定する。
    顔を知らなくても、どこにいるか知らなくても、あなたがどこかにいることは知ってるよ、と言ってくれているような気がした。

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    2026年05月31日
  • ほたるいしマジカルランド

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     好きな物語の感じだったが、全部理解できなかった。
     「自分のことは自分では見えにくい」。という一文は、今日飲んだ尊敬する先輩にも言われて改めて感じた。
     30年近く生きても、新しいことに出会うし、新たな感情にも会う。
     解説も素敵だった。「この世界のどこにも、「普通」の人なんていない。」ほんとにその通りだと思う。
     自分の人生を精一杯に行きたいと思った

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    2026年05月30日
  • 雨夜の星たち

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    解説では「生きづらい」と表現されていたけどちょっと違うような
    本人はそんなこと気にしていなさそうだけど、そこを除けば、私に似ているので共感してしまうところが多かった

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    2026年05月30日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    よかったです。
    誰しもが人生で感じたことがあるであろうモヤモヤを言語化してくれているような物語でした。
    最後にほんのり心が温かくなる短編集です。

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    2026年05月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    平日の夜読み始めて面白くて一気読みだった。
    楽しいことはあまり書いてないのに、読みやすくサラサラ読める。仕事でこういう層の人たちを見るが、なぜ抜け出そうとしないのかと思うが、そこまで行くのにもエネルギーがいるし、考えないほうが楽だからだろうなと感じた

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    2026年05月29日
  • やわらかい砂のうえ

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    めんどくさい女を無理やり型にはめるか、めんどくさいで突き抜けるか、どっちかに進めていかれたら嫌な感じだ、と思ってたらどっちでもなくて、おやおや悪くないじゃないか、という着地点でほっとしている。

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    2026年05月27日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    今の自分は、過去にあった良いことも悪いこともひっくるめて通ってきた先にある。

    碧さんのように自分に素直に生きてる人は素敵だな。

    そしてハチミツを使ったお料理、想像しただけでどれも美味しそう。

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    2026年05月27日
  • リボンちゃん

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    リボンちゃんの像が定まるような定まらないような感じだった。お母さんのエピソードが優しく、また贈り物の下着など、表に出るものじゃないけど、身につけることが心に元気をくれる感じ、わかるなあと思った。

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    2026年05月25日
  • 川のほとりに立つ者は

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    ネタバレ

    私は小さい頃から、思いやりを大切にしなさいとよく言われて育ってきました。

    なのに清瀬になったつもりでこの本の中で人生を生きていたら、ここは腹立つなぁとか障害を知った途端に、見る目が変わる部分があることを私も知ってしまいました。

    寄り添うことは得意なはずだけど、実際しっかりただただその人と向き合ってちゃんと話して理解出来ているのだろうか?と思いました。

    ただの薄っぺらい思いやりじゃなくて、その人自身をしっかり見ていこうと思いました。

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    2026年05月24日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    2人の合わない兄妹がそれぞれ苦悩を抱えてガラス工房とお互いと向き合っていく。道と羽衣子の
    それぞれの視点で物語が進んで行くのが良かった。
    舞台となった空掘商店街のガラス工房も見てみたい。

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    2026年05月24日
  • 川のほとりに立つ者は

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    目に見えてるものだけが全てじゃない一方で目に見えてるものだけで判断しないといけないという葛藤を感じた。難しい

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    2026年05月23日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    ネタバレ

    前向きで純粋な碧ちゃんに元気を貰った。
    蜜場が荒らされて蜜蜂が女王蜂を守ろうとして
    死んでいるところは切なかった。

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    2026年05月22日
  • こまどりたちが歌うなら

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    ネタバレ

    茉子は反論をすぐに出せる反射をもっているからこそ、周りには冷酷で反感を買うことが多い。(私は茉子のことが嫌だなと思った。もしかしたら私の欠点に似ているからかもしれない。正論を正しく言うことが良い訳じゃない)

    玉置さんと江島さんは、パワハラと部下に見えるが、玉置さんは営業に向いてないと分かっていて、江島さんは家族の問題やバックグラウンドの自己承認についての悩みを抱えている。

    亀田さんは仕事ができて、周りの気持ちを察せられるからこそ意見を飲み込むようになってしまった。

    こまどりの「ここにいる」と主張する姿のように、みんな意見を我慢してはいけない、でも勝手に決めつけて言い過ぎるのも違う。登場人物みんな人間臭くて泥臭くて、でもみんなのことが少し好きになれるような物語。こう返されるだろうと思って話しかけるのは良くないという言葉は自分にも当てはまり、気をつけたいと思った。

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    2026年05月22日
  • 白ゆき紅ばら

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    ネタバレ

    この方の本を読むのは初めてになります。
    みんな基本はやっぱり自分がかわいくて、かわいそうで、必要とされたい。存在意義を見出したい。

    生活環境が安定してれば視野も広がり自分で処理できるし、自分のことを自分で幸せにしてあげられる自立した人と認識してもらえる。けれどその土壌が不安定になると隠すべき感情が露呈してしまう。人を使って満たされない穴を埋めようとしてひとりで気持ちよくなってしまう。
    やらない善よりやる偽善という言葉があるしわりとその考え方に同意なのだが、そもそも人が人に善を与える(助ける)シーンにおいては立場の差が生じている。何かしらの理由でそれができないからできる人が手助けする。そこに可哀想だからわたしがやってあげなきゃとか純度100%の善意が乗ったりもする。難しい。心に一瞬の哀れみを抱くこともなく全行動をできるかと言われると難しい。でも、それを利用してその人の天井を決めつけるのは全くもって違う。人だって毎日の積み重ねで成長するし科学も発展する、昨日できなかったことを明日もできないとこちら側が決めつけていいことではないし、過剰に手助けしていいわけでもない。互いに意思の尊重をされるべきだ。

    終わり方が王子様に助けられくっつきハッピーエンドではなく、女性同士の恋愛でも綺麗な友情でもない未来に向かって並走していく感じなのも素敵だった。
    (ちなみに凪良ゆうさんという作家さんが大好きなのですが、それと似た空気感をこの本には感じました。他の本を目当てに書店に行きましたが、ふとこちらの表紙と帯が目に入って購入してよかったです。)

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    2026年05月21日
  • ガラスの海を渡る舟

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    発達障害と思われる兄の道とその妹の羽衣子、そして親や親類との関わり合い、ガラス工房を訪れる人々との交流が細やかに描かれ、読み終えてじんわり沁みるような小説だった。

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    2026年05月20日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私は、物語の進むスピード感が好きだった。
    無駄にダラダラとしてなく、展開が速すぎるわけでもなく丁度良かった!
    最初は希望のいろんな一面がもっと極端なものだと思っていたけど、現実にもこんな人いるんだろうなぁとミステリーというよりヒューマンドラマのような感じ。誠実が希望に対して最終的に兄として向き合って関わったような家族の絆みたいなのが感じとれて好きな物語だった!

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    2026年05月18日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ネタバレ

    羽衣子にはなかなか共感できずにいたが、砂村かいりさんの解説を読んで、少し理解できたような気がした。
    『普通』という言葉はよく使うけれど、それは『正しくて優れているもの』なのだろうか。

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    2026年05月18日
  • 水を縫う

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    かわいいに対する登場人物の価値観と、家族に対するそれぞれの想いが、時にすれ違い、時に交差しながら、美しく繊細な刺繍のように、しあわせが確かな形になっていく素敵な物語だった。性被害の経験や、女性を守ると見せかけて抑圧してきた時代に生きた葛藤が描かれていたり、ちょっと暗い部分もあったけど、最後にはその霧が晴れたような、女性の輝きが描かれていて、本当に美しかった。
    個人的には、祖母の、年齢やこれまでの女性はこうあるべきという価値観といったしがらみを取っ払って、自分の好きなことに飛び込んでいく姿が印象的だった。

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    2026年05月18日
  • 水を縫う

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    ネタバレ

    読後感がやさしくて、やわらかくてガーゼ生地のようだった。なんて気持ちのいい小説なのか。
    自分も刺繍をするので、男子高校生が刺繍する話かぁ、と数ページ読んでから暫く放置。
    再開したのはしばらく後だったが、単なる学生ものではないのに気づき、一気に読み終わった。

    登場人物はみな、誰もにありがちな傷つきをうまく越えられずにもっており、そして少しずつ不器用だ。
    それが各話ごとに解されていく。
    人生に対して、押し付けられる様々な不自由さ。
    それを、1家族とその周辺人物で、入れ代わり立ち代わり綴られていく。
    そこには相性の良し悪し、すれちがい、気まずさ、願い、現実にありがちなひっかかる言葉たち。
    どこか生々しい傷付きを、どう超えていくか。

    最後に姉のドレスとして仕上がっていく美しさを見守る心地良さがある。
    ああよかったなぁ、という黒田さんよりもっと遠い第三者(読者)の気持ちで終えていくのが不思議だ。

    どこか苦しい気がした時に読んだせいか、少し楽になった。登場人物の大人にそれぞれ愛がある話でもあり、安心して読める点も大きい。
    読後、蛇口からでる水の流れが気にかかる余韻がある。

    最後に。
    実物のドレス見たくなりました。
    ガーゼのドレスってどんなの!?清澄の刺繍がみたい〜〜〜!!!!

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    2026年05月17日
  • 水を縫う

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    夢中になれることは仕事に結びつけるのは難しかった私。友達に、でもさ夢中になれることがあっていいやんと言われてる今日この頃。読書も夢中になれること。そんな風に思いながら読み進んだ。この本。。
    清らかな水とは流れ続ける水である。いい‼️このフレーズ好き!
    と、夢中になれることが見いだせなくてなんともかたくなに生きている母と姉。夢中になれることははたから見ておかしいんじゃないのと言われる弟。見守る祖母、二人目の父黒田さん(この人いいわ(笑)この人でお話書いて欲しい)
    登場人物たちそれぞれのお話が繋がって進んでいく。だんだん淀んだ水が流れ出して清らかに澄んでいく感じで読後すっきり。
    そうかドレスが完成していく過程はまさにタイトル通りに「水を縫う」なんだと、気づくのが超遅い私だけど、読書楽しい~

    そういや読書だけは「やめとき」ていわれんかった




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    2026年05月17日