寺地はるなのレビュー一覧

  • 夜が暗いとはかぎらない

    Posted by ブクログ

    とある町にある、あかつきマーケットを舞台としたお話で、あかつきマーケットのキャラクターのあかつきんが疾走した事により、物語が進んでいく。

    名前を覚えるのが苦手なわたしはオーバーヒート起こすくらい沢山の人物と名前が出てきて大変でした笑

    とは言っても、短編があかつきマーケット、ちらつくあかつきんが関わりながらも、その人の人生が描かれていて良かったです。

    そんな長く色んな人の傍にあって、見守り続けてきたあかつきマーケット。
    沢山の思い出や色んな時間が詰まってるなぁと。

    素敵な言葉が

    死んだ人間は、天国にもどこにも行かん。死んだら小さい、たくさんのかけらになって散らばって、たくさんの人間に吸

    0
    2025年11月19日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    寺地はるなさんの本は20冊目。
    思ったより読んでいた…。
    作品の中でも分厚めな本作。

    序盤では、このおじいさんのこと…どうしよう…好きになれるかなと不安がよぎりました。
    でも読み進めるうちになんかそういうことじゃないかも、となんか溶けていった。

    今の令和の時代から言うと価値観が古い固まったおじいさんと思ってしまうけど、現代の価値観に固執する側は、あるべき価値観を固めすぎているのでは?とちょっと気付きでした。
    単純な実は悪な人が見えないところで良いことしてたとか、そういう構図の話ではなく。
    詰まるところ全てにおいて対話が必要なのではと思いました。
    最近は某氷上の師弟アニメにどハマりしている日

    0
    2025年11月16日
  • 雨夜の星たち

    Posted by ブクログ

    Audibleと、積ん読本の併用(笑)
    お見舞い、病院付き添い代行。
    こんな仕事いるよな。このお話はコロナ禍だったりするから尚更。


    「他人に感情移入しない」と言われる主人公。最初、正直羨ましかった。
    それは移入してくる人が苦手だから、なのに移入もしてしまう自身も嫌だから。
    基本、本当に人なんて解らない。自身ですら理解不能なときあるのに。だから移入しても、移入されてもね。。。

    最初から星崎くんが気になってしょうがなかった。最後の方でホッとした。

    母親との付き合い方には、ん?だったり、そんなんじゃね〜とか思ったし、お姉さんが最後の方で吐露したこともわかるようなわからないような(笑)

    傘み

    0
    2025年11月16日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    家族から疎まれる偏屈な祖父と同居することになったお話。

    こういうハートフルな話って個人的には正直そこまでお話として面白くはなかったりという印象を持つことが多いんですが思ったよりも楽しめました。なんだろうな?主な登場人物たち、義景桐矢をはじめとした小山田家まわり、がみんな善人でもあるけどあまり好きになれない要素もそれぞれ併せ持ってるあたりがただぬるい話じゃないというように思えたのかもしれない。

    0
    2025年11月14日
  • こまどりたちが歌うなら

    Posted by ブクログ

    和菓子屋さんの甘くかわいいイメージとはちょっと違い苦味が走る。親子経営、サービス残業、パワハラ、モラハラ諸々など正直、親戚でもこんな会社で働くのは嫌だししんどいと思う。見て見ぬ振りも辛いものだと思うし標的にされたらなお辛い。意外と亀田さんは好きだけど、扱いづらい人ばっかりなところに善哉がいい人過ぎて感動すら覚える。茉子の母の言葉にハッとさせられるものが多く、確かに本を千冊読んだからといって感性や想像力や論理観や知識が蓄えられるわけではなく何の自慢にもならないな…と思えた。茉子が前例になったのが感慨深く、和菓子が美味しそうで食べたくなった。

    0
    2025年11月13日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

    Posted by ブクログ

    物語全体に、どんよりと暗く重たい空気感が漂う。それでも何か光はあるのか、次はどうなるのかと、どんどん読み進められた。登場人物それぞれの心情が丁寧に描かれていて、感情移入しやすかった。他人の評価や価値観と、自分の価値観は当たり前に違っていて、その違いを認識しながらも、不器用にしか生きられない主人公たちを見ていると、人生ってなかなか上手くいかないことも多いよなぁと感じた。もう少し自分に優しく、過去も許しながら、心の隙を作って穏やかに生きることができたら、また違った未来も描けるのかなぁと考えさせられた。

    0
    2025年11月11日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この本を読んで、まず心に残ったのは
    「誰かと一緒にご飯食べて楽しかったとか美味しかったとか、そういう記意ってずっと残るから、食べてもなくならないよ。記憶が残るなら、それはご飯も残ってるってことだよ。という言葉。
    気づかないうちに “なくなること” を惜しんでいたけど、なくなるのは形だけで、感じたあたたかさは残り続ける。それに気づけた瞬間、日々の食事にも少しだけやさしい光が差した気がしました。

    もう一つ深く刺さったのが
    「自分の居場所があらかじめ用意されてる人なんていないから。いるように見えたとしたら、それはきっとその人が自分の居場所を手に入れた経緯なり何なりを、見てないだけ」という言葉。

    0
    2025年11月10日
  • こまどりたちが歌うなら

    Posted by ブクログ

    仕事への向き合い方や、昔との価値観の違いを考えさせられたが、やっぱり寺地さんの小説は安心して読めて、優しい感じがあるので好きだ

    0
    2025年11月05日
  • こまどりたちが歌うなら

    Posted by ブクログ

    古い大勢のブラック企業の体制に立ち向かう勇ましい女子と言うありきたりな物語と思いきや、意外な内容と一見勇ましく正しくみえる主人公の迷いに、すごく共感覚えた。
    「大丈夫って聞く時は、相手の返事はあんまり信用したらあかんし、大丈夫って答える時はほんまに大丈夫な時だけにせなあかんらしいです」

    0
    2025年11月04日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    83歳の祖父は絵に描いたような男尊女卑、高圧的で頑固で粗暴で、不器用。
    そんな祖父を苦手に思う25歳の孫 桐矢は潔癖気味、神経質で優柔不断、そして不器用。
    性格も価値観も全く異なる二人の同居生活が始まる。

    初っ端の祖父 義景さんの登場があまりにも強烈すぎてダメージを食らい心折れそうになったけど、戦中から戦後と激動の昭和を生き抜いてきた背景を知ると印象が変わった。口は悪いしデリカシーもないけど、どこか憎めない。対する孫の桐矢は現代的というか押しに弱くどこか頼りないけど、思慮深くて芯が強い。
    義景さんの過去パートは時代背景のせいか割とシリアスめ、対する現代の桐矢視点は真反対のおじいちゃんとの生活

    0
    2025年11月03日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

    Posted by ブクログ

    自分のためにもう少し頑張ってみようと思える本。
    知らない土地でも、少しずつ周りと関係を築き、養蜂の楽しさを見つけて、自分の居場所を自分で作る碧は逞しくて憧れる。

    それに対し、恋人の安西は、人生そんなに甘くないという現実から目を背ける弱さがあったが、根から悪い人でなくてよかった。彼は自分と対象的な、碧の強さが眩しかったのだと思う。

    「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日はきっと今日より良くなる。」
    不思議と力が湧いてくる言葉。碧のように、悲しい時こそ、食べることを大切にしたい。

    0
    2025年11月02日
  • 雫

    Posted by ブクログ

     「永遠」とは、ずっと続くと言う意味でとらわれやすいが、答えが分からない物について考え続けるは体力がいる 事であり、分からないと言う思いをとどめておくのは体力 がいるが、本当は美しいことであり愚直なまでに問いと向 き合う姿は美しい事であると言う考えは素晴らしいと思い ました。 また、今迄ジュエリーショップはある程度でき 上った宝石付きの指輪やネックレスを売るだけの店だと思 っていたけれど、親や親せきが亡くなった後形見として受 け取った物を加工し直して自分の物として使う事もあるの だなと思いました。

    0
    2025年11月01日
  • カレーの時間

    Posted by ブクログ

    あー⋯この祖父みたいな人、私も苦手だし嫌いだし関わりたくない。

    でもそんな祖父にも経験して積み重ねてきたものがあって、いろんな気持ちもあって。
    善人でもないけど、悪人でもないってことも分かってくる。

    知ったからと言って、受け入れられるわけでも好きになれるわけでもないけど。それでいいんだと思う。

    前半は少し退屈に感じてなかなか読み進められなかったけれど、後半は一気読み。
    やっぱり寺地さんの作品、好きだ。

    0
    2025年10月31日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    序章で兄がアーティストとして煌びやかな人生を歩んで行くのかと思ったが、慎ましく地道な展開の小説。
    心の動きや家族の関係が丁寧に描かれていて、たとえ身近な家族親戚、恋人友人でも人それぞれの人生感がある事を感じ、自分だけが自分の問題を解決できるものだと客観的に思える作品でした。

    0
    2026年01月18日
  • ガラスの海を渡る舟

    Posted by ブクログ

    兄と妹2人の目線で描かれていて
    両者の気持ちが分かりやすかった。
    兄の身になって考えると、ずっと理解されず生きづらい人生だったと思うし、家族にもなかなか理解してもらえない世の中の現状を、何とかならないものかと考えさせられた。
    でもこの話の中では良い方向に向かうような終わり方だったので、良かった。

    0
    2025年10月23日
  • ほたるいしマジカルランド

    Posted by ブクログ

    ふんわりした雰囲気のあたたかい小説。
    解説を読んで更に深まった。よくいる、仕事をしながらその仕事は日々流れるように。特に仕事が好きでもなく、何か特徴があるわけでもなく(村瀬さんは特徴あったけど笑)そういうどこにでもいる人が仕事を通して感じたことや成長したことを感じ取ることができた。
    それを知ってまた読むのもいいなと思った。

    0
    2025年10月21日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    嘘をつくしかなかった人に翻弄されて、嘘に付き合うしかなかった子という図式がとても寂しいなと思った

    けれど、最後の一文で泣かされそうになった

    「頼が笑うと、山吹はいつだってうれしい。」

    0
    2025年10月20日
  • こまどりたちが歌うなら

    Posted by ブクログ

    親戚の経営する和菓子店に就職した主人公が、古い体質の会社で格闘する。
    昭和生まれなので、色々、『一昔前ってこうだったよね』って共感しながら読んだ。令和になってだいぶ緩和されてきたんだろうけど、まだまだこういう考え方が生きている職場も少なくないのだろうとも思う。
    正直、ほんきのブラック企業だったら、この程度では変わらないのだろうとは思うけれども、一人一人が自分のやり方で前に進もうとしている姿には素直に感動する。おもしろかった。

    0
    2025年10月19日
  • 架空の犬と嘘をつく猫

    Posted by ブクログ

    映画化されて来年上映されるとのこと。
    こうなると気になります。
    と言うことで手に取った作品です。

    家族の話でした。
    それも少し暗い影のある家族。
    家の中で一番年下の人が死に、家族経営していた店も傾きかけている。
    そして、皆が現実から逃げたいと思っていて、それぞれが苦しみもがいていた。

    決して明るい内容の物語ではないけれど、深刻にならずに読めました。
    そして、崩れてバラバラになりそうな家族が持ち堪えて一歩前に進めたのは、読んでいてこちらもほっとして心が温かくなりました。

    作品名の「架空の犬と嘘をつく猫」
    どういうことだろうと疑問に思っていましたが、作品を読み進めていくとわかりました。
    ちょ

    1
    2025年10月18日
  • 雨夜の星たち

    Posted by ブクログ

    「できないことは、できません。やりたくないことも、やりません」を貫き、普通はこうするとか、常識的には公でしょ、みたいな明確に言葉にされないことにも従わない。そんな主人公に感情移入できるかでこの小説の評価は変わってくると思います。私はこの主人公が気に入りましたし、一気に読んでしまいました。

    0
    2025年10月18日