寺地はるなのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
気にする人の気持ちはわからないが、わからないからこそ、ないがしろにしてはいけない。
責任を果たす、って具体的にどうやるの。
他人の思う正解に添うようにわたしは生きてかなきゃならないのかな。
いっぺんに考えるからだよ。いっぺんに考えたら、誰だって、どんな内容だって、混乱するよ。
自分が納得できる理由がある場合はわたしも言葉を尽くして説得するが、「なんとなくそういうことになっているから」という理由で強制することはできない。
自分でもなにがどう嫌なのか、はっきりわかってないのかもしれない。
生きていくって、すっきり、きっぱり解決しない物事と、うまくつきあっていくことなんだろう。
思ったことをぜんぶ言 -
Posted by ブクログ
会社勤めで30歳になる碧は、同棲している美大卒のフリーター安西が、いかなる仕事も長続きせず、すぐに辞めてくることを気にかけていた。ある日、安西が「実家に戻るからついてこい」と強制的に碧を故郷に連れ帰る。そこで地代の取り立てに向かった先の黒江のところで、養蜂を手伝うことに…。
はてなブログのころの、素なのかひねくれているのかわからない、改行無くぐだぐだと書いている頃の寺地はるなしか知らなかったので、読みにくいんじゃないかとずっと敬遠していたが、さすがに書籍にもなるとそうでもない。読みやすいです。
仕事を強制的にやめさせられ、知らぬ土地で何かをやらざるを得なくなった碧は、それまでの人見知りのキ -
Posted by ブクログ
九州のド田舎で暮らす人たちと、そこを去った人たちが織りなす、さまざまな涙の物語。
古い価値観と新しい価値観。みんなその狭間で戸惑ったり迷ったり、あるいは吹っ切れたり切り拓いたりしている。どの時代にも価値観の移り変わりはあっただろうが、最近はそのスピードが速くなっている気がする。
男は泣くな、女は黙ってろ…いまだにそんなこと本気で言う人がいるんですか?と笑いたくなるが、山あいにある田舎が舞台の本作ではよく登場する。
そんな時代遅れの人の考えには全く共感できないと感じる場面がたくさんあった。あったはずなのに、読んでいるうちに彼らと同じ感情に陥って、一緒に涙したくなるから寺地さんの作品は不思議だ -