寺地はるなのレビュー一覧

  • みちづれはいても、ひとり

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    2026.06.08

    タイトルと装丁に惹かれて手にした。
    2人の中年女性のさっぱりとした関係の中に、
    ところどころクスッと笑える箇所もあり、さらさらと読めてしまう。

    寺地はるなさんがまたさらに好きになった作品。
    お気に入りの本が増えて嬉しい。

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    2026年06月08日
  • 水を縫う

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    第一人称を変えて話が進む、6章からなる短編連続小説です。
    最初の嫌な感じから、最後の感動までのもっていき方が素晴らしかったです。
    刺繍が好きな高校男子とそれを心配する母、可愛いものが苦手な姉、縫い物を教える祖母、あらゆる視点から物語が進んでいくので、主観と客観で物語を読める楽しさがありました。
    「◯◯らしさ」にこだわる必要なんてないし、寄せる必要もないと改めて感じました。

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    2026年06月08日
  • ガラスの海を渡る舟

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    ガラス職人だった祖父の跡を継いだ兄妹のお話。

    家族というのは複雑で、一番近いけどお互いが完全に理解し合えるわけではない。
    兄妹だからこそもつ嫉妬。
    心理描写がとても丁寧にかかれており、自分自身も思いあたる想いがいくつもあった。

    ガラスの骨壺に手元供養。
    お墓にいれるだけではない弔い方。
    大切な人とのお別れの受け入れ方もまた人それぞれなんだな。

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    2026年06月08日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    信じられるものを信じていく強さ、その強さをどこで手に入れるのか、どこで培うのか、私にもそんな強さが欲しいと思いました。面白かったです。

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    2026年06月07日
  • どうしてわたしはあの子じゃないの

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    「どうして私はあの子じゃないの」
    という気持ち、誰しもが思ったことがあるのでは?
    そこまでいかなくても、「あの子になりたい」とかならもっとたくさんの人が感じたことがあるのでは?
    「あなたはあなたにしかなれないのよ。どこにいたって」これは100点満点の回答だと思う。私は私、あなたはあなた。でもそういうことじゃないと思う。言葉を選ばずに言うと、そんなのは綺麗事だ。
    自分のことを「可哀想」と思い、周りの人みんなを「嫌なやつ」と思うのは確かに快感で、自分中心に世界を回すのは実に気持ちがいいかもしれない。
    結局、ここではないどこかに行きたい気持ちや
    この場所から抜け出したら変われるかも……!という思いが

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    2026年06月07日
  • 川のほとりに立つ者は

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    タイトルだけ見てもどんな話かよく分からなかったけど、読み終わってみると、とても深く心に刺さるタイトルだった。泣けるお話ではないけれど、人はそれぞれ抱えているものが違うし、表面だけで判断するのは違うよなあ、と感じさせられた。

    単純な自分の思い込みだけで理解したような気になるのも、良かれと思ってやったことも、「受け入れられるべき」と感じている自分がいたと気づいて反省した。そういう「分かりやすい」物語を好んでいるのは間違いないけれど、手を差し伸べられた側が必ずしも「受け入れなければならない」ことはないいんだよなあ。なんだか、スッキリするようなものではないけれど、人はそれぞれ。それを突きつけられて、

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    2026年06月07日
  • ガラスの海を渡る舟

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    登場人物がすれ違いながらも少しずつ成長していく姿が印象深かった。
    決してずっとハッピーな物語ではないけれど、物語の空気や言葉の端々に優しさを感じられた。

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    2026年06月07日
  • 希望のゆくえ(新潮文庫)

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    希望の失踪を追った兄の誠実。弟の人間関係をたどることで誠実自身にも向き合っていくのがよかった。
    それにしても、これにでてくる母親、父親が怖い考えを持った人ばかりで気分が悪かった。
    希望と誠実、どちらも幸せになってほしいなぁ。

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    2026年06月06日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    登場人物が多くて、ちょっと読む期間が空いてしまうと、誰だったかな?ってなってしまうけど、共感できるお話もあって、心に沁みました。
    また少し疲れたときとかに読み直したい本。

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    2026年06月05日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    この物語に脇役はいない。という解説の言葉に激しく同意する。
    人それぞれの環境や価値観を否定も肯定もしない文章が心地よかった。

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    2026年06月04日
  • わたしの良い子

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    実際に鈴菜の様な妹がいると大変だと思うけど、それ以上に蒴が可愛い。
    姉妹で勘違いは良くあると思う。
    私も妹と互いに親が自分には関心ないと思っていた。
    椿の葛藤は子育てに悩みお母さんにもきっと共感されると思う。
    うちの母は3人産んでフルタイムで働いていたから本当にほったらかしだったけど、多少の不満はあれどよく働くなあと感心と感謝しかなかった。
    時代は変わり大らかに育児をするのが大変な時代になったとも思います。
    少子化が進む中、誰の子に対しても優しいおばさんでありたい。
    子供はいるだけで癒される。だけどその子育てをする人はそれだけではない。
    実際、産休明けの先輩が仕事の方が楽と言っていた。勿論その

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    2026年06月04日
  • 夜が暗いとはかぎらない

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    「朝が明るいとはかぎらない」
    「昼の月」
    「夜が暗いとはかぎらない」
    の3部構成。

    タイトルからわかる通り、
    “普通”“常識”“一般論”の文脈から
    「いいこと」「幸せ」とされるところの暗い面。
    「悪いこと」「不幸せ」とされるところの明るい面。

    ものごとを一面だけ見ても何も理解できない、という
    ある意味では当然のことを改めて掘り下げてくれる1冊。

    ラベルは理解の一助にはなるけれど、誤解の始まりでもある。

    リレー形式で語られる中に物語の縦軸はあるのだけれど、
    そこが少し弱くて読み進める引力には欠けていた印象。

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    2026年05月31日
  • 白ゆき紅ばら

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    可愛い表紙が目に止まりジャケ買い。御伽話のような小説かなと勝手に思っていたけどそんなきれいな話ではなかった。紘果と祐希の絆の深さが印象的で2人の幸せを願わずにはいられなかった。

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    2026年05月31日
  • ナモナキ生活はつづく

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    ユーモアがあって息抜きにちょうどいいエッセイ。
    本当どうでもいいような話もあるんだけど、時々出てくるエピソードのなかで、著者はうまくできなくてもいいんだよと自分ごと肯定する。
    顔を知らなくても、どこにいるか知らなくても、あなたがどこかにいることは知ってるよ、と言ってくれているような気がした。

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    2026年05月31日
  • ほたるいしマジカルランド

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     好きな物語の感じだったが、全部理解できなかった。
     「自分のことは自分では見えにくい」。という一文は、今日飲んだ尊敬する先輩にも言われて改めて感じた。
     30年近く生きても、新しいことに出会うし、新たな感情にも会う。
     解説も素敵だった。「この世界のどこにも、「普通」の人なんていない。」ほんとにその通りだと思う。
     自分の人生を精一杯に行きたいと思った

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    2026年05月30日
  • 雨夜の星たち

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    解説では「生きづらい」と表現されていたけどちょっと違うような
    本人はそんなこと気にしていなさそうだけど、そこを除けば、私に似ているので共感してしまうところが多かった

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    2026年05月30日
  • タイムマシンに乗れないぼくたち

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    よかったです。
    誰しもが人生で感じたことがあるであろうモヤモヤを言語化してくれているような物語でした。
    最後にほんのり心が温かくなる短編集です。

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    2026年05月29日
  • 白ゆき紅ばら

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    平日の夜読み始めて面白くて一気読みだった。
    楽しいことはあまり書いてないのに、読みやすくサラサラ読める。仕事でこういう層の人たちを見るが、なぜ抜け出そうとしないのかと思うが、そこまで行くのにもエネルギーがいるし、考えないほうが楽だからだろうなと感じた

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    2026年05月29日
  • やわらかい砂のうえ

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    めんどくさい女を無理やり型にはめるか、めんどくさいで突き抜けるか、どっちかに進めていかれたら嫌な感じだ、と思ってたらどっちでもなくて、おやおや悪くないじゃないか、という着地点でほっとしている。

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    2026年05月27日
  • 今日のハチミツ、あしたの私

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    今の自分は、過去にあった良いことも悪いこともひっくるめて通ってきた先にある。

    碧さんのように自分に素直に生きてる人は素敵だな。

    そしてハチミツを使ったお料理、想像しただけでどれも美味しそう。

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    2026年05月27日