【感想・ネタバレ】ほたるいしマジカルランドのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月17日

みんな色々な想いを抱えながら仕事を頑張っている。
何だかんだと言いながらもみんな人と人との関わりを大切にしていて、読みながら私も頑張ろうと思えました。

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Posted by ブクログ 2023年09月23日

自分の目から見えることと、他人の目を通して見える自分。主人公が入れ替わるこの短編からはそのギャップを感じるのが楽しかった。
自分にとってのさえない毎日?行き詰まってること?それも少し客観的にみることで気づけることがある。
どの話も押し付けがましくない明るさがあって、ああ私もこれでいいんだな、前向いて...続きを読むいこう、そう思える一冊だった。

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Posted by ブクログ 2023年08月07日

みんな違ってみんないい。みんなそれぞれの人生があり、ドラマがある。他人と比べなくてもいい。
久しぶりの読書でした^. .^ ੭

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Posted by ブクログ 2023年07月16日

「篠塚八重子」さんの章が好きです。失意から日常生活を重ねて人生を積み上げているところ。
最後のずっと会っていなかった高校生の息子との一瞬の逢瀬の場面には泣けてきました。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

みんなの日常を描くのがうまい。リアル。
そう。アルバイト、正社員、、生活背景は、石のようにそれぞれ。
ひとくちに働くといっても、それぞれに意味合いが異なる。

エンディングは、
ベートーヴェン ピアノソナタ第8楽章
がしっくりきた。

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Posted by ブクログ 2024年02月17日

【ほたラン】で働く人たちの、
人生に寄り添う物語。


▶︎こんな人にオススメ
・職場に嫌いな人がいる。
・後悔した過去がある。


▶︎きっかけ
装画が、可愛かったから。

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Posted by ブクログ 2024年01月30日

見えないところだと思っていても、見てくれる人は見てくれる。
いいことも悪いことも人には伝わるもんなんだなぁと思った。

遊園地ほたるいしマジカルランドに関わる人のそれぞれのお話で、切なくもなり、嬉しくもなり、日々の生活や大切な人を大切にしようと思える作品。

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Posted by ブクログ 2024年01月07日

皆大好き(関西限定?)“ひらパー”こと〈ひらかたパーク〉。
昨今は岡田(准一)園長でお馴染みですが、個人的には数年前のブラマヨ小杉さん扮する“ひらパー兄さん”が好きでした。
と、いうことで、本書はそんな〈ひらかたパーク〉をモデルにしたとされる、大坂北部にある遊園地〈ほたるいしマジカルランド〉を舞台に...続きを読むした群像劇でございます。

遊園地というと、基本的には楽しい場所ではあるのですが、そこで働くスタッフの方々の心の内は必ずしも明るいものではないようで、彼らの抱える鬱々とした心模様を月曜日から日曜日までの連作で綴られる構成です。
個人的には、拗らせ男子・村瀬君のパートが好きでしたね。
ちょっと面倒くさいヤツだけど、色々不憫な彼を応援したくなりました。
対して、そんな村瀬君が愛してやまないメリーゴーラウンドを担当する三沢(呼び捨て)のパートは、彼の薄っぺらい人間性に「な ん や コ イ ツ(怒)」と、最初は嫌悪感を抱きながら読んでいたのですが、そこは寺地さん、このままでは終わらせません。
この章の終盤で、仲間の損得勘定なしの素朴な優しさに触れた彼が、大切なことに気づきそうになるシーンで不覚にもグッときてしまいました。
“まさか三沢君(君づけに昇格)で目頭が熱くなるとは・・”と、彼も根が悪いヤツではなかったってことが解って良かったです。
そして最終章の「日曜日ーーすべての働くひと」では、ガーデナー・山田さんの奥さん・照代さんが最高すぎてウルウルきてしまったり、ずっとしんどい人生だった清掃スタッフの八重子さんに訪れた、小さな奇跡に胸がいっぱいになったりと、“世の中、捨てたもんじゃないかも”と思わせてくれる素敵な内容でした。

そういえば、最近遊園地(テーマパークにあらず)に行っていないなぁ・・この本を読んで、何だか遊園地に行きたくなっちゃいました~。

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Posted by ブクログ 2024年01月02日

こういう、一人づつ繋がっていくオムニバスの本が、とても好き。

すごく簡単な感想だけど、明日から仕事がんばろう、人に誠実であろう、って思えた。
正月から良い本を読めた!
今年もたくさん本を読もう!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月19日

ほっこりしながら読んでたのに最後に日曜日のみんなの姿にグッときてしまった。
社長のクセが強くて愛に溢れた人なのに一部の従業員にしかそれが伝わってないものの、その愛が自然と周りに広がっているのが素敵な職場につながってて良い。

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

ほたるいしマジカルランドで働く6人の話。
スタッフ名が章になっている。
家庭環境や人間関係に少し問題を抱えているが、どの登場人物からも仕事に対する熱意だったり、自身の成長を感じられる。
『みんな違ってておもしろい。得意なことも苦手なこともちょっとずつ違う。いい所を持ち寄って苦手なことはカバーし合...続きを読むって、もっといい職場にしていきたい』
素敵なことを言える社長。
そう思えるようになったのも最後で分かる。
最終章では思わず感動。
山田さんの奥さんの行動にうるっときて、その後の篠塚さんの息子のおにぎりのサインでやられた。

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Posted by ブクログ 2023年11月19日

ほたるいしマジカルランドという遊園地で働く人達一人一人のお話。どのお話も読み終わると「また明日ひとつひとつがんばろう」と思えるようなお話でほっこりした

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Posted by ブクログ 2023年11月18日

名物女社長が経営するほたるいしマジカルランド。社長が出てくる度についつい脳内でAPA社長の顔に変換されてしまうのだけれど。

木曜日の山田勝頼さんの話が1番好き。職人ぽい無骨な園芸職員の山田さんと、可愛い(まさにチャーミングってのがぴったり)奥さんの組合わせが最高。家に帰ったらなぜか無断欠勤中の佐竹...続きを読むくんが家でくつろいでて…
『娘も、佐竹も、誰ひとり山田の手におえない。』
だなんて悲しいけど、くすりと笑ってしまった。

読み終えたらほっこり、あたたかくなる。
小説と遊園地は似ているのかもしれない?

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Posted by ブクログ 2023年10月06日

遊園地で働く人々の物語。関西人なら知っている遊園地「ひらパー」がモデルらしい。仕事への向き合い方、生き方が優しく盛り込まれていた。なんにも押し付けがましくなくて、そういう考え方もあるよねって受け入れたくなる本だった。

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Posted by ブクログ 2023年09月01日

お目当ての本が見つからなくってタイトルに抱かれてジャケ借りしてしまった初読みの寺地はるなさんの本。
若い頃は遊園地大好きでしたww まずは観覧車に乗って高いところから園内のアトラクションの位置を確認把握して絶叫系の乗物やら目指して乗りまくって疲れたら食事して、最後に乗るのはメリーゴーラウンドでしたw...続きを読むw 
大阪の北部にある「ほたるいしマジカルランド」老舗の遊園地で働く人達のお話、名物女社長の入院中1週間が各章になって綴られてました。
仕事に対して、悩みや不満、コンプレックス、ぼんやり過ごしたり、必死に働いたりと人それぞれ。
仕事にどう向き合うか人生の大半を仕事に費やすなか、その人の生きざまが映る。仕事が辛いってゆうことは人生が辛いってことだしやりきれない。
何の役に立たないことが存在を許される豊かさにほんのり暖かいものを感じました。
清掃員のおばさんと、定年間際のガーデナーのおじさんの話がじーんときました。長いこと働いてると深みが違いますね。

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Posted by ブクログ 2023年07月22日

関西にある遊園地。そこで働く人々の話。もっとフワフワとした内容なのかと思っていたが、遊園地なのに、清掃担当や
花の管理者が主役になっている。皆で遊園地を居心地のいいところにできるよう努力をしていきましょう。

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Posted by ブクログ 2023年07月15日

「遊園地」で働く人たちをえがいた作品。
遊園地ときくと、笑顔があふれる夢の世界、楽しい場所というイメージ。
その場所を提供してくれる、働いてくれる人がいる。

なぜかここでは私は彼らを「スタッフ」とは呼びたくない。
「スタッフ」と呼んでいる人たちも、遊びに来るお客さんとおなじ人間。
それぞれに事情が...続きを読むあったり抱えたものがありつつも、生活のため体裁のためだったり、なんとなく働いている。

一週間でひとりずつにスポットがあたる。
個人的には清掃の「篠塚八重子」の話が苦しかった。
自分ではどうしようも回らなくなる不器用な人もいる…。

社長 国村市子の言うように「会社は誰かが欠けてもうまく回るように運営する」のはもっともだ。
でももっと深い意味がある。
ひとりひとりを見て良いところを持ちよって、苦手をサポートしあっていけばいい、そういう温かい場所なのだ。

石が大好きな社長。
石は見る角度がちがったり光の当たり方が変わると、輝きや色がちがってみえる。どんな見方をするか、で変わるのだ。

悪い人は出てこない。でも良い人ばかりではない、クセのある人もいる、特徴のない人も。
それでも読みおわった後、心が温かくなる。
これぞ、寺地はるなワールド。


自分のことにしか目をむけない現代、
多様性とかを言いわけにして他人に無関心な人々、
揚げ足をとったらすかさず攻撃しまくるSNS、

こういう社会に心が疲れてしまった人に読んでもらいたい。
心の遊園地へ。
『ほたるいしマジカルランドまであと529歩』

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Posted by ブクログ 2023年03月26日

p163「ずーっと幸せでしたよ。わたしはね。お父さんと結婚してからずーっと。
自分を幸せにできるのは自分だけやもん。」

なぜ結婚する時、夫となる人が妻となる人に「必ず幸せにします。」というのだろう。
妻は今は幸せではないかのように言うのだろう。なぜ妻が幸せか幸せじゃないか、他人に決められなきゃなら...続きを読むないのだろう。
と、もやもやしていたのが、この本読んで吹っ切れた!!
そうだよね。自分を幸せにできるのは自分次第。人なんか関係ない。
人に自分の存在意義を求めない。

とか、カッコイイこと言ってるけど、すぐ寂しくなるタイプです…苦笑
人の考えに振り回されないように自分の考えや知識をつけていきたい。

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Posted by ブクログ 2024年02月05日

社長が出てくるシーン、脳内ではアパHOTELのあの社長さんがババーンとイメージされて仕方ない。
働くスタッフたちが自然に少しずつ交流を持っていく光景がなんだかあったかく、最終章で目にしたそれぞれのその後や小さな変化や心の内がほんのりとした気持ちにさせてくれる。
遊園地のイメージはもっと賑やかで騒がし...続きを読むい感じだだったけど、この本に出てきたマジカルランドは少し遠くから眺める柔らかであたたかな楽しいイメージといった読後感。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

佐賀にて産湯につかり、
現在大阪在住の作者 寺地はるなさん

こんなにかわいいお話書いて。
一緒に 飲みたい、話したいと
思いました。

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Posted by ブクログ 2023年10月27日

どこの遊園地がモデルかなぁ、あの女社長さんがモデルかなぁ、と想像しながら読んだ本。「なんのためにもならないことが、あたりまえに存在する」ことの豊かさに感謝したいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年10月22日

寺地はるなさん、2冊目。
前に読んだのが普通だったので、ちょっと不安を覚えつつ。
ほんわり系苦手なんで、怪しみながら。

最初はお仕事小説だなぁという感じ。
読み進めていき、これはつまんないかも、この先読めるだろうかと不安になりつつ。

でも中盤からはすっ飛ばすこともなく読めました。
おまけに最後は...続きを読む
ウルっときて泣いちゃいました。笑

いろんな人が出てきて、みんな違ってみんないい。
みんな違うから面白い。
そうやなぁと思った。

ちなみにこの本には女優さんが出てくる。
私がずっと好きなのは黒木華ちゃん。
全然関係ない。笑

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Posted by ブクログ 2023年10月17日

遊園地「ほたるいしマジカルランド」が舞台で、そこで働く人たちが章ごとに主人公になった連作小説。

ドラマチックな事件がなくても、些細な出来事がきっかけで、自分の中の何かが変化することもある、というのが、すごく心に響いた。

ただ。一人ひとりの話は良かったんだけど、それが繋がってもっと物語全体で大きな...続きを読む畝りになることを期待して読んでいたので、全体的にはちょっと物足りなかった。
社長の話もだし、佑と佐門、木村幹の話とか、これで終わりですか?と感じてしまった。

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Posted by ブクログ 2023年09月21日

自分のことは自分では見えにくい
年齢、性別、環境、性格、
いろんな人が働く遊園地
それぞれみんないいことばかりではないけど、
ちょっとのいいことで毎日を生きてる!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月04日

テーマパークで働く人たちのそれぞれにスポットライトを当てて、それぞれが少しずつ変わっていく様子が爽やかなお仕事小説。

ただ話の縦軸のはずの佑さんや社長、またアイドル並みに可愛いフードコートの子(名前失念)の心境に迫る話が少なくて、少し消化不良。
落とし物が何かキーワードだと思ったのに、特に関係なく...続きを読む
左門さんも謎多き人かと思いきやただの悩める息子兼悩める社会人で、キャラが魅力的なだけに、もう少し引っ張って欲しかった。

でもそういうところが、ある意味お仕事小説としてはリアルなのかもしれないとも思う。

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Posted by ブクログ 2023年06月30日

「働くのがつらいです。」
匿名で届いたメッセージ。
それを探るべく、社長から頼まれ、ほたるいしマジカルランドで働く人々を1週間探っていく。
遊園地で働く人にも色々な思いや生活があり、働きながら、今まで気づいていないことに気づかされたり。
ずっと気にしていたことが、ただの思いこみだったり。
そのなかで...続きを読む、土曜日の三沢星哉についてが一番考えさせられた。人って複雑だけど、それがおもしろい。

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Posted by ブクログ 2023年06月24日

寺地さんの本に根っからの嫌な人はいないということに毎度気付かされる
くさくさした時にハッとさせてくれる。
左門と佑だけのスピンオフが読みたいなー

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Posted by ブクログ 2023年03月31日

みんな違ってみんな良いって本当だなーって思わされる話でした。遊園地で働く個性豊かな人たちのことを、それぞれの視点から描かれていました。

特に好きだったのは、退職間際の園芸のおじちゃんの話。この著者は一見無愛想だけど、実は愛情深いおじさんのキャラクターがいつもとても良い味出してる気がする。だいだい好...続きを読むきな登場人物になる。笑
今回も最後の奥さんとのエピソードで心があったかくなってやられた。あの夫婦最高!

でも1個気になったのは、清掃のおばちゃんのこと。なんか元旦那に言われてたのむかつくし、もっと幸せになって欲しい。女性のことを見下す男性が大嫌いなんだと改めて分かった。本読んでるだけでむかつく。野上の食堂のおばちゃんと今後もあたたかい交流がありますように…

好きなものを話す時ってたしかに笑顔になるし、幸せな気持ちになるよね。人に接する時にも、その人の好きなものを聞くのって結構良いのかも。

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Posted by ブクログ 2023年03月17日

遊園地で働く人たちのお話。静かに物語は流れる。何か大きな事が起きるわけではないけれど、読んでいると、頑張って前向きに仕事をしよう、という気持ちになれる。

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Posted by ブクログ 2024年02月19日

寺地さんらしく肩の力を抜いて生きていきなさいとエールをもらえる本だった。名物社長の国村市子が率いる「ほたるいしマジカルランド」。市子は『なんのためにもならないものがごくあたりまえに存在する。存在することを許されている。それこそが豊かさだ』と断言している。コロナ禍当初の頃、繰返し、繰り返し叫ばれていた...続きを読む「不急不要以外は外出しないで下さい」を聴くたびに、疑問を持った。誰が不要不急じゃないを選別するのだろうか。新約聖書に「人はパンのみにて生くるものにあらず」とあるように、人間は物質だけではなく精神的にも満たされることを求めて生きているのにと・・・。
繰り返される日常を淡々とやり過ごすコツは、あれこれ考えずに、今目の前の仕事をきちんとやりとげること。
目から鱗!

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