あらすじ
大阪の北部に位置する蛍石市にある老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」。「うちはテーマパークではなく遊園地」と言い切る名物社長を筆頭に、たくさんの人々が働いている。アトラクションやインフォメーションの担当者、清掃スタッフ、花や植物の管理……。お客様に笑顔になってもらうため、従業員は日々奮闘中。自分たちの悩みを裡に押し隠しながら……。そんなある日社長が入院したという知らせが入り、従業員に動揺が走る。
感情タグBEST3
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遊園地「ほたるいしマジカルランド」で働く人たちの物語。
正社員、アルバイト、外部委託会社のスタッフ…。遊園地にはたくさんの人たちがいて、そのそれぞれに悩み事や、葛藤や、不安があります。
一人ひとりにスポットライトを当てた連作短編集だけど、あるストーリーでは脇役だった人も次のストーリーでは主人公になるし、逆に主人公だった人は脇役になるので、それぞれの内面と他人から見た印象が語られるので、「ああ、そんなことを考えていたからあんな態度だったのか」という気づきもありました。そして、一週間、一日ずつの時系列で物語が進むので、登場人物の心の変化や成長も見ることができ、じんわりと温かい気持ちになりました。
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私の好きな、ホッコリするお話でした。
みんなの続きが知りたいなぁ。
最後に、みんなの5年後とかの短編も付けて欲しかったなぁ。
短編形式なのも、読みやすかったです。
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連作短編集が好きな方なので、楽しく読めた。
篠塚八重子さんの話はじんわり泣けた。
野上さんとお二人のペースで寄り添いながらながく続く関係であるといいな。
佐竹は不器用そうだけど、いいやつだ。
三沢はきらい笑
抱えるものがあるにせよ、好きになれないタイプだね笑
市子さんもただの突飛なマジカルおばさんじゃなくて、きちんと背景があって強くて優しくてよかった。
佑もいい子だった。
みんなそれぞれに幸せになってほしいなぁと思う。
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そこには、なんのためにもならない“豊かなもの”があります(帯の言葉)←読み終えた後にすごくジーンときた。
遊園地で働く色んな立場、年齢、キャラクターの従業員の5つのエピソード+最終章は全部をまとめたクロージングという構成。
遊園地の社長がメインで出てくるのか?と思ったところ、社長はあくまで脇役!でも各登場人物のストーリーに出てくると言うのも予想外でおもしろかった。
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心温まる、泣ける、さみしい、優しい、温かい、いいお話たち。すごくよかった。
全部を描き切らない感じが、マジカルランド。
でも、いろんなエピソードの続きが気になる…!
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うんうん、テーマパークじゃなくて遊園地。
もちろん、両方とも好きやけど遊園地のほうが好き度が高いかもしれない。
テーマパークよりも遊園地の方が良い意味で遊びに行ってる人も働いてる人も人間っぽい気がするのはアタシだけ?
久々に遊園地、行きたいなぁ。
☆月曜日 萩原紗英
☆火曜日 村瀬草
☆水曜日 篠塚八重子
☆木曜日 山田勝頼
☆金曜日 国村佐門
☆土曜日 三沢星哉
☆日曜日 すべての働くひと
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『ともに生きていくものに、重要な意味なんてなくていい、価値なんかなくていい』
『自分を幸せにできるのは自分だけ、『なんのために』なんてくだらない』
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表題の遊園地で働く人々の悲喜こもごも
面白かったです。連作のかたちでそれぞれの皆さんの抱えたあれこれが紐解かれ、少しの救いが与えられるような。遊園地が舞台と言ってもお仕事小説ではなく、あくまで個々の生き方を重くならないレベルで掘り下げる感じです。
軽い、と言ってしまうとそれまでですが、むしろその軽さが寺地はるな作品の良さだよなあ、と改めて思いました。心情的に共感する部分を多々感じさせながら、そこまで深く入り込むこともなく、激情なくふんわりとよかったなあ、と思わせてくれるという。
ラスト、無理に登場人物同士をくっつけた話にせずそれぞれのエピローグとしたのも、無理な構成にならなくてよかったと思います。気持ち良い読後感でした。
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ほたるいしマジカルランドで働く個性豊かなメンバーの悩みや葛藤がすごくリアルに繊細に表現されていて、惹き込まれて一気に読んだ!
目の前のことを精一杯力を込めて心を込めて丁寧に。何の意味があるの?って思うことでも、自信がないことでも、きっとそれが誰かの希望になったり勇気になることがあるんだなって思えてすごく元気がもらえた!
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心温まるお話だった。
誰かひとりが欠けただけで仕事がまわらなくなるのは会社てして健全ではない、代わりがいくらでもいる。その上で全員が自分にはちゃんと戻ってくる場所があると安心して休める、そういう職場をつくりたいという言葉には感動したな。
こんな上司だったら良かったなと思うと同時に、代わりがいくらでもいるのだと思うようにしたいと思った。
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遊園地で働く人たちのお話。
それぞれ悩んでいることや思っていることがあって、みんな前向きに生きている。
私も読んで、前に進もうと思える本でした。
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マジカルランドで働く従業員たちの葛藤や悩み、そして様々な人との関わりの中で生まれる成長が感じられる作品だった。
悩みも視点や考え方を変えれば、こんなことで悩んでいたのかと思えた。
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隣の芝は青く見える。
他者と自分を比べて自己嫌悪に陥る。はたまた、自分と違うところに目をつけて受け入れられないと拒絶する。
憧れや嫉妬の対象である相手にも悩みや嫉妬心があることを忘れて、「自分だけが」と悲観的になるのは苦しいことだ。しかし、いつもポジティブでいることは難しい。
少し視点を変えるだけで、見える世界は大きく変わる。道端の石ころが宝石に勝る輝きを有するときがあるように。
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遊園地に行こう もそうだけどやっぱり遊園地って特別、テーマパークじゃない遊園地❗️
やな感じの人物も取り込まれて遊園地の必要な人になって行くのが良かった。
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大阪北部にある遊園地で働く人々の1週間。持ち場はそれぞれで登場人物は多くメモしていかないとややこしかった。社長がとても尊敬できる女性で、この遊園地で働いてみたいと思った。朝礼では各自、楽しみについてのスピーチをするというアイデアが社長らしい。
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ほたるいしマジカルランドで働く人々それぞれに物語があって人生色々、辛い事があってもみんなマジカルランドで懸命に働いている、みんな良い人。
社長が良いと働く人もいい人なんだな〜
みんな幸せになってほしい
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ほっこりしながら読んでたらラストで日曜日のみんなの姿にグッときてしまった。
社長のクセが強くて愛に溢れた人なのに一部の従業員にしかそれが伝わってないものの、その愛が自然と周りに広がっているのが素敵な職場につながってて良い。
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10年テーマパークで勤めて、閉園まで見届けた身としては『うらやましい』が本音。ここはテーマパークではなくて遊園地だけど、こんな風に救ってくれる人がいてくれたら今もあの場所にいられたのかもなぁ、と、話せる元同僚がたくさんいる点はこの物語と似てるかな。みんなに愛される場所はまぶしい。
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山田さんの回で出てくる、照代さんの「鯖豆腐」が美味しそうだなーと思った。レシピをグーグルで検索してみたけど、ドンズバリ!なものは、ヒットせず…メジャーな料理では無いのか!と思うとますます食べてみたくなった。
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遊園地で働く不器用な従業員たちの連作短編集。
目の前のことをコツコツと。それだけで充分偉いと褒めたい。出来ないことじゃなくて出来ることに目を向けたいよなぁ…。
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その遊園地で働く人々を描く。
〔萩原紗英〕インフォメーション。《仕事ですから》p.40、自分自身の言葉が彼女を変えた。
〔村瀬草〕パールのドールハウス担当。メリーゴーラウンド好き。
〔篠塚八重子〕清掃スタッフ。離婚され息子に会えない。
〔山田勝頼〕ガーデナー。もうすぐ退職する。娘との関係構築に失敗したと思っている。
〔国村佐門〕社長の息子という立場が負担でもある。コミュ強な佑にいくばくかの劣等感を抱いている。
〔三沢星哉〕アルバイト。メリーゴーラウンド担当。イヤなヤツやったけど…
〔すべての働くひと〕それぞれのほたるいしマジカルランド。
〔感想〕佑の視点も欲しかった気がする。
〔感想〕架空の遊園地なんやとは思いつつ、昔、蛍池に住んでいたので、これは蛍池と石橋からついたネーミング? とか思ったり、宝塚ファミリーランド? とか思ったりするのです。USJやディズニーランドと比べたらそりゃショボいもんですが当時はちょいちょい行ってて華やかに感じたもんです。でも菊人形展があったりするのでひらかたパーク(ひらパー)要素も入ってるかなとも思います。ま、どーでもええことですけど。
■簡単な単語集
【あおい】佐門の恋人。保育士。
【淳朗】佑の祖父。
【香澄】萩原紗英の同僚。ちょっとええかげんなところがある。
【木村幹/きむら・みき】萩原紗英と同年齢の俳優。社長は自分の後釜としてテレビCMに出演してもらいたがっているようだ。どうやら佐門とは同窓生で浅からぬ因縁があるようだ。佑とも同窓生らしい。
【サファイアドリーム】観覧車。
【佐門】国村佐門。社長の息子。カッコいいらしい。あおいという恋人がいるようだ。
【篠塚八重子】清掃スタッフ。アルコール依存症になり夫から離婚を申し渡され、息子の大翔とも離れなくてはならなくなった。食堂のがみの女主人の言葉に少し救われる。《がんばってるやん、て自分に言うたげるんです、月一回》p.123。
【社長】石好き。アクの強いおばさん。元はおみやげ売り場のパートタイマーだったそうだ。テレビCMに出ていて「マジカルおばさん」の異名を持つ。本名国村市子。現在入院中。《全員が「自分にはちゃんと戻ってくる場所がある」って安心して休める、そういう職場をつくりたい》p.248。《なんのためにもならないものが、ごくあたりまえに存在する。存在することを許されている。それこそが豊かさだ。》p.282。
【食堂のがみ】篠塚八重子が給料日に行く。煮魚定食が美味しい。
【パールちゃんとオパールくん】マジカルランドの重要キャラ。同じ魔法使いの弟子で、あくまで対等で、でも特別な関係。
【パールのドールハウス】動く人形たちのアトラクションだが老朽化が進みその古びた感じとぎこちない動きが恐怖さえ感じさせる。それはそれでおもしろそうやけど残念ながら取り壊しが決まっている。
【萩原紗英】第一章の主人公。ほたるいしマジカルランドのインフォメーション。声がきれいで、一度読んだものは何でも覚えていられるという特技がある。元は役者志望やったけど、どうしてもというほどではなかったようだ。ただ、ここが自分の場所ではないとそこはかとなく感じている面もある。
【ブルーサファイア】マジカルランドの魔女。パールちゃんとオパールくんの師匠。
【フローライト・スターダスト】シンボルと言えるメリーゴーラウンド。
【蛍石西高(仮)】孫を探しているお爺さん。
【堀琴音】アルバイト。並外れてかわいい。
【三沢星哉】第六章の主人公。祖父は病院経営者にして地主で、亡くなったとき土地やアパートを相続したので食うには困っていない。病院は父が継ぎ、その後は兄が継ぐことが決まっている。自分が恵まれた立場であるという優越感を抱いている。イヤなヤツやったけど佑と宮城によって少し変化が起こる。《自分はただの一度も、母の新たな生活を祝福してやらなかった。》p.245。
【村瀬草/むらせ・そう】長年のアルバイト。〈パールのドールハウス〉担当。萩原紗英と同期くらい。メリーゴーラウンドを眺めるのが趣味で各地を廻っている。同じアルバイトでメリーゴーラウンド担当の三沢を嫌っている。
【山田勝頼】ガーデナー。系列のほたるいし園芸から出向している。もうすぐ退職する。《生きていること。生を全うすること。山田はそれこそが、すべての人のもっとも重要な仕事だとか思っている。それができていれば上等なのだと。》p.259
【佑/ゆう】社長の…よく関係はわからないが家族に近い存在のようだ。おそろしいまでのコミュ強で、市子さんには言われる。《あんたのその、性別や年齢にかかわらず他人と仲良くなれる能力は誰でも持っているものではないのでないんやから大切にしなさい》p.129
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大阪北部にある遊園地ほたるいしマジカルランドで働く人達の悩みや日常を描いたお話
曜日毎に主人公がかわった
あなたを見てくれている人は必ずいるからね!と思えるやさしくて温かいお話でした
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ガーデナーの山田さんの退職日に奥さんが見届けにくる場面と、清掃のおばさんの息子が大きくなって遊園地に来たときに2人だけの合図であるおにぎりのサインをしてくれた場面が良かった。萩原紗英の食べるのが遅いところ、夜更かしできないところ、本が好きなところが同じで共感した。
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普通とか日常の愛おしさを、非日常を求めて行く遊園地で働く人たちの日常を通して書いている、そんな本。
ややこしいわ!
手帳がなくなったとか、社長が入院したとかそれくらいの事件しか起こらない。だから物足りないけど、ほっとする。
暑い毎日のちょっとした息抜きには丁度良い。
Posted by ブクログ
遊園地を舞台にした従業員それぞれの物語で構成されていて面白かったです。
各話の主人公はみんなクセが強く感じましたが、根っこの部分は悪い人じゃなくて、劇的には変わらなくても少しずつ良い方向に向かっていくのが素敵でした。